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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/10/10 02:56 UTC 版)
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| FN SCAR | |
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| 種類 | 軍用小銃 |
| 製造国 | |
| 設計・製造 | FNハースタル |
| 仕様 | |
| 種別 | カービン |
| 口径 |
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| 銃身長 |
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| ライフリング |
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| 使用弾薬 | |
| 装弾数 | 20発/30発(箱型弾倉) |
| 作動方式 | ガス圧利用(ショートストロークピストン式)、ロータリーボルト |
| 全長 |
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| 重量 |
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| 発射速度 | 550 – 600発/分 |
| 銃口初速 |
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| 有効射程 |
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| 歴史 | |
| 配備期間 | 2009年4月[2] – 現在 |
| 配備先 | ベルギー軍・ポルトガル軍・アメリカ軍・ペルー軍・他 |
| 関連戦争・紛争 | |
| バリエーション | SCAR-L,H共にフラットダークアース及びブラックを採用 |
FN SCAR(FN スカー:FN Special operations Forces Combat Assault Rifle[3]:特殊部隊用戦闘アサルトライフル)は、ベルギーの火器メーカーであるFNハースタル社がアメリカ特殊作戦軍(以下SOCOMと表記)向けに開発したアサルトライフルである。
SCARは、2003年に行われたSOCOMトライアルのために開発され、ロビンソンアーマメント社のXCRと共に参加していたが、XCRが部品調達の遅れによりトライアルから脱落し、結果SCARが選定された。
その後、2005年にはアメリカ陸軍がヘッケラー&コッホのH&K XM8を次期制式アサルトライフルとして発表したが、M16の製造元であるコルト社がロビー活動を展開、アメリカ海兵隊やSOCOMが猛反発して白紙となり、SOCOMはSCARを大量に購入してトライアルすることとなった。イラク戦争やアフガニスタン紛争に投入されている軍やDEAの特殊部隊が使用しており、高い評価を得ている。
2009年4月に600挺のSCAR-Lが第75レンジャー連隊に配備された。
2010年5月にSOCOMがMK16 (SCAR-L) およびMK17 (SCAR-H)、MK13 (FN40GL) の購入を正式に決定した。しかし、後日SOCOMはMK16の購入をキャンセルした[4]。現在はMK17、狙撃手支援小銃としてMk.20 SSRを使用している。
2011年12月、アメリカ海軍はMK16、MK17、MK20、MK13 EGLM、並びに機材保守サービスの追加調達を発表した[5]。
アメリカ軍以外の動向は以下の通り。
ベルギー軍でAimpoint社製ドットサイトと共にSCAR-Lが導入されており将来的にFN FNCを置き換える予定である。なお、ベルギー軍に導入されているものは銃身長が14インチでありSCAR特有の大型のフラッシュハイダーではなくより小型のフラッシュハイダーを装備する。
フランス陸軍は、近年急速に小火器の刷新を進めているが、新たにセミオート狙撃銃 (FPSA) として、FN社のSCAR-H PR 7.62×51mm小銃を2,600丁採用すると、2020年1月に報じられた。「PR」は精密射撃仕様を指し、SCAR-H PRは分隊の行動をサポートする、いわゆるDMR(選抜射手小銃)として採用される。
セミオート狙撃銃選定は2018年8月頃から行われており、当初はH&K社のHK417や、Verney-Carron社のVCD-10、PGM社、シグ社なども候補となっていたようだ。しかし生産キャパシティ問題や調達価格、そしてアメリカ資本・製造の企業ではITARによる輸出規制などの問題があり、ベルギーのFN社に決定したと言われている。
昼間用光学機器としてシュミット&ベンダー社の1-8×24 PM II Dual CCが、Era Tac社の20MOAマウントを介して取り付けられる。サイレンサーはB&T社のRotex-Vが採用された。また、クリップオンサーマルサイトとして、ベルギー・OIP Sensor Systems社のTIGRIS-IRも同時に採用された。
2019年(令和元年)12月6日、防衛省から陸上自衛隊の89式5.56mm小銃の後継小銃が2018年度(平成30年度)予算で参考品として取得していたSCAR-L、HK416(独ヘッケラー&コッホ社製)とHOWA5.56(豊和工業製)の3機種の中から、「HOWA5.56(豊和工業製)」が選定されたことが発表された[6]。
モジュラーライフルとして設計されたSCARには5.56x45mm NATO弾と7.62x51mm NATO弾を使用するモデルが存在するが、多くのパーツに互換性を持たせている[4]。新しい口径の弾丸が開発されたとしても最小限の改良で対応できる。
アッパーレシーバーはアルミ合金製[7]、ロアレシーバーは樹脂製である[8]。マガジンウェルとグリップはM16と同形状とし使用感を近づけている[8]。
作動機構はガス圧利用方式だが、M16がリュングマン式を採用したのに対し、SCARはショートストロークピストン式となっている[8]。ガス調整弁を備えており、サプレッサーの使用時や、作動不良時に調節する[9][10]。弾薬を撃ち尽くすとボルトキャッチによりボルトは後退位置で保持され、マガジンリリースレバー上に設置されたボルトリリースレバーを操作することで解放される[11]。
アッパーレシーバー上部とハンドガードにはピカティニー・レールが標準装備されており、各種アクセサリーが取り付け可能である[12]。加えて、フリーフローティングバレル(ただし、下面レールのみバレルに直接取り付けてある)や、折り畳み式フロントサイト[13][14]、高さ調節まで行えるチークパッド[15][14]によって、ストレスなく射撃を行える。他にも、マガジンキャッチやセレクターは左右両方から操作でき、チャージングハンドルは左右に付け替え可能である[16][14]。
初期はFDEカラーはなく、TANのバリエーションが存在していたが、現在のカラーリングはブラックとFDE(フラットダークアース)の2種類のみである。
また、M203 グレネードランチャーの後継としてFN F2000用のGL1をベースとした専用のFN40GL (MK13) 40 mmグレネードランチャー (EGLM) も併せて開発された[17]。このランチャーはM320のように銃身を横に向ける動作を加えたため、より全長の長い弾薬を使用できるようになった[17]。更にトリガーグループはマガジンを迂回してライフル本体のトリガーの真下に配置されており、引き金を引く側の手の中指でランチャーの発射が行えるようになっている。
2007年7月にメリーランド州アバディーン試験場において、M4カービン、H&K XM8、H&K HK416(M4カービンの近代改良型)を多量の埃がある環境で6,000発発射する品質テストが実施された。この試験では各モデルを10丁用意して1丁につき6,000発、1モデルあたりにして60,000発が発射された。
テストにおいて、SCARは226回の排莢不良を起こし、127回しか起こさなかったXM8に敗北した。一方、M4は882回、HK416は233回であった。 もっとも、このテストはM4カービンの近代改良の有用性についての実験であり、SCAR等の採用テストとして行われたものではない。
「ストライカーアサルトライフル」としてバリスティックモードで登場する。
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/14 06:31 UTC 版)
「マヌケなFPSプレイヤーが異世界へ落ちた場合」の記事における「SCAR-H」の解説
ベルギーのFN社製のアサルトライフルでアメリカ特殊作戦軍(SOCOM)向けに開発され、後に海兵隊でも使用される。7.62x51mm NATO弾を使用する非常に攻撃力が高い、しかし装弾数が少なめで発砲時の反動が強いといった特徴も持つ。
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