S/PDIFとは、ソニーと、オランダのPhilips社とで共同開発された、CDやMDといったデジタルオーディオ機器を接続するためのインターフェース規格のことである。電気製品などについての規格化を進める団体であるIECによって認定されている。
機器間の接続には電気式のコアキシャル(同軸)ケーブルか、あるいは光学式の光ファイバーケーブルが用いられる。いずれも音声を完全なデジタル信号のままで送受信するので、機器どうしで音声データを転送しても音質の劣化を全く生じさせないことを特徴とする。通信は単方向で入力用・出力用の端子が用意されており、光ファイバーの場合、出力側の端子をのぞけば赤い光が確認できる。
家庭用のミニコンポをはじめミドルクラス以上のデジタルオーディオ機器に搭載されている他、パソコンの音楽用拡張カードであるサウンドカードにもS/PDIF端子の備わったものがある。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/01/31 00:19 UTC 版)
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S/PDIF(Sony Philips Digital InterFace、ソニー・フィリップス・デジタル・インターフェース、エスピーディーアイエフ)とは、映像・音響機器などで音声信号をデジタル転送するための規格である。データ転送の方式および接続端子の種類を規定している。名称のSとPの間にスラッシュを入れず単にSPDIFとも表記される。読み方としては、そのまま読むほかエスピーディフ、スピディフなどとも読まれる。デジタル端子とも呼ばれる[1]。
デジタル音声を転送する規格として、従来から業務用のAES/EBU (IEC60958-4) がある。この端子を一般用に簡略化して利用しやすくしたものがS/PDIFである。データ転送方式はAES/EBUとほぼ同一となっている。
転送されるデータは、任意のデジタルデータ(Dolby Digital、DTS、AAC)もしくは、リニアPCMデータとコピー保護フラグやトラックIDなどの各種付加データなどで構成され、Dolby Digital等では1 - 6.1チャンネル、リニアPCMでは最大2チャンネルの音声を1本のケーブルで転送可能である。任意のデジタルデータに圧縮音声を流す規格として、IEC61937が規格化されている。しかし、最大6.1chまでの音声しか出力されないという問題があるため、DTS-HD、Dolby TrueHD、Dolby Atmos、DTS:Xなどの上位規格に対応せず、強制的にDolby DigitalかDTS、あるいはリニアPCMに変換されるという問題もある。
データは送り側から受け側へ常に一方通行で転送される。そのためデータ転送時にエラーが起きた場合、パリティによる誤り検知はされるが再送は行われない。
1990年代のDATからの音声出力に用いられた。オプティカル(光)だけでなく同軸での実装がされ、それぞれの変換も行われた。その後、DVDプレイヤー登場では、ドルビーデジタル・DTS音源出力、テレビのAAC音源のデジタル出力に使用された。HDMIが普及する2006年頃からは、HDMIのデジタル音声規格は、事実上、光デジタル音声転送の上位規格である。
端子は大きくわけて、光デジタル音声端子(オプティカル)・同軸デジタル音声端子(コアキシャル)が、IEC60958 (-3) およびEIAJ RC-5720Bで規格化されている。対応している音声規格はLPCM2ch、ドルビーデジタル、DTSデジタルサラウンド、AACのみ。転送媒体の違いはあるが、ケーブルを流れるデータは全く同じ形式のデジタルデータである。このため、両者間での変換装置も市販されている。
高級機を中心に普及しており、アンプとプレイヤー間の接続に利用されている[1]。
ホームシアターとの接続を考慮したテレビに採用されている[3]。
任天堂機の場合、LPCMサラウンドおよびドルビーサラウンド(NINTENDO 64、ニンテンドー ゲームキューブ、Wii、Wii U)以外採用されたことがないため、一度も光デジタル端子が搭載されたことがないが、パナソニック製のニンテンドー ゲームキューブの互換機DVD/ゲームプレーヤー「Q」のみ例外。
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