RGBとは、ディスプレイ画面で色を表現するために用いられる、赤(Red)、緑(Green)、青(Blue)の3色のことである。これらの組み合わせによってあらゆる色を表現することができる。
RGBの各色ごとに明るさが調節されることで、様々な色と様々な明るさの色が表現される。表現できる色数は、各色に割り当てられた容量によって異なり、例えば各色に2ビットが割り当てられると64色、4ビットでは4096色、8ビットになると1677万7216色が表現可能となる。
RGBはまた光の3原色とも呼ばれ、各色を重ねるごとに明るい色になり、3色を等量混ぜ合わせると白色となる。そのためRGBによる色の表現は加法混色とも呼ばれる。ちなみに、ディスプレイなどの発光体の発色によく用いられるRGBに対して、印刷などによく用いられるCMY(あるいはCMYK)と呼ばれるカラーモデルがあり、こちらは減法混色と呼ばれる。
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RGB(またはRGBカラーモデル)とは、色の表現法の一種で、赤 (Red)、緑 (Green)、青 (Blue)の三つの原色を混ぜて幅広い色を再現する加法混合の一種である。RGBは三原色の頭文字である。歴史的にはブラウン管(CRT)から始まり、現代では液晶ディスプレイ(LCD)や有機ELディスプレイ(OLED)の色の表現方法のひとつとして、またスマートフォンやパソコンなどの内部の画像再現に使われている。
同様の表色系に「RGBA」というものもある。RGBに透明度を表すアルファチャンネル (Alpha) を加えたものであり、RGBを用いた異なる表現法である。アルファチャンネルは画像を重ね合わせて合成する際などに使われる補助的なデータである。
RGBカラーモデル自体は、「赤」・「緑」・「青」とは測色学(colorimetry、比色法)的にどのような色を意味するかを定義していない。赤・緑・青の三原色を測色学的に厳密に定量化した場合、sRGBやAdobe RGBなどさまざまな色空間(RGB色空間)が定義される。ここでは、RGBカラーモデルを使う異なるRGB色空間に共通した概念や、かつて電子工学分野で使用されていたカラーモデルについて説明する。
どのような色を「原色」として選択するかは、人間の目の生理学的特徴と関係する。より適切に選ばれた光の波長をもつ三原色は、網膜にある三種類の錐体細胞(すいたいさいぼう)それぞれに色刺激として働きかけ、それぞれの種類の錐体細胞からの反応の差を最大化させ、より大きな色域を表現することができる。
もっとも淡い白色からもっとも鮮やかなスペクトル色までを示す「色度図」内において、三原色として選ばれた色を頂点にした三角形をカラートライアングル[1]といい、三原色が表現できる色域の広さと関係する。
可視光線にはさまざまな波長の光がさまざまな割合で合成されているが、人間の錐体細胞はそれぞれある特定の波長の範囲に最大限反応するようになっている。ひとつは長波長(L、黄色付近)、ひとつは中波長(M、緑色付近)、もうひとつは短波長(S、紫色付近)である。これら三種類の錐体細胞からの刺激を大脳が組み合わせて、光の色が認識される。たとえばオレンジ色の光(波長577ナノメートルから597ナノメートル)が目に入り網膜を刺激すると、長波長に反応する錐体細胞と中波長に反応する錐体細胞が興奮するが、短波長に反応する錐体細胞はほとんど興奮しない。これら三種類の錐体細胞の反応の差を大脳が分析し「オレンジ色」と結び付けられる。
三原色を測色学的に定義してできるカラートライアングル内の色のみが加法混合で再現される。カラートライアングルをいかに大きくするか、いかに必要な色の範囲をカバーするか、再現に使われる物質にかかるコストなどから、様々な組み合わせの三原色が構成されてきた。
RGBカラーモデルを使用している一般的な例は、ブラウン管・液晶ディスプレイ・プラズマディスプレイなど、コンピュータやテレビの映像表示に使われるディスプレイであろう。画面を構成する各ピクセルは、コンピュータやグラフィクスカードなどによって赤色・緑色・青色の明度 (Value) として表現される。これらの数値はガンマ補正によって、表現したい輝度でディスプレイ上に表示されるような輝度 (intensity) や電圧に転換されている。
適切な赤・緑・青の輝度の組み合わせで様々な色が表現される。2017年現在で典型的なディスプレイは一つのピクセルに24ビットまでの情報を使用している。これは8ビット分を赤・緑・青にそれぞれ割り当てることで各色相 (hue) ごとに256通りの明度や輝度を与えることができる。このシステムにより、16,777,216通り(2563もしくは224)の色相 (hue) ・彩度 (saturation) ・明度 (value) が特定できる。
RGBはビデオ技術で用いられるコンポーネント映像信号に使われる。ここでは、3つのケーブルと端子にそれぞれ赤・緑・青の信号が割り当てられている。また同期信号のためにもう一本ケーブルを使う時もある。ビデオ信号のタイミングには、もともとモノクロームビデオ信号のために使われた規格であるRS-170 やRS-343を修正したものが使われている。RGBビデオ信号は、SCART端子には最適の規格であるためヨーロッパではビデオほかテレビ周辺機器に広く使われているが、それ以外の地域ではS端子が使われRGBビデオ信号は一般にはあまり使われない規格である。しかし、コンピュータのモニターには全世界的にRGB信号が用いられる。
ガンマ補正により、コンピュータ機器による色出力の際の輝度は、ふつうイメージファイルのR・G・Bの明度の比率とは異なる。明度0.5は、輝度0(最小)から輝度1.0(最大)の半分に非常に近いが、(0.5, 0.5, 0.5) を表示する際のディスプレイ上の輝度はふつう(標準的な 2.2-gamma のブラウン管・液晶ディスプレイで)、(1.0, 1.0, 1.0) を表示する際の50%の輝度ではなく、わずか22%ほどの輝度である[2]。
高度な専門家などが映像・画像を制作・編集・出力する環境下では、色の適切な再生には、制作・編集の過程で使用される全機器において正確に色を合わせるためのカラーキャリブレーション(color calibration、色補正、色較正)を必要とする。この結果、制作・編集過程において色の一貫性を保証するため、機器依存の色空間の間での透過の変換などが行われる。しかし制作過程でデジタルイメージが様々な機器を経由しそのたびに変換されることで、イメージの色域が削減されるなどの劣化が起こる。このため、オリジナルのデジタル化画像の色域が広いほど、視覚的な劣化なく処理する方式が求められる。プロの機器やソフトウェアは色域の濃度を高めるため、48bpp(ピクセル当たり48ビット、RGBの各チャンネル当たり16ビット)の精細な画像を扱えるようになっている。
RGBカラーモデルにおける色は、赤・緑・青の各要素がどれだけ含まれているかで記述することができる。各要素は輝度最小(闇)から輝度最大までの範囲を持つ。もし各要素とも最小なら、表示結果は黒になる。もし各要素とも最大なら、表示結果は白になる。
これらの色はいくつかの方法で数量化できる。
24bpp(ピクセル当たり24ビット)でエンコードされたRGB明度は、赤・緑・青の輝度を示す三つの8ビット符号無し整数(8-bit unsigned integers、0から255まで)で表せる。たとえば次の画像はRGB立方体の三面を開いたものであるが、その上の色は次のように表される。
| yellow (255,255,0) |
lime (0,255,0) |
cyan (0,255,255) |
|
| red (255,0,0) |
blue (0,0,255) |
||
| red (255,0,0) |
magenta (255,0,255) |
これは「full-range RGB」という変換方法を用いている。full-range RGB は各原色ごとに8ビットを用いるため、各原色の明度を白から黒まで256通りに表示できる。ただしガンマ補正のため、256段階の数字は等間隔の輝度にはならない。またデジタルビデオのRGBはフルレンジではない。その代りビデオRGBはITU-R BT.601(放送局用)などのエンコード規格を用いている。
この24ビットカラー (24-bit color)、および32ビットカラー (32-bit color) は「トゥルーカラー」(Truecolor) と呼ばれる。その他、256色までしか表示できない8ビットカラー (8-bit color)、16ビットのハイカラー (16-bit color : Highcolor)、Adobe Photoshopなどで使われる48ビットカラー (48-bit color) などがある。
圧縮されていない画像に使われるメモリの領域は、画像のピクセル数および各ピクセルの色深度によって決定される。24ビットカラーの画像では、24ビット×ピクセル数の数値が、その画像の情報量となる。これをバイトに換算するには、8で割る必要がある(8ビット=1バイト)。
640ピクセル×480ピクセルのサイズの画像の情報量:
24 × 640 × 480 = 7,372,800 ビット
7,372,800 / 8 = 921,600 バイト(921.6 キロバイト)
24ビットカラーのほか、1ピクセルあたり16ビットの輝度の情報を割り当てる15ビットカラーや16ビットカラー(Highcolor、ハイカラー)もあり、一般的な色彩の表現のためには十分な色数を表示できる。この場合、赤・緑・青の各色当たり5ビットずつが使われる(555 mode、555モード)。合計15ビットのほか、緑は人間の目がもっとも反応しやすい色であるため、緑にもう1ビット分の輝度の情報を加え合計16ビットとする(565 mode、565モード)こともある。
1ピクセルあたり32ビットの情報を使う32ビットカラーは、表示の正確さにおいてはほとんど常に24ビットカラーと同じである。24ビットモードに比べ、1ピクセル当たりあと8ビットの情報を使うことができるが、これはほとんどの場合使用されない。32ビットモードが存在する理由は、現代のハードウェアは2の乗数のバイト数に整列されたデータには、整列されていないデータよりも速いスピードでアクセスできるためである(32=25)。
48ビットカラー(48ビットモード)は1ピクセルの三原色それぞれに16ビットの情報量を当てるもので(それゆえ、16ビットモードと呼ばれることもある)、1ピクセル当たり48ビットの情報がある。このモードでは三原色のそれぞれに対し輝度は65,536段階で表現できる。48ビットカラーは、Adobe Photoshopなどプロ向けのソフトウェアで使われており、画像処理を繰り返した場合の画像の誤差蓄積による劣化を防ぐことができる。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/05/31 04:38 UTC 版)
| R・G・B! | |
|---|---|
| ジャンル | 読者参加企画 ラブコメディ |
| 小説:R・G・B! | |
| 著者 | あごバリア |
| イラスト | 鈴平ひろ |
| 出版社 | アスキー・メディアワークス |
| 掲載誌 | 電撃萌王 |
| 連載期間 | 2007年12月号 - 2012年8月号 |
| 刊行期間 | 2007年10月26日 - 2012年6月26日 |
| 巻数 | 1巻(以下続刊) |
| 話数 | 全27話 |
| 漫画:R・G・B! | |
| 原作・原案など | あごバリア |
| 作画 | シロガネヒナ |
| 出版社 | アスキー・メディアワークス |
| 掲載誌 | 電撃萌王 |
| レーベル | 電撃コミックス |
| 発表号 | 2010年2月号 - 2012年2月号 |
| 発表期間 | 2009年12月26日 - 2011年12月26日 |
| 巻数 | 全2巻 |
| 話数 | 全13話 |
| テンプレート - ノート | |
『R・G・B!』(あーる・じー・びー)は、イラストレーター鈴平ひろ とシナリオライターあごバリア、『電撃萌王』(アスキー・メディアワークス)のコラボレーションによる読者参加企画ならびにその派生作品である。
鈴平ひろと『電撃萌王』の担当者が、Webと連動しつつ展開を仕掛ける作品をやりたいという話をしたことから企画がスタート。怪盗と魔法少女のコンセプトなどは鈴平が作ったが、1人で絵と話を行うのは無理と鈴平は判断し、シナリオをあごバリアが担当することとなった。[1]
あごバリアによるキャラクターノベルと鈴平ひろによるイラストレーションが、隔月刊誌『電撃萌王』2007年12月号よりスタート。魔法少女である志木三姉妹の翠、浅緋、藍が主人公。第2話以降は浅緋、藍、翠が順にヒロイン(第18話で志木橙夏も加わる)となり、従兄弟である志木白斗との萌える日常生活が展開される。
当初は公式モバイルサイトから配信される「魔法&怪盗サイド」がメインであり、『電撃萌王』に掲載される「日常サイド」はサブ的な位置付けになるはずだった[2]。しかしモバイルサイトでの本編掲載は1話にとどまり、後にコミックで補完してもらう形となる[2]。
第5話が掲載された2008年8月号以降は、読者参加企画として前号に掲載された3種類のストーリー展開(最後の方は衣装選び)の中から、アンケートハガキやWeb、モバイルの公式サイトを通じて投票を行い、最も多かった選択肢によるノベルが掲載されている。なお選ばれなかった2つの選択肢については、どのようなストーリー展開にするつもりであったかというあごバリアの解説が公式HP内ブログ「R・G・B! バックヤード」に掲載されている(ただし、第15話まで)。選択肢の内容はいずれも、誌上に掲載される季節にちなんだものとなっている。
2009年2月号は休載。理由は、年6回の連載を三姉妹で順番に回すと、登場する季節が毎年同じになるため、それをずらすためである[2]。2012年8月号で完結した。
公式モバイルサイトでは、過去の掲載作品ならびに本編1話を有料で読むことができる。
『電撃萌王』2010年2月号からはあごバリア原作、シロガネヒナ画によるコミックの連載が始まり、2012年2月号まで連載された。三姉妹および従姉妹である志木橙夏による魔法少女としての活躍が中心となっている。ただし、全ての魔法を集めるまでに至らないまま、完結している。
2012年3月26日に発売された『電撃おとなの萌王 Vol.01』(アスキー・メディアワークス)には、特別編『R・G・B! X-rated!』が掲載された[3]。
志木白斗は両親の海外転勤に伴い、山吹市に住む親戚の志木家に居候することとなった。10年ぶりに出会った翠、浅緋、藍の三姉妹。しかし三姉妹は、実は魔法使いであった。三姉妹は、曾祖父で魔法使いであった志木金治が残し、死後は行方知れずとなっていた魔法のアイテムを回収し続けていた。しかしその事実を白斗は知らない。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/17 09:06 UTC 版)
詳細は「RGB」を参照 RGBは一般に、加法混合を表現するのに使われる。RGBは、それぞれ赤 (red) 緑 (green) 青 (blue) の頭文字である。光の三原色であり、数値を増すごとに白くなる。反対に、数値を減らすごとに黒くなる。コンピュータのモニタで用いられるのも、このRGBである。 視覚上では、色は光の三原色に近い、3波長に対応した網膜の錐体細胞が受け取って知覚される。これには若干の個人差があり、また実際問題として純粋な3波長を用意することが難しい場合が多いため、混色系の色空間にはさまざまな種類のものがある。さまざまな表色系が存在するが、それぞれの表色系ごとに、赤・緑・青の基準が定められている。 コンピュータで表示可能な色数は各ピクセルに何ビットの情報を割り振るかにより決定される。ほとんどの人間の目で識別可能な限界に必要な情報はRGB各8ビット(計24ビット)の1677万7216色とされフルカラーやトゥルーカラーと呼ばれる。1990年代前半頃までビデオメモリが高価なこともあり表示色は2色やRGB各5ビット(計15ビット)の32768色などに限られていた。画像編集において編集の過程での劣化を考慮してRGB各16ビット(計48ビット)などより多ビットで扱うことがある。 「RGBでは人間が知覚できる色をすべて表現できる」と説明されることがあるが、これは若干の誤解を含む。これについてはXYZで詳述。 sRGB 国際電気標準会議 (IEC) が定めた国際標準規格。一般的なモニタ、プリンタ、デジタルカメラなどではこの規格に準拠しており、互いの機器をsRGBに則った色調整を行なう事で、入力時と出力時の色の差異を少なくする事が可能になる。 Adobe RGB Adobe RGBはアドビによって提唱された色空間の定義で、sRGBよりも広い(特に緑が広い)RGB色再現領域を持ち、印刷や色校正などでの適合性が高く、DTPなどの分野では標準的に使用されている。 DCI-P3 デジタルシネマ向けの広い色域(特に赤が広い)を持つ色空間。Digital Cinema Initiativesが提唱。 ITU-R BT.2020 BT.2020はBT.2100の下位規格であり、要求仕様はほぼ同等であるが、フルHDとHDRには未対応である。フルHDの映像で用いられるBT.709を拡張して策定されている。2012年に制定され、2015年に更新された。 ITU-R BT.2100 Broadcasting service (television) 2100の省略名である。国際電気通信連合無線通信部門(ITU-R)が2016年7月に制定した、フルHD(2K)・4K・8Kの解像度を扱うデバイスが満たすべき仕様についての国際規格である。デジタルシネマの色空間を包含し、実在する物体色の色空間のうち、99.9パーセントを再現する。また、HDRにも対応し、現実世界の光のコントラストをより良く再現する。現状では最も広い色空間である。BT.2020を拡張して策定されている。
※この「RGB」の解説は、「色空間」の解説の一部です。
「RGB」を含む「色空間」の記事については、「色空間」の概要を参照ください。
RGBと同じ種類の言葉
固有名詞の分類