読み方:ぴーえすヴぃーた
PlayStation Vitaとは、ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCEI)が開発している携帯ゲーム機「PSP」シリーズの次世代機の名称である。開発コードネームは「NGP」だった。
PlayStation Vitaは5インチの液晶ディスプレイを搭載し、一見して従来型PSPとおおよそ共通した外見を持っているが、画面解像度はPSPの数倍に向上されている。また、Wi-Fi・3Gの無線通信機能を搭載しており、本体背面のマルチタッチパッドによって複雑なタッチ操作が可能になっているなど、さまざまな性能向上・機能追加が施されている。
PlayStation Vitaは2011年1月に開催された「PlayStation Meeting 2011」で、「NGP」の名称で発表され、同年6月の「E3 2011」カンファレンスで正式に「PlayStation Vita」および「PSVita」として発表された。ちなみに、「E3 2011」では任天堂がWiiの後継となる家庭用ゲーム機「Wii U」を発表している。
| PlayStation: | PSP-3000 PlayStation Suite PlayStation Certified PlayStation Vita PlayStation 4 PS Vita TV PlayStation Now |
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2011/12/25 07:55 UTC 版)
| メーカー | ソニー・コンピュータエンタテインメント |
|---|---|
| 種別 | 携帯ゲーム機 |
| 世代 | 第8世代 |
| 発売日 | |
| CPU | ARM Cortex-A9 core (4 core) |
| GPU | SGX543MP4+ |
| 対応メディア | PlayStation Vitaカード |
| 対応ストレージ | 専用メモリーカード |
| 外部接続 | IEEE 802.11b/g/n(Wi-Fi WPA2対応) Bluetooth 2.1+EDR準拠(A2DP/AVRCP/HSP対応) 3G回線(※3G&Wi-Fiモデルのみ) |
| オンラインサービス | プレイステーションネットワーク |
| 売上台数 | |
| 最高売上ソフト | みんなのGOLF 6 61,412本(2011年12月18日現在)[1] |
| 前世代ハードウェア | プレイステーション・ポータブル |
プレイステーション・ヴィータ(PlayStation Vita)は、ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)が2011年(平成23年)12月17日に発売し、世界各地域で順次発売を予定している携帯ゲーム機。公式の略称はPS Vita。一部メディアではPSVとも。
プレイステーション・ポータブル(PSP)の後継機で、Wi-Fiモデルと3G/Wi-Fiモデルの2種類が用意されている[2]。「Vita」はラテン語で、英語の「Life」に相当する単語である。キャッチコピーは、「遊んだら仲間だ。」。
目次 |
PSPのシルエットを継承しつつ、より手に馴染みやすいスーパーオーバルデザインを採用[3]。 なお、バッテリーはPSP goと同様にユーザーが自身で交換することはできない。これは背面タッチパッドを採用したためとしている[4]。
CPUにはARM Cortex-A9(クアッドコア)、GPUにはPowerVRのSGX543MP4+(クアッドコア)を採用する。いずれも多くの機器で採用されているアーキテクチャーをベースにしたものであり、膨大な費用をかけて専用のチップを自社開発してきたSCEの従来の戦略から大きく方針転換したことを意味する[5]。CPUの4コアのうち1コアはOS用にシステムリザーブされている[6]。
またメインメモリを512MB、VRAMを128MB搭載しており[7]、単純なメモリ搭載量としてはプレイステーション3(メインメモリ256MB・VRAM256MB)、を上回る。ちなみに従来機であるPSPのメモリ搭載量は64MB(PSP-3000,PSP-2000シリーズ、PSP-1000シリーズはメインメモリ32MB)+eDRAM 4MB。
PSPとは異なるアーキテクチャを採用しているため、PSPソフトの互換性はソフトとハードの複合エミュレーション[6]で実現する。
本体前面には、マルチタッチに対応した5インチ型の有機ELディスプレイ(解像度960x544、約1677万色同時表示)を採用。画素数は従来のPSPの4倍にあたり、フルハイビジョン1080pのほぼ1/4にあたる。アスペクト比も従来通り16:9である。計算上220dpiとなる。
携帯ゲーム機で有機ELディスプレイを搭載するのは初めてとなる。なお、有機ELディスプレイの供給元は未公表としている[8]。
タッチスクリーンに加えて本体背面にもディスプレイの真裏に合わせてマルチタッチパッドを搭載[3]。
PSPと同様のボタン(それぞれ小さくなっている)に加え、PSPに搭載されていたアナログパッドのかわりに新たな2つのアナログスティックを本体前面の左右に搭載した。xボタンと右アナログスティックの位置が近いため干渉しやすく、干渉を避ける持ち方を意識的に取る必要があるが、その場合タッチパッドに干渉しやすくなることもある[9]。
電源ボタン、音量ボタンが上部のL,Rトリガーの内側に設置される。
モーションセンサー、マイク、カメラの搭載。
AR(拡張現実)技術として「ワイドエリアAR」「マーカレスAR」といったも機能も予定される[10]。
PlayStation Vita専用ソフトに加え、以下のフォーマットにも対応する。
ゲームソフトの供給には、新たに「PlayStation Vitaカード」(フラッシュメモリ)を採用する。プレイステーションシリーズ初のカートリッジ式。ゲーム本体以外にダウンロードコンテンツやセーブデータも記録可能で、容量は2GBと4GBがある[16]。
Vita本体には内蔵フラッシュメモリがないため[4]、ダウンロードコンテンツやマルチメディアファイルを保存するには別途専用のメモリーカード(Vita発売時は4、8、16、32GBの4種類がある)を用意する必要がある。ゲームのセーブデータは、PlayStation Vitaカードに保存するタイプと専用メモリーカードに保存するタイプとがあり注意が必要である[17]。なお、独自の専用メモリーカードを採用した理由としては、セキュリティの問題[8]と汎用性故にカードの性能が一定せず作り難いというゲーム開発側からの苦情[6]があったためとしている。
UMDドライブは搭載しないため、UMD版ソフトのユーザーがVitaでプレイしたい場合は改めてダウンロード版を購入する必要があるが、UMD版所有者には同作品ダウンロード版ソフトを割引するプログラム「UMD Passport」が適用される。なお、対象ソフトはソフトメーカーが提供を希望したものに限られる[18]。
UMD登録アプリケーション(無償)をPSPにインストールし、プログラム対象のUMDを挿入した状態でアプリのナビケーションに従っていくと、自身のPlayStation NetworkアカウントへのUMD登録が完了し、割引サービスを利用できるようになる[19]。無論、一度登録されたUMDは二度と登録できない。
前世代機であるPSPと同様に画像、映像、音声ファイルが再生可能になっている[2]。前述の通り、専用メモリーカードが必要となる。
PSPで対応したATRAC・WMA・Motion JPEGには現時点では対応しないとみられる。
ゲーム機としては初めて携帯電話回線(第3世代移動通信システム)に対応する(3G/Wi-Fiモデルのみ)。Wi-Fiのみと比べて移動中にもシームレスな通信が可能となるが、通話には対応していない。
3G回線を使用するには、指定の業者と契約を結んだうえで、パケット通信料を支払う必要があり、日本ではNTTドコモで「データ通信専用プリペイドプラン」などを提供し、携帯電話での支払いにも対応する予定となっている[20]。米国ではAT&Tが、オーストラリアではVodafoneが独占でネットワークを提供するが、他の国・地域における回線業者は発表されていない。
3G/Wifiモデルにおいては、3G回線契約を行うかどうかは強制ではなくユーザーの自由である。3G/Wifiモデル初回50万台にはプリペイドデータプラン100時間が無料添付され、初回50万台出荷後には数を明らかにしていないが台数限定でプリペイドデータプラン20時間が無料添付される。これら限定版においてはSIMカードが付属していて、プリペイドデータプラン契約事務手数料も不要となる。更新期限内に更新すれば、その後も契約事務手数料は不要のままとなる。
3G回線とWi-fi双方が利用可能の場合はWi-fiが優先的に接続される[21]。また3G回線利用はon/offの切り替えが可能[22]。
SIMカードスロットは、背面向かって右側の側面、方向キー裏にある[23]。Wi-Fiモデルでは蓋の嵌め殺しではなくスロット自体が存在しない。
NTTドコモが提供するVitaの3G回線推奨プランは以下の通り[24]。
| プラン名 | 価格 | 通信可能時間 | 利用期間 |
|---|---|---|---|
| プリペイドデータプラン20h | 980円 | 20時間 | 30日 |
| プリペイドデータプラン100h | 4980円 | 100時間+FOMAハイスピード3時間 | 180日 |
| 定額データプラン | 1000~5985円または5460円定額 | FOMAハイスピード1ヶ月 | 1ヶ月 |
プリペイドデータプランの回線速度は下り128kbps/上り64kbps。 FOMAハイスピード回線速度は下り14Mbps/上り5.7Mbps。
プリペイドデータプランの場合は、期限切れ後2週間までに更新をすれば契約手数料2100円は不要となる。契約は専用サイトで行い店頭では受け付けていない。
定額データプランは、通常の店頭での回線契約が必要で解約がなければ自動更新される。
また、ドコモが2011年12月14日に新しいプランを発表した。
プロバイダー料金
通信料金
2012年3月1日提供開始に合わせて、通信料金の上限額が1380円(2年契約限定)および「mopera U Uスーパーライトプラン」の月額使用料が無料となるキャンペーンが実施される。 詳細は以下のサイトを参照。
3G回線においてはNTTドコモでSIMロックが掛かっている。ただし、SIMロック以外の制限は全く掛かっていない[25]。また、NTTドコモの他データ通信サービスやNTTドコモ回線網を利用しているMVNOなど、推奨されているプラン以外の通信サービスは動作検証されていない[25][26]為、保証外である。また、APN設定はサポート外であるものの変更可能である[6]。
3G回線においては、20MBのダウンロード容量制限がある。各国の3G回線事業者の回線に負担をかけないように世界的なルールとして現在は定めている他に、Skype等といったドコモ回線で利用禁止規制が掛かっているアプリケーションは3G回線では使用できない。またPlayStation3のリモートプレイも帯域幅を鑑みて3G回線では自主規制している[6]。これらの制限回避にはWi-Fi側を使って通信することになる。
Wi-Fiの無線LANは全モデルが対応している。IEEE 802.11b/g/n対応でPSP同様にインフラストラクチャー、アドホック双方のモードに対応している。大容量(≧20MB)通信の場合はWi-Fiの方が向いている。
PlayStation3との連携においてはPlayStation3側のシステムソフトウェアをバージョン4.0以上にしなければならない。
バッテリーの持続時間はゲームで約3〜5時間、動画再生で約5時間、音楽再生(スタンバイ状態)で約9時間。いずれもスクリーンの明るさは出荷時の設定でBluetooth機能をオフ、無線機能をオフ、ヘッドフォン使用時という条件[28]。
Bluetoothに対応しヘッドセットなどが接続可能だが、PSP goで可能だったPS3のコントローラの接続、携帯電話を使用したBluetooth経由のテザリングには対応しない[4]。
PSP(PSP-2000/3000型、PSP go)と異なり、映像の外部出力には対応しない[4]。
Facebook、foursquare、Skype™、Twitter、ニコニコ動画の専用アプリケーションをPlayStationStoreにて配信予定[7]。
torneについては12月15日に実施されたVer.3.50へのアップデートでPSVitaへのビデオの書き出し、PSVitaからのリモートプレイに対応する[29]。
本体が故障した際は状態にかかわらず新品交換(ファクトリーリファービッシュ品を含む)となる。
希望小売価格は以下の通り(税込)。3年以内に利益を出すことを目標とした戦略的な価格帯である[30]。
| 地域 | Wi-Fiモデル | 3G/Wi-Fiモデル |
|---|---|---|
| 日本 | ¥24,980 | ¥29,980 |
| 北米 | $249.99 | $299.99 |
| 欧州 | €249 | €299 |
プレスリリース発表情報[17]
PCH-1000シリーズ
PCH-1100(3G/Wi-Fiモデル)
PCH-1000(Wi-Fiモデル)
| ゲーム | 約3~5時間 |
| 動画再生 | 約5時間 |
| 音楽再生(スタンバイ時) | 約9時間 |
| ACアダプタ充電 | 約2時間40分 |
従来のXMBではなく、タッチパネルに最適化した新開発のユーザーインターフェースを採用する。
従来のXMBに代わるものとして、タッチ操作に対応した新たなユーザインタフェースが開発されたのがLiveAreaである。
ネットワークを通じて各メーカーから提供されるゲームの最新情報を取得することができる。また、同じゲームをプレイしている他のユーザーの達成状況が「Activity(アクティビティ)」として常に更新される[3]。
Webブラウザ[33]や電子メールにも対応している[34]。 WebブラウザはWebKitベースである(Flash対応は未定)[8]。
ユーザーの現在の位置情報を元に、周辺にいる他のユーザーが今プレイしているゲームや、ユーザーの足跡を辿って同じ場所にいた他のユーザーがプレイしていたゲームを知ることができる[3]。
複数ユーザーとのボイスチャット・テキストチャット機能。同じゲームでの協力プレイ以外にも、別々のゲーム中やまったく違う機能を操作している間でも使うことができる。
PS VitaもPS3やPSP同様にシステムソフトウェアのアップデート機能がある。方法はインターネット直接またはインターネットに繋がったPS3やPC経由で行う、PS Vitaカードのゲームソフトに添付されている場合もある。
PC経由の場合は、PCにコンテンツ管理アシスタントをインストールしておく必要がある。対応PCは現在はWindowsが動作するAT互換機のみである。
セキュリティの強化、不具合修正、機能追加等があるので常に最新にしておく事が推奨される。バージョンが古い場合はプレイステーションネットワークへの接続がサーバー側から拒否される場合がある。
詳細は「プレイステーション・ヴィータのゲームタイトル一覧」を参照
発売直後から「電源が入らない」「すぐフリーズする」といった報告がユーザーより多数報告されている。SCEは電源に関して告知の不徹底を認めているが、フリーズに対しては根本的な解決方法が提示されず現在調査中である [49][50]。
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(PSVita から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2026/01/01 01:17 UTC 版)
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PlayStation Vita(PCH-1000シリーズモデル)
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| 開発元 |
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|---|---|
| 種別 | 携帯型ゲーム機 |
| 世代 | 第7世代 |
| 発売日 | |
| 売上台数 | |
| メディア | PlayStation Vitaカード |
| CPU | ARM Cortex-A9(4コア) |
| ストレージ | 専用メモリーカード |
| グラフィック | SGX543MP4+ |
| コントローラ入力 | SIXAXIS DUALSHOCK 3 DUALSHOCK 4(いずれもオプションとして) |
| 外部接続 | IEEE 802.11b/g/n(Wi-Fi WPA2対応) Bluetooth 2.1+EDR準拠(A2DP/AVRCP/HSP対応) 3G回線(※3G/Wi-Fiモデルのみ) |
| オンラインサービス | Sony Entertainment Network/PlayStation Network |
| 最高売上ソフト | |
| 後方互換 | PlayStation Portable PlayStation Portable go (ダウンロード版のみ) |
| 前世代ハード | PlayStation Portable PlayStation Portable go |
| 関連商品 | PlayStation Vita TV |
PlayStation Vita(プレイステーション ヴィータ、略称: PS Vita[5])は、ソニー・コンピュータエンタテインメント(略: SCE、現: ソニー・インタラクティブエンタテインメント (SIE))が2011年12月17日に発売した携帯ゲーム機[5][6]。
PlayStation Portable(以下、PSP)の後継として発売された[5]。公式では、本機を「携帯型エンタテインメントシステム」と表現している。名称については「エンタテインメントと現実の境界を越え、日々の生活そのものを遊びに変えていきたい」という気持ちをこめて、英語の「Life」に相当するラテン語の「Vita」が採用された[5][7]。
本機はPlayStation 3(以下、PS3)とほぼ同等のグラフィック性能を有した高スペックな携帯ゲーム機として開発された。PSPの特徴であるマルチメディア機能を踏襲しつつも、UIが刷新されており、Wi-Fiに加えて、3G回線を利用したネットワーク機能を利用できる。メディア媒体、メモリーカードもPSPから大きく変更され、フラッシュメモリータイプのものが採用されており、ロード時間が短縮されている。
本機が発売された頃はiPhone等スマートフォンが本格的に普及し始めており、スマホ専用のアプリゲームが大ヒットしていたことで、ハンドヘルド機の普及が進まなかった。ユーザー層がスマホ市場とバッティングしていた本機は、競合ハードであるニンテンドー3DS以上にその影響を受けることとなり、ハード・ソフト両方において、販売面で苦戦を強いられた。
2019年をもって、全モデルの出荷が終了。生産終了以降SIEは携帯ゲーム機市場から完全に撤退した。PSPは8000万台を売上げたが[8]、本機は推定で1581万台に留まった[2]。ソフトについては、ハードを牽引するキラータイトル不足により、日本国内でミリオンセラーを達成した作品は『Minecraft』のみであり、世界市場でのミリオンセラーも7本のみである。
PSPのシルエットを継承しつつ、より手に馴染みやすいスーパーオーバルデザインを採用[44]。デザインは曽我部卓が担当した。なお、バッテリーはPSP goと同様にユーザが自身で交換することはできない。これは、背面タッチパッドを採用したためとされている[45]。
PCH-1000シリーズの本体前面には、マルチタッチに対応した5インチ型の有機ELディスプレイ(総画素数 960×544、約1677万色同時表示)を採用。画素数は従来のPSPの4倍にあたり、1080pのほぼ1/4にあたる。アスペクト比も従来通り16:9である。計算上220dpiとなる。携帯ゲーム機で有機ELディスプレイを搭載するのは初めてとなる。なお、有機ELディスプレイの供給元については公表されていない[46]。PCH-2000シリーズでは液晶パネルに変更されている[47]。タッチペンは静電式対応品であれば操作が可能。
省電力・画面焼付防止機能により、何も操作をしていない状態が1分間続くと輝度が下がって画面表示が薄暗くなる。ソフトウェア側でこの機能をオフにしているアプリケーション(ビデオ再生など)も存在するが、ユーザーがオプション設定で変更することは不可能。ハードが無操作で自動的にスタンバイモードに移行する時間は1分–30分の範囲で設定可能だが、画面が1分で勝手に暗くなる機能に関する設定項目は存在しないため、非対応アプリケーションではムービーやスタッフロールといった通常は入力が必要でないシーンでも定期的に何らかの操作をする必要がある。
なおPSP(PSP-2000/3000型、PSP go)と異なり、映像の外部出力には対応しない[45]。また、PCH-1000のみ本体の上部に未使用のコネクタが存在する。
マルチタッチスクリーンに加えて本体背面にもディスプレイの真裏に合わせてマルチタッチパッドを搭載した[44]。モーションセンサー、マイク、カメラの搭載、AR(拡張現実)技術として「ワイドエリアAR」「マーカーレスAR」といった機能もある[48][49]。AR用のカードは六枚存在し、番号が割り振られているので、対応するARゲームに合わせて使用するカードの番号を合わせる必要がある。
PSPと同様のボタン(それぞれ小さくなっている)に加え、PSPに搭載されていたアナログパッドのかわりに新たな2つのアナログスティックを本体前面の左右に搭載した。電源ボタン、音量ボタンが上部のL,Rトリガーの内側に設置されている。
PSボタンがPSP同様に前面左下にあり、PCH-1000シリーズでは電源状態や新着情報の存在通知を表示する表示ランプも兼ねている。PCH-2000シリーズではPSボタンは点灯しなくなり、電源ボタンの横に二つ設置されたランプのうち右側が通知に対応、左側が電源状態に対応している。
なおPSP goで可能だったPS3のコントローラの接続には対応しない。ただしVita TVでは可能である。[45]
ゲームソフトの供給には、UMDに代わり、新たに「PlayStation Vitaカード」(フラッシュメモリ)を採用した。PlayStationシリーズ初のカートリッジ式[50]。ゲーム本体以外にダウンロードコンテンツやセーブデータも記録可能で、容量は2GBと4GBがある[51]。
PCH-1000シリーズにはユーザが利用可能な内蔵フラッシュメモリがないため、ダウンロードコンテンツやマルチメディアファイルを保存するには別途専用のメモリーカード(4、8、16、32、64GBの5種類がある)を用意する必要がある。PCH-2000シリーズは本体に1GBの内蔵メモリーを搭載しているが、専用メモリーカードを本体に装着した場合は外付けメモリーカードの方が優先されるため、同時に使用することはできない[52]。PlayStation Portableではメモリースティックを採用していたが、本機種では専用品を用いるようになった。ただし、PlayStation Vitaカードはメモリースティック Duo、PlayStation Vita専用メモリーカードはメモリースティック マイクロと形状が非常に似通っており、物理的にPS Vitaの独自規格のカードをメモリースティック用のリーダーに挿入できないように形状が工夫されている。事実上、日本のゲーム機では最後に専用のメモリーカードを採用した機種となった。
ゲームのセーブデータは「PlayStation Vitaカードに保存するタイプ」と「専用メモリーカードに保存するタイプ」の2種類がある[53]。なお、独自の専用メモリーカードを採用した理由としては、セキュリティの問題[46]と汎用性ゆえにカードの性能が一定せず作り難いというゲーム開発側からの苦情[54]があったためと述べている。メモリーカードはPSNアカウントにてユーザを識別しているので、他人のアカウントで使う場合は初期化が必須となる。
前世代機であるPSPと同様に画像、映像、音声ファイルが再生可能になっている[5]。前述の通り、専用メモリーカードが必要となる。ただし、音楽再生時はビジュアライザーが存在しない。
PSPで対応したATRAC・WMA・Motion JPEGには対応していない。
Facebook、foursquare、Skype、Twitter、ニコニコ動画、Flickr、YouTubeなどのPS Vita専用アプリケーションがPlayStation Storeで配信されている(詳細は「PlayStation Vitaのゲームタイトル一覧」を参照)。
なお、YouTubeについては、PlayStation Vita向けアプリケーションのサポートが2015年4月20日に終了した[55]。それに先立ち、PlayStation Storeでの配信が2015年1月28日で終了しており、サポート終了以降はブラウザーで引き続き利用できる。
ソフトによってはカスタムサウンドトラックに対応している[54]。
注意点としては、メモリーカードや内蔵メモリー(PCH-2000)でPC等からメディアを転送、管理する際はSENアカウントが必要となる。
Bluetoothに対応しているため、ヘッドセットなども接続可能。
Wi-Fi認証の無線LANは全モデルが対応している。IEEE 802.11b/g/n対応でPSP同様にインフラストラクチャー、アドホック双方のモードに対応している。大容量通信の場合はWi-Fiの方が向いている。
3G/Wi-Fiモデルはゲーム機としては初めて携帯電話回線(第3世代移動通信システム)に対応した。Wi-Fiのみと比べて移動中にもシームレスな通信が可能となる。3G回線を使用するには、携帯電話会社との契約、パケット通信料の支払いが必要となる。通話には対応していない。
国・地域ごとの回線業者は以下の通り。
| 国・地域 | 回線業者 | SIMロックフリー | 独占提供 |
|---|---|---|---|
| アメリカ | AT&T | ||
| EU | Vodafone[56] | ◯ | × |
| 日本 | NTTドコモ | ||
| 台湾 | 中華電信[22] | ||
| オーストラリア | Vodafone[56] | ◯ | × |
| 香港 | CSL(one2free)[22] | ◯ |
3G回線とWi-Fi双方が利用可能の場合はWi-Fiが優先的に接続される[57]。また、3G/WiFiモデルで3G回線契約を行うかどうかは強制ではなくユーザーの自由である。3G回線の利用はon/offの切り替えが可能[58]。
SIMカードスロットは、背面向かって右側の側面、方向キー裏にある[59]。Wi-Fiモデルでは蓋の嵌め殺しではなくスロット自体が存在しない。国・地域によってはSIMロックが掛かっていない[56][22]。
日本ではNTTドコモが「データ通信専用プリペイドプラン」などを提供しており、携帯電話での支払いにも対応し[60]独占でネットワークを提供する。
3G/WiFiモデル「初回限定版」50万台にはプリペイドデータプラン100時間が無料添付されている。初回50万台出荷後には、プリペイドデータプラン20時間が無料添付される「限定版」が出荷されている。これら限定版にはSIMカードが付属していて、プリペイドデータプラン契約事務手数料も不要となる。更新期限内に更新すれば、その後も契約事務手数料は不要のままとなる。また、初回発売以降に追加されたクリスタル・ブラック以外のバリエーションの3G/WiFiモデルには初回限定版は存在せず、プリペイドデータプラン20時間添付の「限定版」である。限定版も台数限定とされているが、具体的な販売予定数や販売期間は明らかになっておらず、「通常版」の3G/WiFiモデルは出荷されていない。
2016年12月に、NTTドコモは3G/WiFiモデルが出荷終了となったことを受けPS Vita向けの「プリペイドデータプラン」の提供終了を発表した。2017年1月31日に新規申込受付と更新受付を終了し、同年3月31日にサービスを完全終了。なお、プリペイドデータプラン以外の3G/WiFiモデルでも利用可能なプランは継続して提供されている[38]が、NTTドコモ回線のLTEへの移行に伴い3G回線プランの新規加入は既に受付終了しており、2026年3月31日に停波予定である[61]。
NTTドコモが提供するVitaの3G回線推奨プランは以下の通り[62]。
| プラン名 | 通信可能時間 | 利用期間[注 2] |
|---|---|---|
| プリペイドデータプラン20h | 20時間 | 90日 |
| プリペイドデータプラン100h | 100時間+FOMAハイスピード3時間 | 365日 |
| 定額データプラン | FOMAハイスピード1ヶ月 | 1ヶ月 |
| 定額データプラン128K | 1ヶ月 | 1ヶ月 |
プリペイドデータプラン、定額データプラン128Kの回線速度は下り128kbps/上り64kbps。 FOMAハイスピード回線速度は下り14Mbps/上り5.7Mbps。
プリペイドデータプランの場合は、期限切れ後30日までに更新をすれば契約手数料は不要となる[注 3]。契約は専用サイトで行い、店頭では受け付けていない。また、更新時の料金支払い方法はクレジットカードかドコモケータイ払いのみである。
定額データプランは、通常の店頭での回線契約が必要で解約がなければ自動更新される。またプロバイダーは以下のいずれかを選択する必要がある。
NTTドコモの他データ通信サービスやNTTドコモ回線網を利用しているMVNOなど、推奨されているプラン以外の通信サービスはSCE側での動作検証がされていない[63]ため保証外ではあるが、以下の回線業者はPS VITAも動作検証済み端末としてサポートしている。また、APN設定はサポート外であるものの変更可能である[54]。
PS3とPS Vitaの連携は「cross platform feature」と呼ばれる[71]。
PS3との連携には、PS3側のシステムソフトウェアをバージョン4.0以上にしなければならない。クロスセーブはPlayStation Plusへの加入が前提の機能である。リモートプレイの機能はPSPのものと変化なし。
PS4とPS Vitaの連携は「PS4リンク」というソフトウェアで提供される。セカンドスクリーンとしての用途や、PS4上のゲームはほぼ全てでリモートプレイ[72](遠隔操作)に対応している(PS Vita側要システムソフトウェア3.00以上、PS Vita TVは3.15以上)[73]。PS4には動画・静止画・音楽を外部より取り込む機能がないため、コンテンツ管理でデータを授受することはできない。
PCとUSB経由でファイルのやり取りを行う場合は、PCに「コンテンツ管理アシスタント for PlayStation」[74]をインストールしておく必要がある。現在の対応PCは、Windows(XP SP3以降)が動作するAT互換機と、Macintosh(Mac OS X 10.5.8以降 macOS 10.14以前[注 4])である。Windows版は発売時に、Mac版は2012年2月8日のシステムソフトウェア1.60の公開と同時にリリースされた。Windows 10のような最新のOSにコンテンツ管理アシスタントを入れる場合は、互換性オプションを変更する必要がある。
コンテンツ管理アシスタント自身は小規模な物で、実行内容はPC内でどのフォルダにどのコンテンツが入っているかをPS Vita側に指示するだけの常駐物である[54]。フォルダの変更はコンテンツ管理アシスタントの設定で可能。
対応する機能は以下の通り。
詳しい事は以下の公式サイトを参照。
PS3版torne対応については2011年12月15日に実施されたVer.3.50へのアップデートでPS Vitaへのビデオの書き出し、PS3からのリモートプレイに対応する[75]。なお、torneのデータ書き出しにはメモリーカードとUSBケーブルの他、専用アプリケーション「uke-torne(ウケトルネ)」のインストールが必要となる。またメモリーカードに専用領域を事前に確保する必要がある。確保容量の選択は総容量によって内容が違うが、2GB–24GBのうち、1–4通りの選択肢がある。
2012年8月に発売されたnasneについては、torne Ver.4.10でPS3を経由したビデオの書き出しに対応しており、同年12月20日にリリースされた専用アプリケーション「torne PS Vita」を使用することで、Wi-Fi経由でのテレビ番組の視聴、録画、録画した番組の書き出しに対応している。また、PS Vitaのシステムソフトウェア2.10以降及びnasneのシステムソフトウェア1.71以降でWi-Fiを介することでPS Vitaとnasneとの間でデータ転送やバックアップを取ることができるようになり、さらにPS Vitaのシステムソフトウェア2.60以降及びnasneのシステムソフトウェア2.00以降では、専用アプリケーション「naspocket」を使うことで家庭内または外出先から自宅のnasneにアクセスし、コンテンツの検索や閲覧が可能となる「Anytime Access」に対応している。2014年9月25日に公開されたtorne PS Vita ver.2.00とnasneのシステムソフトウェア2.50からはリモート視聴機能「Anytime TV」に対応、これにより外出先からインターネットを介して自宅にあるnasneにアクセスすることで、テレビ番組のリアルタイム視聴や録画した番組の視聴が可能となった。
有線「おでかけ転送」に対応したソニー製ブルーレイレコーダーBDZ(2009年秋–2015年春のモデル)からは、uke-torneを起動したPS VITAをUSB接続することで、録画したデジタル放送番組のダビングをすることが可能(レコーダー側からはPSPとして認識される)。2014年4月4日公開のnaspocket Ver.2.00ではnasne以外のDLNAサーバーとWi-Fi経由で接続するDLNAクライアント機能が追加されたが、DTCP-IP非対応のため、レコーダー等で録画したデジタル放送番組を見ることは出来ない。
CPUにはARM Cortex-A9(クアッドコア)、GPUにはPowerVRのSGX543MP4+(クアッドコア)を採用する。いずれも多くの機器で採用されているアーキテクチャをベースにしたものであり、膨大な費用をかけて専用のチップを自社開発してきた従来の戦略から大きく方針転換したことを意味する[76]。
CPUの4コアのうち3コアをゲーム用に占有し、残り1コアをOSなどシステムで共有している[54]。
メインメモリを512MB、VRAMを128MB搭載しており、単純なメモリ搭載量としてはPS3(メインメモリ256MB・VRAM256MB)を上回る。また、CPU同様メモリについてもゲーム用に一定量を占有するようになっている[54]。
PSPとは異なるアーキテクチャ(構造)を採用しているため、PSPソフトの互換性はソフトとハードの複合エミュレーションで実現する[54]。また発表当時はPS3からの移植が容易といわれていた[77]。
3G/WifiモデルのSIMサイズはスタンダードSIMとなる。
| ゲーム | 約3–5時間 |
| 動画再生 | 約5時間 |
| 音楽再生(スタンバイ時) | 約9時間 |
| ACアダプタ充電 | 約2時間40分 |
| ゲーム | 約4–6時間 |
PS VitaもPS3やPSP同様にシステムソフトウェアのアップデート機能がある。方法はインターネット直接またはインターネットに繋がったPS3やPC経由で行う、PS Vitaカードのゲームソフトに添付されている場合もある。
PC経由の場合は、PCに「コンテンツ管理アシスタント for PlayStation」[74]をインストールしておく必要がある。
セキュリティの強化、不具合修正、機能追加などがあるので常に最新にしておくことが推奨される。バージョンが古い場合はSony Entertainment Network、PlayStation Networkへの接続がサーバー側から拒否される場合がある。
従来のXMBではなく、タッチパネルに最適化した新開発のユーザインタフェース(LiveArea UI)を採用している。以前はゲーム時を除いた全ての操作がタッチパネルのみの対応だったが、バージョン1.80より一部にて本体キーで操作できるようになった。現在は、ロック画面の解除のみがタッチ操作の必須な箇所である。
従来のXMBに代わるものとして、タッチ操作に対応した新たなユーザインタフェースが開発されたのがLiveArea UIである。
アイコンが並んでいるのがホーム画面で、各アプリを起動した後にでる案内画面がそのアプリのLiveArea(トップ画面)となる。
ゲームの開始/再開のアイコン以外にも、ネットワークを通じて各メーカーから提供されるゲームの最新情報(ダウンロードコンテンツなど)を取得することができる。また、LiveAreaを下にスクロールさせることによって、同じゲームをプレイしている他のユーザの達成状況が「Activity(アクティビティ)」として常に更新される[44]。
Webブラウザ[82]や電子メールにも対応している[注 5]。発表時にはEMailアイコンがあったものの[83]発売時点では電子メール非対応であった。
複数ユーザとのボイスチャット・テキストチャット機能。同じゲームでの協力プレイ以外にも、別々のゲーム中やまったく違う機能を操作している間でも使うことができる。
PS Vitaのカメラ機能を使用し専用の「ARプレイカード」(マルチマーカーが記載された全6種類のカード)を読み取ることで、拡張現実を活かしたゲーム「ARプレイ」が楽しめる。最初から入っているゲームではないのでPlayStation Storeから入れる必要がある。
ウェブページを閲覧するためのブラウザーも搭載されている。使用にはオンライン環境が必要がある。 ブラウザーはWebKit (Safari536.26)ベースである(Flash対応は未定)[46]。
HTML5については完全に対応しているわけではなく、Canvasに対応しているがムービーや音楽再生には一部対応していない。バージョン2.10からはブラウザ上でストリーミング動画の再生が可能となり、YouTubeの動画などが見られるようになった。ニコニコ動画については別途専用のアプリが提供されているため、該当する動画のURLにアクセスするとそちらを利用するように表示がされる。
ブックマークにはURLだけでなくJavaScriptを記述できるのでブックマークレットにも対応している。
LボタンまたはRボタンを押しながらタップするとポインターが表示される。また2.60からは、□ボタンを押すことでカーソルを表示し、PSPのような操作が出来るようになった。
Google Mapを用いたオンラインのマップアプリケーションを搭載していたが、2015年3月に提供されるPlayStation Vitaシステムソフトウェアアップデートにて、マップ関連の全機能をシステムから削除された[84]。以下は、使用可能だった当時の仕様。
Wi-FiモデルにはGPSが搭載されていないため、GPSを用いたナビゲーション等は3G/Wi-Fiモデルに限るが、Wi-Fiモデルでも精度は劣るもののWi-Fi電波の位置情報によりある程度の位置絞り込みは可能だった。
ユーザの現在の位置情報を元に、周辺にいる他のユーザが今プレイしているゲームや、ユーザの足跡を辿って同じ場所にいた他のユーザがプレイしていたゲームを知ることができる[44]。周辺のユーザ同士でのアイテムの配布、取得をサポートしているゲームも存在する。
なお、2015年3月に提供されるPlayStation Vitaシステムソフトウェアアップデートにて、マップ関連の全機能をシステムから削除するのに伴い関連する一部機能が削除される[84]。
2017年7月31日をもってサービスを終了し、以降はアプリを起動出来るが、全て機能しなくなっている[85]。
メールソフトがシステムソフトウェア2.00より標準装備になり、電子メールの送受信が可能になった。IMAPにも対応していて、複数アカウントも扱える。また、アカウント内容はメモリーカードに保存される。
PSN上でフレンドとなったユーザーにテキストメッセージを送信できる。しかし、フレンド交流の機能は2021年6月28日をもって使用できなくなり[86](メッセージを送ろうとしてもエラーが出る)、現在はパーティー、ゲーム、フレンド以来の招待のメッセージのみを受け付けるアプリ。
PS3などと同様に、保護者制限を四桁の数字パスワードで設定することができる。
PCのソフトウェアなどと同様に使える普通のカレンダー。本来Google アカウントと連携できるが、2023年現時点は連携のためにログインを行おうとしても、エラーが出るため不可能。
PS Vita内のメモリーカード(または、1GBの内部ストレージ)内のデータを削除・管理できる。ただし、PS Vitaのダウンロード専用ゲームはゲームデータとセーブデータが同一のファイル上に存在するため、PS Plusでの連動を除いてセーブデータだけを消すといったことができない。(PS用ソフトのゲームアーカイブス、PSP用ゲームのゲームデータとセーブデータは分離されているため、個別に消すことが可能。)「コンテンツ管理アシスタント」を導入したPC、PS3、PS Plus上のオンラインサーバー、(バッファロー製でない)nasneとUSBによる有線接続、または無線接続をしてデータを転送したりすることも可能である。
管理・削除できるデータは写真、音楽、映像、PS Vita専用ゲームのデータ、PlayStation Mobileのゲームデータ、PS Vita内に入れたPSP用ゲームのデータ、PSのゲームアーカイブス用のデータ。
以下のフォーマットに対応する。またオンラインでのアップデートにも対応している。なお、メモリーカードの交換をせずにPSNのアカウントの切り替えを行うことはできないため、リージョンの異なるダウンロード版作品を並べて遊ぶことは事実上不可能である。
PlayStation Vitaカードのパッケージ版とPlayStation Storeからのダウンロード版がある[注 6][88]。ほとんどのタイトルがパッケージ版とダウンロード版の両方に対応しており、一部ダウンロード専用タイトルもある。
セーブデータの保存先にはPS Vitaカードまたはメモリーカードに保存する。メモリーカードが必要か否かはゲーム毎に異なる。
日本での同時発売ソフトは24本、うち配信専用タイトル4本。これはSCEのゲームハードとして最多本数である。SCE自身も『みんなのGOLF 6』、『アンチャーテッド 地図なき冒険の始まり』といった看板タイトルを投入した。
PlayStation Storeで購入できるダウンロード版限定。PSP専用ダウンロードソフトでも、公式サイトのソフトカタログで「PSP>PS Vita互換」マークが付いていないタイトルは互換性が保証されていない。また互換対応は状況が変わり次第、逐次更新される場合がある[89][90]。全てのPSPソフトがダウンロード版とパッケージ版の両対応ではないため、本機では遊べないタイトルも多数存在する。
PSPゲームを動作させる時には以下の設定も可能。
これらPSPゲームの設定は、システムソフトウェア2.12までは、PSPゲーム起動中に数秒間、画面をタッチし続けると設定画面が開く。なお、システムソフトウェア2.60からは、PSボタンを長押しして表示する方法に変更された。
PlayStation Storeで購入できるゲームアーカイブスのうち、PlayStation用のソフトは、2012年8月28日に実施されたシステムソフトウェア1.80のアップデートで対応した[92]。なお、NOëL NOT DiGITALなど、Vitaへ対応しないタイトルも一部ある。PCエンジンアーカイブスはPSP用ソフトとして起動するため、当初から対応している。また、「PocketStation for PlayStation Vita」をダウンロードすることでPocketStationにも対応した。
2016年3月31日でPlayStation StoreでのPSP向けサービス終了に伴い、UMD Passportも終了した[93]。以下の記述はサービス終了前の内容である。
UMDドライブは搭載していないため、UMD版ソフトのユーザがPS Vitaでプレイしたい場合は改めてダウンロード版を購入する必要があるが、UMD版所有者には同作品ダウンロード版ソフトを割引販売する制度「UMD Passport」が適用される。なお、対象ソフトはソフトメーカーが提供を希望したものに限られ、価格もあくまで割引のためまちまちである[94]。対応タイトル数は2013年9月26日時点で382作品[95]。
UMD登録アプリケーション(無償)をPSPにインストールし、プログラム対象のUMDを挿入した状態でアプリのナビゲーションに従っていくと、自身のPSNアカウントへのUMD登録が完了し、割引サービスを利用できるようになる[95]。なおその本体から一度登録したUMDを再び登録することはできず、また登録の使い回しは不可能。
このサービスでは米国では提供されない。理由としてSCEワールドワイド・スタジオの吉田修平は、日本ではPSPタイトルに対する需要が強いことと、欧米でのPSPタイトルのダウンロード版が安価なことを挙げている[96]。
| 配信開始日 | タイトル | 発売元 | 販売方式 | TV | 備考 | 脚注 | ||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 日本 | 北米 | 欧州 | ||||||
| 2011年12月17日 | ニコニコ | ドワンゴ | 基本無料 | ● | 有料サービス、配信終了 | |||
| 2011年12月17日 | uke-torne | ソニー・コンピュータエンタテインメント | 無料 | 要PS3・torne | ||||
| 2011年12月17日 | LiveTweet for PlayStation Vita | ソニー・コンピュータエンタテインメント | 無料 | ● | Twitter APIの影響で終了する可能性あり | |||
| 2012年1月19日 | Flickr | ソニー・コンピュータエンタテインメント | 基本無料 | 有料サービス | ||||
| 2012年4月3日 | ソニー・コンピュータエンタテインメント | 無料 | 配信終了 | |||||
| 2012年4月3日 | Foursquare | ソニー・コンピュータエンタテインメント | 無料 | 2013年4月1日,配信終了 | ||||
| 2012年4月19日 | ペイントパーク | ソニー・コンピュータエンタテインメント | 無料 | 2013年5月30日配信終了 | ||||
| 2012年4月19日 | めざまし同盟 | ソニー・コンピュータエンタテインメント | 無料 | |||||
| 2012年4月19日 | 勇者のきろく | ソニー・コンピュータエンタテインメント | 基本無料 | アイテム課金。2013年6月28日配信終了 | ||||
| 2012年4月25日 | Skype | ソニー・コンピュータエンタテインメント | 基本無料 | 有料サービス、配信終了 | ||||
| 2012年6月28日 | YouTube | ソニー・コンピュータエンタテインメント | 無料 | 2015年1月28日配信終了。エンドサポート:2015年4月20日 | ||||
| 2012年7月3日 | Music Unlimited | ソニー・コンピュータエンタテインメント | 基本無料 | ● | 有料サービス,配信終了 | |||
| 2012年8月29日 | トレジャーパーク | ソニー・コンピュータエンタテインメント | 無料 | nearの終了で事実上終了 | ||||
| 2012年10月11日 | 電子書籍アプリReader for PlayStation®Vita | ソニー・コンピュータエンタテインメント | 無料 | ● | 2023年時点ではアカウントの新規連動がエラーになるため事実上終了 | |||
| 2012年12月20日 | 未発売 | 未発売 | torne PlayStation Vita | ソニー・コンピュータエンタテインメント | 要nasne | |||
| 2012年12月20日 | フォトカノ Kiss AR | 角川ゲームス | 無料 | |||||
| 2012年12月26日 | 2013年6月4日 | 2013年6月4日 |
|
ソニー・コンピュータエンタテインメント | 無料版あり。Twitter APIの影響で終了する可能性あり | |||
| 2013年5月28日 | radiko.jp | ソニー・コンピュータエンタテインメント | 無料 | ● | ||||
| 2013年5月30日 | 未発売 | 未発売 | 機動戦士ガンダム バトルオペレーション サポートアプリ |
バンダイナムコゲームス | 無料 | 配信終了 | ||
| 未発売 | 2014年4月2日 | 2014年4月2日 | Grand Theft Auto: iFruit | Rockstar Games | 無料 | [97] | ||
| 2013年10月10日 | 未発売 | 未発売 | naspocket | ソニー・コンピュータエンタテインメント | 無料 | ● | ||
| 2013年10月17日 | サカばん | セガ | 基本無料 | 配信終了 | ||||
| 2013年11月14日 | テレビドガッチ | ソニー・コンピュータエンタテインメント | 基本無料 | ● | 有料サービス | |||
| 2013年11月14日 | TBS世界遺産セレクション | ソニー・コンピュータエンタテインメント | 無料 | ● | 配信終了 | |||
| 2013年11月14日 | Torne PlayStation Vita TV | ソニー・コンピュータエンタテインメント | 838円 | ● | PS Vita TV専用、nasne必須 | |||
| 2013年12月3日 | PocketStation for PlayStation Vita | ソニー・コンピュータエンタテインメント | 基本無料 | |||||
| 2014年2月13日 | 龍が如く維新! 無料アプリ for PlayStation Vita | セガ | 無料 | ● | PS3、PS4ソフト『龍が如く維新』と連動 | |||
| 2014年3月13日 | DMM.com | ソニー・コンピュータエンタテインメント | 基本無料 | ● | 有料サービス、配信終了 | |||
| 2014年3月19日 | NHKオンデマンド | ソニー・コンピュータエンタテインメント | 基本無料 | ● | 有料サービス、配信終了 | |||
| 2014年4月17日 | ROBOTICS;NOTES ELITE AR | 5pb. | 無料 | |||||
| 2014年5月8日 | U-NEXT | ソニー・コンピュータエンタテインメント | 基本無料 | ● | 有料サービス、配信終了 | |||
| 2014年5月8日 | AMNESIA World AR | ソニー・コンピュータエンタテインメント | 無料 | 配信終了 | ||||
| 2014年6月26日 | iKnow! | ソニー・コンピュータエンタテインメント | 基本無料 | ● | 有料サービス、配信終了 | |||
| 2014年10月28日 | Live from PlayStation | ソニー・コンピュータエンタテインメント | 無料 | ● | 配信終了済み | |||
| 2014年12月11日 | NBA GAME TIME | ソニー・コンピュータエンタテインメント | 基本無料 | ● | 有料サービス、配信終了 | |||
| 2014年12月11日 | 未発売 | 未発売 | カラオケJOYSOUND TV Plus | エクシング | 基本無料 | ● | 2023年4月に終了 | |
| 2015年2月26日 | 未発売 | 未発売 | 龍が如く0 無料アプリ for PlayStation Vita | セガ | 無料 | ● | PS3、PS4ソフト『龍が如く0 誓いの場所』と連動 | [98] |
| 2015年9月17日 | アニマックスPLUS on PlayStation | アニマックスブロードキャスト・ジャパン | 無料 | ● | 配信終了 | |||
| 2016年7月6日 | Twitch | Twitch Interactive | 無料 | ● | 配信終了 | |||
| 2017年5月17日 | Hulu | フールージャパン | 無料 | ● | 有料サービス、配信終了 | |||
ソニーストアでは「メッセージ刻印サービス」を行っていた[99]。
発売開始以来、本体故障時の対応については、故障の内容にかかわらず定価の約半額の費用で新品交換(ファクトリーリファービッシュ品(再生品)を含む)となっていたが、2013年1月以降は、故障の内容に応じて修理・パーツの交換が行われるように変更された[100]。ただし、故障内容によっては、従来通りファクトリーリファービッシュ品との交換対応が提案されるとしている[101]。なお、特殊デザインの本体の「初音ミク Limited Edition」モデルに限っては、例外的に発売当初から修理対応を行っていた。
2011年から販売が始まった初期モデルである。PCH-1000シリーズには、ネットワーク機能が3G回線とWi-Fiの両方に対応しGPS機能を搭載した「3G/Wi-Fiモデル」(PCH-1100)と、Wi-Fiのみに対応しGPS機能を持たない「Wi-Fiモデル」(PCH-1000)の2種類が存在した。両者のサイズは同一で、重量は3G/Wi-Fiモデルの方が若干重い。
後述のPCH-2000シリーズはWi-Fiモデルのみの発売だったため、代替わりした後も3G/Wi-Fiモデルは引き続きPCH-1100が生産・出荷されていた[47]。なお、2016年12月14日のNTTドコモの発表で、PCH-1100の出荷が完了していたことが明らかになった[38]。
発売当初の希望小売価格は「3G/Wi-Fiモデル」(PCH-1100) が29,980円(税込)/299USドル/299ユーロ、「Wi-Fiモデル」(PCH-1000)が24,980円(税込)/249USドル/249ユーロ[5]。
PlayStation Vita発売前のインタビューにてSCEジャパンの河野弘プレジデントは「成長戦略のための新しいチャンスを広げるためにも3Gモデルをメインに売っていきたい」「(3G/Wi-Fiモデル初回限定版の)50万台を早期に売り切るつもりだ」[102]と語っていた。しかし、実際には3G/Wi-FiモデルはWi-Fiモデルに比べて売れ行きが伸び悩み、2012年末にNTTドコモがPlayStation Vita発売1周年を記念して行った懸賞で「初回限定版」が景品として提供されていた[103]ほか、2013年2月28日に3G/Wi-FiモデルがWi-Fiモデルと同一価格に値下げされるまで、ソニーストア通販では「初回限定版」が販売されていた。また、2013年3月29日には3G/Wi-Fiモデルがクリスタル・ブラックを除いて出荷完了となり、出荷完了となった色はWi-Fiモデルのみを提供する方針が明らかとなった[104]。両モデルが同一価格になって以降も、Wi-Fiモデルだけが売れて3G/Wi-Fiモデルは売れ残る傾向にあった。その理由について毎日新聞社は、SCEやゲーム流通関係者への取材などから「3Gのイメージや課金への誤解から売れていないというのが実情のようだ」と分析している[105]。また、元SCEAのJack Trettonは「遅すぎた」と語っている[106]。
以下のリストは日本国内仕様についてのものである。
2013年から販売が始まったモデルである。PCH-1000シリーズに比べ本体が薄型軽量化され、バッテリー持続時間が長くなった[47]。また外部端子も、専用のマルチユース端子から汎用のマイクロUSB端子(タイプB)へと変更されている[47]。しかし、PS4とPCH-2000を有線接続する機能は特に存在しない。PCH-1000シリーズの大きな特徴の一つだった有機ELディスプレイではなく液晶ディスプレイを採用し、Wi-Fiモデルのみが発売[47]。電源ボタン・ゲームスロットカバー・音量ボタンを含んだ本体上部は金属製ではなくなり、ディスプレイの左上に「SONY」ロゴが移動しているなどPCH-1000シリーズから変更になったデザインも多い[47]。2019年3月頃に出荷終了[107]し、SIEはPSPの発売以来14年2か月に渡って展開してきた携帯ゲーム機市場から撤退した。
以下のリストは日本国内仕様についてのものである。
日本では2013年11月14日に発売された据え置き型のPS Vitaである[1]。ディスプレイとコントローラを内蔵しない代わりに外部ディスプレイとDUALSHOCK 3(DUALSHOCK 4はシステムソフトウェアver.3.10以降で対応)を使用することで一部のPS Vita用タイトルなどに対応する[47]。タッチ操作が必要なソフトなどが未対応となっているが、タッチパッドを採用しているDUALSHOCK 4にも対応する[109]。なお、DUALSHOCK 3でのタッチやフリック操作はタッチポインター機能を利用する[110]。欧米では「PlayStation TV」の名称で販売され[35]、ハードウェア的には日本のPS Vita TVと同じとされているが、本体カラーが黒色に変更[111]。2016年2月末に出荷終了[112]。
| 型番 | 名称 | PCH-1000 | PCH-2000 | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| SP65M | バッテリー | ○ | × | PCH-1000に内蔵。単体販売はない。 |
| SP86R | バッテリー | × | ○ | PCH-2000に内蔵。単体販売はない。 |
| PCH-Z041J | メモリーカード 4GB | ○ | ○ | |
| PCH-Z081J | メモリーカード 8GB | ○ | ○ | |
| PCH-Z161J | メモリーカード 16GB | ○ | ○ | |
| PCH-Z321J | メモリーカード 32GB | ○ | ○ | |
| PCH-Z641J | メモリーカード 64GB | ○ | ○ | |
| PCH-ZAC1J | ACアダプタ | ○ | ○ | 本体同梱。 |
| PCH-ZCA1J | カーアダプタ | ○ | ○ | |
| PCH-ZCL1J | クレードル | ○ | × | |
| PCH-ZHS1J | インナーイヤーヘッドセット | ○ | ○ | |
| PCH-ZPC1J | ポータブルチャージャー | ○ | ○ | |
| PCH-ZPF1J | 保護フィルム | ○ | × | |
| PCHJ-15001 | USBケーブル | ○ | × | PCH-1000同梱。マルチユース端子のUSBケーブル。 |
| PCHJ-15002 | カードケース | ― | ― | |
| PCHJ-15003 | ケース | ○ | × | |
| PCHJ-15004 | ポーチ | ○ | ○ | |
| PCHJ-15005 | トラベルポーチ | ○ | ○ | |
| PCHJ-15006 PCHJ-15007 PCHJ-15008 PCHJ-15014 |
キャリングポーチ | ○ | ○ | ** 06 ブラック ** 07 ホワイト ** 08 ブルー ** 14 レッド |
| PCHJ-15009 PCHJ-15010 |
本革ケース&ストラップ | ○ | ○ | |
| PCHJ-15015 | アクセサリーパック(8GB) | ○ | ○ | メモリーカード 8GBとPCHJ-15005とストラップとクロスのセット |
| PCHJ-15016 | アクセサリーパック(16GB) | ○ | × | メモリーカード 16GBとPCHJ-15003とストラップとクロスのセット |
| PCHJ-15018 | 保護フィルム | × | ○ | |
| PCHJ-15019 | スタンド付きケーブル | × | ○ | |
| PCHJ-15020 PCHJ-15021 PCHJ-15022 PCHJ-15023 PCHJ-15024 PCHJ-15025 |
ソフトケース | × | ○ | ** 20 ブラック ** 21 ホワイト ** 22 ライムグリーン ** 23 ライトブルー ** 24 ピンク ** 25 カーキ |
| 電源コード | ○ | ○ | 本体同梱。 | |
| USBケーブル | × | ○ | PCH-2000同梱。Micro B端子のUSBケーブル。 |
本機の撤退の理由としては、下記のような理由が挙げられている[113][7][114][115]。
このほかにも、ソニー社内ではスマートフォンを暇つぶしの道具程度にしか考えておらず[注 11]、PlayStation Vitaの戦略にスマートフォンへの対抗策が盛り込まれなかった結果、先駆的だがタイミングを誤った要素が多数組み込まれたという指摘もある[50]。デジタル配信がその一例として挙げられており、2012年時点での全世界におけるブロードバンドの普及率が低く、ゲームのダウンロードに時間がかかってしまうという難点があった[50]。また、ソニー傘下のスタジオはPlayStation 4向けのソフトを作るのに積極的だった一方、Vita用ソフトの開発を後回しにしていたことに加え、PlayStation 4とVitaの売り上げに差があったことも衰退の一因となった[50]。