出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/03 06:08 UTC 版)
| PLAN 75 | |
|---|---|
| 監督 | 早川千絵 |
| 脚本 | 早川千絵 |
| 製作 | 水野詠子 ジェイソン・グレイ フレデリック・コルヴェ マエヴァ・サヴィニャン |
| 製作総指揮 | 小西啓介 水野詠子 國實瑞惠 石垣裕之 フレデリック・コルヴェ ウィルフレド・C・マナーラン |
| 出演者 | 倍賞千恵子 磯村勇斗 たかお鷹 河合優実 ステファニー・アリアン 大方斐紗子 串田和美 |
| 音楽 | レミ・ブーバル |
| 撮影 | 浦田秀穂 |
| 編集 | アンヌ・クロッツ |
| 制作会社 | ローデッド・フィルムズ |
| 製作会社 | 『PLAN 75』製作委員会 |
| 配給 | ハピネットファントム・スタジオ |
| 公開 | |
| 上映時間 | 112分 |
| 製作国 | |
| 言語 | 日本語 タガログ語 |
| 興行収入 | 3億5000万円[1] |
『PLAN 75』(プランななじゅうご)は、2022年6月17日に公開された映画作品。日本・フランス・フィリピン・カタール合作。75歳以上の高齢者に対して自らの生死の権利を保障し、支援する制度「PLAN 75」の施行に伴う制度の対象者たちや市役所の職員、スタッフの苦悩を描く[2]。監督は本作が長編映画初監督となる早川千絵、主演は本作が9年ぶりの映画主演作となる倍賞千恵子[3]。
第75回カンヌ国際映画祭では、新人監督を対象にしたカメラ・ドールのスペシャル・メンション(特別表彰)が贈られ[4]、第95回アカデミー賞では、国際長編映画賞の日本代表作品に選ばれた[5]。
架空の現代。日本では高齢化問題の解決策として、75歳以上の高齢者に安楽死する権利(通称・プラン75)が認められた。
78歳の角谷ミチ(倍賞千恵子)は身寄りのない未亡人だが身体は丈夫で、ホテルの客室清掃員として働いていた。しかし、高齢を理由に解雇されるミチ。次の定職を見つけられず、生活保護にも抵抗のあるミチは、ついにプラン75を申請した。
プラン75の職員である青年・岡部ヒロム(磯村勇斗)は、窓口で無料の「合同プラン」について穏やかに説明していた。他人とまとめて火葬・埋葬されれば、葬式や墓の費用の心配がないコースだった。そんなヒロムの窓口に現れる幸夫。幸夫は20年間も音沙汰のなかったヒロムの叔父だった。
既に父親を亡くしており、叔父との交流を持とうとするヒロム。だが、幸夫はプラン75を心待ちにしており、75歳の誕生日に申し込みを行っていた。多少の動揺を見せつつも、死に場所の施設に向かう幸夫。
死に場所の施設で診察台に横たわるミチ。酸素マスクからガスが流れれば、眠りに落ちて死亡するはずだった。隣の台で静かに死んで行く幸夫。だが、手違いからミチのマスクにはガスが流れなかった。
幸夫を止めようと施設を訪れるヒロム。だが、幸夫は既に亡くなっていた。せめて火葬は合同ではなく身内として行おうと奔走するヒロム。生き残ったミチは施設を抜け出し、夕日の中を歩き出した。