読み方:ぴーしーえむ
《pulse code modulation》音声・映像などのアナログ信号を、パルスの列に置き換えてデジタル信号にする方式の一。信号をサンプリング周波数で一定時間ごとに分割し、振幅の大きさを量子化ビット数に対応するパルスに変換する。ひずみ・雑音が少ないのでオーディオや放送に用いられる。パルス符号変調。
読み方:ぴーしーえむ
(PCM から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/11/18 02:03 UTC 版)
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| 変調方式 |
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| アナログ変調 |
| AM | SSB | FM | PM |
| デジタル変調 |
| OOK | ASK | PSK | FSK | QAM | APSK DM | MSK | CCK | CPM | OFDM | TCM |
| パルス変調 |
| PWM | PAM | PDM | PPM | PCM |
| スペクトラム拡散 |
| FHSS | DSSS |
| 関連項目 |
| 復調 |
パルス符号変調(パルスふごうへんちょう、PCM、英語: pulse code modulation)とは音声などのアナログ信号を、アナログ-デジタル変換回路により、デジタル信号に変換(デジタイズ)する変調方式の一つである。
アナログ信号に対して標本化および量子化を行い、数列として出力する[1]。サンプリング周波数が高く量子化ビット数が多いほど変換前に近い高品質なデータになるが、データサイズが膨大となる問題がある。PCMの実用化は古く、1943年から1946年まで運用されたデジタル秘話通信装置のSIGSALYで人類史上初めて実用化された。
量子化の方式の違いにより、様々な種類のPCMが存在する。ほとんどの場合、現代に用いられているPCMはサンプリング周波数が一定である。PCMには非圧縮のものと圧縮されたものが存在するが、圧縮されたPCMは音質の劣化を抑えつつデータ量を削減している[注 1]。圧縮を掛けていないリニアPCMはエンコードとデコードが最も容易で、回路やソフトウェアに掛かるコストの問題から、通信帯域が狭いあるいは記録容量が少ないなどの場合以外はリニアPCMが採用されることがほとんどである。21世紀に入ってからは、圧縮する場合でも単に量子化の方法を工夫するよりは、MP3やAACやFLACなど、音声スペクトル分析やチャンネル間相関分析や予測などの様々な技法を駆使するデータ圧縮方式が多くなった。
標本化雑音。周波数スペクトルで、サンプリング周波数の半分となるナイキスト周波数を境界に折り返したように出現することから折り返し雑音とも俗称される。
標本化定理により、最低でも音声に含まれる最も高い周波数成分の2倍以上のサンプリング周波数を持たない限り、高音の信号が折り返され、偽信号として現れる。このため、サンプリング周波数はより高いほどより高音を再現できる。
再生時は同様に、原信号を折り返したような偽信号が発生してノイズとなる。オーバーサンプリング方式では、最初に元信号をデジタルフィルタで数倍のサンプリング周波数に変換することで折り返し雑音を高周波数帯域に移動させ、その後にアナログ変換とローパスフィルタ回路による折り返し雑音の除去する。
原理上、量子化によってアナログ量からデジタル値にする際の端数処理による量子化誤差のため、量子化歪みが発生する。これによる雑音を量子化雑音という。これを抑えるためには、量子化ビット数を増やす必要がある。
録音時などに、音量が可聴領域(量子化できる最大音量)を超えてしまった部分の波形が切り落とされる処理(クリッピング)により発生するノイズ。これを防ぐには、音声記録時に音量を下げる必要がある。ただし、可聴領域の幅に対して音量が極端に小さい場合は量子化歪みで波形が潰れてしまうため、適切な音量で記録を行うことが大切である。
音割れを修復する作業をデクリッピングなどと呼ぶ場合があるが、この作業で得られる波形はあくまで予測によるものであり、本来のものと大きくずれている可能性がある。
1チャネル当たりの基本速度が64kbpsの場合、24チャネルで1.544Mbpsになる。
アナログビデオテープレコーダーと組み合わせ、音声をデジタル信号で記録する装置。アナログ-デジタル変換回路とデジタル-アナログ変換回路を備える。業務用と家庭用の製品が発売され、従来のテープレコーダーを上回る高音質の記録が可能な機器として利用された。コンパクトカセットが普及していたことから、家庭への導入はオーディオマニアなどの極僅かな事例のみに留まり、業務用レコーディングのデジタル化を中心に導入された。
PCMデータをDA変換装置で変換して音声を再生する装置がPCM音源で、サンプラー、サンプリング音源と称する場合がある。
アプリケーションソフトウェアとして、任意の個数・性能の仮想PCM音源を鳴動させてPCM再生ハードウェアへミキシングして送出するソフトウェアミキサーがある。近年は半導体素子の処理速度が向上して豊かな表現が可能となった[注 3]。DirectXで音声データに音階を付与する機能、ソフトウェアMIDI音源、などはいずれもこの技術で成立している。家庭用ゲーム機で、これを用いるものにゲームボーイアドバンス、ほとんど用いないものにPlayStation 2などがある。PSやPS2はハードウェアPCMまたはストリーミング再生を採用している。
PCM音源を持たないゲーム機は、CPUでサンプリングデータを順次DACに送信してPCMを再生したものがある。ネオジオポケットや光速船などが単独でDACを搭載し、メガドライブやPCエンジンは音源の一部をDACとして使用可能でPCMを再生した。
ハードウェアを精密に制御し、発声が可能なハードウェアをDACに見立て、音声を再生する手法も存在する。ビープ音用のハードウェアでパルス幅変調を行ったり、矩形波の出力をDACに見立てPSGによるPCM再生を行う試み[4][5]や、同様にX68000ではOPMに音色として矩形波を定義し、8チャンネルの出力ポートを利用することで、最大でモノラルでは50kHz前後、ステレオで25kHz前後のサンプリング周波数の再生を可能にしたソフトウェア[6]も存在する。DACとしては非線形指数的の特徴を持つなど、元々想定していないハードウェアであるため、再生の音質は想定した設計のものと比較し、低くなりがちである。
また、波形メモリ音源では、制御する側で1周期ごとに波形を更新してPCMを再生したソフトウェアも存在する。
マイクロフォンからの入力をADCによりデジタイズしてCPUレジスターやメモリーへ書き込み、時限的なソフトウェア割込などで、ネットワークに流す手法が一般化している。プログラミング言語で比較的容易にコーディングが行え、ビデオ会議アプリケーションやサイマルラジオ、サイマル・テレビなどの完成されたアプリケーションを利用することで遅延はあるものの技術的な内容を意識することがなく使われている。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/08 09:12 UTC 版)
A.Hiramatsuという人物により開発され、同人サークルであるフロントラインが販売していたハードウェア。MSX本体とは別にPCMを追加することができる。M改が開発し、フロントラインが販売したシューティングゲーム「PLESURE HEARTS」では効果音に+PCMが使われた。
※この「+PCM」の解説は、「MSX」の解説の一部です。
「+PCM」を含む「MSX」の記事については、「MSX」の概要を参照ください。