出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/09/28 01:57 UTC 版)
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| 様式 | サンセリフ |
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| 分類 | ヒューマニスト |
| デザイナー | スティーブ・マットソン |
| 制作会社 | アセンダー・コーポレーション |
| 制作年月日 | 2010年[1] |
| 発表年月日 | 2011年[2] |
| ライセンス | SIL Open Font License、Apache License 2.0(2021年3月以前) |
| ベース書体 | Droid Sans |
| ウェブサイト | fonts |
Open Sans(オープン・サンズ)は、Googleの委託によりスティーブ・マットソンによってデザインされた、オープンソースのヒューマニスト・サンセリフ書体である。2011年にリリースされ、マットソンが以前に手がけたAndroidモバイル端末向けフォントDroid Sansを基に、文字幅に若干の修正が加えられている。
この書体は、多くの文字における広いアパーチャーと大きなエックスハイトが特徴であり、スクリーン上や小さなサイズでも高い可読性を持つ。ヒューマニスト・サンセリフ体の一種であり、真正なイタリック体も備えている。2018年7月時点で、Open SansはGoogle Fonts上で2番目に多く使用されているフォントであり、2000万以上のウェブサイト上で、1日に40億回以上表示されているとされる[3]。
2021年3月には、Open Sansファミリーにバリアブルフォント版(太さ・幅・傾きなどのスタイルを自由に調整できる、柔軟性の高い形式)が追加され、ヘブライ文字のサポートも加わった[3]。
Open Sansは、フラットデザインスタイルのウェブデザインにおいて広く使用されている[4]。
Googleの一部ウェブページ、印刷物およびウェブ広告においても使用されており、イギリスの労働党、協同組合党、自由民主党の公式フォントとしても採用されている。
また、2013年12月12日にリリースされたWordPress 3.8においても使用されている[5]。
Googleによれば、Open Sansは「垂直方向のストレス、開放的な字形、そして中立的でありながら親しみやすい外観」を特徴として開発され、「印刷物、ウェブ、モバイルインターフェースすべてにおいて可読性を最適化している」とされる[3]。デザインは、Android端末のユーザーインターフェース用に設計されたマットソンの先行作Droid Sansに類似しているが、Open Sansは文字幅が広く、イタリック体も用意されている[6]。フォント名が異なる理由について、マットソンは「Droidはモバイル画面向けに意図的に狭く設計されたが、名前に『ナロー (narrow)』とは入っていなかった。Open Sansは『エクステンデッド (extended)』というほど広いわけでもなかったので、その名前もふさわしくなかった。そこで、新しいファミリー名を選ぶという方向になった」と述べている[7]。
Open Sansの文字セットには897のグリフが含まれており、ラテン文字、ギリシャ文字、キリル文字を、さまざまなダイアクリティカルマークとともにサポートしている。
2014年1月には、イスラエルの書体デザイナーであるヤネク・イオンテフ (Yanek Iontef) によって、ヘブライ文字を含む拡張フォントが開発され、ニクダーをサポートする形で先行公開された(カンティレーション記号は非対応)[8]。この拡張フォントは後に広く使用されるようになり、2016年のテルアビブ大学のリブランディングや、ニュースサイト『ハアレツ』などでも採用された[9]。正式なヘブライ文字のサポートは2021年3月に追加された。
Open Sansには6種類のウェイト(Light 300、Normal 400、Medium 500、Semi-Bold 600、Bold 700、Extra Bold 800)があり、それぞれにイタリック体が用意され、合計12スタイルが存在する。ただし、MediumおよびMedium Italicのスタイルは、Adobe Fontsにはまだ収録されていない。このフォントには、いくつかのスタイル代替字形 (stylistic alternates) も存在する。たとえば、数字の「1」や小文字の「l」(エル)との混同を避けるため、セリフ付きの大文字「I」(アイ)が用意されているほか、一階建てと二階建ての「g」からの選択も可能である。数字については、表形式(等幅)またはプロポーショナル(可変幅)のライニング数字、およびプロポーショナルのテキスト数字として設定できる[10]。
Open Sans Condensedは、Light、Bold、Light Italicの3スタイルを備えたフォントである[11]。2021年時点では、Regular、Semibold、Extra BoldのバージョンがGitHub上で公開されているが、Google FontsやAdobe Fontsにはまだ追加されていない。
Open Serifは、Open Sansの補完フォントとしてマットソンによって設計されたスラブセリフ体である。Open Serifはオープンソースではなく、スティーブ・マットソンが運営するMatteson Typographicsによって販売されている。リリース日は2016年8月26日[12]。
Open Sans Softは、Open Sansの丸みを帯びたバージョンで、2021年3月23日にマットソンによってリリースされた。このフォントもオープンソースではなく、Matteson Typographicsから販売されている。オリジナルのOpen Sansと異なり、Open Sans Softではセリフ付きの大文字「I」がデフォルトのグリフとなっており、セリフなしのバージョンはスタイル代替字形として利用できる[13]。