出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/09 07:31 UTC 版)
OpenSound Control(OSC)とは、電子楽器(特にシンセサイザー)やコンピュータなどの機器において音楽演奏データをネットワーク経由でリアルタイムに共有するための通信プロトコルである。カリフォルニア大学バークレー校にある CNMAT(The Center for New Music and Audio Technologies)が開発した。
OSC はMIDIの代替となることを意図して設計されている。MIDIは1982年に実装されたもので、最近のマルチメディア用途には適していない部分が多い。通信プロトコルであるため、OSCによって、楽器やMIDIコントローラや各種マルチメディア機器が屋内のネットワーク(TCP/IP、イーサネット)やインターネットを経由して通信することが可能となる。OSCはブロードバンド・ネットワークの通信速度を最大限に活かしてデータ転送を行うため、31.250[kbps]と言う規格上の速度上限があったMIDIでは不可能な新たな利用方法が可能となっている。また、転送データの柔軟性も増しており、より高度なレベルでの通信が可能である。
OSCは様々なプロトコル上で転送可能だが、一般にUDPが使われる。なお、同じチームがかつて開発したZIPIプロトコル (Zeta Instrument Processor Interface)は失敗に終わった。
特徴:
OSC の実装はいくつもあり、リアルタイム音響処理環境、ウェブ操作ツール、ソフトウェアシンセサイザー、各種プログラミング言語、ハードウェア機器などがある。OSC は、コンピュータを使った音楽表現、ネットワークによる分散音楽システム、プロセス間通信、単一のアプリケーションでも使われている。
OSC は LADSPA の進化した DSSI プラグイン API の中心部にも使われており、GUIと演奏アプリケーションなどとの通信を担当している。LADSPA と DSSI は、音響効果・合成に関する Linux API である。
OSC を実装しているソフトウェアの例:
OSC を実装しているハードウェアの例:
2007年9月、コントローラ、シンセサイザー、ホスト間の通信のための SYN 名前空間 標準の提案がなされている。
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「デジタル・オーディオ・ワークステーション」の記事における「Open Sound Control (OSC)」の解説
MIDIの代替などとして使用されている。32bit floatのパラメータにも対応している。しかし、パラメータの標準仕様が存在しておらず、ソフトウェア毎に実装が異なる。
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固有名詞の分類
| 音響機器 |
CDプレーヤー 録音再生機器 電気楽器 DJM600 OpenSound Control |
| 電子楽器 |
フルテン Renoise FluidSynth テクニトーン OpenSound Control |
| 音声ファイルフォーマット |
Moving Picture Experts Group ドルビーTrueHD Mp3PRO SMAF OpenSound Control |