オフスプリング (The Offspring ) は、1984年 に結成された、アメリカ合衆国 カリフォルニア州 オレンジ郡 出身のポップパンク バンド 。代表曲は「プリティ・フライ 」、「オール・アイ・ウォント 」、「ヒット! ザット」、「カム・アウト・アンド・プレイ」など。作品の売り上げは全世界で4000万枚以上を記録している。
概要
「offspring」というバンド名は、元メンバーのジェームズ・リルヤが名付け親である。バンド名は「バカ息子」という意味合いで使われる「offspring」から取っている。また、「ロックの次に来るもの(=ロックが産み落とした子ども)」という挑発的な意味もある。
1984年 に、ギタリストのデクスター・ホーランド がソーシャル・ディストーション のコンサート会場に入れなかったのを不満に思い、友人のグレッグ・クリーセルと共に「Manic Subsidal」というバンド名で結成。
1987年 、Manic subsidalは覚えにくいということで、現在のバンド名となる。また、自分たちで『I'll be waiting/Black ball』のEPを1000枚プレスする。今ではオークションなどで高値で取引される。
1989年 、1stアルバム『The Offspring 』をリリース。
1992年 、2ndアルバム『イグニション - Ignition - 』をリリース。
1994年 に発売された3rdアルバム『スマッシュ - Smash - 』が、インディーズ史上最高のセールスを記録、同時期に大ブレイクしたグリーン・デイ と共に、1990年代のパンクブームを巻き起こす。
1995年 、レコード会社のエピタフレコード からコロムビア・レコード に移籍。
デクスターとグレッグが、自分たちで「Nitro(ナイトロ)」というレーベル を設立(社長はデクスターで、副社長はグレッグ)。
1997年 、4thアルバム『イクスネイ・オン・ジ・オンブレ - Ixnay on the Hombre - 』を、コロムビアからリリース。イギリスだけは、エピタフ名義でリリース。
1998年 に発売された『アメリカーナ - Americana - 』が、自身最高のヒットとなる(2006年 現在)。ジャケットの子供は、ロンという。
2000年 、先行シングル「オリジナル・プランクスター - Original Prankster - 」を発売。そして、同曲を公式サイトにて、無料ダウンロード開始し、また、ダウンロードした人の中から、抽選で1名に100万ドルが当たるというキャンペーンを開始する。当選者には、バンドからのポケットマネーで、100万ドルがプレゼントされた。
11月、『コンスピラシー・オヴ・ワン - Conspiracy of One - 』をリリース。
2002年 、ドラマーのロン・ウェルティが脱退。アトム・ウィラードが加入。
2003年 9月、「ダ・フイ - Da hui - 」のビデオを、レコード会社に無断でプロ・サーファー・チームの「ダ・フイ」と自主制作し、世界中のサーフショップにばら撒く。
11月、7thアルバム『スプリンター - Splinter - 』をリリース。
2005年 、『グレイテスト・ヒッツ - Greatest Hits - 』をリリース。
2007年 、ドラムスのアトム・ウィラードが脱退。
2008年 、8thアルバム『ライズアンドフォール,レイジアンドグレイス - Rise and Fall, Rage and Grace - 』をリリース。ドラムスとしてピート・パラダが加入。
2012年 、4年ぶりのアルバムとして9thアルバム『Days Go By』を6月27日にリリース。
2015年 、シングル『カミングフォーユー-Coming for you-』をリリース。
2016年 、オフィシャルサイトにて、『シャークネード-Sharknado-』を8月に発表。
2018年 、ベースのグレッグ・Kがツアー参加を休止、その後、正式にバント脱退となった。
2019年 、新たなベーシストとして、サポートギタリストであったトッド・モースが正式メンバーとして加入。
2021年 、9年ぶりのアルバムとして10thアルバム『レット・ザ・バッド・タイムズ・ロール』を4月16日リリース。同年、ドラムスのピート・パラダが脱退。
2023年 、新たなドラマーとして、ジョシュ・フリースの後任としてサポート参加したブランドン・ペルツボルンが正式メンバーとして加入。
パフォーマンス
会場の2階にまで届く放水パフォーマンス等の過激なパフォーマンスで、各方面から反響を呼んでいる。 「ゲストのバックストリート・ボーイズ だ」と、彼ら風に服を着せたマネキン(正確にはダッチワイフ)をステージ上で叩き壊したことでも知られている。 (これはアルバム「アメリカーナ」収録の「プリティ・フライ(フォー・ホワイトガイ) 」にも見られるアンチ・ファッション、アンチ・ポーザー的なメッセージ)
メンバー
現在のメンバー
出身高校の卒業生総代を務める。"デクスター"の愛称は、数学が得意だったことから(「理数系のがり勉」という意味)。
南カリフォルニア大学 分子生物学 博士号取得寸前まで行っていたが、デビューのため、取得には至らなかった。その後、20年近く学業を保留することになったが、2013年に南カリフォルニア大学ケック医学校のウイルス腫瘍学およびプロテオミクス研究室の博士課程に復学、2017年についに分子生物学の博士号を取得した。この期間において、彼は博士課程の指導教官であるスライヤ・ラシードとボブ・ベイカーの指導の下、「グローバルHIV-1ゲノムのタンパク質コード領域内における成熟マイクロRNA配列の発見:ウイルス感染と病原性の新たなメカニズムの予測」という論文を発表した。
オフスプリング自作の低クォリティホームメイドビデオ「Americana 」(初出1999年、なお、アルバム「ライズ・アンド・フォール,レイジ・アンド・グレイス」のボーナスDVDに収録)には、
高校時代のデクスターがドラムスを叩いているシーンに「He hated Ringo Starr」の字幕が付けられているが、実際に リンゴ・スター が嫌いだったというよりはオフスプリング流のジョークと解釈するほうが自然である。
プライベートジェットを所有し、自ら操縦もする。ジェット機の名前は『アナーキー・エアライン』
2004年11月、そのジェット機で、世界一周旅行に出掛け(パイロットを目指していた10代の頃からの夢であった)、その途中で、給油と観光のため、成田を含む幾つかの都市へ立ち寄りながら、9日間に及ぶ旅を成し遂げる。
オフスプリングの楽曲は、ほとんど彼が作成している。
Ibanez のRGシリーズを主に使用している。
元はデクスターたちがいた学校の用務員。酒(ビール)好きで、ヘビースモーカー。サーフィンが趣味。
「ダ・フイ」のPVでは、デクスターと共にクーク(kook サーファーまがい)役を演じる。
1985年、前年にデクスターとグレッグ・Kが結成していたバンド、マニック・サブサイダル(Manic Subsidal)に加入する。
当初は、ギターの腕よりもむしろ酒を合法的に入手出来る年齢であることが重宝された。
なお、ヌードルズというあだ名は、80年代後期に、アルバムをプロデュースしたトム・ウィルソンが付けたもので、「チャラチャラした演奏をする」という意味の「noodle」が由来。
サマーソニック07では髪を長くしている。
Ibanez からNDM2というギターを使用、またシグネチャーモデルが発売されている。
2019年 より、ツアー不参加状態を経て正式に脱退したグレッグの後任として加入。
正式メンバーになる以前より、サポートメンバーとしてリズムギターを演奏しており、『デイズ・ゴー・バイ』や以降の楽曲にもバックコーラスでレコーディング参加していた。
2023年正式加入。
2023年 からジョシュ・フリースに代わってサポート加入を経て、ピートの後任として正式メンバーに昇格した[ 2] 。
マリリン・マンソン やスイサイダル・テンデンシーズ などに在籍した実績を持つ。
元メンバー
Manic Subcidal時代からの初代ドラマー。在籍時はカリフォルニア大学ロサンゼルス校の学生で、1987年 にメディカルスクール進学準備のため脱退。2003年 にピッツバーグ大学医学部で学位を取得。産婦人科医/婦人科腫瘍医。最初のデモテープやデビューシングル"I'll Be Waiting"で演奏した他、1stアルバム『The Offspring 』収録の"Beheaded"をデクスターとともに作詞[ 3] 。
2023年 8月5日 に脱退以来初めてライブにゲスト出演し、"Beheaded"をプレイした[ 4] 。
2003年 に音楽性の違いから脱退。後にSteadyGroundというバンドに参加したが、2014年現在では解散している。ライブでは、上半身裸でプレイする事が多かった。
2003年 から、ロンに代わって加入。「スプリンター」の収録後に参加したため、CD音源では演奏していないが、収録曲の一つ「Can't Get My Head Around You」のPVに出演し、ドラムを演奏している。
2005年に発表された「Can't Repeat」のCD音源でも収録に参加しなかったが、同様にPVには登場し、ドラムを演奏している。
2007年 に脱退。現在は、元ブリンク 182 のボーカル /ギター のトム・デロング が結成した、Angels&Airwaves に参加している。
Ibanez 製のATKを主に使用。ピック奏法でベースを弾く。
デクスターとは幼馴染である。ゴルフが趣味。
他のメンバーに比べて大人しい性格だが、インタビューでも他のメンバーと同様によく冗談めかした発言をする。
2019年 よりツアーに不参加の状況が続き、後にグレッグおよびバンド側より脱退が正式に表明されたが、脱退前後の両者間の取り決め内容について対立が生じ、双方が提訴しあう事態に発展した[ 5] [ 6] [ 7] 。
2007年からアトムに代わって加入。
YouTube にて、自身の腕前を披露している。
公式メンバーとして、脱退したロン以来スタジオ版でもドラムを演奏し、『デイズ・ゴー・バイ』のレコーディングにも一部参加。
2021年 、『レット・ザ・バッド・タイムズ・ロール』のツアーを迎えるにあたり、COVID-19ワクチン 接種を義務付けられていたにもかかわらず持病のギラン・バレー症候群 に伴うドクターストップ に従って拒否したことを理由に今後のツアーに参加しないことを表明し、そのまま脱退となった[ 8] 。
ディスコグラフィ
アルバム
世界セールス50万枚。
ゴールド 獲得(US) 世界セールス100万枚。
全米最高4位、6Xプラチナム 獲得 世界セールス1400万枚。
イクスネイ・オン・ジ・オンブレ - Ixnay on the Hombre (1997)
全米最高9位、プラチナム獲得 世界セールス600万枚。
全米最高2位、5Xプラチナム獲得 世界セールス1000万枚。
全米最高9位、プラチナム獲得 世界セールス500万枚。
全米最高30位、ゴールド獲得 世界セールス150万枚。
全米最高8位。
ライズ・アンド・フォール,レイジ・アンド・グレイス - Rise and Fall, Rage and Grace (2008)
全米最高10位。
ハッピー・アワー! – Happy Hour ! (2010)
今までのシングルのボーナス曲や未発表曲 そして、ライブ音源を加えたアルバム。
デイズ・ゴー・バイ - Days Go By (2012)
フルアルバムとしては4年ぶりとなるアルバム。
レット・ザ・ バッド・タイムス・ロール - Let The Bad Times Roll (2021)
フルアルバムとしては9年ぶりとなるアルバム。
スーパー・チャージド - SUPERCHARGED (2024)
フルアルバムとしては3年ぶりであり、新メンバーであるジョナ・ニモイ、ブランドン・ペルツボルンが加入後、初となるアルバム。
シングル
(日本国内版のみ)
ALL I WANT (1997)
GONE AWAY (1997)
THE MEANING OF LIFE (1997)
WHY DON'T YOU GET A JOB? (1999)
ORIGINAL PRANKSTER (2000)
WANT YOU BAD (2001)
MILLION MILES AWAY (2001)
HIT THAT (2003)
(CAN'T GET MY)HEAD AROUND YOU (2004)
Hammerhead (2008)
Make It All Right (2024) - アルバム「SUPERCHARGED」からの先行シングル。
ビデオ (VHS/DVD)
Americana (1999)
HUCK IT (2001)
COMPLETE MUSIC VIDEO COLLECTION (2005)
その他
アルバム『グレイテスト・ヒッツ - Greatest Hits - 』収録の『Can't repeat』は、ロンが抜けた後で、アトムが入る前の為、ドラマーは元ガンズ・アンド・ローゼス のメンバー、ヴァンダルズ のジョシュ・フリースが担当。『Can't repeat』のPVは、アトムが出演してドラムを叩いている。
日本では、『踊る!さんま御殿!! 』のBGMとして曲が流されたり、『All I Want』がセガ(後のセガ・インタラクティブ )のアーケードゲーム及び家庭用ゲーム『クレイジータクシー 』の挿入歌として使われていることでも知られている。他には、『(CAN'T GET MY) HEAD AROUND YOU』がX-TRAIL のCM、『Pretty Fly(For A White Guy) 』がTWO DOGS(ツードッグス)カクテルのCMに使われている。また、プロレスラー・金村キンタロー の登場時の「ブリブラダンス」に、「COME OUT AND PLAY」が使われている。また、激しい曲調から格闘家の入場曲としても頻繁に用いられている。埼玉スタジアム2002 では浦和レッズ ホームゲームの試合前ウォーミングアップ用BGMとして『The Kids Aren't Alright』が使用されている。
脚注
外部リンク
ウィキメディア・コモンズには、
オフスプリング に関連するカテゴリがあります。
デクスター・ホーランド (Vocal&Guitar) - ヌードルズ (Guitar) - グレッグ K (Bass) - ピート・パラダ (Drums) ダグ・トンプソン - エイ・ギリカタ - マーカス・パリッシュ - ジム・ベントン - ジェームズ・リルヤ - ロン・ウェルティー - アトム・ウィラード
アルバム
関連項目