出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/05/08 20:33 UTC 版)
| 『NEON GENESIS EVANGELION』 | ||||
|---|---|---|---|---|
| 新世紀エヴァンゲリオン の サウンドトラック | ||||
| リリース | ||||
| 録音 | 1995年5月 - 7月 | |||
| ジャンル | アニメサウンドトラック | |||
| 時間 | ||||
| レーベル | スターチャイルド | |||
| プロデュース | 大月俊倫 庵野秀明 |
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| チャート最高順位 | ||||
| ゴールドディスク | ||||
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| 新世紀エヴァンゲリオン アルバム 年表 | ||||
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| EANコード | ||||
| JAN 4988003180492(KICA-286) JAN 4988003306045(KIAW-21) JAN 4988003471262(KIJA-6〜7) |
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| 『NEON GENESIS EVANGELION』収録のシングル | ||||
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NEON GENESIS EVANGELION とは、
『NEON GENESIS EVANGELION』(ネオン・ジェネシス・エヴァンゲリオン)は、テレビアニメ『新世紀エヴァンゲリオン』のサウンドトラック。1995年12月16日にスターチャイルドから発売された。
| 特記の無い曲は鷺巣詩郎作曲編曲。 | ||||||
| # | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 歌 | 時間 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1. | 「残酷な天使のテーゼ <Director's Edit. Version>[注 1]」 | 及川眠子 | 佐藤英敏 | 大森俊之 | 高橋洋子 | |
| 2. | 「FLY ME TO THE MOON」 | Bart Howard | Bart Howard | Toshiyuki Ohmori | CLAIRE | |
| 3. | 「ANGEL ATTACK」(E-6) | |||||
| 4. | 「Rei I」(A-1) | |||||
| 5. | 「Hedgehog's Dilemma」(B-1) | |||||
| 6. | 「BAREFOOT IN THE PARK」(C-2) | |||||
| 7. | 「RITSUKO」(C-5) | |||||
| 8. | 「MISATO」(B-16) | |||||
| 9. | 「ASUKA STRIKES!」(B-17) | |||||
| 10. | 「NERV」(A-3) | |||||
| 11. | 「TOKYO-3」(C-7) | |||||
| 12. | 「I.SHINJI」(A-6) | |||||
| 13. | 「EVA-01」(E-3) | |||||
| 14. | 「A STEP FORWARD INTO TERROR」(E-9) | |||||
| 15. | 「EVA-02」(E-4) | |||||
| 16. | 「DECISIVE BATTLE」(E-1) | |||||
| 17. | 「EVA-00」(E-5) | |||||
| 18. | 「THE BEAST」(E-5テンポ早) | |||||
| 19. | 「MARKING TIME, WAITING FOR DEATH」(E-7) | |||||
| 20. | 「Rei II」(B-20) | |||||
| 21. | 「FLY ME TO THE MOON」(B-4) | Bart Howard | 鷺巣詩郎 | |||
| 22. | 「次回予告」(F-2 30秒バージョン) | |||||
| 23. | 「FLY ME TO THE MOON <YOKO TAKAHASHI Acid Bossa Version>」 | Bart Howard | Bart Howard | Toshiyuki Ohmori | YOKO TAKAHASHI | |
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合計時間:
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| 新世紀エヴァンゲリオン Neon Genesis EVANGELION |
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|---|---|
| ジャンル | |
| アニメ | |
| 原作 | 庵野秀明[注 3] |
| 監督 | 庵野秀明 |
| 脚本 | |
| キャラクターデザイン | 貞本義行 |
| メカニックデザイン |
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| 音楽 | 鷺巣詩郎 |
| アニメーション制作 | |
| 製作 | |
| 放送局 | テレビ東京系列他 |
| 放送期間 | 1995年10月4日 - 1996年3月27日 |
| 話数 | 全26話 |
| 映画:シト新生 | |
| 原作 | 庵野秀明 GAINAX |
| 総監督 | 庵野秀明 |
| 監督 | 摩砂雪(DEATH) 鶴巻和哉(REBIRTH) |
| 脚本 | 庵野秀明 薩川昭夫(DEATH) |
| 制作 | GAINAX(DEATH/REBIRTH) タツノコプロ(DEATH) Production I.G(REBIRTH) |
| 製作 | EVA製作委員会[注 4] |
| 配給 | 東映 |
| 封切日 | 1997年3月15日 |
| 上映時間 | 99分 |
| 映画:Air/まごころを、君に | |
| 原作 | 庵野秀明 |
| 総監督 | 庵野秀明 |
| 監督 | 庵野秀明(26話監督) 鶴巻和哉(25話監督) |
| 脚本 | 庵野秀明 |
| 制作 | Production I.G、GAINAX |
| 製作 | EVA製作委員会[注 4]。 |
| 配給 | 東映 |
| 封切日 | 1997年7月19日 |
| 上映時間 | 87分 |
| 映画:DEATH (TRUE)2 / Air / まごころを、君に | |
| 原作 | 庵野秀明 |
| 総監督 | 庵野秀明 |
| 監督 | 庵野秀明 摩砂雪 鶴巻和哉 |
| 脚本 | 庵野秀明 |
| 配給 | 東映 |
| 封切日 | 1998年3月7日 |
| 上映時間 | 160分 |
| テンプレート - ノート | |
| プロジェクト | アニメ |
| ポータル | アニメ |
『新世紀エヴァンゲリオン』(しんせいきエヴァンゲリオン、Neon Genesis EVANGELION)は、GAINAX制作による日本のアニメーション作品。1995年10月4日 - 1996年3月27日にかけてテレビ東京系列他で放送されたテレビアニメ全26話とその劇場版。略称は「エヴァンゲリオン」[2]、「エヴァ」[3]、「EVA」[4]。
庵野秀明原作・監督[注 5]によるオリジナルアニメ。大災害「セカンドインパクト」が起きた2015年の世界を舞台に、巨大な汎用人型決戦兵器「エヴァンゲリオン」のパイロットとなった14歳の少年少女たちと、第3新東京市に襲来する謎の敵「使徒」との戦いを描く。
1990年代の日本における第3次アニメブームのきっかけとなり、その影響は社会現象と評された。多数の後継作品に影響を与えセカイ系と呼ばれるジャンルの原点となったほか、アニメビジネスにおける映像ソフト売上の向上やメディアミックスの展開を切り開いたとされる。
本作品は1990年代に始まる第3次アニメブームのきっかけとなった作品である[5]。作品発表当時、物語の構造として、主人公の自意識や人間関係と、世界の命運という両極端なスケールの話が連動していることが斬新であったため、ポスト・エヴァンゲリオンともいうべき作品が数多く生み出され、後にそのような作品がセカイ系と呼称されるようになった[6]。さらに、製作委員会方式を採用した初期の作品であり、本編を収めたパッケージメディアの成功だけでなく、メディアミックスの一環として発売した漫画やフィギュアなどの関連商品も軒並みヒットし、本作品以降首都圏で深夜を中心にアニメ放送が急増し(深夜アニメの登場)、21世紀以降のアニメ文化の枠組みを築いた。
設定にある第3新東京市とは、実際の日本地図に当てはめると、神奈川県足柄下郡箱根町仙石原付近の芦ノ湖北岸あたりになる[7]。
1997年には、テレビシリーズ版の結末(第弐拾伍話、最終話)とは別の結末を描いた劇場版『Air/まごころを、君に』(第25話、第26話)が公開された。
テレビアニメと漫画のメディアミックス作品であり、テレビ放送に先立つ1994年12月(1995年2月号)より角川書店の『少年エース』で貞本義行によるコミカライズ版『新世紀エヴァンゲリオン』が連載開始され、18年後の2013年6月(2013年7月号)に連載終了。連載開始から19年後の2014年11月20日に最後の単行本(第14巻)が発売されて完結した。
2006年には、本作品を新たな設定・ストーリーで「リビルド(再構築)」した『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』シリーズ全4作の制作が発表され、2007年に第1作『序』、2009年に第2作『破』、2012年に第3作『Q』、2021年に第4作『シン・エヴァンゲリオン劇場版』が公開された。
なお、テレビアニメ版、旧劇場版[注 6]、漫画版、新劇場版はそれぞれ物語後半からストーリーに差異が見られる。
物語の舞台は西暦2000年9月13日に起きた大災害セカンドインパクトによって世界人口の半数が失われた世界。その15年後の西暦2015年、主人公である14歳の少年碇シンジは、別居していた父、国連直属の非公開組織・特務機関NERV(ネルフ)の総司令である碇ゲンドウから突然第3新東京市に呼び出され、巨大な汎用人型決戦兵器エヴァンゲリオン(EVA)初号機のパイロットとなって第3新東京市に襲来する謎の敵「使徒」と戦うことを命じられる[注 7]。
当初はゲンドウの命令で、そしてEVA零号機のパイロットである少女綾波レイの負傷を目の当たりにしたため仕方なくEVAに乗っていたシンジであるが、使徒との戦い、そして戦闘指揮官であり保護者役となった葛城ミサト、同級生鈴原トウジ・相田ケンスケらとの交流によって次第に自らの意思でEVAで戦うようになる。第3、第4使徒を倒し、戦線復帰したレイとともに第5使徒を倒したシンジに、新たにドイツから来日したEVA弐号機のパイロットの少女惣流・アスカ・ラングレーが仲間に加わり、彼らは次々と襲来する使徒を迎撃し、たびたび窮地に追い込まれるも辛うじて勝利を重ねていく。
しかし、米国からNERV本部へと移管された新型機・EVA3号機の起動実験の際、3号機に寄生していた第13使徒が3号機を操り暴走をはじめたため、ゲンドウは3号機を使徒(敵)として処理することを決定。レイの零号機とアスカの弐号機が倒されるが、それでもシンジが人間の乗っているEVAを相手に戦うことを躊躇したため、ゲンドウはEVAの自律型操縦システム「ダミーシステム」を起動させる。シンジの意思とは無関係に初号機は3号機を破壊し、コックピット(エントリープラグ)を握り潰す。そしてシンジは、そこに自分の友人、鈴原トウジが乗っていたことを知る。
自らが乗ったEVAの手で友人が足を切断する大怪我を負ったことで、シンジはEVAのパイロットを辞めるが、そこに強大な力をもつ第14使徒が現れる。迎撃したアスカの弐号機とレイの零号機も敵わず倒される。その窮地を目にしたシンジは再び自分の意思でEVAに乗ることを決め、使徒と戦い、そして最後はEVA初号機の暴走によって使徒を倒すことに成功する。
しかし第15使徒との戦いにおいてアスカが精神攻撃を受け廃人となり、レイも第16使徒との戦いでEVA零号機とともに自爆し命を落とす。相次いで仲間を失ったシンジの前に新たなパイロット渚カヲルが現れる。シンジはカヲルに対して心を開いていくが、彼こそが最後の(第17の)使徒であった。しかし、アダムと出会うという目的を果たせなかったことでカヲルは自分か人類のいずれか片方しか生き残れないとシンジに説き、シンジの乗るEVA初号機の手で殺されることを願う。シンジは困惑し逡巡するが、カヲルを初号機の手で握殺する。
※ここから先の物語の描写はテレビシリーズ版と旧劇場版[注 8]で異なる[注 9]。
人類補完計画が発動したことが文字情報のみで示され、その中で絶望し苦悩するシンジの精神世界が描写される。これまでの主要登場人物(カヲルを除く)が次々と現れてシンジに語りかけ、その問答の果てに、シンジは今までとは全く違う世界を見ることになる。何の変哲もない学生生活を送るシンジと登場人物たち。母親(ユイ)も亡くなってはおらず、使徒もEVAも存在しない世界。その世界を見たシンジは「世界は自分次第であらゆる可能性がある」こと、そして「僕はここに居ても良いんだ」と気付く。そして登場人物たちから一同に「おめでとう」と祝福され、シンジは「ありがとう」と言って微笑んだ。
全ての使徒を倒したNERVに対し、ゼーレは戦略自衛隊(戦自)を使った武力占拠を開始する。施設が次々と破壊・占拠されていく中、生きる意思を失くしていたシンジは無抵抗のまま戦自隊員に殺されようとしていた。その寸前、ミサトによってシンジは救出され、2人は初号機のケージへと向かう。しかし、ケージへの移動中、ミサトは戦自隊員の銃撃に遭って負傷し、シンジにEVAで戦うよう言い残して留まり、区画爆破に巻き込まれ命を落とす。一方、廃人状態であったアスカは目を覚ましEVA弐号機で戦自の部隊を壊滅させるものの、ゼーレが送り込んだEVA量産機9体に倒されてしまう。シンジを乗せ、翼を現したEVA初号機がアスカの元へと飛ぶ。そこでシンジが見たのは、アスカの乗った弐号機が解体され捕食された惨状であった。シンジは絶叫し、精神を崩壊させる。
EVA初号機を依り代としてサードインパクトが始まり、全人類の肉体は液化し、その魂は「黒き月」に集められた。初号機はレイやカヲルの姿をとる巨人(第2使徒リリス)に取り込まれ、そこでシンジはレイやカヲルに再会するが、シンジは人類が単体の生命となることを望まず、それぞれが個人として存在する従来の世界を望んだ。リリスは首から血を噴き出して倒れる。気がつくとシンジは赤い海に囲まれた白い砂浜にアスカと2人だけで横たわっていた。
テレビシリーズ版弐拾伍話「終わる世界」に対し「Air」、テレビシリーズ版最終話「世界の中心でアイを叫んだけもの」に対し「まごころを君に」のタイトルをもつ。
ここでは一部の人物を簡易的に記載する。他の人物については上記の記事を参照。
| 箱根山地の地形図 |
主人公らの乗る汎用人型決戦兵器。見た目から巨大なロボットのように見えるが、正確にはロボティクスを応用した外部装甲型の人造人間[注 11]であり、「A.T.フィールド」と呼ばれる防御壁をもつことから、使徒に対抗できる唯一の存在とされる。パイロットはEVAとの神経接続を行う「インターフェイス・ヘッドセット」と生命維持などのサポートを行う「プラグスーツ」を着て、コックピットの「エントリープラグ」に乗り込む。エントリープラグはEVAの頸椎部分から挿入され、内部には「L.C.L.」と呼ばれる、肺胞でのガス交換を可能にする液体が満ちている。EVAはパイロットとの神経接続によりコントロールされ、稼働状況は両者の「シンクロ率」により左右される。シンクロ率が低いとEVAは起動せず、逆にシンクロ率が高いときにEVAが外的ダメージを受けると、パイロットにも肉体的影響が出る。パイロットは「母親のいない14歳の子供」から選抜されている[注 12]。
| 機体 | 補足 | 機体色 | 搭乗者 |
|---|---|---|---|
| 零号機→零号機・改[注 13] | PROTO TYPE | 山吹色→ブルー(改) | 綾波レイ |
| 初号機 | TEST TYPE | バイオレット | 碇シンジ |
| 弐号機 | PRODUCTION MODEL | レッド | 惣流・アスカ・ラングレー |
| 3号機 | PRODUCTION MODEL | ダークブルー | 鈴原トウジ |
| 4号機[注 14] | PRODUCTION MODEL | 不明[注 15] | 不明[注 16] |
| 5-13号機 | MASS PRODUCTION MODEL | ホワイト | ダミープラグ[注 17] |
NERV本部のある第3新東京市に襲来する、謎の生命体の呼称。作品中で人類に敵対する存在である。EVAと同じくA.T.フィールドをもつ。
| 番号 | 呼称 | 特徴 |
|---|---|---|
| 第1使徒 | アダム | 使徒を生み出した生命の起源の一つ。セカンドインパクトを引き起こした。 |
| 第2使徒 | リリス | 人類を生み出した生命の起源の一つ。 |
| 第3使徒 | サキエル | 人類の前に15年ぶりに出現した使徒。 |
| 第4使徒 | シャムシエル | 筒状の身体、鞭状の腕部をもつ使徒。 |
| 第5使徒 | ラミエル | 加粒子砲で攻撃する正八面体の使徒。 |
| 第6使徒 | ガギエル | EVA弐号機の輸送中の国連軍艦隊を襲った魚状の使徒。 |
| 第7使徒 | イスラフェル | 同型の二体に分裂する能力をもつ使徒。 |
| 第8使徒 | サンダルフォン | 浅間山火口において卵状態で発見された使徒。 |
| 第9使徒 | マトリエル | 溶解液を放つザトウムシのような形をした使徒。 |
| 第10使徒 | サハクィエル | 衛星軌道上から自らを落下させた使徒。 |
| 第11使徒 | イロウル | NERV本部に侵入した微生物状の使徒。 |
| 第12使徒 | レリエル | 空中の球形の影と平面的な身体の使徒。 |
| 第13使徒 | バルディエル | 侵食して融合を図る粘菌状の使徒。 |
| 第14使徒 | ゼルエル | 巨漢な体躯に帯状の腕をもつ最強の使徒。 |
| 第15使徒 | アラエル | 光る鳥のような形状をもつ使徒。 |
| 第16使徒 | アルミサエル | 光る二重螺旋の円環構造をもつ使徒。 |
| 第17使徒 | タブリス | 渚カヲル本人。 |
| 第18使徒 | リリン | 人類全体を示す。 |
庵野秀明はテレビシリーズ放映前のインタビューで、今のアニメ業界に閉塞感を感じ、それを打破したい思いで今作を作った事を明かした。今回の主人公は自閉的で、そういった人が閉塞から(自殺では無く)抜け出し、どうすれば変われるんだろう?という思いで作った事を語った。「出て来るキャラクターは皆自閉気味ですよね。他人と共有するものをあまり持たない、ギスギスした人間関係がそのままフィルムに出ている。それにシンパシーを感じる人もいるし、逆にかなり嫌悪を感じる人もいると思いますが、それは覚悟の上で、あえてそうしている」と意気込みを語った。一方鶴巻は、もう少し作品全体が明るい学園ものやラブコメ、青春ものになると思っていた(企画書通りの)と語った[11]。
作中に出てくるキリスト教要素については、あくまで物語を構築するための便利な素材であり、その上で今作は「人類の行く先はなんだろうということを考えながら、キリスト教的なものを借りてスタートした作品」であり、「人の進化とか存在理由について考えながら、人間の行き先について何かを創ってみよう」とした試みであったことを明かした[12]。
庵野は本作でエディプスコンプレックスをテーマとした話をやりたかったという。オリジナルな母親はロボットで、同年代の母親として綾波レイが横にいる。実際の父親も横にいて、全体の流れをつかさどるアダムがもう一人の父としてそこにいる。そういう多重構造の中で、そのテーマを描きたいと考えていた[13]。
庵野は当初、親子(父と子)の葛藤を描きたいと言っていた。主人公のシンジだけでなく、ミサトにも父親のトラウマがあり、リツコの場合も(本編では母親との葛藤になっているが)企画書の段階ではその対象は父親だった[14]。鶴巻和哉は「自分は父権的な話をやりたいんだと言ってゲンドウの存在を設定したが、そうはなっていない。どうやっても父性が欠如してしまうのが庵野さんの問題だ」と言う[15]。庵野は前作『ふしぎの海のナディア』でもそうだったように、「父親と子供の葛藤」というモチーフを延々と繰り返し、最初は意気込んで作るのに、父親の存在がいつもネックになって、結局はテーマとして描き切れずに終わる[14]。そして最後には「もう親父のことなんか、別に俺、描きたくないんだ」「初めから親父なんか要らなかったんだ」とまで言い出す[14]。本作でも、庵野は「親子の確執はあやふやなままにして最終話まで取っておいた」というが、結局、父子がきちんと向き合うことさえないまま物語は終わった[16]。評論家の竹熊健太郎は、父と子の葛藤というテーマ設定に疑問があるという。目に見える壁として描いているはずの父親(ゲンドウ)の存在感が希薄で、代わりにものすごく濃密なのが「母親のイメージ」。だから庵野の中で問題があるのは父親ではなく、母親との関係ではないのかと推測している[15]。そして庵野は「母親をみんな殺してしまうのは、自身の母親像みたいなものの投影か?」という彼の問いを肯定している[16]。EVAには母の魂が溶け込んでいて、パイロットはエントリープラグに入り、その中をLCLという羊水のような液体で満たして戦う。これは明らかに母親と胎児のアナロジーである[17]。幻となった「完全新作版」の映画では、これをさらに推し進めた「パイロットはエントリープラグを使わずにEVAの子宮に直接入って一体化する」という表現を考えていたという。そして出るときは摘出手術をする。また「タイムリミットがあり、間に合わない場合は取り込まれて『人としては』死んでしまう」という設定だったという[17]。父親や使徒の存在がとらえどころがないのは、庵野にとってそれらが世間やシステムの代表だからであるという[18]。
物語開始直後に「逃げちゃダメだ」と言っていたのが、最後に「逃げてもいい」に変わったのは、貞本のアドバイスによる[19][注 18]。
本作の制作直前の1992年、ガイナックスは同社の代表作『王立宇宙軍 オネアミスの翼』の続編にあたるアニメ映画『蒼きウル』[注 19]の企画制作を行っていた[21][22]。山賀博之が原作と脚本とプロデュースを担当し、庵野秀明が監督する予定だったが、財政的な事情により[注 20]、1993年8月ごろに制作が中止された[23][24]。それまでは岡田斗司夫や山賀など他人の敷いてくれたレールの上を走ってきた庵野は、ここで初めて「自分でやるしかない」と腹をくくり、初の自分のオリジナルと言える作品の企画を進めるためにテレビシリーズを立ち上げようと[25][26]、すぐにキングレコードのプロデューサー大月俊倫に電話をした[27][注 21]。
庵野は最初、原作はガイナックスとして作るが、制作は制作管理能力が弱いガイナックスでは行わず、他のアニメスタジオに制作拠点を置き、そこに制作チーム全員で参加する出向のような形を考えていた[28]。どこのスタジオに頼むか悩んだ結果、庵野は「受けるんだったらガイナックスでやってもらうし、できないんだったらサンライズでやります」とガイナックスに逆プレゼンし、ガイナックスがそれを受け入れた[29][注 22]。一方、庵野に貞本の絵が描いてあるイメージボードのようなものを見せられた大月は「これはイケる」と思い、作画を受注してくれるスタジオを探し始めた。前作の『ナディア』で業界に「ガイナックスの仕事は大変だ」という噂が流れていたため、候補はなかなか見つからなかったが、SFオタクだったタツノコプロの植田もときプロデューサーが「是非やりたい。会社は説得するから」と手を挙げてくれた。それ以外にプロダクションIGにも制作を依頼した[30]。
庵野は大月に「大月個人の意見は聞くけど、キングレコードとしての意見を出したら、俺達は一切の作業を打ち切る。オンエア中であってもだ。匂わせる様な意見も同義と見なす」と警告した。その他にも、幅広い層に見てもらい、制作資金の回収と庵野たちスタッフの作家性を両立させるために、玩具メーカーはスポンサーに入れず、テレビ東京側のプロデューサー陣が完成フィルムを見たら、色々なチェックと自主規制・修正の要請を受けても、面と向かって「一切直すつもりはない」と押し通した[31]。この姿勢によって、当初から庵野・大月が目指した「玩具メーカーの大きすぎる権威・企業同士の歪な上下関係・これまでの業界の常識を全部潰して直す」「企業同士の利潤の追求のみを目的にした結びつきではなく、トップの立場に立った個人同士の信頼関係の構築」を築き上げていくこととなり、スタッフの作家性の追求とコマーシャリズムの結実を両立させ、双方とも成功に導くこととなった[31]。
本作品のテーマである「神と人類の戦い」は庵野による提案で、最初の打ち合わせ段階で決まっていた[注 23]。社会学者の宮台真司によれば、初期は単なる未来の学園ものであったが、監督の鬱状態が影響して現在の形に変化していったという[32]。
本作の原案自体は、すでに『ウル』の1年前の1991年頃に着想されていた[22]。当時のガイナックス社長だった岡田との話し合いの中で生まれた企画の一つで、岡田の出した企画に対して庵野が「自分はこういうのをやりたいんだ」と言って提案したものだった[33]。しかし、理屈抜きの強烈なビジュアルイメージを最優先する庵野が内容をきちんと説明できなかったため、誰もそれに興味を持たなかった[34]。庵野が提示したのは「ロボットが巨大な電池を背負っている」「コードを引きずっているロボットがビル街で戦う」「第二東京市が長野にあり、八ヶ岳を中心に環状線が回っている都市があって山の上から超高層ビルがのぞいている」「試験管に液体が入っていて、その中でチューブを付けている女の子がゴボゴボいっていて、それが操縦席」といったビジュアルイメージで、それを表現した絵をホワイトボードに描いていった[34]。それに対してキャラクターデザイナーの貞本義行が具体的にどんな話かを尋ねると、「それは全然考えていない」と答えたという[34]。岡田との企画はOVAだったので「女の子が主人公で『トップをねらえ!』みたいなものをまた出来ないか」という話をしていたが、イメージボードが先行するものもあればアイデアが先行するものもあってなかなか形としては固まらなかった[34][注 24]。それから一年くらい経って全ての企画案が没になった頃、庵野が人に説明できるようになったからと最初に出した本作の原案を持ってきた[34]。
庵野は最初、主人公を女の子にする『トップをねらえ!』路線にこだわっていたが、貞本が延々と「どうして女なのか」「男を主役にしようよ」「(前作の『ナディア』も女性主人公だったので)いい加減主人公が女々しいの、俺は嫌だ」「こんなに女の子を主人公にしていると宮崎(駿)さんになっちゃうよ」などと言って説得し続けた[36]。するとある時、急に態度を変えて「じゃあ男にしよう」と庵野の方から言ってきた[36][注 25]。そして貞本がイメージボードを描き、全26話分のサブタイトルと数行程度のあらすじ[注 26]や設定などが書かれた企画書が作られた[37]。
エヴァンゲリオンの初期コンセプトは、本編といくらかの違いがあった。例えば、使徒の数が17体ではなく28体[注 27]であったり、物語のクライマックスでの12使徒との戦い[注 28]や人類補完計画の発動が含まれていた[40]。企画検討時点での仮タイトルは「人造人間エウァンゲリオン」であった[41]。初期のタイトル案には「アルシオン」などもあったが、一度却下されていた「エヴァンゲリオン」の方が濁点があって強そうだという貞本義行の意見が採用される[9][注 29]。庵野は貞本らスタッフに対し、目指している方向性は『マジンガーZ』であると提示している[43]。
スタッフたちは、庵野は最初、自らが総監督を務めた前作『ふしぎの海のナディア』と世界観をつなげるつもりだったろうと推測している[44]。この案は結局、ナディアの権利を所有するNHKからの版権許可が得られなかったために実現しなかったが『エヴァ』の初期の企画書でも『ナディア』の敵役「ガーゴイル」が、ブルーウォーターの閃光に触れて塩になってしまったことと「セカンドインパクト」は同種の現象であり、「セカンドインパクト」は「死海蒸発事件」という名になっていた他、初期案では特務機関ネルフの前身機関であるゲヒルンはネオアトランティスの残党の予定であった。また、レッドノア内部にはエヴァンゲリオンの素体を思わせる巨人(アダム)や、それらの骨格、部品などが随所に多く見られる。『ナディア』最終回では、16個の白い球体(爆発したレッドノアの光玉がそのように見える)が衛星軌道上から地球各地に飛び散っていくシーンがある[45]。CD『Good Luck Nadia』ドラマパートにて、西暦2005年の第2新東京でナディアのひ孫である伊藤ナディアとその友人「リツコ」が語り合う場面で『ナディア』の物語は幕を閉じている[46]。ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』ではナディアの劇中音楽の一部が使用されている[47]。
1994年4月の時点でスポンサーなどへの外部企画書が完成し、同年6月にはガイナックスのファン会報とGAINAX-NETにて、ガイナックスの新作アニメーションが発表された。同年11月26日に発売された『月刊少年エース』1月号にて漫画「エヴァンゲリオン」の連載が告知され、同年12月26日発売の2月号で貞本義行による連載が始まった[48]。1995年3月10日に発売された『月刊ニュータイプ』4月号では、監督・庵野のインタビューほか、キャラクター設定とイメージボードが公開された。同年7月22、23日に茨城県潮来市にある潮来ホテルで開催された「ガイナ祭95」で、本作品第壱・弐話が初公開された。当日はスタンディングオベーションが起こったほど、ファンに期待を抱かせた。9月1日には貞本義行による漫画第1巻が発売され、10月4日に本放送が開始された。
監督の庵野秀明は、学生時代に『宇宙戦艦ヤマト』と『機動戦士ガンダム』でアニメブームを体験し、強い影響を受けている。宇宙戦艦ヤマトはファンクラブに入っていたほど影響を受けており[49]、庵野作品全般にオマージュととれるシーンが存在する。また自身が代表取締役社長を務めるカラーが同作をベースとした新作アニメを製作する権利を獲得し、2025年からのプロダクション開始を目標に新作劇場作品の企画を進行中と伝えられている(2024年現在)[50]。『機動戦士ガンダム』に関しては、本作の第壱話制作のために同作第1話を全カット秒数ごとにチャート図のように書き出して分析・研究した[51]。それでも第1話としての構成と脚本で『ガンダム』の完成度には勝てなかったという[52]。シリーズ作品の『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』ではガイナックスの一員として制作に参加し、メカニックデザインを担当していた。また個人としても同人誌「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア 友の会」を出版している。本作放送の2年前に放送された『機動戦士Vガンダム』を庵野は高く評価しており、VガンダムのDVDブックレットに、「この作品にハマらなかったら僕は『新世紀エヴァンゲリオン』を作る前にアニメを辞めてたかもしれない、あるいは『エヴァ』みたいなものを作る気にはならなかったと思う」と語っている。
庵野は永井豪作品からも強い影響を受けている[53]。「デビルマンのインパクトを否定してしまえば自分の人生が根底からひっくりかえってしまう気がする」と語り[54]、劇場版制作の際には「エヴァのラストはデビルマンになるしかないんです」と発言している。また、EVAの本来の力が拘束具で抑えられているという設定は『バイオレンスジャック』のスラムキングを意識してのものかと問われると「無意識でやっているんでしょう。永井豪テイストはもう完全に入っていて拭うことができない」と答えている[54]。それ以外にも、「EVAのエントリープラグはマジンガーZのパイルダー・オンを今風にやっただけ」[55]、「EVAの羽が12枚なのはルシファーからで、それも『デビルマン』の影響」[53]などとも語っている。
庵野はアニメ業界におけるキャリアの初期に、『風の谷のナウシカ』の巨神兵の作画を担当しており、本人も巨神兵を主体とした作品を作りたがっていたが宮崎駿に拒否されたことから、巨神兵の特徴を引用してエヴァンゲリオンを制作したとも言われている[56]。実際に、新劇場版と同時上映の短編として『巨神兵東京に現わる 劇場版』を制作している。また、戦闘シーンは特撮からの影響を強く受けている[57]。また展示会『館長 庵野秀明 特撮博物館』に鈴木敏夫が付けたキャッチコピー“エヴァの原点は、ウルトラマンと巨神兵。”について、庵野は「あながち、間違いではないです」と肯定してる[57]。
特撮作品に関しては、庵野はアニメ以前から強い影響を受けている。怪獣映画は『ゴジラ』も『ガメラ』も見ていたが、『ゴジラ』にはそれほど影響を受けておらず、それよりもテレビの巨大ヒーロー物、つまりウルトラシリーズに強い影響を受けたと語っている[58]。中でも好きな特撮作品として「圧倒的にウルトラマン」としている[59]。『ウルトラQ』『ウルトラセブン』については、プロデューサーの大月とともに「これを見て今の人格が出来上がった」「難解な作品だったけど、将来に活きてくる」と評するほど敬愛しているため、そのような作品を子供に見せるように作ることを心がけたという。その際、同時にメインターゲットを小学生中学年〜高学年に絞った[31]。『仮面ライダー』は最初の8話までで、それ以降は見るに堪えないが、1話と2話だけは何かあれば必ず見返すという[58]。なお庵野によれば、未制作に終わった映画の「完全新作版」のプロットは後年の『進撃の巨人』と類似しており、使徒による人間の捕食を描写する予定だった[60]。庵野は人にとってのいちばんの恐怖は「食われる」ことであり、それは映画『フランケンシュタインの怪獣 サンダ対ガイラ』や『大怪獣空中戦 ガメラ対ギャオス』の記憶と結びついているという[17]。庵野は、のちに『ガメラ3 邪神覚醒』の制作事情をフィーチャーした『GAMERA1999』というドキュメンタリーを製作したり、『ゴジラ』、『ウルトラマン』、『仮面ライダー』の映画を監督やプロデュースしたりしている。
英国の『サンダーバード』や『謎の円盤UFO』といった海外のSF特撮作品にも強い影響を受けている[58]。ネルフとゼーレの設定は『謎の円盤UFO』に登場する地球防衛組織SHADOと宇宙局委員会に由来する[61]。また庵野は1985年に『サンダーバード』のダイジェスト編『ザ・コンプリート・サンダーバード』の編集に関わっている[62]
庵野は実写映画の監督の実相寺昭雄や岡本喜八に影響を受けた[63]。彼は特にウルトラマンやウルトラセブンの監督だった実相寺には強い影響を受け、俗に実相寺アングルと呼ばれる遮蔽物越しに人物を撮ったり画面を傾けたりする極端な構図を作中で多用している[64]。
庵野は村上龍の小説を愛読しており、本作制作直前に読んだ『愛と幻想のファシズム』が本作同様エディプスコンプレックスをテーマにしていることにシンパシーを感じている[65][注 30]。後に庵野は、『エヴァ』後の監督第1作目として、村上龍の小説『ラブ&ポップ』を映画化した。
この他にも、テレビシリーズ各話のタイトルが海外SF小説からとられている[注 31]。
庵野は一時期、同人誌を集めるほどテレビアニメ『美少女戦士セーラームーン』にハマっていた。その影響で、『セーラームーン』の主人公・月野うさぎ役の三石琴乃を葛城ミサトの声優に起用したり、綾波レイの名前が火野レイより採られたりしている。また、本作品の主人公・碇シンジ役の緒方恵美の起用は、『セーラームーン』の劇場版第1作目(地場衛の少年時代の役で出演)での緒方の泣くシーンの演技を見て決定したと語っている[66]。その他、『セーラームーン』の主要スタッフの一人でプライベートでも親交のある幾原邦彦を渚カヲルのモデルとしている。また庵野が作品のファンであることを知った初代監督の佐藤順一に「それほど好きならば」ということで同作の制作に誘われ、原画や絵コンテで参加することになった。佐藤の方も、そのお返しとして本作の絵コンテを甚目喜一名義で[注 32]何本か手掛けた[67]。その後も『美少女戦士セーラームーンS』でセーラーウラヌス&ネプチューン変身バンク演出を手掛けている。
庵野は「ドラゴンクエストシリーズ」に対し、「一見構造はシンプルだけど、設定が複雑で込み入った物語」と評し、「だったら俺は、キャラクターが魂の叫び・哲学・思想・生き様を訴える様な構造のドラマを作る」と対抗心を持った[31]。
本作品の著作権者表記は、テレビシリーズ版では「GAINAX/Project Eva.・テレビ東京」、劇場版では「GAINAX/EVA制作委員会」となっていたが、2006年に庵野秀明が自身の製作会社カラーを創設してからは「GAINAX・カラー」もしくは「GAINAX・カラー/Project Eva.」に変更。その後、テレビ放映20周年を迎える2014年末ごろからは「カラー」もしくは「カラー/Project Eva.」に変更された[68]。2020年の再放送からアニメーション制作がタツノコプロ単独に変更されている。
製作委員会方式で作られたテレビシリーズにはガイナックスは出資しておらず、映像作品からのリターンは庵野監督の脚本印税と監督印税のみとのこと[69]。
当初はテレビシリーズ版からプロダクション・アイジーとの共同制作の予定であり、石川光久も企画書の内容を面白がっていたが、スケジュールが「GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊」の制作・ジーベックの立ち上げと被ってしまったため、3千5百万円の出資・グロス請けに留まった。しかし、その後出資額の何十倍のリターンを受け取った際には石川は「『プラマイゼロでもいい』と思っていたのに、ノーリスクで投資して儲けさせてもらったようなもの。こういうのは最初で最後かもしれない」と振り返っている[70]。
庵野秀明監督が全てのエピソードのプロットを手掛け、他のスタッフが手掛けた脚本・絵コンテ・演出まで庵野自身が納得できるまで自分で修正していき、全てのキャラクターの行動・台詞まで入念にチェックした[71]。庵野は「キャラクターはすべて自分自身だ」と言っている[72]。登場キャラクターは全員、庵野の人格を中心に出来ている合成人格であり、コアの部分に庵野がいる。つまり本作において庵野は自身のプライベートフィルムや私小説に近い作り方をしている[73]。庵野は「人間ドラマは頭の中で考えてもできないので、仕方なく自分をドラマにそのまま投影しており、『エヴァ』のキャラは全部自分自身だというのはそういう意味だ」と語っている[74]。庵野は「自分がやっているのはノンフィクション。これをフィクションでやれというのはとても無理。そんな才能はない」「そういうのを簡単にやれると思ってる人たちに自分は傲慢を感じる。もしくは何もわかってないんだろうという」「『エヴァ』は実はドラマというよりドキュメンタリーに近い」と述べている[74]。庵野は「エヴァは自分の人生をそのままフィルムに引き写しているだけなので、自分が生きている限りは物語は終わらない。それでも番組を終わらせなければならないとなると、ストーリーが必要となってくる。物語を閉じるのはテクニカルな問題で、ドラマとストーリーが必要なのはその点だけ」と言っている[75]。
庵野はアニメ制作の初期段階においては受け身の姿勢をとり、各スタッフにアイデアを出させてそれをぶつけ合わせることで物語の骨格に肉付けをしていく[76]。本来はデザインや設定や作画担当の貞本義行、山下いくと、きお誠児、磯光雄もストーリー展開についてのアイデアを提供した[76][77][78][注 33]。初期の企画会議で庵野に意見を聞くと「いや、俺は聞く立場だから」と言って答えず、皆が喋っている内容を聞いて答えを見つけ出していた[34]。庵野の抱くイメージの全貌が把握できなかった貞本が質問すると、庵野は「そこの部分は皆で考えてください」と答えたという[34]。貞本は「根掘り葉掘り聞かないと庵野の口からは理由が出てこない。具体的にアイデアを考えていくのは自分なのでいろいろ庵野に聞くと、本当は何も考えてないんだろうけど、聞いたらそれなりに応えるから」と証言している[83][36]。鶴巻は庵野について「本人の中でハッキリしていない部分を問い質され、答えを口に出すことで初めて『ああ、こういうことを俺は考えていたのか』と気づくタイプ」と言っている[36]。
二人の副監督の内、鶴巻はブレインワーク的な仕事を好み、庵野が話を考える時は彼に相談していた[84]。一方、摩砂雪は物語を考えるよりもカッティング(編集)などフィルムを作ることを好むため、庵野は演出的なやり方や見せ方、絵やレイアウトについての相談は彼にしていた[84]。鶴巻は副監督として、上がって来た絵コンテを元に監督の庵野が要求したことをアニメーターに伝えるための指示を出す一方[85]、庵野が演出に行き詰った時は視覚面での見せ場・飾りになるアイディアを出していた[86]。摩砂雪は序盤で画のつなぎ方によって色々なシナリオをテンポ良く見せるために、第壱話・第弐話の準備・絵コンテ作業・完成までにトータルで1年かけた。その後の物語展開に対しては構成の補佐として、場面説明・人物の経過等の描写を「無駄なカット」として削っていった。演出方針は庵野から「カメラアングルに凝ってくれ」と要請されたため、「ウルトラセブン」「帰ってきたウルトラマン」「怪奇大作戦」等を参考資料にした[87]。その他にも撮影・プリ編集・ネガ編集の仕上げ作業現場、アフレコ・ダビングの音響制作現場に立ち会って、時間の許す限り演出指示を出した[88]。
脚本にはたいてい庵野のほかに脚本家が一人か二人クレジットされている。まず庵野が彼らと話してプロットを作ってもらい、脚本という形になったものを庵野がアニメーション用に平仄を合わせるために[注 34]少し手直しするというやり方である[89]。制作中の合間の飲み会で酔った勢いでアイディアを冗談半分で言うと、その次の日に庵野がそのままコンテ用の脚本にて本採用として通すこともあった。特に摩砂雪が酒の席で言ったアイディアが大方採用された。言い出した側が末端・地位が低いスタッフでも「面白かったら採用」という風潮だった[90]。摩砂雪は「俺がオリジナルを作る時に使うはずだったネタを全部『エヴァ』に使ってしまった」と振り返っている[91]。
10人の作画監督が参加しており、それぞれの個性が色濃く出ているため、話数によってキャラクターの印象が大きく異なる。また、グロス請け担当プロダクションの違いによる画風の差もあり、スタジオジブリのスタッフが担当した第拾壱話は、絵柄だけでなくキャラ描写や話の展開もコミカルでポジティブなものになっている[要出典]。
山賀博之がプロデューサーとしてクレジットに名を連ねているが、ガイナックスの業務として関わった仕事はあっても、制作現場に直接関わる仕事はしていない[92][93]。
日本のアニメの場合、どうしてもコストパフォーマンスを考えないといけないので、時間とクオリティと予算とのせめぎ合いとなる[94]。そこで本作では作画スタッフの力量、セル枚数、スケジュールなどを全て考慮し、止めで済むところは全部止めて動かすところは動かすなど、最小限の仕事量で最大限の効果を目指して制作することになった[95][注 35]。
制作に1年半から2年かけて、本放送開始の時点で作画まで出来ていたのは12話分、フィルムとして完成していたのはわずか数本だけだったので、残りの14本分を半年で完成させないといけないタイトスケジュールだった[96]。
『ふしぎの海のナディア』での海外への外注で起こったコミュニケーション不足によるクオリティ低下の反省から、作画作業のほとんど一切を日本国内のスタジオで仕切るようにした[71]。
ゲーム『新世紀エヴァンゲリオン2』を制作した芝村裕吏によれば、庵野は現場の能力に応じて作り方を変えており、それが各話数における不連続なポイントの原因だという[97]。また、スタジオジブリの鈴木敏夫は、テレビシリーズ版の制作を受けるに当たって「(ジブリは)相当下手だぞ」と庵野に念を押したが、そうするとちゃんとジブリ向きの、ロボットがメインではない、日常生活が主の話を持ってきた、と語っている[98]。
テレビの最終2話は、それまでのSF的設定やドラマ上の伏線の回収を無視して投げ出したとも取れるもので、きちんとした一般的な結末を期待していたファンからは猛反発を受けた[99]。
テレビ放送後半に入った第拾六話は、それまでのアクションから一転し、心理的・精神的な人間の内面性の描写のみであった。第拾八話のEVA初号機の暴力的な場面は、子供が見るアニメ番組として不適切だとして非難され[48]、第弐拾話のミサトと加持の性的な場面の描写も同様に非難された[100]。こうした中でも「人類補完計画」など、作品中ではその全貌や実体が明らかにされない数々の伏線をちりばめ、生物学・心理学・宗教関係の専門用語を多用した構造は、SFファンを中心に人気を集め、またストーリー面でも中盤以降の徐々に暗くなっていく人間ドラマが大きな支持を得る。ヒロインの綾波レイが自死同然に戦死し、もう一人のヒロインである惣流・アスカ・ラングレーは廃人化するという怒涛の展開を見せ、クライマックスに向けて視聴者の期待は盛り上がっていった。ところが、その期待に応えるものとして放映が待たれた第弐拾伍話と最終話の2話は、一転してそれまでのストーリーとは断絶した主人公の内面世界の物語として描かれた。サードインパクトや人類補完計画が発動された(もしくは始まった)ことが暗示されただけで、物語の大部分は登場人物の精神的な葛藤やトラウマの超克が焦点となり、現実世界で何が起こったのかは放送時点では不明瞭であった。
この結末は放送直後から大きな反響を呼び[注 36]、大塚英志が放送後すぐさま読売新聞紙上で"これは自己啓発セミナーの内容そのものだ"と痛烈に批判した[104][105]ことを発端に騒動は大きくなった。しかし一方で、そのことがむしろ作品の知名度を高めていったとも言われている[106]。
監督の庵野秀明が最終2話をそのような表現方法で制作するに至った理由について、一般的には「制作期間が足りなくなったため」とされている。たしかに放映の初期段階から制作スケジュールが押していたのは事実である[注 37]。放送開始時点で、およそ半分の話数までしか作画に入っておらず、完成していたのは第八話までであった[96][注 38]。
一方で、アニメ雑誌編集者の小黒祐一郎は、放映2か月前の1996年1月の時点で既に最終2話のプロットは出来上がっていたと証言している[107]。またGAINAX社長(当時)の山賀博之も「『破綻した制作状況のもとに、最後は全然できなくなっちゃって、こうなっちゃいました』というのは演出で、完全に破綻するまで苦しくなかったのは確か」と述べている[108]。
副監督の鶴巻和哉は「第25、26話も庵野監督なりに勝算があってやっている。つまり、あれは非難されることも含めて自分の勝ちだみたいなところでやってるんだろうと思う。(ああいう最終回をやると)決めた時点ではすでに人気が出ていて、何をやっても話題になるとわかっていたし」「ただし、庵野監督も最初の段階では人気が出るかどうか確信は無かったので、あまりにセオリーを外したものは作りたくないというのはあったと思う」「本当はもっと早い段階で種明かしのネタを全部考えてシナリオを書いちゃうのが一番楽なんですよ。でも庵野監督はそれでは楽しすぎだとか思ったんでしょう。だからもっと粘ってみたいと思って、ああなったんだと思いますよ」と証言している[106][109]。そして、その決断を「やってよかった。あれがなかったら『大した作品じゃなかった』とさえ言える。おかげで半年経ったら忘れられるよくある作品にならなかった」と評価している[106]。
大月俊倫プロデューサーは「エヴァが現在あるのは、あの衝撃的な展開によって皆さんに『なにか違う』『俺ならこうする』とそれぞれ"補完"してもらえたおかげ。僕らにとってあの結末は肩透かしでも消化不良でもなく、長い時間をかけて"永遠に終わらない最終話"になれた唯一無二のクライマックスだと考えています。これが僕たちからの回答ですね」とインタビューに答えている[110]。
アニメ評論家の藤津亮太は「シリーズの最初から一貫して"集中と拡散"というコンセプトの下にデザインされた作品としての当然の帰結」と評している[111]。
庵野自身は、テレビ版の25、26話はもともと庵野が考えていた最終回だったと語っている。「第弐拾伍話は劇場版のようなストーリーになる予定であったが、最終話は制作スケジュールに関係なく意図した通りの作りであり、『セルアニメからの解放』を目指した」という[112]。第弐拾伍話でほとんどの謎に片をつけて、あとはシンジさえ何とかすればいいと思っていたのが、1本余計に必要になってしまったとのこと。庵野は最終話でシンジが他人の表面だけでなくネガティブな部分まで見た時にまるごと受け入れることができるかということをやりたかったので、25話の中でシンジが見たミサトとアスカという話をやり、アスカが立ち直るところまでを描く予定だったが、それが出来なかったという[113]。
貞本義行は最終2話について、「第24話から25話への繋ぎの話が抜けているだけで(これから作られる予定の)本来の25話(旧劇場版)が入ったら、きれいにテレビ版の第25、26話に続く」との自身の見解を話している[14]。またシンジの描き方については「ストーリーの中のシンジの悩みじゃないんですよ、あれ。庵野さんの悩み。『エヴァ』の主人公って、25、26話だけ、急に変わっちゃったんですよ」と言っている[114]。
庵野は本作の終盤についてマルチエンディングだと語っている。第弐拾四話「最後のシ者」のラストを分岐点として物語が二つのルートに分かれ、それぞれ別のエンディングに向かって進んでいく。テレビの第弐拾伍話と最終話が一つ目のエンディングであり、後で造られたリメイク版である旧劇場版(ビデオフォーマット版の第25話と第26話)が、もう一つのエンディングである[107]。第弐拾伍話と最終話、第25話と第26話でのテーマの扱い方は、表現が異なるだけでほぼ同じである。ドラマらしいドラマや設定的な説明を捨ててテーマのみを描いたのが第弐拾伍話と最終話であり、同じテーマを設定的な説明やドラマを絡めて描いたのが第25話と第26話である[107]。
もともと庵野がやりたかったのは、川島雄三監督の映画『幕末太陽傳』の最初の構想にあった「ラストシーンで主演のフランキー堺が撮影所から出て行ってそのまま現実の現代の街の中を逃げていく」というメタフィクション的な演出だった[115][注 39]。
庵野が最後の終わらせ方を考えたのは、スケジュールが行き詰まるのが見えて来た第拾九話の作業前くらいの頃[116]。この時点で、映像面でのクオリティが第弐拾弐話以降、維持できないというのはもうわかっていた[117]。本来、ラスト前の第弐拾伍話では大規模な戦闘シーンを予定していたが、もう描けないという事がわかったので、それを外したプロットで出来ないかを検討したが無理だった[118][注 40]。そこで、ほとんどの部分をそれまでのフィルムを編集して制作することになった[120][注 41]。こうなると作品を終わらせるために残された選択肢はあまり無く、庵野はそのうちで一番きついものを選んだという[117]。庵野曰く「広げた風呂敷を畳む方法は三種類ある。畳むのと、ちぎるのと、あとは捨ててしまうのと。エヴァンゲリオンはちぎって捨てる」[122]。劇中劇というアイデアと演劇的な表現方法はギリギリで思いついた[117]。大月プロデューサーは「庵野がいいならそれでいい」と許してくれた[123]。最終回を劇中劇にして台本を画面に映したりというのは、要するに「これはTVから出ている虚構だ」という事を表現したかったとのこと[117]。庵野自身が大月プロデューサーと一緒に実写で登場して謝り、こうなってしまった言い訳をするという案もあったが、これはさすがにテレビ局から止められた[123]。
最後の2話に関して、スタッフの間で最初からこの結末がイメージとして共有されていたのかというとそうではなく、もうちょっと普通のラストを予想していたという[37]。納得できたという人もいれば、これはこれでOKという人もいたが、事前にあとでリテイクすることを伝えていたこともあって納得できないという人はほとんどいなかった[124]。
実は、最初の企画段階でも最終話の構成案はあったが、最終2話とは大きく違っていた。『ナディア』の終盤そのままの最後の父と子が理解し合う瞬間が別れる瞬間だったというような話で、父親が主人公に言う「生きろ」というセリフまで同じだった[14][37][注 42]。
本作品の最終回が衝撃的な形での幕切れとなったことは大きな話題となり、本放送終了後に再放送やビデオなどによる視聴を通じてファンが急増し社会現象にもなった[125]。当時テレビ東京でアニメ部門プロデューサーを担当した東不可止によれば、1997年の劇場版公開前に実施された本作品の再放送が深夜帯にかかわらず高い視聴率を記録し、この時間帯に放送されるテレビアニメの商業的価値が注目されるようになった結果、その後の深夜アニメの本格的な隆盛へと繋がったとされる[126][127]。本放送終了後は系列外の放送局でも放映され始め、2009年夏には他系列の民放キー局である日本テレビと準キー局の読売テレビで放送、大阪府以外の近畿広域圏などテレビ東京のネットワークが存在しない地域にも放送が拡大した[128]。
テレビシリーズ放映終了直後の1996年4月に、最終2話は当初の脚本に沿った形でリメイクし、既に順次発売されていたVHSとLDでソフトとして発売すること[129]、次いで最終2話のリメイクとは別の完全新作の劇場版の制作・公開が発表された[130][131]。
このころには、サウンドトラック『NEON GENESIS EVANGELION III』が1996年6月3日付のオリコン週間アルバムチャートで、アニメ作品としては銀河鉄道999以来17年ぶりに第1位を獲得し、翌日のスポーツ新聞やテレビなどで大きく報道された[48]。また、テレビシリーズ各話を収めたVHS全15巻は、その全てがオリコン週間VHS総合チャートで2位以上となり、同じくテレビシリーズ各話を収めたLD全14巻は、そのすべてがオリコン週間LD総合チャートで1位を記録した。
1996年11月1日に東京都内で開かれた記者会見で、1997年春にテレビシリーズの総集編とリメイク版第25・26話をセットにした完結編『新世紀エヴァンゲリオン劇場版 シト新生』が、同年夏には完全新作の劇場版が公開されることが発表された。前売券発売開始日の1996年11月23日には、早朝からオリジナルテレホンカード付きの前売券を購入するファンが行列を作り、大きな話題を集めた[132]。
しかし、劇場版の制作が大幅に遅れ、公開1か月前の1997年2月14日に緊急記者会見が開かれた。席上で、庵野秀明総監督が謝罪を行い、劇場版はテレビシリーズの総集編とリメイク版第25話の制作途中の部分までの公開となった[48]。また、同じく夏に公開が予定されていた「完全新作の劇場版」は幻の企画となってしまった。そして同年7月、完成したリメイク版第25・26話『新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に』が公開となった。テレビシリーズ第弐拾四話以降の各登場人物らの行く末、人類補完計画の発動シーンなどが、より具体的に映像化される内容となり、テレビシリーズから続いた物語は一旦の結末を迎えた。
| 話数 | サブタイトル | 脚本 | 絵コンテ | 演出 | 作画監督 | 設定補 | 放送日 | 視聴率 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 第壱話 EPISODE:1 |
使徒、襲来 ANGEL ATTACK |
庵野秀明 | 摩砂雪 庵野秀明 |
鶴巻和哉 | 鈴木俊二 | あさりよしとお きお誠児 今掛勇 |
1995年 10月4日 |
6.8% |
| 第弐話 EPISODE:2 |
見知らぬ、天井 THE BEAST[注 47] |
榎戸洋司 庵野秀明 |
本田雄 | あさりよしとお 今掛勇 |
10月11日 | 5.3% | ||
| 第参話 EPISODE:3 |
鳴らない、電話 A transfer[注 48] |
薩川昭夫 庵野秀明 |
鶴巻和哉 石堂宏之 |
石堂宏之 | 細井信宏 | あさりよしとお 鶴巻和哉 |
10月18日 | 7.1% |
| 第四話 EPISODE:4 |
雨、逃げ出した後 Hedgehog's Dilemma[注 49] |
薩川昭夫[注 50] | 甚目喜一 | 加賀ツヨシ | 重田智 | 10月25日 | 5.8% | |
| 第伍話 EPISODE:5 |
レイ、心のむこうに Rei I |
薩川昭夫 庵野秀明 |
杉山慶一 | 鈴木俊二 | きお誠児 | 11月1日 | 7.2% | |
| 第六話 EPISODE:6 |
決戦、第3新東京市 Rei II |
摩砂雪 | 石堂宏之 | 細井信宏 | 夢野れい | 11月8日 | 7.7% | |
| 第七話 EPISODE:7 |
人の造りしもの A HUMAN WORK |
榎戸洋司 庵野秀明 |
杉山慶一 庵野秀明 |
杉山慶一 | 鈴木俊二 | ヲギ・ミツム | 11月15日 | 5.9% |
| 第八話 EPISODE:8 |
アスカ、来日 ASUKA STRIKES![注 51] |
樋口真嗣 | 鶴巻和哉 | 本田雄 | 前田真宏 ヲギ・ミツム |
11月22日 | 7.6% | |
| 第九話 EPISODE:9 |
瞬間、心、重ねて Both of You, Dance Like You Want to Win! |
薩川昭夫 庵野秀明 |
水島精二 | 長谷川眞也 | 11月29日 | 7.1% | ||
| 第拾話 EPISODE:10 |
マグマダイバー MAGMADIVER[注 52] |
加賀ツヨシ 庵野秀明 |
加賀ツヨシ 石堂宏之 |
重田智 | きお誠児 ヲギ・ミツム |
12月6日 | 9.5% | |
| 第拾壱話 EPISODE:11 |
静止した闇の中で The Day Tokyo-3 Stood Still[注 53] |
榎戸洋司 庵野秀明 |
摩砂雪 | 渡邊哲哉 | 河口俊夫 | 12月13日 | 9.0% | |
| 第拾弐話 EPISODE:12 |
奇跡の価値は She said, "Don't make others suffer for your personal hatred." |
薩川昭夫 庵野秀明 |
石堂宏之 | 重田智 | ヲギ・ミツム | 12月20日 | 7.4% | |
| 第拾参話 EPISODE:13 |
使徒、侵入 LILLIPUTIAN HITCHER[注 54] |
磯光雄 薩川昭夫 庵野秀明 |
岡村天斎 | 黄瀬和哉 | 磯光雄 黄瀬和哉 |
12月27日 | 3.4% | |
| 第拾四話 EPISODE:14 |
ゼーレ、魂の座 WEAVING A STORY |
庵野秀明 | 大塚雅彦 安藤健 |
1996年 1月3日 |
0.9% | |||
| 第拾伍話 EPISODE:15 |
嘘と沈黙 Those women longed for the touch of others' lips, and thus invited their kisses. |
薩川昭夫 庵野秀明 |
甚目喜一 | 羽生尚靖 | 鈴木俊二 | 磯光雄 | 1月10日 | 6.0% |
| 第拾六話 EPISODE:16 |
死に至る病、そして[注 55] Splitting of the Breast[注 56] |
山口宏 庵野秀明 |
鶴巻和哉 | 長谷川眞也 | 鶴巻和哉 | 1月17日 | 9.1% | |
| 第拾七話 EPISODE:17 |
四人目の適格者 FOURTH CHILDREN |
樋口真嗣 庵野秀明 |
オグロアキラ | 大原実 | 花畑まう | 1月24日 | 7.3% | |
| 第拾八話 EPISODE:18 |
命の選択を AMBIVALENCE |
岡村天斎 | 黄瀬和哉 | 1月31日 | 9.6% | |||
| 第拾九話 EPISODE:19 |
男の戰い INTROJECTION[注 57] |
薩川昭夫 庵野秀明 |
摩砂雪 | 本田雄 | あさりよしとお 摩砂雪 |
2月7日 | 8.0% | |
| 第弐拾話 EPISODE:20 |
心のかたち 人のかたち WEAVING A STORY 2:oral stage[注 58] |
庵野秀明 | 鶴巻和哉 庵野秀明 |
大塚雅彦 | 鶴巻和哉 | 2月14日 | 7.4% | |
| 第弐拾壱話 EPISODE:21 |
ネルフ、誕生 He was aware that he was still a child. |
薩川昭夫 庵野秀明 |
甚目喜一 | 石堂宏之 | 重田智 | 鈴木俊二 | 2月21日 | 7.7% |
| 第弐拾弐話 EPISODE:22 |
せめて、人間らしく Don't Be.[注 59] |
山口宏 庵野秀明 |
鶴巻和哉 | 高村彰 | 花畑まう | 鶴巻和哉 | 2月28日 | 7.9% |
| 第弐拾参話 EPISODE:23 |
涙 Rei III |
鶴巻和哉 庵野秀明 |
増尾昭一 | 鈴木俊二 | 鈴木俊二 鶴巻和哉 |
3月6日 | 6.9% | |
| 第弐拾四話 EPISODE:24 |
最後のシ者[注 60] The Beginning and the End, or "Knockin' on Heaven's Door" |
薩川昭夫 庵野秀明 |
摩砂雪 庵野秀明 |
摩砂雪 | 3月13日 | 6.0% | ||
| 第弐拾伍話 EPISODE:25 |
終わる世界 Do you love me?[注 61] |
庵野秀明 | 鶴巻和哉 庵野秀明 |
鶴巻和哉 | 本田雄 | 3月20日 | 7.7% | |
| 最終話 FINALE |
世界の中心でアイを叫んだけもの[注 62] Take care of yourself.[注 63] |
摩砂雪 鶴巻和哉 庵野秀明 |
摩砂雪 鶴巻和哉 |
3月27日 | 10.3% | |||
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この節は検証可能な参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です。 (2015年8月)
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プロジェクト:放送または配信の番組#放送に基づき、本放送期間内の放送局および配信サイトのみを記載しています。
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| 放送期間 | 放送時間 | 放送局 | 対象地域 [159] | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| 1995年10月4日 - 1996年3月27日 | 水曜 18:30 - 19:00 | テレビ東京(製作局) 及び系列5局 (※テレビ愛知除く) |
北海道・関東広域圏・大阪府 岡山県・香川県・福岡県 |
[注 65] |
| 1995年10月12日 - 1996年4月4日 | 木曜 7:35 - 8:05 | テレビ愛知 | 愛知県 | [注 66] |
1997年には深夜帯での再放送が行われ、5%から6%の視聴率を得た[126]。
この作品には、テレビ東京系列での放映版と第弐拾壱話から第弐拾四話までをソフト化するにあたり、以下の4つのバージョンが存在する。なお、2003年より発売・レンタルされているリニューアル版DVDには、2つのフォーマットによる第弐拾壱話から第弐拾四話が収録されている。どちらのフォーマットもそれぞれDVDのリニューアルにあたって僅かな変更が加えられているが、基本的な部分はそのままである。
| 巻 | 発売日 | 規格品番 | 収録内容 |
|---|---|---|---|
| 新世紀エヴァンゲリオン Genesis0:0 IN THE BEGINNING |
1995年12月21日 | KIVA-248 (VHS) | 設定、制作過程、制作スタッフのインタビューなど |
| 新世紀エヴァンゲリオン Genesis0:1 | 1996年2月3日 | KIVA-249 (VHS) KILA-149 (LD) |
第壱話、第弐話 |
| 新世紀エヴァンゲリオン Genesis0:2 | 1996年3月6日 | KIVA-250 (VHS) KILA-150 (LD) |
第参話、第四話 |
| 新世紀エヴァンゲリオン Genesis0:3 | 1996年4月5日 | KIVA-251 (VHS) KILA-151 (LD) |
第伍話、第六話 |
| 新世紀エヴァンゲリオン Genesis0:4 | 1996年5月2日 | KIVA-252 (VHS) KILA-152 (LD) |
第七話、第八話 |
| 新世紀エヴァンゲリオン Genesis0:5 | 1996年6月5日 | KIVA-253 (VHS) KILA-153 (LD) |
第九話、第拾話 |
| 新世紀エヴァンゲリオン Genesis0:6 | 1996年7月5日 | KIVA-254 (VHS) KILA-154 (LD) |
第拾壱話、第拾弐話 |
| 新世紀エヴァンゲリオン Genesis0:7 | 1996年8月7日 | KIVA-255 (VHS) KILA-155 (LD) |
第拾参話、第拾四話 |
| 新世紀エヴァンゲリオン Genesis0:8 | 1996年9月5日 | KIVA-256 (VHS) KILA-156 (LD) |
第拾伍話、第拾六話 |
| 新世紀エヴァンゲリオン Genesis0:9 | 1996年10月2日 | KIVA-257 (VHS) KILA-157 (LD) |
第拾七話、第拾八話 |
| 新世紀エヴァンゲリオン Genesis0:10 | 1996年12月5日 | KIVA-258 (VHS) KILA-158 (LD) |
第拾九話、第弐拾話 |
| 新世紀エヴァンゲリオン Genesis0:11 | 1998年2月4日 | KIVA-259 (VHS) KILA-159 (LD) |
第弐拾壱話、第弐拾弐話 |
| 新世紀エヴァンゲリオン Genesis0:12 | 1998年7月3日 | KIVA-260 (VHS) KILA-160 (LD) |
第弐拾参話、第弐拾四話 |
| 新世紀エヴァンゲリオン Genesis0:13 | 1998年8月12日 | KIVA-261 (VHS) KILA-161 (LD) |
第弐拾伍話、ビデオ版第25話 |
| 新世紀エヴァンゲリオン Genesis0:14 | 1998年9月9日 | KIVA-311 (VHS) KILA-311 (LD) |
最終話、ビデオ版第26話 |
| 新世紀エヴァンゲリオン Genesis0:X[注 76] | - | SVG 7 (VHS) 3SLG 2 (LD) |
第弐拾壱話 - 第弐拾四話(テレビ放映版) |
| 新世紀エヴァンゲリオン Genesis0:0' THE LIGHT FROM THE DARKNESS[注 77] |
1997年1月25日[注 78] | EVA 0:0' (VHS) | 劇場版「シト新生」予告編、特報など |
| 新世紀エヴァンゲリオン劇場版BOX | 1998年12月23日 | KIVA-9401、9402 (VHS) KILA-9401〜9404 (LD) |
劇場版「シト新生」(DEATH(TRUE)2&REBIRTH)、劇場版「Air/まごころを、君に」 |
| 巻 | 発売日 | 規格品番[注 79] | 収録内容 |
|---|---|---|---|
| 新世紀エヴァンゲリオン Volume 1 | 1997年7月19日 | KIBA-1 GDVD-001 |
第壱話 - 第四話 |
| 新世紀エヴァンゲリオン Volume 2 | 1997年8月21日 | KIBA-2 GDVD-002 |
第伍話 - 第八話 |
| 新世紀エヴァンゲリオン Volume 3 | 1997年9月26日 | KIBA-3 GDVD-003 |
第九話 - 第拾弐話 |
| 新世紀エヴァンゲリオン Volume 4 | 1997年10月22日 | KIBA-4 GDVD-004 |
第拾参話 - 第拾六話 |
| 新世紀エヴァンゲリオン Volume 5 | 1997年12月22日 | KIBA-5 GDVD-005 |
第拾七話 - 第弐拾話 |
| 新世紀エヴァンゲリオン Volume 6 | 1998年11月22日 | KIBA-6 GDVD-006 |
第弐拾壱話 - 第弐拾四話 |
| 新世紀エヴァンゲリオン Volume 7 | 1999年1月22日 | KIBA-7 GDVD-007 |
第弐拾伍話、ビデオ版第25話、最終話、ビデオ版第26話 |
| 新世紀エヴァンゲリオン劇場版 | 1999年9月22日 | KIBA-105、106 GDVD-008、009 |
劇場版「シト新生」(DEATH(TRUE)2&REBIRTH)、劇場版「Air/まごころを、君に」 |
| 新世紀エヴァンゲリオン SECOND IMPACT BOX 上巻 |
2000年11月15日 | GDVD-010 (GDVD-001〜003) |
第壱話 - 第拾弐話 |
| 新世紀エヴァンゲリオン SECOND IMPACT BOX 中巻 |
2001年2月21日 | GDVD-011 (GDVD-004、005、006-2) |
第拾参話 - 第弐拾四話[注 80] |
| 新世紀エヴァンゲリオン SECOND IMPACT BOX 下巻 |
2001年6月22日 | GDVD-012 (GDVD-007-2、008、009、013) |
第弐拾伍話、最終話、劇場版「シト新生」(DEATH(TRUE)2&REBIRTH)、劇場版「Air/まごころを、君に」、 PCゲーム「鋼鉄のガールフレンド」(DVD-ROM版) |
| 巻 | 発売日 | 規格品番 | 収録内容 |
|---|---|---|---|
| NEON GENESIS EVANGELION 01 TEST-TYPE | 2003年3月26日 | KIBA-1000 | 第壱話、フルサイズOP・EDほか |
| NEON GENESIS EVANGELION Vol.01 | 2003年7月24日 | KIBA-1001 | 第壱話 - 第四話 |
| NEON GENESIS EVANGELION Vol.02 | KIBA-1002 | 第伍話 - 第八話 | |
| NEON GENESIS EVANGELION Vol.03 | 2003年8月27日 | KIBA-1003 | 第九話 - 第拾弐話 |
| NEON GENESIS EVANGELION Vol.04 | KIBA-1004 | 第拾参話 - 第拾六話[注 81] | |
| NEON GENESIS EVANGELION Vol.05 | 2003年9月26日 | KIBA-1005 | 第拾七話 - 第弐拾話 |
| NEON GENESIS EVANGELION Vol.06 | KIBA-1006 | 第弐拾壱話、第弐拾弐話、第21話、第22話 | |
| NEON GENESIS EVANGELION Vol.07 | 2003年10月22日 | KIBA-1007 | 第弐拾参話、第弐拾四話、第23話、第24話 |
| NEON GENESIS EVANGELION Vol.08 | KIBA-1008 | 第弐拾伍話、最終話 | |
| THE FEATURE FILM NEON GENESIS EVANGELION DEATH(TRUE)2/Air/まごころを、君に |
2003年11月27日 | KIBA-1009、1010 | 劇場版「DEATH(TRUE)2/Air/まごころを、君に」 |
| THE FEATURE FILM NEON GENESIS EVANGELION DTS COLLECTORS Edition |
2004年11月3日 | KIBA-1209、1210 | |
| NEON GENESIS EVANGELION DVD-BOX[注 82] | 2003年6月25日 | KIBA-91001〜91010 SDG-10008 |
第壱話 - 最終話[注 81]、第21話 - 第24話、劇場版「DEATH(TRUE)2/Air/まごころを、君に」 |
| NEON GENESIS EVANGELION DVD-BOX〈復刻版〉[注 83] | 2007年4月23日 | NBD-91001〜91011 | |
| NEON GENESIS EVANGELION DVD-BOX '07 EDITION[注 84] | 2007年8月1日 | KIBA-91401〜91410 SDG-10117 |
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| 日テレ限定 新世紀エヴァンゲリオンDVDボックス[170] | - | 1i014(KIBA-1000〜1010) |
| 巻 | 発売日 | 規格品番 | 収録内容 |
|---|---|---|---|
| 新世紀エヴァンゲリオン DVD STANDARD EDITION Vol.1 NEON GENESIS EVANGELION DVD STANDARD EDITION Vol.1 |
2019年7月24日 | KIBA-2317 | 第壱話 - 第四話 |
| 新世紀エヴァンゲリオン DVD STANDARD EDITION Vol.2 NEON GENESIS EVANGELION DVD STANDARD EDITION Vol.2 |
KIBA-2318 | 第伍話 - 第八話 | |
| 新世紀エヴァンゲリオン DVD STANDARD EDITION Vol.3 NEON GENESIS EVANGELION DVD STANDARD EDITION Vol.3 |
KIBA-2319 | 第九話 - 第拾弐話 | |
| 新世紀エヴァンゲリオン DVD STANDARD EDITION Vol.4 NEON GENESIS EVANGELION DVD STANDARD EDITION Vol.4 |
KIBA-2320 | 第拾参話 - 第拾六話[注 85] | |
| 新世紀エヴァンゲリオン DVD STANDARD EDITION Vol.5 NEON GENESIS EVANGELION DVD STANDARD EDITION Vol.5 |
KIBA-2321 | 第拾七話 - 第弐拾話 | |
| 新世紀エヴァンゲリオン DVD STANDARD EDITION Vol.6 NEON GENESIS EVANGELION DVD STANDARD EDITION Vol.6 |
KIBA-2322 | 第弐拾壱話、第弐拾弐、第21話、第22話 | |
| 新世紀エヴァンゲリオン DVD STANDARD EDITION Vol.7 NEON GENESIS EVANGELION DVD STANDARD EDITION Vol.7 |
KIBA-2323 | 第弐拾参話、第弐拾四話、第23話、第24話 | |
| 新世紀エヴァンゲリオン DVD STANDARD EDITION Vol.8 NEON GENESIS EVANGELION DVD STANDARD EDITION Vol.8 |
KIBA-2324 | 第弐拾伍話、最終話 |
| 巻 | 発売日 | 規格品番 | 収録内容 |
|---|---|---|---|
| NEON GENESIS EVANGELION MUSIC&REMIX DVD ツインパック | 2006年8月13日 | KIBA-91299、91300 | 映像付き音楽DVD、初回限定版 |
| NEON GENESIS EVANGELION MUSIC DVD | 2006年8月23日 | KIBA-1299 | 映像付き音楽DVD |
| NEON GENESIS EVANGELION remix | KIBA-1300 | 映像付き音楽DVD | |
| 新世紀エヴァンゲリオン TV放映版DVD BOX ARCHIVES OF EVANGELION |
2015年8月26日 | KIBA-92191〜92198 | 第壱話 - 最終話(テレビ放映版)、劇場版「シト新生」(DEATH(TRUE)&REBIRTH) |
| 巻 | 発売日 | 規格品番 | 収録内容 |
|---|---|---|---|
| 新世紀エヴァンゲリオン Blu-ray BOX NEON GENESIS EVANGELION Blu-ray BOX |
2015年8月26日 | KIXA-90501〜90510 | 第壱話 - 最終話[注 86]、第21話 - 第24話、ビデオ版第25話、ビデオ版第26話、 劇場版「シト新生」(DEATH&REBIRTH)、劇場版「Air/まごころを、君に」、劇場版「DEATH(TRUE)2/Air/まごころを、君に」 |
| 新世紀エヴァンゲリオン Blu-ray STANDARD EDITION Vol.1 NEON GENESIS EVANGELION Blu-ray STANDARD EDITION Vol.1 |
2019年7月24日 | KIXA-880 | 第壱話 - 第四話 |
| 新世紀エヴァンゲリオン Blu-ray STANDARD EDITION Vol.2 NEON GENESIS EVANGELION Blu-ray STANDARD EDITION Vol.2 |
KIXA-881 | 第伍話 - 第八話 | |
| 新世紀エヴァンゲリオン Blu-ray STANDARD EDITION Vol.3 NEON GENESIS EVANGELION Blu-ray STANDARD EDITION Vol.3 |
KIXA-882 | 第九話 - 第拾弐話 | |
| 新世紀エヴァンゲリオン Blu-ray STANDARD EDITION Vol.4 NEON GENESIS EVANGELION Blu-ray STANDARD EDITION Vol.4 |
KIXA-883 | 第拾参話 - 第拾六話[注 85] | |
| 新世紀エヴァンゲリオン Blu-ray STANDARD EDITION Vol.5 NEON GENESIS EVANGELION Blu-ray STANDARD EDITION Vol.5 |
KIXA-884 | 第拾七話 - 第弐拾話 | |
| 新世紀エヴァンゲリオン Blu-ray STANDARD EDITION Vol.6 NEON GENESIS EVANGELION Blu-ray STANDARD EDITION Vol.6 |
KIXA-885 | 第弐拾壱話、第弐拾弐話、第21話、第22話 | |
| 新世紀エヴァンゲリオン Blu-ray STANDARD EDITION Vol.7 NEON GENESIS EVANGELION Blu-ray STANDARD EDITION Vol.7 |
KIXA-886 | 第弐拾参話、第弐拾四話、第23話、第24話 | |
| 新世紀エヴァンゲリオン Blu-ray STANDARD EDITION Vol.8 NEON GENESIS EVANGELION Blu-ray STANDARD EDITION Vol.8 |
KIXA-887 | 第弐拾伍話、最終話 | |
| 新世紀エヴァンゲリオン Blu-ray BOX STANDARD EDITION NEON GENESIS EVANGELION Blu-ray BOX STANDARD EDITION |
KIXA-870〜879 | 第壱話 - 最終話[注 85]、第21話 - 第24話、ビデオ版第25話、ビデオ版第26話、 劇場版「シト新生」(DEATH&REBIRTH)、劇場版「Air/まごころを、君に」、劇場版「DEATH(TRUE)2/Air/まごころを、君に」 |
「EVANGELION 30th Anniversary Movie Collection」については新世紀エヴァンゲリオンの作品一覧#Blu-rayを参照。
映画『新世紀エヴァンゲリオン劇場版 シト新生』は1997年3月15日公開。『新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に』1997年7月19日に公開された。この2作品を修正しひとつにまとめた『新世紀エヴァンゲリオン劇場版 DEATH (TRUE)² / Air / まごころを、君に』(REVIVAL OF EVANGELION)は1998年3月7日に公開された。
2007年より、完結した作品を再構築した新シリーズ『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』の4部作が開始された。『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』(2007年9月1日)に始まり、その後14年をかけて『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』(2009年6月27日)、『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』(2012年11月17日)と続き、『シン・エヴァンゲリオン劇場版』(2021年3月8日)をもって完結となった。
アニメ版のキャラクターデザインを担当した貞本義行本人による同名コミカライズが、テレビアニメのストーリーを踏襲した唯一のものであり、これはアニメ放送に先駆けて月刊少年エースにて連載開始された。通常、「漫画版」と言えばこれを指す。
外伝やアナザーストーリーとしては多数の作品がある。学園ものラブコメディとして設定されたゲーム化作品のコミカライズ『新世紀エヴァンゲリオン 鋼鉄のガールフレンド2nd』や『新世紀エヴァンゲリオン 碇シンジ育成計画』、ミステリーものの『名探偵エヴァンゲリオン』、デフォルメキャラクターによるメディアミックス『ぷちえゔぁ』の4コマ漫画やパロディ作品、複数の漫画家によるトリビュート作品、パチンコシリーズを題材にした『奇跡の勝ちは』など、多数の関連漫画が出版されている。
小説では、アニメでのメカニックデザインを担当した山下いくとの製作総指揮による『エヴァンゲリオン ANIMA』などがある。
主題歌「残酷な天使のテーゼ」「魂のルフラン」などのシングル、およびテレビアニメから新劇場版に至るまでのの劇伴を収録したオリジナルサウンドトラックや劇中使用されたクラシック音楽のアルバム、『エヴァンゲリオン交響楽』などのオーケストラ演奏のライブ・アルバム、『EVANGELION -THE BIRTHDAY OF Rei AYANAMI-』などキャラクターに関連したコンピレーション・アルバムが多数発売された。
テレビアニメ版のシナリオ集および絵コンテ集、フィルムブック、原画集が複数巻発売された。新劇場版については、原画集のほか、資料やビジュアルストーリーを集めた『全記録全集』が、各作品ごとに順次発売されている。
家庭用ゲーム機向けの各種ゲームのほか、パソコンゲーム、携帯電話用ゲーム・アプリゲーム(パチンコ・パチスロの派生作品を含む)、テーブルトークRPG、トレーディングカードゲームが多数発売された。また2010年代以降、リアル脱出ゲームのイベントも日本国内で頻繁に開催された。
フィールズとビスティにより、2004年より2021年現在まで、本作品をベースとしたパチンコ・パチスロ機が多数開発された。林原めぐみの「集結の園へ」などのタイアップソングも提供された。これらは新たなファン層を生み出したとされる[173]。
2003年にアメリカ合衆国のアニメ・特撮作品配給会社ADVフィルムにより、実写映画化の製作発表がなされたが、2009年9月1日にADVが日本アニメの権利を含む保有資産を売却、企画は以後停止した状態となっている。
2022年11月2日に開催された東急歌舞伎町タワー開業半年前記者発表会にて、2023年5月に上演されることが発表された[174]。また、2023年2月2日に公演の詳細が発表された[175]。本公演は2023年4月14日に開業予定の東急歌舞伎町タワーに新設されるTHEATER MILANO-Zaのこけら落とし公演である[174]。
本作品は新聞や一般言論誌、思想誌、ワイドショー番組や『ザ・スクープ』のような報道ドキュメンタリー番組など、普段アニメを題材とすることは少ないメディアでも取り扱われ、宮台真司や宮崎哲弥、東浩紀などの評論家によって、社会的影響力の検証が行われた。アニメ雑誌ではない『Quick Japan』などでの特集や、数々の謎本が出版された[192]。
2006年、文化庁メディア芸術祭の10周年記念として行われた「日本のメディア芸術100選」のアニメーション部門で第1位に選出された[193]。
庵野秀明は、1998年の村上龍との対談において「本来サブカルチャーにしかならないと思うんです。基本的に登場人物の独白は愚痴みたいなものですから、そんなに面白いはずがない。『そんなキャラクターに共感する人がこんなに多いのか』『そこまで行き詰っている感覚をみんなが持っているのか』『日本はこんなにも病んでいるのか』と驚きました」「内面を吐露している人がいると、『こういう風に言えばいいんだ』と気が付くでしょう。それまで漠然としていた感情に言葉が与えられたことで、それに自分を照らし合わせてやたらみんな内面を告白し始める。ジークムント・フロイトの精神分析学みたいな手段は昔からあったけれど、普通なかなか手に取らないから、言葉が身近な所にないじゃないですか。『エヴァ』はアニメーションという記号的で情報量がセーブされたポピュラリティのある媒体だったんで、みんな利用しやすかったんだろうし、どんな話か他人に説明しやすかったんだと思うんです。実写だったら誰も見てくれないですよ。『エヴァ』はアニメにも関わらず、勝手に内面描写をしているという点で価値を見出されたんです。表現として差別されているのを逆に利用していた面もありました。基本的にはブームになるほど面白いものじゃないはずだった。一種の集団ヒステリーに近いものを感じました」との見解を示した[194]。新劇場版開始後は「あまり夢とか想像力は壊したくない」としてエヴァについてはあまり語らない方針を続けており[195]、2021年に久々に公式に語った[196]。
大月俊倫プロデューサーは1997年の旧劇公開後のインタビューで、庵野は『エヴァ』を始めた時と終わった時では作家としての目指す方向性や主義主張が変わったと述べ、こうして話題になるのも「作家としての自分」よりも「自分としての自分」を表に出し始めたことがお客さんが何回か観るとわかってしまい、ある個人の内面を思いきり見せられていると思い「これはただごとじゃない」と感じ、皆さん追いかけたくなったり『謎本』を買ったりして、みんな『エヴァ』のことではなく、庵野のことを知りたがっているだけじゃないかと見解を示した[197]。
鶴巻和哉は『Air/まごころを、君に』のパンフレット内のインタビューで、テレビシリーズをやっていた頃を振り返り、現場は『ライブ感覚』だった事を明かし、「パソコン通信での愚にもつかない批判とか、サブカル誌での褒め殺しに近い褒められ方とか、庵野秀明本人はすごく気分が悪かったろうけど、『エヴァンゲリオン』というのは、そういった誤解されていくのを含めて『コミュニケーションの物語』だった」と語り、世間で話題になっている点については「庵野秀明は『アニメファンは内側向いていてイカン』ていうじゃないですか。『もっと、外へ出て行かないと』って。それで言えば、アニメファンじゃない人が観てくれるというのは、嬉しい事のはずなんですよね。でも、結局のところ『エヴァンゲリオン』+『エヴァンゲリオン』に関する庵野秀明のコメントっていうのは、彼自身を含めた、もちろん僕め含めたアニメファンに向けてのメッセージなんです。実はアニメファン以外の人が観てもしょうがない。普通に生活できて、普通にコミュニケーションとれてる人が観ても仕方ない作品なんですよ」と述べ、インタビュワーから今『エヴァ』観ている人も、実はみんな、アニメファン的なところ(世の中とうまくやっていけない焦燥感みたいなもの)を持っており、誰にでもあるものかもしれないことを指摘されると、鶴巻は、アニメファンという一括りでなく、一歩退いて日本人という括りで見ても同じような問題があり、アニメファンに特化した問題じゃないかもしれませんね。と見解を述べた[198]。
SF評論家の大森望は、旧劇観賞後「後半、あそこまで暴走して心の問題を描くのは、従来のTVアニメでは考えられなかった」とし、故に「エヴァの存在価値は、今までならメインカルチャーの領分だったテーマがロボットアニメでも充分やれる、アカデミー賞クラスの映画にまさるとも劣らないものがつくれることを証明したことじゃないか」と述べ、「おたく文化が軽視されるのは、それだけ閉じた世界を構成しているせい」とし、「エヴァの世界は閉じてなく、心理学、宗教学、哲学、科学、あらゆる方向に広がって、観客に教養を要求し、『もののけ姫』だと、立派な映画をたまたまアニメでつくりましたっていう感じだが、『The End of Evangelion』の場合、TVアニメ以外の何者でもなく、なおかつライバルは『2001年宇宙の旅』みたいな映画になってる」と評した[199]。
作家の大塚英志は「自分と他人の境界が溶け合う世界を求める」という人類補完計画の思想については、現代のネット社会との類似性を指摘し、最終的にはシンジが他人と溶け合うことを拒絶し、他者がずっといる世界を選択したことに対して肯定的に評価した。また、この作品を読み解くテーマとして『他者の消失』を挙げ「自分が理解出来ない他人がいて、その他人と折り合いをつけ、社会や世界を作っていくのが『近代社会』」であり、最近ではそれを排除する『分断』に陥っており、理解出来ない思想を持っている他人に対してレッテル貼りや差別化し、いなくなってしまえ、という考えに至ってしまう状況があると語り、本作品では「意図がよくわからないが日本を襲ってくる使徒はまさに不条理な他者で、人類補完計画はそれを取り込み自他の障壁を消そうとするが、本作では他者がいない世界は間違っていると結論を示した」と語る。「『他者を排除しようとする思想』は昔と比べSNSの普及により世界的に広がり、『分断』と言いながら他方の殲滅を考える」と語り、米大統領選のバイデン・トランプ両陣営を例に挙げ、双方皆自分達に都合の良いニュースだけ見て、不都合なニュースは見ないようにして自らを補完していたと語る。「そうなってしまう未来を25年前に正確に批判的に描いた所がエヴァの価値だと言える」と評した[200]。
『Quick Japan』誌上において、旧劇試写会鑑賞後、竹熊健太郎、大泉実成、特別ゲストの東浩紀で鼎談の場が設けられた。竹熊は、宮崎駿がインタビューで「庵野秀明は自分しか見ていない、もっと群衆を描かなきゃダメだ」と批判している事に対して、「やっぱり宮崎駿さんって組合運動の世代だから。でも今、労働の尊さとか、共同体の尊さとか、自然の美しさなんて言ったって、若い世代にはリアリティないからさ。むしろ、共同体は壊れているし、家族も壊れているし。その流れは止められそうにない。その中で、じゃあ自分をどう見いだすんだっていうとさ、今みたいな状況では、自分で自分を見いだすしかないっていうことじゃないですか」と語り、東浩紀は「『エヴァンゲリオン』はむしろ、群衆に出会う以前の話、いわばコミュニケーションの条件のレベルの話をしていますからね。つまり、どうやって他人と接触するかって話。そういう意味では確かに庵野さんの問題意識のほうが宮崎さんの問題意識よりも前にあるかもしれません」と語り、それに対し竹熊は「だから宮崎さんから見るとやっぱり病的に見えるわけですよ。俺(宮崎駿)にだって、そういう悩みはあるけれども、個人的な悩みをさらけ出すより、もっと描くべき問題があるだろうと。これはもう『世代の差』としかいいようがない」と私見を述べた[201]。
アニメーションプロデューサーの西沢信孝は「10人中2人が大絶賛する様な、正統派ではないマニアックな企画が大ヒットしたという事実は無視できない」と驚愕した[202]。
村上龍は「結局、人間は本当の事を話す方が不自然で、『今だけ』という瞬間性や新しい局面に出会わないと、なかなか自分の思いを話せない。だけど今は、自分を支えていた構造が崩れる様な非日常的な瞬間が全くないんじゃないかな。だって、ファミレスで仲間とおしゃべりしていても、本当のことなんて話せないでしょう。だから『エヴァ』みたいな心情の吐露が必要とされてウケたんじゃないかと思うんです。僕もそういう小説を書こうかな」と庵野に対して持論を呈して、庵野は「うっとうしくなるだけですよ?あれは情報量の少ないセル画だからできた表現です」と引き留めている[194]。
安彦良和は「非常に不健全なものを感じるんですよ。若い人達は『赤裸々なメッセージ』『エキセントリックなもの』『極端な死生観』に弱いんですよね。宗教に対して免疫がないのと同じ様に。そこを悪い大人が逆手に取ると若者はヒートしますよ。『エヴァ』を作った人達は利口だから、その逆手の取り方が非常に上手かったと思うんですよね。富野由悠季さんのやり方も参考にしただろうけど、富野さんよりも利口でしたたかです。『未完成のフィルム』を放送することなど、本当はやってはいけないことだけど、敢えてやってしまう。それも仕掛けの一つだから。『そういう禁じ手を使っていいのか?』とか非常に不純なものを感じるんですよね」と制作陣の戦略に疑問を抱いていることを打ち明けた[203]。しかし、貞本によるコミカライズ版に対しては「『7巻まで読むのに2日かかるかな』と思って読み始めたら、一気にスイスイ読めた。『エヴァ』ってすごく懐かしい世界じゃないか」と共感を抱き、「機動戦士ガンダム THE ORIGIN」の連載を始めた時には「貞本の絵に勝ちたい」と対抗心を露わにした[204]。
押井守は「セル画をひっくり返して撮影しようが、線画だろうが、そのいやらしさすら『演出』と言い張って押し通した」とアニメーションの見方について考えさせられたことを話している[205]。
新海誠は「リアルタイムでテレビシリーズを見て、劇場版も見ました。手間をかけなくても、作中での物語の語りかけがものすごく洗練された形で出ていて、『こういうやり方だったら、こんなに省略化しても作品を作れるんだ』という感銘を受けました。見ていなければ『ほしのこえ』は生まれなかったと思います」と自身のルーツとなったことを公言している[206]。
紀里谷和明は「合理的に表現していくやり方等、いろんなことを学ばせてもらいました。『CASSHERN』をやる上で、当初スタッフに無理だと言われていた際の説得材料としても使わせてもらいました」と仕事の上での励みになったことを庵野に伝えた[207]。
精神科医の斎藤環は、庵野秀明を「境界例」的作家に位置すると評した。その系譜には、太宰治を筆頭に、筒井康隆、内田春菊、柳美里らがおり、彼等が境界例的にみえるのは、作家と作品、あるいは作家と読者の関係性のスタイルにおいてとし、それは、まずその作品の飛び抜けた面白さ(=誘惑の技術)や、サービスとも挑発ともとれるパフォーマンス(=行動化)においてみてとれるとし、庵野秀明がこの系譜に連なりうるのは、まさに「抜群に面白いアニメ作品」のテレビシリーズをあのように終わらせたことにおいてであると評した。自己啓発セミナー的でもあり夢オチとも卓袱台返しともとれるようなあの結末は、当時のエヴァファンを激怒させた(あれは作家による「行動化」以外の何ものでもなかった)。結局庵野は、最終二話を劇場版で作り直すことになるが、今にして思えば、エヴァのテレビシリーズは、あの最終二話によってこそ伝説となったのではなかったかと斎藤は問う。少年少女からいい歳の大人まで満遍なく魅了し尽くしたウェルメイドなアニメ作品は、その破綻ぶりによって、いわば庵野の「私小説」としての顔を露呈させてしまったと評す。太宰の作品の多くがそうであるように、「境界例」的な作品は、そのリアリティを「作家の人格」によって担保している。作品への関心は、そっくり作家本人への関心と重なるため、どれほどフィクションと断ってあっても、物語と作家自身の体験とがしばしば混同されてしまう。作品のいたるところに、作家自身の素顔がちらつくという意味で、「境界例」的な作品は、本質的にメタフィクションだと定義し、「エヴァ」最終二話の「学園編」において突如現れたメタ・レベルは、こうした「境界例」的構造のもとで理解される必要があると評した[208]。
宇野常寛の著作『ゼロ年代の想像力』では1990年代の社会全体を覆う『気分』(オウム真理教などに代表される破滅(アルマゲドン)思想、引きこもりの思想、若者の成熟問題)を代表する作品として取り上げ、1990年代後半以降のセカイ系諸作品に対する影響性が検証されている。
Shiro Yoshiokaはアニメの立ち位置を、ただファンが消費するものから、学術的・批評的な議論の対象となる「芸術」へと変える礎を築いた作品として、『もののけ姫』とともに挙げている[209]。
1997年当時の関連商品の総売り上げ金額は300億円を超え[277]、2007年時点では、関連商品の総売り上げ金額は1500億円を突破している[278]。
本作品は社会現象にまでなった1990年代を代表するアニメ作品であり、蓄積された邦画や日本の特撮、アニメーションの技法を濃縮した作風に加え、キャラクターの内的側面を表現するなど、斬新な演出が後続するアニメ作品に多大な影響を与えた(アニメ作品以外にもこの傾向はみられる)[注 87]。
『宇宙戦艦ヤマト』(1974年)、『機動戦士ガンダム』(1979年)に続く第3次アニメ革命と言われた[279]。従来のロボットアニメが玩具の売り上げのための販促としての性格を色濃く持っていたのに対し[注 88]、アニメ作品の映像ソフト自体に販売、購入価値を見出せる作風であり、本作品以後、「パッケージ性」と呼ばれるこの性格を強め、テレビアニメの制作費を映像ソフト化で賄う仕組みができた[280]。
コンテンツ業界では、元々一つのメディアでしか表現されていなかった作品(原作)の商品広告を小説、漫画、アニメ、ゲーム、音楽CD、映画、キャラクターグッズ販売などの多数のメディアと組み合わせて商品展開させ、各メディアの弱点を補う「メディアミックス」と呼ばれる手法が1980年代後半から盛んになっていた。本作品は同時期の『スレイヤーズ』シリーズ、『機動戦艦ナデシコ』と共にその潮流を確立させたものであり、特に「原作のないアニメ主体のメディアミックス」の嚆矢となった存在である[281]。
本作の成功はアニメブームに繋がり、放送後の1997年ごろからは首都圏でテレビアニメが週約50本放送される空前のブームとなった。本番組の深夜帯再放送における高視聴率をきっかけにアニメの深夜放送(いわゆる深夜アニメ)が増加したことと合わせて、現在のアニメ放送体系を決定付けたと言える[注 89][注 90]。テレビアニメにおける製作委員会方式の初期試用作品であり[注 91]、その傑出した成功例である本作品は、現在主流となっている同製作体制を増加させる一因となった[284]。ただし、この製作委員会方式はアニメの粗製濫造を招いたとして2007年からの『新劇場版』ではこれと訣別しカラーの100%出資により経済的リスクも全て負うことになった[285]。
また、物語終盤にいくにつれ、社会やそれに関わる人々がほとんど描写されることなく、主人公・碇シンジのとる行動や内面性がそのまま「世界の危機」にシンクロして描かれる。このような「悩める主人公の精神世界と現実世界がシンクロし、世界の命運を左右するかのような設定」は、後にセカイ系と呼ばれるジャンルの形成に大いに寄与し[102]、別名「ポスト・エヴァンゲリオン症候群」と呼ばれることがある[286]。
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本放送の終了と前後して作品人気が高まった時期から、ホビーアイテムも登場した。バンダイでは、当初LM(リミテッドモデル)と銘打ったプラモデルシリーズを展開した。この商品は発泡剤を含ませたプラスチックを簡易金型で成型したものであり、その素材と生産の都合上シャープな造形ではなく可動部も少ないものであったが、発売と同時に売切が続出する。これに手応えを感じた同社では、即座に上位モデルとしてLMHG(リミテッドモデル・ハイグレード)シリーズを企画する。こちらは同社の看板商品であるガンプラで培われた技術をふんだんに持ち込んだ設計で、特に腕はアニメ設定の肘関節が露出しない構造を再現するため、一種のアーマチュア(可動式骨格)構造を持ったフレームの上に軟質素材を被せた状態で成型するというこだわりを見せ、ヒット商品となった。両シリーズとも劇中に登場するエヴァシリーズ全機が商品化された上に、使徒も一部商品化されている。
また、当時ヒットの兆しを見せていたトレーディングカードの分野でもバンダイで商品化がなされ、こちらもヒットを記録した。同社は低年齢層向けのカード自販機ブランド「カードダス」を有しており、SDガンダムなどのカードをリリースしていたが、対象年齢の違いから当初は「カードダスマスターズ」ブランドでの発売となっている(後に「カードダス」ブランドでも発売された)。
これらの商品は、当時ホビー分野の商品化権をセガが有していた関係上、バンダイはセガからセカンドライセンス(2次版権)を取得する形での販売となった。このため、当時の商品パッケージには発売元がセガであると明記されている。
こういったハイターゲット向けのアイテムがいずれもヒットしたことが、後のアクションフィギュアブームに乗る形での商品化へと繋がり、世紀を越えてなお多数の新規ホビーアイテムがリリースされ続ける状況の先鞭をつけたといえる。なお、商品化権に関してはその後セガの独占的な権利が消尽し、2010年現在ではバンダイや海洋堂など有名メーカーから様々な商品が発売されている。またセガも、女性キャラクターのフィギュアを中心にアミューズメントスポットに置かれているクレーンゲーム用景品としてリリースし続けている。
本作品とタイアップしたアパレル商品で、コスプレ用品でなくリアル・クローズとして発売されたのは、コスパが1998年ごろよりキャラクターやロゴをモチーフにしたTシャツを展開したのが最初である[287]。その後、『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』が公開される前の2007年より、RISK、HEX-ANTISTYLEなど原宿系のストリートファッションブランドとのタイアップが始まり、BEAMSやX-girlといった、セレクトショップや日本国外ブランドにも波及した[288]。2010年には、ユニクロのUTコレクションでTシャツが発売された[289]。
2007年からは、新劇場版の公式プロジェクトとして、ファッションブランド「RADIO EVA」がスタートし、吉田カバン、Lee、シューズメーカーのK・SWISS、ZOZOTOWNなどとの共同プロジェクトを展開している[290]。
テーマパークにて本作を題材にした施設が設置された。期間限定ではあるが長期にわたり運営となる。
富士急ハイランドでは、パビリオン『EVANGELION:WORLD-実物大初号機建造計画-』が2010年7月23日よりオープンし[291]、「第二次計画」[292]「第三次計画」[293]と度々リニューアルを繰り返しながら2021年5月9日まで営業された[294]ほか、同パークの『高飛車』とコラボレーションした『エヴァ飛車』[295]、『富士飛行社』とコラボレーションした『エヴァンゲリオン×富士飛行社 -EVANGELION THE FLIGHT-』[296]といったアトラクションが実施された。
また、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンにおいても、2015年に『ユニバーサル・クールジャパン』のひとつとしてエヴァンゲリオンとしては初の4Dアトラクション『エヴァンゲリオン・ザ・リアル 4-D』[297]、2016年に『エヴァンゲリオン・ザ・リアル4D:2.0』[298]、2017年にライド・アトラクション『エヴァンゲリオン XRライド』[299]、2019年には『ゴジラ』との合作の『ゴジラ対エヴァンゲリオン・ザ・リアル 4-D』[300]といった施設を展開した。
作品にゆかりのある地域では、本作品の世界観を体験できる施設を準備したり商業関係者等と協力をするなど、さまざまな地域活性化の取り組みが行なわれている。
| テレビ東京系列(※テレビ愛知を除く) 水曜 18:30 - 19:00 | ||
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| 前番組 | 番組名 | 次番組 |
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ミュータント・タートルズ(アニメ1987年版)
(1993年10月6日 - 1995年9月27日) |
新世紀エヴァンゲリオン
(1995年10月4日 - 1996年3月27日) |
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