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N-QUALIS

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2026/03/03 16:16 UTC 版)

N-QUALIS
N-QUALISを初めて採用したJR東海315系電車
種類 ステンレス車体および台車(NS台車)
所持会社 日本車輌製造
使用会社 日本車輌製造
使用開始国 日本
主要使用国  日本
使用開始 2021年
関連ブランド
登録商標  日本
ウェブサイト www.n-sharyo.co.jp/business/tetsudo/n_qualis/
別名 エヌクオリス
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N-QUALISのロゴプレート。JR東海315系の車内にて。

N-QUALIS(エヌクオリス)は、日本車輌製造が2021年(令和3年)から製造をしている、ステンレス車体および台車(NS台車)のブランド[1][2][3]

本項では、車体における技術的な前身となる日車式ブロック工法についても記述する。

概要

車体

「N-QUALIS」ブランドの車体のコンセプトは、安全・品質・保守である。また、この車体は先述の日車式ブロック工法をベースとしている。

特徴

  1. 車体強度の強化
  2. 表面の平滑化
  3. 構体シールの削減

などである。

台車

台車は特許を取得した一体プレス式台車枠の採用およびタンデム式軸箱支持装置(軸梁式も選択可能)の採用による安全性・保守性の向上と優れた走行性能を特徴とするほか、オプションの専用ゴムにより自己操舵台車にすることを可能としている。東海旅客鉄道(JR東海)との共同開発である[注 1]

前史

日車式ブロック工法

何も帯を貼っていない状態の日車式ブロック工法車体の例。扉と扉の間のブロックも上下で分割されていることがわかる。
新京成N800形

N-QUALISに先立ち、日本車輌製造では軽量ステンレス鉄道車両の低コストな製造法として日車式ブロック工法を開発した。同社の公式サイトでは日車式ブロック工法あるいは日車式SUSブロック構体と紹介されている。

今までの車両製造での車体の側構体の組立てでは、車体全長と同じ長さの骨組に上部に幕板、下部に腰板、扉の部分に入口枠を溶接で取付けて組立てていたのだが、その組立作業には広いスペースが必要であり、特に幕板の長さは車体全長と同じで、組立て時においての取り扱いが難しかった。そこで、側構体を車端窓ブロック、中間窓ブロック、側入口ブロックなどのブロック単位に分けて、各ブロック単位でブロックを製造後、最終的に各ブロックを溶接接合して側構体を組立てる方式である。これにより、ブロックの製造を狭いスペースでも作業できるほかに、各ブロックの製造を平行して進めることで、工期短縮や各ブロックの保管が容易となり、車両製造コストの削減にもつながっている。また、最終工程でのブロックの接合では、各ブロックの継ぎ目に余裕があるため、継ぎ目の間隔を微調整して接合することにより、寸法精度が高い側構体を製作することができる[注 2]

日車式ブロック工法は発表時点で軽量ステンレス車体のうち側面のビードを廃した工法としては後発の部類[注 3]であったが、競合他社が各々の工法をブラッシュアップさせブランド名をつけている[注 4]中、日本車輌製造も自社のブロック工法を発展・改良させブランド名をつけたのがN-QUALISである。

採用車両

N-QUALIS発足前

N-QUALIS発足後

ブランド対象の形式

  • JR東海
    • JR東海315系電車[備 9]
      • N-QUALISを採用している車両は現時点は315系のみであるが、今後はJR東海向け以外の車両(特急車両やほかの通勤車)にも採用される予定である。
  • 事業者未定
    • 特急用車両用構体 - 2024年(令和6年)2月に、本ブランドの特急用車両のステンレス構体が完成した[5]

ブランド対象外の形式

ギャラリー

日車式ブロック工法採用形式

N-QUALIS採用形式

類似コンセプト

車体

台車

  • efWING - 川崎重工業車両カンパニー(現・ 川崎車両)の開発した台車。

関連項目

脚注

備考

  1. ^ 第1編成のみは日立製作所製でアルミニウム合金構体「A-train」を採用。
  2. ^ 0番台は東急車輛製造でも製造。30番台は全車日車製。
  3. ^ 2次車以降は東急車輛製造および川崎重工業でも製造。
  4. ^ 総合車両製作所横浜事業所および川崎車両でも製造。また、Sustina及びefACEの設計も折半している。
  5. ^ 東急車輛製造、総合車両製作所横浜事業所でも製造。
  6. ^ 7501編成のみ東急車輛製造製。
  7. ^ a b 総合車両製作所横浜事業所でも製造。
  8. ^ 4編成目以降は台湾車輌に技術移転され、現地生産となっている。
  9. ^ 国内向けの日車式ブロック工法の系譜にある車両形式としては初の全編成トイレ付き。初の「N-QUALIS」ブランドの形式。
  10. ^ N-QUALIS発足後の国内向けの日車式ブロック工法の系譜にある車両形式としては初のブランド対象外の形式。

注釈

  1. ^ ただし営業運転における初採用は遠鉄2000形2012年(平成24年)以降に導入された車両である。
  2. ^ 一方で、外観上の欠点としてブロックが細分化されている(見た目的にはスケルトン車体でパネルボティを採用したバスにも類似しているが、こちらは溶接ではなくゴムでパネル同士を繋いでいる)ために、たとえば幕板部はドア上とそれ以外が細切れになっているように見える。また車体の上下方向に対する中央部付近にも切れ目が存在するため、帯フィルムを貼り付けるにあたってはパテを盛って平滑化した上に貼る必要がある。
  3. ^ 東急車輛(→総合車両)の改良型骨組み工法および川崎重工業(→川崎車両)のシート貼り合わせ工法(2シート工法)は1992年平成4年)から、日車式ブロック工法は2000年(平成12年)から。
  4. ^ 川崎のefACE2009年(平成21年)より、総合車両のsustina2013年(平成25年)より。
  5. ^ a b 京浜急行電鉄の規定でボルスタレス台車の装備が禁止されている為、台車は住友金属工業→新日鉄住金→日本製鉄製のモノリンク式ボルスタ付空気ばね台車を装備。

出典

  1. ^ N-QUALIS コンセプト動画・カタログ 鉄道車両製品紹介”. 日本車輌製造株式会社. 2022年5月5日閲覧。
  2. ^ NS台車 動画・カタログ N-QUALIS 鉄道車両製品紹介”. 日本車輌製造株式会社. 2022年5月19日閲覧。
  3. ^ 日本車輌 新ブランド「N-QUALIS」、車両銘板公開!どんな性能? | RailLab ニュース”. レイルラボ(RailLab). 2022年5月4日閲覧。
  4. ^ 小田急12年ぶりの新型通勤車両、「5000形」を見る”. 鉄道コム リポート. 朝日インタラクティブ (2019年11月14日). 2020年8月21日閲覧。
  5. ^ N-QUALISブランドの特急車両用ステンレス構体が完成しました!” (2024年2月22日). 2024年6月15日閲覧。
  6. ^ MN 鉄道ニュース編集部「京成電鉄、松戸線(新京成線)の車両置換えも3200形で - 主要諸元は」『マイナビニュース』2025年1月26日、鉄道。オリジナルの2025年1月28日時点におけるアーカイブ。2025年3月10日閲覧。

外部リンク






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