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Macintosh IIsi

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/03/01 02:03 UTC 版)

Macintosh IIsi
Macintosh IIsi
製造元 Apple Computer
姉妹機種 Macintosh LC
種別 デスクトップパソコン
発売日 1990年10月15日 (34年前) (1990-10-15)
標準価格 US$2,999(2023年時点の$6,994と同等)
販売終了日 1993年3月15日 (1993-3-15)
OS 漢字Talk 6.0.7-Mac OS 7.6.1
CPU MC68030 @ 20 MHz
メモリ 1 MB、17 MBまで拡張可能 (100 ns 30-pin SIMM)
サイズ 高さ:10 cm
幅:31 cm
奥行き:38 cm
重量 4.5 kg
次世代ハード Macintosh Quadra 610
10base2、10baseTおよびAUIコネクターを備えたオプションのEthernetカードが見えるMacintosh IIsiの背面

Macintosh IIsiApple Computerによって設計・製造され、1990年10月から1993年3月まで販売されたパーソナルコンピュータである [1]

位置づけ

先行したMacintosh IIciと、同時期に発売されたMacintosh LCの間を埋める性能、拡張性、価格帯とされた[2]。実質的な後継機であるMacintosh Quadra 610の発売とともに販売を終了した。

ハードウェア

筐体

新設計ながら、後継機種への転用はなく一世代のみのデザインである。内部の拡張性に合わせるように、上位機種のIIciと下位機種のLCの間のサイズとなっている。全てがクリップまたはラッチで所定の位置に保持されるので、組み立てるに工具は必要なかった。

CPU

Motorola MC68030を20MHzで駆動するほか、PDSに取り付けるオプションカードによってMC68882コプロセッサも搭載できた。コプロセッサを標準装備していないことで一部の既存アプリケーションが動作しないなどの問題に対し、コプロセッサをエミュレートするソフトウェアとして SoftwareFPU[3] が存在する(初期の名称はPseudoFPU[3][4]であった)。

RAM

IIci同様30-pin SIMMスロットを採用する。

ビデオ

最大解像度640x480、8bitカラーのビデオ出力回路が組み込まれていた。コスト低減のために、IIsiのビデオシステムは主記憶の一部を共有していたが、特にIIsiでは1MBの低速RAMがロジックボードに実装されていたためにビデオの速度を大幅に低下させていた。デヴィッド・ポーグ英語版の著書 Macworld Macintosh Secrets では、十分な大きさのディスクキャッシュサイズを設定してSIMMバンクに搭載されたより高速なRAMからコンピュータがビデオRAMを引き出すようにすればビデオを大幅に高速化できると述べられている。

PDS

PDSに取り付ける変換アダプタ(ブリッジカード)によってNuBus拡張カードにも対応した。この変換アダプタには上述のコプロセッサも併載されている。

その他入出力

SCSI、シリアルポートx2、ADBポートx1、フロッピーディスクポートx1および3.5mmのステレオヘッドホン出力およびマイク入力端子など、当時のMacintoshとして標準的な内容である。

構成

40MBまたは80MBの内蔵ハードディスクを選択できた。

不具合[要出典]

経年変化でスピーカー接続が不良となり、定期的に音が抜けてしまうことがあった。この問題はモノラルスピーカがロジックボードの下のドーターボード上にあり、バネ状の接点を使用するという、非常にモジュール化されたコンピュータの構造に起因していた。スピーカの振動が接触面にフレッチングを起こしていた。この問題はマザーボードを取り外し、ドーターボードがスピーカを保持している接点を消しゴムで清掃することで解消できる。

雑学

チャールズ・ブコウスキーはIIsiの熱狂的なユーザだった[5]

脚注

  1. ^ Macintosh IIsi: Technical Specifications”. Apple. 2021年2月6日閲覧。
  2. ^ otake.nozomi (2025年1月8日). “1990年、3つのMacが同時リリース。Macintosh Classic/LC/IIsi。Appleの重要なターニングポイントとなったローコストモデルたち”. Mac Fan Portal マックファン. 2025年3月1日閲覧。
  3. ^ a b SoftwareFPU 2.x”. macintoshrepository.org. 2022年6月27日閲覧。
  4. ^ ASCII 1983年2月号, p. 102.
  5. ^ Reality Studio essay on Charles Bukowski's computer use

参考文献

  • 「ASCII 1983年2月号」第7巻第2号、株式会社アスキー出版、1983年2月1日。 

外部リンク


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Macintosh IIsi

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Macintoshの機種一覧」の記事における「Macintosh IIsi」の解説

20MHzの68030搭載。システムクロック、バスクロックともに20MHz。メモリ30ピンSIMMを4まで搭載可能で、内蔵RAMは1MB、最大RAM容量は65MB。搭載OS漢字Talk 6.0.7で、NuBus(またはPDSカードスロット一つ本体スロットからどちらか変換して使用する)。IIci同様、標準システム構成場合、グラフィックメモリはメインメモリ共有するアーキテクチャとなっている。IIcxよりも手軽なIIシリーズとして販売されたが、ピザボックススタイルのLCシリーズとも似つかない中途半端なサイズ性能であったために人気は出なかった。後にOS漢字Talk7移行した際は、これを駆動するのに最低限性能備えていると評されたが、既に製造販売終了しており、惜しむ声があった。

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