出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/11/06 02:30 UTC 版)
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Macintosh IIfx
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| 別名 | "F-16", "Stealth", "Blackbird"[1] |
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| 開発元 | Apple Computer |
| 製品ファミリー | Macintosh II, Macintosh IIx |
| 発売日 | 1990年3月19日 |
| 標準価格 | US$8,969(2023年時点の$20,917と同等) |
| 販売終了日 | 1992年4月15日 |
| OS | System 6.0.5-7.1.1(Pro), 7.5-7.6.1 |
| CPU | MC68030 @ 40MHz |
| メモリ | 4MB、128MBまで拡張可能 (80ns 64-pin SIMMs) |
| サイズ | 全高:14cm 全幅:47cm 奥行き:37cm |
| 重量 | 11kg |
| 前世代ハード | Macintosh IIx |
| 次世代ハード | Macintosh Quadra 900 |
Macintosh IIfxは1990年3月から1992年4月までApple Computerが設計・製造・販売していたパーソナルコンピュータ。発売時の価格は構成によって9,000米ドルから12,000米ドルで、その時点で入手可能な最も高速のMacintoshだった。
IIfxは最も強力な68030ベースのMacintosh IIシリーズであり、1991年にAppleの最上位ラインナップとしてはMacintosh Quadraに置き換えられた。
マサチューセッツ州ボストンのアポロコンピュータからAppleに移ったプロダクトマネージャーのフランク・カサノヴァによって、ボストン方言で一般に極端なものを表す用語 "wicked" を使って "Wicked Fast"[1]と呼ばれたIIfxは、40MHzのクロック周波数で動作し、32KBのL2キャッシュ、6本のNuBusスロットを備え、多数の専用ASICとコプロセッサを搭載しているマシンをさらに高速化するように設計された。これらのチップはIIfx専用のSystem 6.0.5(漢字Talk 6.0.5)に付属する専用ドライバを必要とした。ロジックボードのバスクロック40MHzがMC68030CPU、MC68882FPUの動作速度となる。8本のRAMスロットを備え、最大で当時としては巨大な128MBのRAMが搭載できた。
当時のMacintoshは30ピンのSIMMを使用していたが、IIfxは64ピンのデュアルポートSIMMを使用して高速な(80ナノ秒)のRAMを使用する。追加のピンはラッチされた読み出しと書き込み動作を異なるパスで行うことを可能にする。IIfxはMacintosh IIciの特別バージョンとならんで、出荷状態でパリティメモリー付きモジュールを使用することもできる、唯一の68K Macintoshである。ロジックボードには合計8本のRAMスロットがあり、4スロット同時に同じ容量の1MB、4MBないし16MBのRAMモジュールを指す必要があり、この結果として最大で128MBのメモリー容量となる[2]。
IIfxはフロッピーディスク、サウンド、ADBおよびシリアル通信をまかなう2つの特別な専用プロセッサを搭載している[3]。これらのI/OチップはApple IIで使用されているのと同じCPUファミリーである10MHzの組込み用MOS 6502CPUのペアを使用している[4]。
IIfxは、Macintosh Plus以降の全てのMacintoshと同様にインターフェースとしてSCSIを使用する。IIfxは外付けドライブを使用するためには、1990年当時としては特別な黒いSCSIターミネータを必要とした(SCSI-2仕様のため。後年、一般的なったアクティブターミネータ)。
IIfxでは、日付を1990年3月19日にセットし、command、option、F、Xのキーを同時に押しながら立ち上げると、スタートアップ時にIIfxの開発スタッフの写真が表示される[5]。
発売当初、以下の構成のIIfxが導入されていた[6]:
1990年5月15日発表:
6月初めに出荷された。
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「Macintoshの機種一覧」の記事における「Macintosh IIfx」の解説
68030 40MHz搭載機種で、当時の最速マシン。RAM SIMMが特殊で高価なもので(この頃の他機種は30ピンが標準であったがこの機種に関しては64ピン、LaserWriter II NTX-Jと同じ形状)、NuBusも特殊であり互換性に難が生じ、増設ボードによっては利用出来ない問題があった。Macintosh IIとIIxユーザ向けのロジックボードアップグレードも実施された。画面表示を256色モードにして、日付を1990年3月19日に設定して起動時にCommand・Option・F・Xキーを押していると、後述のIIci同様、開発スタッフの写真が表示される(グレイ256階調でも可能かは不明)。
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