出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/08/28 09:38 UTC 版)
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M+ 2P
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| 作者 | 森下 浩司 |
|---|---|
| 開発元 | M+ FONTS PROJECT |
| 初版 | 2002年 |
| リポジトリ | |
| 対応言語 | 日本語 |
| サポート状況 | 活発 |
| 種別 | フォント |
| ライセンス | SIL Open Font License 1.1 |
| 公式サイト | M+ FONTS |
M+ FONTS(エムプラス フォンツ)は、森下浩司によってデザインされているゴシック体の日本語フォントである。アウトラインフォントの M+ OUTLINE FONTS と、ビットマップフォントの M+ BITMAP FONTS とがある。
自由ソフトウェアであり、さらに利用・改変・再配布についてほぼ制限の無いライセンスが適用されているため、このフォントをベースにカスタマイズを施した派生フォントが多数配布されている。
2種類の和文フォントと4種類の欧文フォント、それに X Window System 純正カーソル代替の M+ cursors で構成される。
和文フォントは従属欧文が半角固定幅の M+ gothic とプロポーショナルの M+ goth_p が提供される。いずれも和文は全角固定幅であり、10 px と 12 px のレギュラー体およびボールド体が含まれる。
欧文フォントは Fixed 代替の M+ fxd、Helvetica 代替の M+ hlv、UI での利用を想定した M+ sys、極小フォントの M+ qub が提供され、M+ fxd と M+ hlv には 10 px と 12 px のレギュラー体およびボールド体が、M+ sys には 10 px のレギュラー体とボールド体が含まれる。M+ qub は 6 px のレギュラー体のみ。
欧文フォントには基本的な英数字(ISO/IEC 8859-1 の範囲の文字)やユーロ記号(“€ ”、U+20AC)が 含まれる。和文フォントには JIS X 0208 の仮名文字と記号類、それに約7,000字の漢字が収録されている。
2002年に制作を開始[1]。 最新版は2003年7月14日リリースの 2.2.4。
2003年10月から制作開始。開発には Adobe Illustrator を使って一字ずつデザインされていて、FontForge で TrueType フォントに変換されている。多くの用途において、未だ実用的なグリフ数に達していないため、グリフを補った VL ゴシックフォントファミリなどの合成フォントがいくつか作られている。漢字については2016年9月30日時点の TESTFLIGHT 062 版でJIS第1水準を含む 5,200 文字が収録されている[2]。
以下の和文と従属欧文を組み合わせた7種類のフォントが配布されている。
その後、Googleの支援により2019年にデザインの見直しが行われ、見直されたバージョンはGitHubにてSIL Open Font Licenseで公開されている(従来のバージョンもOSDNで引き続き公開)[3]。また、2021年からはGoogle Fontsでも公開されている[4]。
M+ FONTSは複製・再配布・改変に関する制約がほとんど無いM+ FONTS Licenseの下で配布されているため、M+ FONTSをそのまま、あるいは加工して別のフォントと組み合わせた書体が数多く配布されている。
なお、派生フォントはM+ FONTS License以外のライセンスを採用しているものもあるため、使用においては注意が必要である。
| 作者 | itouhiro、M+ FONTS PROJECT |
|---|---|
| 初版 | 2012年12月10日 |
| 最新版 | |
| リポジトリ | |
| 対応言語 | 日本語 |
| 種別 | フォント |
| ライセンス | IPA Font License Agreement |
| 公式サイト | MigMixフォント : M+とIPAの合成フォント |
MigMixおよびMiguはM+ FONTS に、IPAフォントの文字を加えてJIS2004に対応させた合成フォント[5]。作者はitouhiro。旧バージョンの「M+1P+IPAG」の後継に当たり、ライセンスはIPAフォントのものが適用される[6]。
どちらも共通して、フォント名の数字「1」「2」は、ひらがな・カタカナ・英数字のグリフが異なる。数字の後ろに付く「P」「C」「M」は、「P」「C」がプロポーショナルフォント、「M」がモノスペース(等幅)フォントである。
それぞれ2ウェイト(ボールド・レギュラー)。
| 作者 | lindwurm、M+ FONTS PROJECT、スティーブ・マットソン |
|---|---|
| 初版 | 2013年12月24日 |
| 最新版 | |
| リポジトリ | |
| 対応言語 | 日本語 |
| サポート状況 | 活発 |
| 種別 | フォント |
| ライセンス | Apache License 2.0[9] |
| 公式サイト | Koruri - Japanese TrueType font |
Koruri(コルリ)はM+ OUTLINE FONTSの英数字をOpen Sansに置き換えた合成フォント。作者はlindwurm。 ライセンスはOpen SansのApache License 2.0を引き継いでおり、Koruriという名称およびメインイメージはコルリとしている。
同一の作者による派生版として、M+ FONTSの代わりにVLゴシックを使用した VlKoruri や、Koruriの漢字を源ノ角ゴシックで補った Ohruri などが製作されている。
開発当初の名称は小瑠璃フォントであった[10][11]が、2014年5月10日、公式サイトの改修やGitHubでの公開[12]に合わせ、Koruriに改称された[13]。
KoruriはOpen Sansに合わせた5種類のウエイトからなる[14]。ウエイト名と元のフォントの対応は以下の通り。
| 作者 | MM、M+ FONTS PROJECT |
|---|---|
| 最新版 | |
| リポジトリ | |
| 対応言語 | 日本語 |
| サポート状況 | 活発 |
| 種別 | フォント |
| ライセンス | M+ FONTS License |
| 公式サイト | 自家製 Rounded M+ - 自家製フォント工房 |
Rounded M+(ラウンデッド エムプラス)はM+ FONTSを丸ゴシック体に加工したフォント[15]。作者はMM。2012年にitouhiroによって同名でリリースされたフォント[16]と同じ手順で作成されているが、MMによってリリースされた「自家製 Rounded M+」の方がより新しいバージョンのM+をベースにしているため収録文字数が多く、itouhiroのブログ記事でもMMによるバージョンの使用が推奨されている。
M+ FONTSを単体で改変したフォントのため、文字の形以外の仕様が同等であるほか、もとの制限の無いライセンスが維持されている。
丸みの強さによってバリエーションが用意されている。それぞれのバリエーションでM+と同様のウエイトが展開されている。
| 作者 | MM、M+ FONTS PROJECT、Adobe Systems Incorporated |
|---|---|
| 初版 | 2014年8月7日 |
| 最新版 | |
| リポジトリ | |
| 対応言語 | 日本語 |
| 種別 | フォント |
| ライセンス | SIL Open Font License 1.1 |
| 公式サイト |
Mgen+(ムゲンプラス)はM+ FONTSに不足している文字をAdobeとGoogleによるオープンソースフォント・源ノ角ゴシックで補ったフォント[17]。作者はMM。
バリエーションとして、同じ仕様のまま丸ゴシック化処理を施したRounded Mgen+(ラウンデッド ムゲンプラス)も存在する。
M+と同様の7ウエイトが用意されているほか、日本語や全角記号をプロポーショナル化したバリエーションが追加されている。
Rounded Mgen+は、Rounded M+と同様に丸みの強さによってバリエーションが用意されており、それぞれでM+と同様のウエイトが展開されている。