出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/12/05 13:11 UTC 版)
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| LinuC(リナック) | |
|---|---|
| 英名 | LinuC |
| 実施国 | |
| 資格種類 | 民間資格 |
| 分野 | コンピュータ・情報処理 |
| 試験形式 | CBT |
| 認定団体 | LPI-Japan |
| 認定開始年月日 | 2018/3/1 |
| 等級・称号 | レベル1 〜 レベル4 システムアーキテクト |
| 公式サイト | https://linuc.org |
LinuC(リナック)とは、日本のNPO法人LPI-Japanによって企画・開発・運営されているLinux技術者認定資格である。
2018年3月から提供が開始されており、提供当初は日本語版のみとなっていたが2019年には英語版の提供を開始[1]、2025年現在は日本語または英語で受験することが可能である。
また提供当初は3段階のレベル表記を持つ試験であったが、2023年10月にLinuCシステムアーキテクト(2025年11月にLinuCレベル4 システムアーキテクトに改称)が最上位資格として追加[2]されたことで、4段階のレベル表記を持つ試験となった。
2024年11月にはLinuCシステムアーキテクトの英語版が提供開始され[3]、日英両言語で全ての試験を受験可能となった。
LinuCは世界180以上の国と地域の5,500拠点のテストセンター、およびオンラインでの受験が可能となっている[4]
LinuCは、実務に即した知識とスキルを段階的に習得できるよう、4つのレベルで体系的に試験が構成されている。システム構築・運用管理から大規模システムのアーキテクチャ設計・構築までレベルごとに求められるスキルと知識が明確に定義されており、ITエンジニアはステップを踏んで技術力を高めることが可能となっている。
出題範囲の策定や出題される問題の作成は、技術者コミュニティの協力によって行われている。現場の第一線で活躍する多数のITエンジニアたちが何度も議論を重ねることで、グローバルで標準化された技術領域をカバーすることはもちろん、現場の実務で本当に必要とされるスキルと知識が体系化されている。そのため、用語の意味を問うような問題は出題されず、目的を達成するための手段や手法を問うような問題が多く出題される。
2025年12月現在の最新バージョンは、2020年4月に仮想化・コンテナ技術などのテーマを出題範囲に加える改訂が行われた「Version 10.0」である[5]。
LinuC(リナック)には4つの認定レベルがあり、求められる技術を習得することで順次ステップアップしていく構成となっている。上位レベルの認定を取得するためには、下位レベルの認定取得が必須となる。
仮想環境を含むLinuxシステムの基本操作とシステム管理が行える技術者であることが認定され、以下の知識と技術を持つことの裏付けとなります[6]。
LinuCレベル1の諸条件は以下の通り。
仮想環境を含むLinuxのシステム設計、ネットワーク構築において、アーキテクチャに基づいた設計、導入、保守、問題解決ができる技術者であることが認定され、以下の知識と技術を持つことの裏付けとなります[7]。
LinuCレベル2の諸条件は以下の通り。
2025年11月に改定され、エンタープライズレベルのシステムを構築するための専門的な技術力を証明する認定という位置づけになった。LinuCレベル3 プラットフォームスペシャリストとLinuCレベル3 セキュリティスペシャリストの2つの試験がある。どちらか1つに合格すればLinuCレベル3を取得することができる(認定を取得する上でレベル1やレベル2のように2試験の合格は必要とせず、どれか1試験に合格すれば認定を取得できる)。
仮想化や自動化などの技術を活用して柔軟性や可用性を備えたプラットフォームをLinux/OSSで構築・運用できる技術者であることが認定され、以下の知識と技術を持つことの裏付けとなる。
LinuCレベル3 プラットフォームスペシャリストの諸条件は以下の通り。
Linuxシステムのセキュリティ実装から運用まで一貫して対応できる高度な能力を有する技術者であることが認定され、以下の知識と技術を持つことの裏付けとなる。
LinuCレベル3 セキュリティスペシャリストの諸条件は以下の通り。
オンプレ/クラウド、物理/仮想化を含むLinuxの大規模システムのライフサイクル全体を俯瞰し、柔軟かつ拡張可能なアーキテクチャを設計・構築ができる「プレイングシステムアーキテクト」として認定されます。以下の知識と技術を持つことの裏付けとなります。
LinuCレベル4 システムアーキテクトの諸条件は以下の通り。
有意性の期限とは、技術の陳腐化が早いIT業界において最新の技術要素を反映した技術力を保持していることを証明するための認定ステータスの概念である。期限内であればACTIVEという認定ステータスであり、期限を超えるとINACTIVEという認定ステータスとなる。INACTIVEとなっても、認定された事実が無効になることはない。
LinuCを提供するLPI-Japan(LPI日本支部とは異なる)は、LPI (Linux Professional Institute)が提供するLinux技術者の認定資格であるLPICの日本国内でのライセンス契約を結び、2018年8月まで提供していた。
LPI-Japanは、LinuCを独自にリリースすることとした理由の一つとしてLPICの問題漏洩があると主張[8]、2018年8月にLPICの提供を中止した際にも、特に海外においてLinux Professional Instituteによる試験問題の品質改善や漏洩防止などの対応がなされず後も改善されなかったためであると主張した[9]。
LPI-Japanは「LinuC」では技術変化への即応、試験問題の品質改善、漏洩防止などのための試験の改定などを自ら対応することで、技術者を正しく認定できる価値ある認定試験として提供を開始したと主張している。
一方、LPICを運営するLPIは、2017年に実施したLPI細則の改訂を施行するに当たって必要となるLPI日本支部の設立に際し、LPI-Japanがその立場を担うことを求めたところ関心を得られなかったと説明しており[10]、LPI日本支部をLPI主導で設立し、今後も日本国内でのLPICの提供を続けていくことを説明している。
尚、LPI-Japanは、LPICに関するLPIとの恒久的かつ剥奪不能で独占的なライセンス契約を保有していると主張しており[11]、日本国内でのLPICの商標はLPI-Japanを運営する一般社団法人エデュコが保有している状況となっている[12]。
なお、LinuCの初期リリースでは、試験範囲がLPICと同一であったため[13]、2018年8月までにLPICを受験していた場合には、 LinuCとして確認・管理を行うことができる[14]。
LinuC(リナック)は、2025年11月時点においてITSSのキャリアフレームワークと認定試験・資格とのマップ (Ver12.4) に掲載されている。
| ITスペシャリスト | アプリケーションスペシャリスト | ソフトウェアデベロップメント | カスタマサービス | ITサービスマネジメント | |
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| ITSSスキル熟練度 レベル3 | LinuC レベル3 | LinuC レベル3 | LinuC レベル3 | LinuC レベル3 | LinuC レベル3 |
| ITSSスキル熟練度 レベル2 | LinuC レベル2 | LinuC レベル2 | LinuC レベル2 | LinuC レベル2 | LinuC レベル2 |
| ITSSスキル熟練度 レベル1 | LinuC レベル1 | LinuC レベル1 | LinuC レベル1 | LinuC レベル1 | LinuC レベル1 |