『LOVE=UNLIMITED』(ラヴ・アンリミテッド)は、日本のシンガーソングライター・寺岡呼人の13枚目のオリジナルアルバム。2018年2月7日にユニバーサルシグマより発売された[1]。
制作・音楽性
寺岡呼人の50歳となる誕生日当日のリリースとなった[1]。本作について、寺岡は「本当のロックンロールっていうのは多分30代は30代の、40代は40代の日常を歌うことがロックだなと思っていて、そういう意味で50代の日常を切り取ってみようという感じです」と語っている[2]。作詞・作曲を1か月、レコーディングも含め約2か月で本作を完成させたという[3]。
アルバムタイトルについて、寺岡は「いつもテーマを特に決めないで作るんですけども、今回作ってみたら、それこそ50になる男への愛だったりとか、家族の愛だったりとか、友達の愛だったりとか、人生の愛だったりとか、結局、“愛”というキーワードがどの曲にもあるなと思って、何か“愛”がつくタイトルにしたかったんですけど、そこに“限りがない”っていうタイトルをつけるといいなと思って、『LOVE=UNLIMITED』にしました」と語っている[4]。
本作に収録されているボーナス・トラック「秘密戦隊☆ゴジュウレンジャー feat. 桜井和寿」に参加しているMr.Childrenの桜井和寿は、本作について「音楽家としての呼人くんが、どんな先人達の音を追いかけて育ってきたか、また時代の中でどんな音楽を奏で続けてきたか、そして今、どんなことを音に託し残したいと考えているのか、そんな『寺岡呼人の生い立ちと現在を記したフォトブック』」と評している[5]。
通常盤のみの1形態で発売。前作『COLOR』以来約1年半ぶりとなるオリジナルアルバム。
本作のアートディレクターは吉永裕介が担当。
ライブ・パフォーマンス
本作の発売日当日でもある2018年2月7日、寺岡呼人主催の音楽イベント『寺岡呼人 バースデーライブ 50歳/50祭』を日本武道館で開催[6][7]。本イベントについて、寺岡は同じく自身が主催している音楽イベント『Golden Circle』以上に「よりプライベート感のある特別な夜にしたい」とコメントしており[8]、寺岡が生まれて初めてコンサートを観たアーティストであるさだまさしと、寺岡と親交の深いMr.Childrenの桜井和寿、ゆず、Kが出演した[9]。本公演の模様は、3月25日にWOWOWで放送された[10]ほか、2月22日にMBS系音楽番組『MBS SONG TOWN』でも紹介された[11]。
2月12日には大阪城ホールでも同イベントが開催。さだ、桜井、Kが出演した[8]ほか、シークレット・ゲストとしてゆずの岩沢厚治も出演した。
収録曲
- 全作詞・作曲・編曲:寺岡呼人(#5, #11除く) / プロデュース:寺岡呼人
- 僕は、君にもう一度恋をする [4:44]
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本楽曲について、寺岡は「アメリカンポップスっていうのを想像した時に、『アメリカン・グラフィティ』みたいな雰囲気の、ああいうティーンエイジャーのための音楽で、ティーンエイジャーが聴いて、ティーンエイジャーが歌うみたいな。アメ車に乗ってたポニーテールの女子と、その50年代のファッションをしていた男の人たちが、あれから40年50年経ってどんな二人になってんだろう?ってなった時に、それをまたアメリカンポップスに乗っけて歌うっていうのが、自分の中ではちょっと新しいなと思った」と語っている[12]。
- サウンド・オブ・ミュージック [5:06]
- バンドやろうぜ [4:35]
- リライト [4:53]
- パパのお弁当 [5:58]
- 作詞:寺岡呼人 / 作曲:K / 編曲:寺岡呼人・K
- 大人はEぜ! [4:58]
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サビの一節「大人は持ってるんだぜ特別な“アレ”を」は、RCサクセションの楽曲「つ・き・あ・い・た・い」のオマージュ[13]。
- 愛ノウタ ~Love Unlimited~ [4:49]
- 種まき人 [6:25]
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タイトルは、ジャン=フランソワ・ミレーの絵画『種まく人』から[12]。
- 仕舞支度 [5:23]
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寺岡曰く、「五十路を過ぎて“終活”を意識する男の歌」[14]。寺岡は落語の影響を受けて制作したという[15]。
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ミュージック・ビデオが制作されており、ユニバーサルミュージックジャパンの公式YouTubeチャンネルで公開されている。監督は小川直也が務め、宇梶剛士が出演している[16]。
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ベスト・アルバム『MASTER PIECE -maverick- Best of 30 Years』にも収録された。
- 秘密戦隊☆ゴジュウレンジャー feat. 桜井和寿 (Bonus Track) [4:23]
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12thアルバム『COLOR』収録曲のデュアルボーカルバージョン。
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桜井が「ふざけてるような歌なのに泣けちゃう曲」と絶賛していたことから、先述の音楽イベント『寺岡呼人 バースデーライブ 50歳/50祭』で寺岡が一緒に歌いたいとオファー[1]。さらに「せっかくやるんだから音にしちゃいたいなと思って、僕の方からお願いしました」と音源化に至った[12]。
- 仕舞支度 feat. 春風亭一之輔 (Bonus Track) [4:13]
- 作詞:寺岡呼人・春風亭一之輔 / 作曲・編曲:寺岡呼人
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サビを除き春風亭一之輔による語りになっている。寺岡が一之輔大ファンであったことからオファーしたという[12]。
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一之輔が「僕は音があると喋れない」と言ったため、時間を測りながら無音で語りのレコーディングが行なわれた[17]。
参加ミュージシャン
- 寺岡呼人:Vocal (#1 - #11), Bass (#1 - #3, #6 - #8, #10), Electric Guitar (#1 - #3, #6, #7, #10), Acoustic Guitar (#1, #2, #4, #5, #7 - #9, #11), Keyboards (#10), Chorus (#10)
- 桜井和寿 (Mr.Children):Featuring Vocal (#10), Chorus (#10)
- 春風亭一之輔:Featuring 落語 (#11)
- 島村英二:Drums (#1, #9, #11)
- 林久悦:Drums (#2, #3, #6 - #8, #10), Chorus (#2, #3, #6, #7, #10)
- sugarbeans:Drums (#4, #5)
- 梅沢茂樹:Bass (#4, #5)
- 林由恭:Bass (#9, #11), Chorus (#2, #3, #6, #7, #10)
- 石成正人:Electric Guitar (#1, #2)
- 稲葉政裕:Electric Guitar Solo (#3, #6)
- 古川昌義:Electric Guitar (#4, #5)
- 稲葉喬之:Electric Guitar Solo (#6)
- オバタコウジ:Electric Guitar (#8)
- 大渡亮 (Do As Infinity):Electric Guitar Solo (#10)
- ミトカツユキ:Keyboards (#1 - #5, #7 - #9, #11), Chorus (#1, #2, #7)
- 鈴木秋則:Keyboards (#10)
- 高田漣:Steel Guitar (#9, #11), Banjo (#9, #11)
- notch:Percussion (#1, #2, #7)
- 三沢またろう:Percussion (#5, #8)
- 鈴木圭:Tenor Saxophone (#4), Alto Flute (#4), Soprano Saxophone Solo (#4), Clarinet (#5), Bass Clarinet (#5), Flute (#5), Soprano Recorder (#9, #11)
- 中村未来:Chorus (#10)
脚注
出典
外部リンク