読み方:けーびーえす
《Korean Broadcasting System》⇒韓国放送公社
(Korean_Broadcasting_System から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2026/02/03 09:56 UTC 版)
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KBS本部
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| 種類 | 公社※1 |
|---|---|
| 略称 | KBS、韓国放送 |
| 本社所在地 | 07235 ソウル特別市永登浦区・汝矣公園路13 |
| 設立 | 1973年3月3日 |
| 業種 | 放送業 |
| 代表者 | 理事長 孫炳斗/ソン・ビョンドゥ (손병두) 社長 金仁圭/キム・インギュ (김인규) |
| 資本金 | 1,800億ウォン (政府持分資本金、2012年12月31日時点) |
| 従業員数 | 4,701人 (2020年6月末) |
| 決算期 | 12月末日 |
| 主要子会社 | KBSメディア、KBSアートビジョン、KBSインターネット |
| 外部リンク | www.kbs.co.kr |
| 特記事項:※1放送法に基づく政府全額出資の公営放送企業体。 | |
| 韓国放送公社 | |
|---|---|
| 各種表記 | |
| ハングル: | 한국방송공사 |
| 漢字: | 韓國放送公社 |
| 発音: | ハングクバンソンゴンサ |
| 日本語読み: | かんこくほうそうこうしゃ |
| RR式: | Hangukbangsonggongsa |
| MR式: | Han'gukpangsonggongsa |
| 英語表記: | Korean Broadcasting System (KBS) |
韓国放送公社(かんこくほうそうこうしゃ、ハングル: 한국방송공사; ハンチャ: 韓國放送公社; RR: Han-guk Bangsong Gongsa; MR: Han'guk Pangsong Kongsa、通称:KBS)は、韓国の公共放送局である。ラジオ放送とテレビ放送を共に流すラテ兼営を行っている。
前身は日本統治時代に設立された社団法人「朝鮮放送協会」(発足当時は社団法人京城放送局。1927年2月16日開局、呼出符号(コールサイン)はJODK)。1945年の解放以降は、名称をソウル中央放送局(呼出符号はHLKA)に変更され、大韓民国建国時に国営化された。1961年10月15日に地上波テレビ放送が開始され、1973年3月3日に現行の公営放送となった[1]。
公営放送であるが、1981年から広告収入が認められているため[2]、CMも放送されている[注釈 1]。これは、全斗煥政権時代の1980年に行われた、いわゆる「言論統廃合」政策によって、東洋放送・東亜放送・西海放送・全日放送・韓国FM放送といった民放を統合したことによる。そのこともあり、旧東洋放送系のチャンネルと有料放送チャンネルに限って実施されている。また、韓国の提供クレジットは提供企業の名称が羅列しているだけであり、それを読み上げないのが一般的であるが、KBSでは、“提供”の字幕表示を省略している番組が他局よりも多い。
| 道名 | 放送総局 | 傘下放送局 | 廃止された放送局 |
|---|---|---|---|
| ソウル特別市 仁川広域市 京畿道 |
本部直轄 | 京仁センター(水原) | |
| 江原特別自治道 | 春川 | 原州、江陵 | 寧越、太白、束草 |
| 大田広域市 世宗特別自治市 忠清南道 |
大田 | 公州 | |
| 忠清北道 | 清州 | 忠州 | |
| 全羅北道 | 全州 | 群山(旧西海放送)、南原 | |
| 光州広域市 全羅南道 |
光州 | 木浦、順天 | 麗水 |
| 大邱広域市 慶尚北道 |
大邱 | 安東、浦項 | |
| 釜山広域市 蔚山広域市 |
釜山 | 蔚山 | |
| 慶尚南道 | 昌原 | 晋州 | |
| 済州特別自治道 | 済州 | 西帰浦 | |
多チャンネルであるが、地域ごとに視聴できる系統が異なっている。
その背景としては、1980年の全斗煥による言論統廃合により、KBSがMBC(文化放送)系列各社とCBS(基督教放送)以外の民放を吸収合併したことがある。
その後教育テレビ放送、教育FM放送はKBSから分離して韓国教育放送公社(EBS)に移管している。
| 歴代 | 名前 | ハングル | 就任 | 退任 |
|---|---|---|---|---|
| 1代 | 洪景模 | 홍경모 | 1973年2月21日 | 1979年2月20日 |
| 2代 | ||||
| 3代 | 崔世卿 | 최세경 | 1979年2月21日 | 1980年7月28日 |
| 4代 | 李元洪 | 이원홍 | 1980年7月28日 | 1985年2月19日 |
| 5代 | ||||
| 6代 | 朴鉉兌[6] | 박현태 | 1985年2月20日 | 1986年8月29日 |
| 7代 | 鄭九鎬 | 정구호 | 1986年8月30日 | 1988年11月3日 |
| 8代 | 徐英勲 | 서영훈 | 1988年11月3日 | 1990年3月8日 |
| 9代 | 徐基源[6] | 서기원 | 1990年4月9日 | 1993年3月16日 |
| 10代 | 洪斗杓[6] | 홍두표 | 1993年3月17日 | 1998年4月1日 |
| 11代 | ||||
| 12代 | 朴権相[6] | 박권상 | 1998年4月20日 | 2003年3月10日 |
| 13代 | ||||
| 14代 | 徐東九 | 서동구 | 2003年3月22日 | 2003年4月2日 |
| 15代 | 鄭淵珠[6] | 정연주 | 2003年4月28日 | 2008年8月11日(解任)[7] |
| 16代 | ||||
| 17代 | ||||
| 18代 | 李炳淳[6] | 이병순 | 2008年8月26日 | 2009年11月23日 |
| 19代 | 金仁圭[6] | 김인규 | 2009年11月24日 | 2012年11月23日 |
| 20代 | 吉桓永[6] | 길환영 | 2012年11月23日 | 2014年6月10日(解任)[8] |
| 21代 | 曺大鉉[6] | 조대현 | 2014年7月28日 | 2015年11月23日 |
| 22代 | 高大栄[6] | 고대영 | 2015年11月24日 | 2018年1月23日(解任)[9] |
| 23代 | 梁承東[6] | 양승동 | 2018年4月9日 | 2021年12月29日 |
| 24代 | ||||
| 25代 | 金儀喆 | 김의철 | 2021年12月10日 | 2023年9月12日 |
| 26代 | 朴敏 | 박민 | 2023年11月12日 | 2024年12月9日 |
| 27代 | 朴樟釩 | 박장범 | 2024年12月10日 | 現職 |
| 送信所 | 物理チャンネル | 空中線電力 | ||
|---|---|---|---|---|
| 第1テレビ | 第2テレビ | EBSテレビ | ||
| 冠岳山 | K-15ch | K-17ch | K-18ch | 2.5kW |
| 南山 | K-22ch | K-45ch | K-46ch | 5kW |
| 仏光 | K-26ch | K-28ch | 90W | |
| 白蓮 | K-20ch | K-51ch | 90W | |
| 貞陵 | K-320ch | K-51ch | 50W | |
| 長位 | K-38ch | K-47ch | 90W | |
[2012年12月31日午前4時終了]
| 送信所 | チャンネル | 空中線電力 | ||
|---|---|---|---|---|
| 第1テレビ | 第2テレビ | EBSテレビ | ||
| 南山 | K-9ch | K-7ch | K-13ch | 50kW / 50kW / 10kW |
| 冠岳山 | K-25ch | K-37ch | K-43ch | 30kW / 10kW / 30kW |
| 仏光 | K-49ch | K-52ch | K-60ch | 500W |
| 白蓮 | K-20ch | K-32ch | K-39ch | 500W |
| 貞陵 | K-53ch | K-57ch | K-59ch | 100W |
| 東小門 | K-49ch | K-36ch | K-39ch | 10W |
| 長位 | K-20ch | K-45ch | K-23ch | 500W |
| 杏堂 | K-57ch | K-21ch | K-31ch | 10W |
ラジオはテレビと異なり、仁川市・京畿道も本社直轄である。
| 送信所 | 周波数 | 空中線電力 | 呼出符号 |
|---|---|---|---|
| ※蘇莱送信所 (仁川市) |
AM 711kHz | 500kW | HLKA |
| ※冠岳山送信所 (ソウル市) |
FM 97.3MHz | 10kW | HLKA-SFM |
| ※龍門山中継所 (楊平郡) |
FM 90.3MHz | 1kW | なし |
| 紺岳山中継所 (坡州市ほか) |
FM 91.5MHz | 500W | |
| 城南中継局 (城南市) |
FM 93.5MHz | 20W | |
| 龍仁中継局 (龍仁市) |
FM 88.1MHz | 20W |
| 送信所 | 周波数 | 空中線電力 | 呼出符号 |
|---|---|---|---|
| 南陽送信所 (華城市) |
AM 603kHz | 250kW(昼間) 500kW(夜間) |
HLSA |
| 冠岳山送信所 | FM 106.1MHz | 10kW | HLSA-FM |
| 送信所 | 周波数 | 空中線電力 | 呼出符号 |
|---|---|---|---|
| 華城送信所 (華城市) |
AM 1134kHz | 500kW | HLKC |
| 冠岳山送信所 | FM 104.9MHz | 2kW | HLKC-SFM |
| 送信所 | 周波数 | 空中線電力 | 呼出符号 |
|---|---|---|---|
| 冠岳山送信所 | FM 93.1MHz | 10kW | HLKA-FM |
| 送信所 | 周波数 | 空中線電力 | 呼出符号 |
|---|---|---|---|
| 冠岳山送信所 | FM 89.1MHz | 10kW | HLKC-FM |
| 白翎中継局 | FM 90.9MHz | 100W | なし |
| 城南中継局 | FM 97.7MHz | 20W | なし |
| 送信所 | 周波数 | 空中線電力 | 呼出符号 | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| 唐津送信所 (忠清南道唐津市) |
AM 972kHz | 750kW | HLCA | 第1放送 |
| 華城送信所 | SW 6015kHz | 100kW | HLK2 | |
| 金堤送信所 (全羅南道金堤市) |
AM 1170kHz | 500kW | HLSR | 第2放送 |
| 送信所 | 物理チャンネル(周波数) | 空中線電力 |
|---|---|---|
| 冠岳山送信所 | K-12Bch(207.008MHz) | 2kW |
| 南山中継所 (Nソウルタワー) |
2kW | |
| 仏光中継所 (ソウル市) |
90W |
このうち、日本向けテレビ国際放送「KBS WORLDテレビ」では、「ニュース広場」(平日で第1部のみ)、「ニュース9」(2022年1月より平日のみに縮小)を同時に放送する。
KBSの受信料制度は、1961年のテレビ放送開始を機に導入された。日本のNHKとは異なり、当初はKBS独自で、続いて公共機関による委託徴収を経て、1994年からは受信料を韓国電力公社の電気料金に上乗せして徴収している。受信料の一部は韓国教育放送公社(EBS)と韓国電力公社[注釈 4]にそれぞれ分配されている[10]。世帯にテレビ受像機が無い家庭については、KBSに別途申告することで毎月の受信料を免除されるが、この手続きが煩雑であり(大韓民国のマスメディアでも、この件について批判報道があった)、実際にKBS受信料が免除されている家庭は少ない。
現行の制度は、受信料徴収にかかる費用を抑えることや、受信料公平負担を目的に導入された。この徴収制度によって受信料収入は増加し、広告収入も増加しているため、月額2,500ウォンのまま20年以上据え置かれているが、「公共放送にふさわしい財源に見直すべきだ」との意見が高まっているため、広告収入を縮小させ受信料を引き上げることも検討された。2010年10月現在、受信料を月額4,600ウォンとし、全体に占める広告収入の割合を20%以内とする法案が検討されている[11]。
2023年6月、大統領府は韓国電力の電気料金と分離した上でKBS受信料を徴収するように放送通信委員会と産業通商資源部に勧告したことを発表した。これに伴い、同委員会などは放送法施行令の改正に動く方向で調整しており、朝鮮日報は早ければ同年内にも分離徴収が実現する可能性があると報じている[12]。
全斗煥政権時代には、毎日ニュース番組のトップで大統領の動静を伝えたり(毎日午後9時になると、時報と同時に「全斗煥大統領閣下は」と始まっていたのを揶揄し、「땡」(テン)と時報が鳴ったら「全斗煥」(전두환)の頭文字「전」(ジョン、ただし実際にはチョンと発音)という音が聞こえるということで땡전뉴스(テンジョンニュース)と呼ばれていた)、総選挙時には与党候補に隔たった偏向報道を行って韓国の視聴者の反感を買い、KBS受信料ボイコット運動を起こされた。この受信料不払い運動によって、当時のKBSは受信料収入を50%も減らし、KBSの経営にも大きなダメージを負った。
言論統廃合による媒体・組織の肥大化により、受信料収入だけでは運営が困難となり、放送局の統廃合など経営合理化策を進める一方で、旧東洋放送系統のチャンネルだけではなく、公式ウェブサイト上でも国営企業を通じて広告を募り、その収入で不足分を補う事態となっていた。大韓民国の国会にも大韓民国政府を通じて受信料値上げに向けて制度改正を求めたものの、拒否されていた。なお、KBSの受信料は年間3万ウォンであり格安である[13]。
このため、2013年12月10日に"수신료 현실화, 건강한 공영방송의 시작입니다."(受信料の現実化 - 健康な公営放送の始作です)というキャッチフレーズを掲げ、受信料値上げへの理解を求める一大キャンペーンを開始した。『KBSニュース9』後の繋ぎスポットも『韓国の遺産』から、受信料値上げに理解を求めるものに変わった。また、KBS理事会では受信料値上げの目的として実現した際に実行する「10大約束」を決め、放送などで広く示している。
| KBS World KBS World HD |
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| 基本情報 | |
| 運営(番組供給)事業者 | ケー・ビー・エスジャパン株式会社 |
| 放送(配信)開始 | 2006年3月1日 |
| HD放送(配信)開始 | 2009年10月1日 |
| ジャンル | 海外ドラマ・バラエティ・韓流 |
| 放送内容 | 韓国KBSのドラマ・ニュース・ドキュメンタリー・音楽・バラエティーなど |
| 衛星基幹放送(東経110度CS放送) | |
| プラットフォーム | スカパー! |
| 放送事業者 | 株式会社スカパー・エンターテイメント |
| チャンネル番号 | Ch.317(HD) |
| 物理チャンネル | CS1-ND10 |
| 放送開始 | 2018年10月1日 |
| HD放送開始 | 2018年10月1日 |
| スカパー!プレミアムサービス | |
| 放送事業者 | 株式会社スカパー・エンターテイメント |
| チャンネル番号 | Ch.656 |
| 放送開始 | 2009年10月1日 |
| スカパー!プレミアムサービス(標準画質) | |
| 放送事業者 | ケー・ビー・エスジャパン株式会社 |
| チャンネル番号 | Ch.791 |
| 放送開始 | 2006年3月1日 |
| 放送終了 | 2014年5月31日 |
| その他(再送信・配信) | |
| ひかりTV | 552(HD) |
| eo光テレビ | 890(HD) |
| J:COM | 756 |
| JCN | 313 |
| 公式サイト | |