読み方:じぇーえぬきゃっぷ
国土交通省が、市販されているクルマの衝突時の乗員保護性能やブレーキ性能などを試験し、評価結果を公表している制度で、JNCAPと呼んでいる。1995年度から開始され、毎年度末に評価結果が冊子で発行されている。衝突性能は、当初前面衝突試験(フルラップ)だけだったが、その後、側面衝突試験およびオフセット前面衝突試験が追加された。この制度は当初アメリカで始められたもので、日本でも保安基準より厳しい試験条件(衝突速度5km/hアップ)で行われている。3つの衝突試験で測定された乗員傷害値は、各試験につき5段階評価および3つの試験を総合して6段階評価されている。なお、2001年度からはチャイルドシートの安全性能試験が追加された。
参照 乗員傷害値規制、NCAP(JNCAP から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2026/01/29 14:34 UTC 版)
自動車アセスメント(じどうしゃアセスメント)は、日本で実施されている自動車の安全性の評価。アメリカで実施されているNCAPの日本版であることから、JNCAPとも呼ばれる。
1995年以降の毎年度、日本で市販されている自動車の安全性を評価して結果を公表している。アメリカで実施されているNCAPを参考としてユーザーの安全な車選びの補助と安全な車の普及促進を目的として開始された。
実施主体は、開始当時は自動車事故対策センター、その後自動車事故対策機構(NASVA)に改組された。評価結果をまとめたパンフレットはNASVA支所、国土交通省運輸支局及び検査登録事務所等で配布されている。
公平を期するため、テスト車両は職員が身分を隠して一般ユーザーとしてカーディーラーから購入し、調達している。
乗員保護性能評価(100点満点)、歩行者保護性能評価(100点満点)及びシートベルトリマインダー評価(8点満点)の合計208点満点で5段階評価を行う。
衝突被害軽減ブレーキと車線逸脱防止支援システムの性能評価を行う。衝突被害軽減ブレーキで最高32点満点、車線逸脱防止支援システムで最高8点満点で、合計40点満点となる。合計点数が2点以上の車は「ASV」、合計点数が12点以上の車は「ASV+」として認定される。
衝突被害軽減ブレーキの試験は、試験車を10~60km/hで模擬車両(ターゲット)に後方から接近させ、被害軽減ブレーキの作動試験する。ターゲットが止まった状態での試験と、20km/h で走行している場合の2種類があり、警報またはブレーキの作動により衝突を回避した場合、あるいは衝突した場合でも、衝突前にどのくらい速度が低下していたかに応じて得点が与えられる。
車線逸脱防止支援システムの試験は、試験車を60km/hまたは70km/hで走らせ、道路の白線からはみ出したときに警報を発するか試験し、警報を開始した速度が低い方が高い得点が与えられる。
試験はメーカからの委託試験依頼により実施される場合があり、必ずしも代表的グレードが選定されているとは限らない。また、試験条件はオイル、ガソリン、工具などを搭載した状態+200kgであり、定員乗車した車両総重量ではないため、乗車定員の多い車種では注意が必要である。
ユーザーがチャイルドシートを取り付ける際、確実に取り付けられるように配慮されているかなどを判定する。
年度単位で、評価結果が公表される。