読み方:あいえーゆー
《International Astronomical Union》⇒国際天文学連合
(International_Astronomical_Union から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2026/02/23 03:19 UTC 版)
国際天文学連合(こくさいてんもんがくれんごう、英:International Astronomical Union:IAU)は、世界の天文学者で構成されている国際組織。国際学術会議 (ISC) の下部組織となっている。
IAUは1919年に多くの団体を統合して設立された。最初の会長にはフランスのバンジャマン・バイヨーが選出された。2019年現在、会員として、13,129人の天文学者などの個人会員と82の国家会員が所属している[1]。本部 (Headquarter) の事務局は、フランスのパリのアラゴ通り (Bd Arago) にある。
恒星や惑星、小惑星、その他の天体とその地形に対する命名権を取り扱っており、その命名規則のために専門作業部会が設けられている。IAUは1920年以来天文電報の発行業務にも関わっており、ハーバード大学地球惑星物理学教室が運営している天文電報中央局 (Central Bureau for Astronomical Telegrams; CBAT) について支援していたが、2015年に第6委員会が解散したことによりCBATへの支援を終えている[2]。
国際天文学連合の活動の多くは、天文学の分野ごとに分けられた8の分科会 (Division) を通じて行われる。各分科会の下部には更に細かい研究領域ごとに35の委員会 (Commission) が存在し[1]、委員会の下部に個別の研究テーマに関連した85のワーキンググループ (Working Group) がある[1]。
総会 (General Assembly) は、様々な国を開催地として3年ごとに開催され、IAU 全体の活動方針に関する討議や研究発表などが行われる。これ以外に、欧州、アジア太平洋、ラテンアメリカの各地域では地域会議 (Regional Meeting) も開かれている。これよりも小規模な研究会議として、シンポジウムやコロキウムも随時開催されている。
2012年8月の北京での総会で部会 (Division) の見直しが行われ、それまで12あった部会が以下の9つに統合された[3][4]。
| 回 | 開催年 | 開催地[6][7] | 開催国 |
|---|---|---|---|
| 1 | 1922年 | ローマ | |
| 2 | 1925年 | ケンブリッジ | |
| 3 | 1928年 | ライデン | |
| 4 | 1932年 | ケンブリッジ | |
| 5 | 1935年 | パリ | |
| 6 | 1938年 | ストックホルム | |
| 7 | 1948年 | チューリッヒ | |
| 8 | 1952年 | ローマ | |
| 9 | 1955年 | ダブリン | |
| 10 | 1958年 | モスクワ | |
| 11 | 1961年 | バークレー | |
| 12 | 1964年 | ハンブルク | |
| 13 | 1967年 | プラハ | |
| 14 | 1970年 | ブライトン | |
| 15 | 1973年 | シドニー | |
| 16 | 1976年 | グルノーブル | |
| 17 | 1979年 | モントリオール | |
| 18 | 1982年 | パトラス | |
| 19 | 1985年 | ニューデリー | |
| 20 | 1988年 | ボルチモア | |
| 21 | 1991年 | ブエノスアイレス | |
| 22 | 1994年 | ハーグ | |
| 23 | 1997年 | 京都 | |
| 24 | 2000年 | マンチェスター | |
| 25 | 2003年 | シドニー | |
| 26 | 2006年 | プラハ | |
| 27 | 2009年 | リオデジャネイロ | |
| 28 | 2012年 | 北京 | |
| 29 | 2015年 | ホノルル | |
| 30 | 2018年 | ウィーン | |
| 31 | 2022年 | 釜山 | |
| 32 | 2024年 | ケープタウン | |
| 33 | 2027年 | ローマ |