(I'll_be_back から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/20 15:42 UTC 版)
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「また戻ってくる」(またもどってくる、英語: I'll be back)は、俳優のアーノルド・シュワルツェネッガーが映画で演じる数多くの人物が発する台詞である。日本語訳は翻訳者により若干異なる[注 1]。
マイコミジャーナルの「つい口に出してしまう映画の名台詞」では第1位[1]、アメリカン・フィルム・インスティチュートの『アメリカ映画の名セリフベスト100』では37位に位置する[2]。
この言葉に対し、戻ってきた際に発せられる台詞として「戻ったぞ」(英語: I'm Back)[注 2]が存在する。この台詞も、シュワルツェネッガーの出演する映画では多く用いられている。
この台詞が初めて登場した作品は『ターミネーター』(1984年)であり、シュワルツェネッガーの演じたT-800が警察署窓口で発するものである[注 3]。シュワルツェネッガーは当初、「I'll be back」という台詞が砕けていて女性的だと嫌い、監督のジェームス・キャメロンに何度も「I will be back」の方が機械的で、自身のドイツ語訛りを活かせるとして変更を求めたが、「僕は君に演技指導をしないから、君は脚本に口出ししないでくれ」と強硬に突っぱねられ、聞き入られなかった[3]。なお、初期の脚本における台詞は「I'll come back」であり、同年に発売されたノベライズ作品も「I'll come back」のままになっている。
次年に公開された『コマンドー』(1985年)でも、主人公として演じたジョン・メイトリックスが宿敵のベネット(演:ヴァーノン・ウェルズ)に対して発する。
『ターミネーター2』(1991年)では第一作目へのオマージュも含め、コナー親子(+ダイソン)とのサイバーダイン社での破壊活動後、警察に包囲されている状況で発する[注 4]。
『ラスト・アクション・ヒーロー』(1993年)では、主人公であり映画の中(劇中劇)の人物、ジャック・スレイターを演じた際に発し、現実世界の少年ダニー・マディガン(演:オースティン・オブライエン)に「(その台詞を言うのは)あんたの名刺のようなもの」、「(映画を見ている)みんながそれを言うのを待っている」と言われるシーンがある。
なお、「I'll be back」は、かたちを変えて使われることもある。例えば『シックス・デイ』(2000年)では「I might be back」(戻って来たいと思う)、『ターミネーター3』(2003年)では「She'll be back」(彼女は戻って来るさ)となっている。
『ラスト・アクション・ヒーロー』で返される台詞のように、「I'll be back」と「I'm back」はシュワルツェネッガーの代名詞となっており、訪日した際や、マスメディアへのインタビューでは、ほぼ必ず発している。
| 映画タイトル | シリーズ名 | 公開年 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 『ターミネーター』 | ターミネーターシリーズ | 1984年 | |
| 『コマンドー』 | 1985年 | ||
| 『ゴリラ』 | 1986年 | 「I'll be right back」 | |
| 『バトルランナー』 | 1987年 | ||
| 『ツインズ』 | 1988年 | ||
| 『トータル・リコール』 | 1990年 | ||
| 『キンダガートン・コップ』 | 1990年 | 「I'm back」 | |
| 『ターミネーター2』 | ターミネーターシリーズ | 1991年 | |
| 『ラスト・アクション・ヒーロー』 | 1993年 | ||
| 『ジュニア』 | 1994年 | 「It's nice to be back」 | |
| 『ジングル・オール・ザ・ウェイ』 | 1996年 | 「I'll be back with the doll」 | |
| 『シックス・デイ』 | 2000年 | 「I might be back」 | |
| 『ターミネーター3』 | ターミネーターシリーズ | 2003年 | 「She'll be back」 「I'm back」 |
| 『ターミネーター4』 | ターミネーターシリーズ | 2009年 | [注 5] |
| 『エクスペンダブルズ2』 | エクスペンダブルズシリーズ | 2012年 | [注 6] |
| 『ターミネーター:新起動/ジェニシス』 | ターミネーターシリーズ | 2015年 | |
| 『ターミネーター:ニュー・フェイト』 | ターミネーターシリーズ | 2019年 | 「I won't be back」 [注 7] |