出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/09/10 14:34 UTC 版)
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| 開発元 | マテル |
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| 種別 | 据置型ゲーム機 |
| 世代 | 第7世代 |
| 発売日 | |
| メディア | CD-ROM |
| CPU | Sunplus SPG290 |
| ストレージ | RFIDカード |
Mattel HyperScan(マテル ハイパースキャン)は、2006年にマテル社が発売した家庭用ゲーム機[1]。
従来のゲーム機と同様にゲームをプレイできることに加え、別売の「カード」(トレーディングカード、トレカ)をゲーム機本体に内蔵されたスキャナに読み込ませることでゲームを拡張できると言うコンセプトの製品である。ヒーロー物アニメのトレカに興味を持つような5歳から9歳の男児を対象にするが、ESRBのレーティングで「T」(13歳以上)のゲームも含まれる。
ゲーム機の価格は69.99ドル、ゲームソフトの価格は$19.99でローンチされたが、まったく売れずに即座にワゴンセール行きとなり、ゲーム機本体は$9.99まで、ソフトは$1.99まで、カードのブースターパックは1パック$0.99まで値下がりした。2007年には販売が終了された[2]。 HyperScanは『PC World』誌が選ぶ「史上最悪のゲーム機」の7位として挙げられている[3]。
ゲームの供給メディアとしてはUDFフォーマットのCD-ROMを採用している。コントローラーに加えて、13.56MHzのRFIDスキャナを入力機器として採用しており、そこにカードをかざすことで、カードに組み込まれたRFIDのメモリ内の情報を読みとってゲーム内のキャラクターの能力を拡張したり、またはカードにセーブデータを書き込む。
CPUには威力棒をはじめとして多数の玩具に採用実績のある台湾Sunplus(凌陽科技)製のSPGシリーズを採用。非接触型ゲームカードのRFIDタグやスキャナ周りの開発はイギリスのInnovision Research and Technology plcが担当した[4]。
ゲームソフト本体とは別売の「カード」として供給された。
機体のバリエーションは「cube box」と「2-player value pack」の2つが存在する。店頭販売のみの「Cube Box」版は本体とコントローラに『X-MEN』のゲームディスクと『X-MEN』用カード6枚をバンドルしており、オンライン販売のみ(実際は実店舗でも在庫処分のために販売されたようである)の「Two player value packs」版はそれに加えて2プレイ用のコントローラと『X-MEN』カードを12枚付属していた[7]。
『X-Men』『Ben 10』『Interstellar Wrestling League』『Marvel Heroes』『Spider-Man』の5本が確認されている。6本目の『Avatar the Last Airbender』はごく少数のみ販売されたようであるが不明。すべてキャラクターゲームとなっている。HyperScanの失敗を受け、7本目のソフトとして企画されていた『Nick Extreme Sports』は開発が中止された[8]。
何人かの有志がハードの解析を試みており、同人ソフトも製作されている。