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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2026/01/09 22:05 UTC 版)
| おおぐま座h星 h Ursae Majoris |
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|---|---|---|
| 仮符号・別名 | おおぐま座23番星 | |
| 星座 | おおぐま座 | |
| 見かけの等級 (mv) | 3.65[1] / 9.2[2] | |
| 位置 元期:J2000.0 |
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| 赤経 (RA, α) | 09h 31m 31.7080711355s[3] | |
| 赤緯 (Dec, δ) | +63° 03′ 42.695823224″[3] | |
| 視線速度 (Rv) | -1.38 ± 0.37[3] | |
| 固有運動 (μ) | 赤経: 107.818 ミリ秒/年[3] 赤緯: 26.791 ミリ秒/年[3] |
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| 年周視差 (π) | 42.0904 ± 0.1616ミリ秒[3] (誤差0.4%) |
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| 距離 | 77.5 ± 0.3 光年[注 1] (23.76 ± 0.09 パーセク[注 1]) |
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| 絶対等級 (MV) | 1.8[注 2] | |
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おおぐま座23番星の位置(丸印)
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| 物理的性質 | ||
| 半径 | 2.902 ± 0.026 R☉[4] | |
| 質量 | 1.862 M☉[5] | |
| スペクトル分類 | F0 IV[1] | |
| 光度 | 14.7743 ± 0.1142 L☉[5] | |
| 有効温度 (Teff) | 6,651 ± 27 K[5] | |
| 色指数 (B-V) | 0.360[1] | |
| 色指数 (V-I) | 0.41[1] | |
| 金属量[Fe/H] | 0.17[5] | |
| 年齢 | 1.3 ×109 年[5] | |
| 地球から見た位置 (おおぐま座23番星との関係) | ||
| 位置角 | 269°[2] | |
| 角距離 | 23.2 秒[2] | |
| 他のカタログでの名称 | ||
| BD+63 845, FK5 355, GJ 3559, HD 81937, HIP 46733, HR 3757, IRC +60195, NSV 4506, SAO 14908[3] | ||
| ■Template (■ノート ■解説) ■Project | ||
おおぐま座h星(おおぐまざhせい、h Ursae Majoris、h UMa)或いはおおぐま座23番星は、おおぐま座の方向に太陽から約77.7光年の距離にある、実視連星とみられる恒星である[3][6][注 1]。おおぐま座h星は、見かけの等級が3.65と肉眼でみえる明るさである[1]。
おおぐま座h星は、F型の準巨星とみられ、スペクトル型はF0 IVに分類されている[1]。質量は太陽の約1.9倍、半径は太陽の約2.9倍、光球面の有効温度は約6,651 Kで、光度は太陽の約15倍と推定される[5][4]。年齢は、およそ13億年とみられる[5]。
おおぐま座h星は、デンマークの天文学者ラウによって、光度変化が報告された[7]。ラウは、短時間で3.3等から3.8等まで変化するとしたが、これは肉眼観測では誤差でもあり得るものだとされた[7][8]。後に、変光範囲は3.65等から3.68等までと制限されたが、これも複数観測者間の系統誤差の可能性があり、変光星として確定していない[8]。変光星総合カタログでも、新しい変光星候補としての収録に止まっている[9]。
おおぐま座h星は、西に23秒角離れた位置に9等星がみえる[2][10]。ヴィルヘルム・シュトルーヴェの重星観測で記録されて以降、おおぐま座h星は二重星として扱われている[11][2]。この9等星は、おおぐま座h星と物理的に結び付いた、真の連星であろうと考えられている[2][10][6]。連星だとすれば、伴星は等級差からしてK型主系列星と推測され、離角から連星間距離は530 au以上、軌道周期は7,900年以上になると見積もられる[10]。
重星カタログではもう一つ、南西におよそ100秒角離れた11等星も収録されているが、こちらは見かけだけの関係である[12][13]。
アラビアではおおぐま座h星は、おおぐま座θ星、おおぐま座τ星、おおぐま座υ星、おおぐま座φ星、おおぐま座e星、おおぐま座f星と共に、送葬者の王を意味するSarīr Banāt al-Na'ash、あるいは泉を意味するAl Ḥauḍというアステリズムを表すとされる[14]。ジェット推進研究所の技術報告に掲載された星表“A Reduced Star Catalog Containing 537 Named Stars”では、Alhaudという固有名が7つの恒星に付与され、おおぐま座h星はAlhaud IVとなっている[15][注 3]。
中国ではおおぐま座h星は、天皇の階段を意味する內階(拼音: )という星官を、おおぐま座ο星、おおぐま座16番星、おおぐま座6番星、おおぐま座b星、おおぐま座17番星と共に形成する[16][17]。おおぐま座h星自身は、內階四( 拼音: )すなわち内階の4番星と呼ばれる[18][16]。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/20 16:25 UTC 版)
「ユニファイドメモリアーキテクチャ」の記事における「hUMA」の解説
ヘテロジニアス・ユニフォームメモリアクセス (heterogeneous Uniform Memory Access) とは、UMAの中でもさらに統合が進み、CPUとGPUがメモリマップまで統合されているUMAのことを指す。AMDがHSA (Heterogeneous System Architecture) の鍵となる技術の一つとして発表した。 CPUとGPUで同じメモリマップを共有しているということは、必然的にGPU側もページフォールトに対応し、MMUで仮想メモリ管理が可能となっていることになる。また、hUMAではCPUとGPUのメモリ一貫性(メモリコヒーレンス/メモリコヒーレンシ)がハードウェアレベルで確保されており、CPUとGPUが扱うデータの一貫性や同期をソフトウェア側で気にする必要がなくなる。これはGPUを汎用目的に利用するGPGPUにおいて大きなメリットとなる。 つまり、hUMA環境において、あるメモリアドレスは、CPUやGPUにかかわらず同じアドレス空間内の同じメモリ番地を指すということである。一見当たり前の話に聞こえるが、hUMAではない一般的なUMAではメモリという部品を容量で用途別に分けあっているだけなので、CPUとGPUで異なるアドレス空間を持ち、それぞれ個別にアドレスが振られているうえにメモリ自身もあくまで別物扱いである。それゆえに例え同じアドレス値であっても、CPU用のアドレスとGPU用のアドレスでは全く別のメモリ番地を指している。CPUとGPU間(これは、PCにおいては同時にマザーボードとビデオカード間をも指す)に接続されたバスを通して転送するしか、両者間でデータのやりとりは不可能である。しかし、先述の通りhUMAの場合は単純に同じアドレスのメモリ領域でデータを読み書きするやりとりだけで済み、ソフトウェアによるデータ転送の手間が省ける。また、現在のGPUではCPUのようにポインタを駆使した複雑で柔軟なデータ構造を直接扱うことができず、GPU向けにいったん分解や再構築が必要となるが、hUMA環境ではそのまま扱えるようになる。
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