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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/02/09 14:35 UTC 版)
| HQ-7 | |
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バングラデシュ空軍の自走型HQ-7
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| 種類 | 地対空/艦対空 |
| 原開発国 | |
| 運用史 | |
| 配備期間 | 1988年 |
| 配備先 | 中国海軍 |
| 開発史 | |
| 製造業者 | 航天機電集団二院 (現:中国航天科工集団) |
| 諸元 | |
| 重量 | 84.5kg |
| 全長 | 3.00m |
| 直径 | 0.156m |
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| 射程 | 500-12,000m |
| 弾頭 | 破片効果榴弾(HE-FRAG) |
| 信管 | 近接信管または直撃 |
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| エンジン | 一段固体推進薬ロケットモーター |
| 翼幅 | 0.55m |
| 最大高度 | 15-5,000m |
| 誘導方式 | 指令誘導+光学誘導 |
| 操舵方式 | 操縦翼 |
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発射
プラットフォーム |
地上車両・水上艦 |
HQ-7(红旗/HongQi-7、輸出名:FM-80)は、中国の短距離対空ミサイルである、フランスのクロタル地対空ミサイルをリバースエンジニアリングし、その技術を元に開発された[1]。
このミサイルには、地上発射型と艦上発射型の2タイプがあり、現在中国軍にて広く使用されている。
1970年代後半、中国はソ連に対抗する西側諸国の非公式の軍事同盟に参加した。当時、中国の装備は質の面においてソ連に大きな後れを取っていたため、中国政府は自国装備近代化の援助を西側諸国に要請した。アメリカ・イギリス・西ドイツ・フランス・イタリア・オーストラリア・イスラエルなどの国は中国に武器・技術を輸出することを公に、若しくは暗に同意した。
中国は、1978年-1979年にかけてフランスから少数のクロタル地対空ミサイルを評定のために輸入した。輸入されたクロタルは旅大型駆逐艦および旅滬型駆逐艦に実験的に装備された。その結果、クロタルが自国開発のHQ-61より優れた性能を持つことを評価した中国軍は、クロタルをリバースエンジニアリングし、自国での生産を開始した。
HQ-7は、1990年代を通して中国空軍基地・中国陸軍・艦船などに多数配備された。また、より高性能・長距離のHQ-9が開発されるまで、10年以上中国海軍艦船の主力短距離対空ミサイルであった。現在でも海軍艦船の多くがHQ-7を搭載している。未確認の情報によれば、中国はVLS発射型のHQ-7を開発しており、054型フリゲートに搭載されたVLSがそれだと考えられている。
輸出も提案されており、2009年にはバングラデシュがFM-90Nを採用した。バングラデシュ海軍のフリゲート「バンガバンドゥ」に搭載されている。