出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/12/19 15:24 UTC 版)
HFpEF(ヘフペフ[1]、英語: heart failure with preserved ejection fraction)は、かつて主に拡張不全と呼ばれていた病態で、左室拡張機能障害に起因する心不全。
「左室拡張機能障害に起因する心不全(拡張不全)」とも呼ばれていたが、駆出率が低下した心不全(英語: heart failure with reduced ejection fraction;HFrEF、左室収縮機能障害に起因する心不全、収縮不全)でも拡張機能障害を認めることが多いため、左室駆出率(英語: left ventricular ejection fraction;LVEF)が保持されている(preserved )心不全は、主にHFpEFと呼ばれるようになった。
「今日の治療指針2019」(医学書院)による分類は、
HFrEFにおいては通常拡張能も低下しており、逆にHFpEFにおいても一部の心筋の収縮能は低下しているため、正確には、HFrEF=収縮不全、HFpEF=拡張不全ではないが、それぞれの主因で収縮不全、拡張不全とよぶことも多い。
以上すべてを満たすこと。ただし2019年現在、拡張機能を非観血的に評価することが困難なため、臨床の現場では、1.と2.を満たすものとなっている[3]。
心臓の拡張機能障害の原因となる高齢、糖尿病、虚血などが基本にあるため、日常生活の管理が重要となる[4]。HFrEFと異なり、予後改善効果を示す明確な薬物療法はない[3]。
心血管病既往のある2型糖尿病患者に対するSGLT2阻害薬の投与は有効である(クラスⅠ,エビデンスレベルA)[5]。SGLT2阻害剤は計6成分が承認されているが、このうちエンパグリフロジン(ジャディアンス)とダパグリフロジン(フォシーガ)は心不全の適応追加に向けた開発を行っており、両剤ともにHFrEF患者およびHFpEF患者(いずれも糖尿病の有無は問わない)をターゲットにしている[6]。
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