GWTとは、大手検索エンジンGoogleが開発した、Javaソフトウェア開発フレームワークの名称である。Ajaxを駆使したアプリケーションを容易に開発できるものとして提供されている。
一般的に、Ajaxを使用したアプリケーションの開発には、ブラウザなどの環境に適合させるための細かな調整作業を必要とする。GWTでは、GWTのコンパイラによってJavaのクラスをWebブラウザがAjaxを表示させるために適したJavaScriptやHTMLのコードに変換することができる。このためフロントエンドの部分をJava言語で記述することが可能になり、開発者はJavaScriptやHTMLの調整を行なう手間を必要とせず、もっぱらJavaによる記述だけでAjaxを駆使したアプリケーションを開発することが可能になる。GoogleのWebサービスであるGoogle MapsやGmailのようなアプリケーションが、GWTによって開発可能になるとされる。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/02/08 00:49 UTC 版)
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| 開発元 | |
|---|---|
| 最新版 |
2.12.1 / 2024年11月12日[1]
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| リポジトリ | |
| 対応OS | Windows, macOS, Linux |
| 種別 | Ajaxフレームワーク |
| ライセンス | Apache License 2.0 |
| 公式サイト | www |
Google Web Toolkit (GWT) は、Javaを使ってウェブ用Ajaxアプリケーションを開発できるオープンソースのJavaソフトウェア開発フレームワークである。Apache License 2.0でライセンスされている[2][3]。
GWTは再利用可能で効率的なAjaxソリューションであることを強調しており、すなわち非同期RPC、履歴管理、ブックマーク、ブラウザ間の移植性の良さなどを特徴とする。
GWT version 1.0 RC 1 (build 1.0.20) は2006年5月16日にリリースされた[4]。Googleは2006年のJavaOneでGWTを発表した[5]。
| バージョン | 日付 |
|---|---|
| GWT 1.0 | 2006年5月17日 |
| GWT 1.1 | 2006年8月11日 |
| GWT 1.2 | 2006年11月16日 |
| GWT 1.3 | 2007年2月5日 |
| GWT 1.4 | 2007年8月28日 |
| GWT 1.5 | 2008年8月27日 |
| GWT 1.6 | 2009年4月7日 |
| GWT 1.7 | 2009年7月20日 |
| GWT 2.0 | 2009年12月8日 |
| GWT 2.1.0 | 2010年10月19日 |
| GWT 2.2.0 | 2011年2月11日 |
| GWT 2.3.0 | 2011年5月3日 |
| GWT 2.4.0 | 2011年9月8日 |
| GWT 2.5.0 | 2012年10月25日 |
| GWT 2.5.1 | 2013年3月9日 |
| GWT 2.6.0 | 2014年1月30日 |
| GWT 2.6.1 | 2014年5月10日 |
| GWT 2.7.0 | 2014年11月20日 |
| GWT 2.8.0 | 2016年10月20日 |
| GWT 2.8.1 | 2017年4月24日 |
| GWT 2.8.2 | 2017年10月19日 |
| GWT 2.9.0 | 2020年5月13日 |
| GWT 2.10.0 | 2022年6月9日 |
GWTを使うとAjaxアプリケーションをJavaとJava用開発ツールを使って素早く開発できる。そして、そのアプリケーションを配布する際には、GWTクロスコンパイラがJavaからJavaScriptへの変換を行い、オプションで高度に最適化された(読みにくい)コードも生成できる。
GWTは単にインタフェースまわりの開発にとどまらず、JavaScriptを使った任意の高機能クライアントを構築できる。GWT開発者は、GWTは単なるライブラリではなく、新たなAjaxライブラリの実装というだけではないことを強調する。そのオープンエンドの哲学は徹底しており、多くのアーキテクチャ上の決定がGWTを利用する開発者に委ねられている。GWTの目的を記した文書を見ると、GWTの役割と開発者の役割をわかりやすく解説している。例えば、履歴トークンはGWTが管理するが、履歴トークンがアプリケーションの状態とどう対応するかは開発者に委ねられている。
GWTアプリケーションは以下の2つのモードで動作する。
GWTにはコマンド行ユーティリティapplicationCreatorがあり、GWTプロジェクトを開始するのに必要な全ファイルを自動生成する。Eclipse用プロジェクトファイルを生成することもできる。GWTを使ったIDEでの開発を支援するオープンソースのプラグインがいくつかある。例えばNetBeans向けのGWT4NB、Eclipse向けのCypal Studio for GWTやGoogle社が作成、提供しているGoogle Plugin for Eclipse、JDeveloper向けのgwtDeveloperなどである。
主なGWTコンポーネントは以下の通り。
version 1.4(2007年8月)で提供しているウィジェットは以下の通り[7]。
GWTにない一般的ウィジェットはサードパーティのライブラリで実装している。例えば、Ext GWT、GWT Component Library、GWT Widget Library、GWT-Ext、GWTiger、Rocket GWT などがある。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/20 18:28 UTC 版)
「Google Developers」の記事における「Google Web Toolkit」の解説
詳細は「Google Web Toolkit」を参照 Google Web Toolkit (GWT) はオープンソースの開発ツールキットで、JavaによるAjaxアプリケーションを作成できる。GWTはクライアントサーバ型アプリケーションの開発とデバッグを任意のJava用IDEで素早く行うことができる。そして配布段階で、GWTコンパイラがJavaアプリケーションを同等のJavaScriptに変換し、ダイナミックHTMLによって自動的にウェブブラウザのHTML DOMを操作する。非同期RPC、履歴管理、ブックマーク、ブラウザ間の移植性問題など、Ajaxの課題への再利用可能で効率的な解決策だとしている。Apache License 2.0でリリースされている。
※この「Google Web Toolkit」の解説は、「Google Developers」の解説の一部です。
「Google Web Toolkit」を含む「Google Developers」の記事については、「Google Developers」の概要を参照ください。
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