出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/11/09 10:35 UTC 版)
| Generative Pre-Trained Transformer 5 (GPT-5) | |
|---|---|
| 作者 | OpenAI |
| 初版 | 2025年8月7日 |
| 搭載されたサービス | ChatGPT |
| 前身 | |
| 公式サイト | openai.com/index/introducing-gpt-5/ |
GPT-5 (ジーピーティーファイブ、Generative Pre-Trained Transformer 5)は、OpenAIによって開発された大規模言語モデルである。2025年8月7日よりChatGPT経由で、無料ユーザーを含む全てのユーザーに公開された。また、API経由での利用も可能となった[1]。
MicrosoftはMicrosoft Copilotなどを含む同社のソフトウェアにGPT-5を採用し始めている[2]。
OpenAIのCEOであるサム・アルトマンによると、GPT-5は前身のモデルに比べて「極めて優れている」とのことであり、博士号を持つ専門家のようなスキルを様々な分野において発揮できるという[3]。また、GPT-5のことを8月6日の記者会見では「AGIを達成する上での極めて重要な一歩である」ともした[4]。
OpenAIによれば、GPT-5は以前のモデルと比較して、より早いレスポンスや高いコーディング性能、創造的な文章制作能力、健康的な話題に関するより正確な回答、より少ないハルシネーションなどが挙げられる[5][6][7]。 また、以前のモデルに比べると有害なコンテンツに対しては、GPT-5はより安全に、断固として拒否するような形ではなく、高レベルの対応を行なうようになった[8]。これに対し、GPT-5はより批判的な回答を行なうようにトレーニングされており、以前のモデルと比べたとき、同意をしにくい回答をするようにもなった[9][10]。
GPT-5はすべてのユーザーが無料で使用することができるが[4][11]、課金済みユーザーの場合はより多くの使用回数やGPT-5 Proへのアクセスが可能になる[12]。下位のユーザーに対する1時間ごとの使用制限は引き続き適応される。
GPT-5 は、高速で処理能力の高いモデルとより高度な推論を行うモデル、さらに会話の種類や複雑さ、使用するツールや意図に応じてどのモデルを使うかをリアルタイムで判断する仕組みを備えた一連のシステムである[13]。2つの高速で処理能力の高いモデルとして gpt-5-main と gpt-5-main-miniを提示し、また2つの推論モデルとして gpt-5-thinking と gpt-5-thinking-mini を提示している。APIでは、開発者は推論モデルとそのmini版、そして更に小さく高速なnano版(gpt-5-thinking-nano)にアクセスできる。ChatGPTサービス内では gpt-5-thinking にもアクセスできる。これは、並列計算を用いる設定によるもので、gpt-5-thinking-proと呼ばれる。
以前サム・アルトマンは、手動でのモデル選択が過剰に複雑であることを批判しており、一元化する可能性を示唆していた事がある[14]。