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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/02/20 03:13 UTC 版)
| 作者 | スチュアート・フェルドマン |
|---|---|
| 開発元 | ベル研究所 |
| 初版 | 1977年 |
| プログラミング 言語 |
C言語 |
| 対応OS | UNIX系 |
| 種別 | ビルド・ツール |
複雑に関連し合ったファイルの依存関係を解決するのがmakeの長所である。例えば、A というファイルを処理して B というファイルを生成するとき、makeはそれぞれのファイルの更新時刻(タイムスタンプ)を参照し、A が B よりも新しいときには作業を行うが、B が A より新しければ作業は不要と見なして何もしない。ファイル数が増え、依存関係が複雑になっても、makeはmakefileの記述を頼りに必要最低限の作業だけを自動で行う。Autotoolsという別のツールを使う事でmakefileの自動生成が可能である。
UNIX系ソフトウェアは、ソースコードの形で配布されることがある。そのビルド作業にはほぼ必須のツールといえる(ごくまれにmakeを使わないソフトウェアも存在する)。
なお、makeはプログラムコードのビルド以外の用途にも使用可能である。例えば、LaTeXのソースファイルからDVI形式のファイルを生成する作業などにも使用することができる。バッチ処理の簡略化にも使うこともできる。
元々は1976年4月にベル研究所でスチュアート・フェルドマンによって作成された。フェルドマンは、変更されたが実行ファイルが誤って更新されていないプログラムを無駄にデバッグしている同僚の経験から、makeを書くことをひらめいた。
Linux Standard Baseでも指定コマンドになっている[※ 1]。最近ではCMakeを使う場合がある。
makeには互換性のない亜種が存在する。同様のツールとしてrake(Ruby用)、setup(Python用)がある。