出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2026/02/23 08:13 UTC 版)
| Funky Diamond 18 | |
|---|---|
| ジャンル | ソウルダンス、ソウルミュージック、ディスコ、ファンク、ロック、ラテン音楽、歌謡曲 |
| 活動期間 | 2023年 - |
| レーベル | Uncle Cinnamon Records(ヴィヴィド・サウンド・コーポレーション内、2023年7月12日 - ) ビクターエンタテインメント(2025年10月22日 - ) |
| 共同作業者 |
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| メンバー | |
Funky Diamond 18(ファンキー・ダイヤモンド・ワン・エイト)は、俳優で舞台演出家の錦織一清(少年隊)と振付師のパパイヤ鈴木によるディスコをコンセプトとしたダンス・ヴォーカル・ユニット。
高校の同級生である二人が年齢を重ねて「人生の洒落の一環」(錦織)として合流し、ダンス・音楽・トークのエンターテインメントを見せる。「一生懸命に踊るより、みんなで楽しく揺れるぐらいがいい」(鈴木)というスタンス[1]。
2023年7月12日に、ミニアルバム『PRIMEMAX』をリリースし、同年夏、4都市5公演のライブツアーを開催して活動を開始。2024年のアルバム『PLATONIX』と全国ライブハウスツアーを経て、活動3年目の2025年10月22日に『PHOENIX』でビクターエンタテインメントからメジャーデビューした[2][3]。
錦織と鈴木は、明治大学付属中野高等学校の同級生で、ダンスの話ができる友人として親しくしていた[4]。その後、それぞれの道を進んで交流は途絶えるが、2000年、少年隊の冠番組「少年隊夢」にパパイヤ鈴木がゲスト出演したことをきっかけに親交を再開し、2010年には、錦織のバラエティ番組「ニッキゴルフ」(TOKYO MX)で共演する。この間、鈴木は、2004年にストリートダンスの坂見誠二(Seiji)、横田義和(Yoshibow)、団忠明(テディ団)、山国節夫(セッちゃん)の4人とダンス・ユニット「8818 Funky Diamond」を結成し、『恋のテレパシー』などを収録したCD・DVD『ブランニュー・ディスコ』(ユニバーサル、UICZ-3037)を発表していた。
錦織と鈴木の二人がダンスの師匠として師事する坂見から「二人は歌えるのだから一緒に組んでオリジナル曲をやればいい」と勧められるも、当時、錦織がジャニーズ事務所所属であったため実現はしなかった。それから10年の後、2020年末に錦織が所属事務所を退所してフリーになると、錦織と鈴木はお互いのイベントに出演し合い、ダンスで共演をする機会が増える。そこで鈴木が、そういえばこんな話があったと坂見の言葉を出すと、錦織が「ブルース・ブラザーズみたいなことをやりたいよね」と返し、2023年2月、ユニット結成が決まった[5][6]。
「Funky Diamond」は、鈴木が坂見らと組んでいたユニット名を引き継いだもの。がん闘病中であった坂見に、二人の活動でこの名称を使わせてもらえないかと相談すると、坂見は、「僕も(ユニット名を)残したいから使って」と快諾。 2月の新ユニット結成から活動の準備は急ピッチで進められ、わずか5か月後の7月にはCDリリース、そしてライブツアーを敢行する。しかし、坂見の病状はその直前に急変し、新生ユニットのステージを見ぬまま、6月16日、帰らぬ人となった[5][7]。その後リリースされたアルバムのCDブックレットには、毎回「special thanks」として坂見の名がクレジットされている。
「18(ワン・エイト)」は、(錦織)一清の「1」と、パパイヤの語呂からの「8」。また、ダンスの拍の数え方では、音楽の2小節8カウントを一つの括りとして1エイトと呼ぶ。鈴木は、この「18」に込められた意味を、「どんな難しいダンスもステップも必ずワンエイトから始まる。『はじめの一歩』を大切にしたいという想い」と説明している[8]。
2023年7月12日にUncle Cinnamon Recordsよりリリースされた初のアルバム。タイトルの「PRIMEMAX」は、錦織による造語で、クライマックスなどのように「プライマックス」と読む。通常版(VSCD3233)とライブ会場・錦織一清ファンクラブの限定盤(VSCD3234)の2種があり、後者には全曲のインストゥルメンタルも収録されている[9]。
CDジャケットのイラストは、江守藹が担当した。江守は、70年代、数多くのレコード・ジャケットを制作したイラストレーターであるとともに、ダンス黎明期の1975年に日本初のストリートダンスチーム「NESY GANG」を結成してプロダンサーとしても活躍し、さらに日本ディスコの草分けである「アフロレイキ」をオープンさせた人物[10]。
収録曲の『恋のテレパシー〜Just Lovin' You〜』(#1)は、鈴木が20年前に坂見誠二らとのユニットで発表していた同曲のカバーであり、ダンスには、坂見が残した振付けが取り入れられている。この楽曲のミュージック・ビデオは、ディレクションをウルフルズの『ガッツだぜ!!』など多くのMVを手掛けてきた映像作家の竹内鉄郎が担当し、錦織の公式YouTubeチャンネル「Uncle Cinnamon Television」にて2023年7月1日に公開された。[11]
『グァンタナメラ』(#6)は、鈴木の父、鈴木亮が所属したラテン・ヴォーカル・グループ「トリオ・ロス・チカノス」(「見砂直照と東京キューバン・ボーイズ」の専属トリオ)が歌ったキューバ民謡[12]のカバー。前年(2022年)に亡くなったばかりの父を偲んでこの曲を選び、かつて父が歌唱した部分を鈴木が歌うこととなった[6]。ラテン・ファンクにアレンジし、錦織が沖縄の手踊りを取り入れた振りをつけている。
2023年12月20日にUncle Cinnamon Recordsより配信リリースしたシングル。リリース時にSNS上でHeadlight Blueの楽曲に合うシチュエーション写真を募集し、それらをつないだリリックビデオを作成。2024年1月11日にfunky diamond 18 の公式TikTokで公開された。
2024年9月18日にUncle Cinnamon Recordsより配信リリースしたシングル。錦織による歌詞は、次々と韻を踏む言葉遊びで綴られており、2024年11月19日に錦織のYouTubeチャンネルUncle Cinnamon Television にてリリックビデオが公開された。
「PLATONIX」(プラトニックス)は、2024年10月16日にUncle Cinnamon Recordsからリリースされたセカンドアルバム。タイトルは、「僕らの歳くらいになるとだんだん恋もプラトニックになってくる」 [13] との意味を込め、前作と韻を踏んだもの。通常版(VSCD3240)とライブ会場・錦織一清ファンクラブの限定盤(VSCD3241)の2種があり、後者には全曲のインストゥルメンタルも収録され、DVD「Funky Diamond 18 LIVE TOUR 2023 PRIMEMAX in FUKUOKA」が付属している[14]。
収録曲の『KING & JOKER』(#1)は、気志團の綾小路翔が詞を提供している。このコラボは、綾小路がfunky diamond 18の配信番組『Wack Wack TV』(2024年4月15日配信の#2)にゲスト出演したことをきっかけに実現したもの。少年隊時代からの錦織ファンである綾小路は、曲名を錦織が脚本・演出で初めてクレジットされた舞台『PLAYZONE'95 KING&JOKER 映画界の夢と情熱』から採り、歌詞には少年隊のデビュー曲に因んで「マスカレイド(=仮面舞踏会)」を入れるなどリスペクトを示している。綾小路自ら吹き込んだデモテープの制作は、レコーディング前日夜のぎりぎりまでかかった[15] [16] [17] 。この楽曲のミュージック・ビデオは、ゲストにケイ・グラントを迎えて六本木の「R3 Club Lounge」で撮影が行われ、2024年10月16日に錦織の公式YouTubeチャンネル「Uncle Cinnamon Television」にて公開された。
『トマト・イッパツ』(#4)は、ブラスロックバンド「スペクトラム」のデビュー曲のカバー。レコーディングにサックスで参加した辻本美博は、「管楽器が技術の限界に挑戦しているような」原曲から今回さらにBPMが上がっており、「久々に“技術的”に苦労した」と振り返っている [18] 。この曲が選ばれたのは、錦織に関する有名なエピソードの元ネタ披露の意味合いがある。かつて少年隊のレコーディング中に、スペクトラムのファンである錦織が「トマト・イッパツ」の間奏にある掛け声「ワッチコン」を遊びで録音していたところ、その音声をディレクターの鎌田俊哉がサンプラーで「ワカチコ」という音にして「デカメロン伝説」のイントロに使った。錦織は自著「少年タイムカプセル」でこの「トマト・イッパツ」について、「トマトジュースでも飲んで、もう一発やろうって曲」なので、この「ワッチコン」は、「実は際どいシーンの効果音」「大人の擬音」であると考察している [19] 。
『時計をとめて』(#7)は、ボレロスタイルのラテン曲のカバー。原曲の『時計』は、メキシコの音楽トリオ、ロス・トレス・カバジェロス(Los Tres Caballeros; 三人の騎士)が1957年に歌ったヒット曲で、その後、数多くの歌手にカバーされている。しかしそのことを知らなかった鈴木が、前回のアルバムに引き続き鈴木の父のグループ「トリオ・ロス・チカノス」の曲を入れることになった際に、父の知られざるオリジナル曲として『時計をとめて』を提案した。ところがこの曲は錦織にとっても、初代ジャニーズの青井輝彦(後のあおい輝彦)が歌って以来ジャニーズ内で歌い継がれ親しんできた曲であったため、即採用となった [20]。
2025年10月22日にビクターエンタテインメントからリリースされた3作目のアルバム。タイトルには、「P」ではじまり「X」で終わることが定番になってきたことを受け、funky diamond 18のダンサーlittle Skeetがアラ還の二人の不死鳥ぶりをイメージして発案した「PHOENIX」(フェニックス)が採用された[21]。通常版(VICL-66100)と初回限定版(VIZL-2480)の2種があり、後者には『錦織一清 祝還暦 Disco Lunch・Dinner Party ~若さの赤 抱きしめてTonaide~』(2025年5月22日夜公演)のライブ映像DVDがセットになっている[22]。
リードトラックの『ギリギリでカワッタ・・・』は、 少年隊に『まいったネ 今夜』などの作品を提供してきた宮下智が、錦織の依頼に応えて四半世紀ぶりに書き下ろした楽曲である。歌詞は錦織のこれまでの人生を想起させる内容となっており、がむしゃらだったアイドル時代を経て還暦を迎えた今、大切なのは大きな愛であることが「ギリギリでワカッタ」と結ばれる構成となっている。錦織は、「この曲を通じて宮下先生から(若いころの自分を)反省しろというメッセージをいただいた」と感じ、これに対する返答として、ラストに「僕はカワッタ…」という一節を自身で加えている[21] [23]。この曲のミュージックビデオは、ビクターエンタテインメントの公式YouTubeにて2025年10月22日に公開された。撮影場所となった横浜ベイホールは、かつてディスコクラブ「グラムスラム (Glam Slam)」があった建物。錦織がかつて所属した事務所の後輩である大東立樹(CLASS SEVEN)が出演し、二人の若き日の回想シーンを演じた[24][25]。また同曲は、TBS系の情報番組『ひるおび』の10月のエンディングテーマとなり、先行して公開されたこのミュージックビデオのティザーも放送された[26]。
2023年7月16日:名古屋・名古屋市公会堂 大ホール、7月17日:大阪・サンケイホールブリーゼ、8月8日・9日:東京・恵比寿ザ・ガーデンホール、8月18日:福岡・キャナルシティ劇場[27][28]。
「顔見世公演」(錦織)となったユニット初のライブツアー。まだオリジナル楽曲がアルバム『PRIMEMAX』の6曲しかなかったため、中盤にそれぞれのレパートリーを歌うパートを挟む構成となった。鈴木は、『ブランニュー・ディスコ』(UICZ-3037)、『愛のリサイクル~Sweet Soul Music』(VICL-3900)からダンサーとともに踊る楽曲を披露。錦織は、『歌謡 style collection』(VSCD-3232)の昭和歌謡や洋楽からカバー曲を歌唱した。また、ライブ終盤のアンコール曲には、少年隊の楽曲が選ばれた。
このライブツアーの福岡・キャナルシティ劇場公演の収録映像が、2023年8月30日~9月6日にストリーミング配信された。このうち、オリジナル楽曲6曲については、錦織のYouTubeチャンネルUncle Cinnamon Televisionにて、2024年1月から6月までの毎月18日(ワンエイトの日)に1曲ずつ公開されている。
錦織一清生誕前夜祭 Dinner Party:2024年5月21日、錦織一清生誕祭 Lunch Party・ Dinner Party:2024年5月22日、会場はヒルトン東京お台場 ペガサス、参加アーティストは BAND:Neighbors Complain、辻本美博 (POLYPLUS / Calmera)、DANCER:電撃チョモランマ隊、little Skeet、ゲストDJ:DJ OSSHY。
全国ディスコ化計画を標榜し、その第一弾を錦織の59歳の生誕祭として、誕生日の前夜と当日に行ったディナー(ランチ)ショー。会場には、食事をする円卓テーブルのエリアとショーのステージの間に板敷きのダンスフロアが特設された。二人がトークする"FD18ラジオ"を聞きながらの食事のあと、参加者はダンスフロアへ移動。DJ OSSHY(押阪雅彦)によるディスコタイムに続き、そのままスタンディングでライブが行われた[29][30][31] [32]。
2024年11月7日・8日:東京 Zepp DiverCity(TOKYO)、11月10日:仙台PIT、11月15日:福岡 Zepp Fukuoka、11月21日:名古屋 Zepp Nagoya、11月23日:大阪 Zepp Namba(OSAKA)、11月29日:札幌 Zepp Sapporo、12月5日(追加公演):Zepp DiverCity(TOKYO)[33][34]。
全国ディスコ化計画第2弾と称した6都市8公演のライブハウスツアー。開演前の30分間、開催地それぞれのDJによるディスコタイムから始まり、そのまま音楽が途切れることなくライブ本編に続く構成となった。ツアー後の12月5日にZepp DiverCity(TOKYO)で行われた追加公演は、一部楽曲や演出を変え、生配信された[35][36][32]。
2025年10月24・25・26・30・31、11月1日:東京キネマ倶楽部 [37] [38]
メジャーデビューアルバム『PHOENIX』の発表に合わせたスペシャルライブ。昭和のグランドキャバレーを改装した東京キネマ倶楽部のレトロな雰囲気を活かし、ゲストのドリアン・ロロブリジーダをストーリーテラーとして、ハロウィンで蘇ったキャバレーフェニックスを舞台にした物語仕立てのショータイムとライブの2部構成。
Funky Diamond 18によるトークとライブを電子チケット制でストリーミング配信するプログラム。出演は、Funky Diamond 18、電撃チョモランマ隊、little Skeet。#2以降、オープニングダンスは、YOSHIE。