『FRONT MISSION 2』(フロントミッション セカンド)は、1997年にスクウェア(現スクウェア・エニックス)より発売されたゲームソフト。ジャンルはシミュレーションRPG。
フロントミッションシリーズ初のPlayStation用ソフト。前作がドット絵による2Dだったのに対し、本作ではマップ、ヴァンツァー、戦闘シーンなどがフルポリゴンによる3Dとなっている。正史のフロントミッションシリーズでは2作目となる(『FRONT MISSION SERIES GUN HAZARD』を含めると3作目)。キャラクターデザインは末弥純が担当。
2003年に『フロントミッション ヒストリー』が発売、2006年に廉価版「アルティメットヒッツ」として再発売された。これらは通常版とは異なり「簡略戦闘モード」が追加されたバージョンとなっている。2008年には、ゲームアーカイブスとして配信が開始。内容は前述の2作品とほぼ同じバージョンだが、PlayStation 3ではHDDに、PlayStation Portableではメモリースティックにインストールして読み込む形式になったため、本作の問題点であったCD-ROMからのロード時間はなくなった。
また、2023年10月5日にはHDリメイク版の「FRONT MISSION 2:Remake」(フロントミッション セカンド:リメイク)がNintendo Switchで配信され、2024年2月15日にはパッケージ版とが発売された。なお、パッケージ版は2024年8月29日にもPlayStation 4とPlayStation 5でも発売されている。
ゲームシステム
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ネットワーク
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各国のニュースや個人のパーソナルデータなど多様な情報を入手することが可能なシステム。これはシリーズにおける世界設定を伝える要素であり、『3rd』にも受け継がれている。画面上の描写はインターネットよりはニフティサーブに近い。
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ヘリ・戦車・装甲車・航空機・支援ポッド
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前作の敵はWAPと大型機動兵器のみであったが、本作からは多様な種類の敵ユニットが存在する。特にヘリ・航空機の出現により対空攻撃の概念が生まれ、特に今作では対空専用武器まで登場した。なお、登場する敵ユニットの種類が最も多いのは本作である。ヘリコプター自体は前作にもNPCユニットとして存在していた。
戦闘システム
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AP(アクティブポイント)システム
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APとは戦闘時における行動力を示すポイントで、移動、攻撃、回避行動などを取ると減少する。消費したAPは毎ターン全回復するものの、敵が隣接すると回復量が一定量落ちてしまう。さらに、行動時にAPに余剰があると攻撃・回避・反撃時に有利となる。
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これは前作の反省を踏まえ、集団対集団の戦闘要素を入れるための措置であり、より戦術性が高い戦闘が可能となった。以後のシリーズ作品でも導入される重要要素となっている。
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また、攻撃種類によって消費するAPも異なり、前作で優位だった遠距離攻撃は、本作では大量にAPを消費するため扱いづらくなっている。
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スキル
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本作では以下の3種類のスキルが登場する。
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バトルスキル
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戦闘中にランダムに発動するスキル。主に攻撃力や攻撃回数の増加、命中率や回避率の上昇などがある。特に各キャラクターはスーパースキルという強力な固有スキルを持つ。また、バトルスキルは連続して発動することがあり、これをスキルチェーンという。スキルが発動するたびに(さらに選択した武器に後述する弾数が残っていれば)攻撃を行うため、これにより強大な敵も一回の戦闘で倒すこともできる。
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オーナースキル
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周囲の敵・味方に影響を与えるスキル。味方のステータスを向上、敵の移動力の制限や降伏勧告など、効果は様々である。取得するには、ミッション中に敵機のパーツを破壊した時に一定量獲得できるオーナーポイントを貯めなければならない。ただし、キャラクター毎により獲得に必要なオーナーポイント量は定まっており、また登場する敵の数も限られているため、計画的な育成が求められる。なお、オーナースキルは無人兵器には通用しない弱点も持つ。
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コンピュータスキル
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機体のコンピュータに組み込まれているスキル。選択したモードによって常時効果を発揮する。また、クロックアップ(強化)することによって、スキルの効果を引き上げることも可能。
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弾数制限と重量
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前作は遠距離武器のみに弾数が設定されていたが、本作では格闘を除くすべての武器に弾数が設定されている。よって、弾切れにならないようなセットアップを求められる。この際、予備弾及び武装と重量の兼ね合いが重要。
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本作の重量は回避・命中・移動に直結する重要要素であるため、重装備と軽装備の使い分けも求められる。なお、本作の武器は戦闘中に投棄することも可能。
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属性
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本作より、パーツや武器にはそれぞれ属性が設定される。属性は衝撃・貫通・炎熱の3種で、攻撃側の武器属性と防御側のパーツ属性が合致した時ダメージを軽減することができる。
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武器の種類・特性
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前述の対空専用武器である対空ミサイル・対空ロケット、格闘武器のナックル、肩に装備するタイプのマシンガンやキャノン砲、武器を内蔵したボディパーツ、遠距離兵器(ミサイルランチャー等)を内蔵した腕パーツが登場。
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格闘武器の攻撃力・命中率は、腕パーツに備えている格闘機構ハードブロウの攻撃力・命中率に上乗せされるようになった。
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前作では単発武器(50×1のように、一つのパーツに一回で大ダメージを与える)として登場したショットガンと火炎放射器は、本作から連発武器(10×5のように、小ダメージを複数回与える。一回で複数のパーツにダメージを与えることも可能)として扱われるようになった。
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ステータス異常
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本作から、以下のステータス異常が登場した。
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混乱
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攻撃、回避の双方でAP消費量が高くなる状態異常。
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戦意喪失・投降
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敵機のみに発動するもので、戦意を喪失し一切行動しなくなる状態異常。さらに攻撃を加えることで投降させ、機体を入手することが出来る。ただし、システム上の制限からこの状態に持ち込むことは非常に困難であり、その反省から『3rd』では戦意喪失・投降が容易に発生させることが可能となった。
西暦2102年6月、OCU(オシアナ共同連合)の発展の陰で貧困に喘ぐ南アジアのO.C.U.アロルデシュ人民共和国(現バングラデシュ人民共和国)において、祖国の窮地を嘆くアロルデシュ軍兵士たちが一斉に蜂起した。アロルデシュ陸軍ヴェン=マッカージェ中佐を中心とした「革命軍」は政府関連施設やOCU軍施設を制圧、OCUからの独立を宣言。アロルデシュ出身でOCU海防軍所属のアッシュは、否応なしに巻き込まれた革命軍との戦いの過程で陸防軍大尉のトマス、国際的密輸組織のボスであり愛国者のサリバシュ、情報部所属のリーザなどと出会い、やがて自らの因縁、そしてクーデターの裏に隠された陰謀を知ることとなる。
物語年表
以下の年表のうち、1971年の独立のみ史実と一致している。
| 年号 |
出来事 |
| 1971年 |
パキスタンから独立してバングラデシュ人民共和国となる。 |
| 2000年 |
バングラデシュに対するNGOの援助活動が工業発展に目的を変える |
| 2005年 |
ヨーロッパにてユーロコミュニティ (EC) 統合 |
| 2020年 |
ニューコンチネント合衆国 (USN) 誕生 |
| 2022年 |
USN、バングラデシュへの経済援助中止(アジア統合の動きをけん制するため) |
| 2023年 |
EC、バングラデシュへの経済援助中止 |
| 2026年 |
オシアナ共同連合 (OCU) 誕生。バングラデシュに対するOCUの経済援助が加速、急激に工業化が進む |
| 2027年 |
WAW、戦闘兵器として認められる |
| 2034年 |
アフリカ・ザイール戦線 |
| 2040年 |
ヴァンツァー誕生 |
| 2068年 |
OCU、バングラデシュに大規模な軍事工場の建設 |
| 2070年 |
USNとOCUの間で第一次ハフマン紛争勃発。軍需景気でバングラデシュの工業が発展 |
| 2080年 |
バングラデシュの経済力成長低下。失業者の急増、外国企業の撤退が目立つ。やがてOCU企業は、バングラデシュから完全撤退。 |
| 2085年 |
バングラデシュ政府はOCUに対して経済援助を要請。OCUは、バングラデシュのOCU加盟を条件に承諾 |
| 2090年 |
第二次ハフマン紛争勃発 |
| 2094年 |
バングラデシュは、OCUに正式加盟し、「OCUアロルデシュ人民共和国」と改める |
| 2102年 |
アロルデシュ軍によるクーデター発生[1][2][3] |
キャラクター
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ペレス・ガブリエル (Peres Gabriel)
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2102年時のオシアナ共同連合防衛軍国防長官。ダークギースの総責任者。
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アンドリュー・F・ホードマン (Andrew F.Hordman)
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- 国籍:O.C.U.オーストラリア
- 性別:男
- 身分:O.C.U.陸防第1軍第32機械化連隊隊長。陸防軍大佐。
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第2次ハフマン紛争にも参加するが、後方支援担当のため交戦経験は一度も無し。アロルデシュ・クーデター時、捕虜救出作戦の指揮を取るが、典型的なエリート軍人である彼の指揮力・判断力には疑問の声が多い。最期は大勢の部下諸共空爆の炎で焼き尽くされた。
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リーザ・スタンリー (Lisa Stanley)
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- 国籍:O.C.U.オーストラリア
- 性別:女
- 身分:O.C.U.陸防軍第2軍情報部所属。陸防軍大尉。
- WAPコード:Topaz(黄玉)
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『2nd』のもう1人の主人公。士官学校卒でエリートコースを歩む眉目秀麗な才媛。アロルデシュ・クーデター時は情報部長パン・チャンジャン将軍の直属の部下として最高機密に携わっていた。任務遂行を重視するドライな印象を受けるが、クーデターとそこに関わる人々の影響から任務に対する考えを改め、自らが考える「正義」との板挟みになる人間らしい内面を持つ。
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やや融通が利かないその実直な性格から、作中では、パイクから「姫」と呼ばれている。
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スーパースキルは「シューティングスター」。遠距離兵器において、攻撃力を上昇しつつ残弾数分の攻撃を一度に行う。
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ミツヅカ サユリ (Sayuri Mitsuzuka【三塚さゆり】)
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- 国籍:O.C.U日本
- 性別:女
- 身分:O.C.U.陸防軍第2軍情報部所属。陸防軍少尉。
- WAPコード:BoldCat(勇ましい猫)
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一見すると普通の大学生に見える可憐な女性だが、元は歩兵上がりで、過去の作戦中に指揮系統が混乱した際に独自判断で撤退を指示し、部隊の損害を最小限に食い止めた経験を持つ。その功績を認められ三階級特進し、20歳の若さで情報部へ転属、少尉任官を果たす。リーザの友人、そして直属の部下として、アロルデシュ・クーデターに関わることになる。リーザを姉のように慕う[4]。
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明るく気さくで、メンバーの中でのムードメーカー的存在。軍人的気質の強いリーザを、彼女の機転で宥める場面が多い。チャンジャン将軍直々に「スタンリー大尉が任務に失敗、または放棄した場合は代わりに任務遂行せよ」という密命を下されており、そのことで悩む一幕もあった。
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スーパースキルは「スーパーラッキー」。バトルスキル「ラッキー」の強化版で、攻撃を当てれば当てるほど攻撃力が上昇するが、1回でも外すとリセットされる。癖が強く扱いが難しい。
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コーディ・ホッファ (Cordy Hoffa)
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- 国籍:O.C.U.アロルデシュ人民共和国
- 性別:女
- 身分:情報屋
- WAPコード:Durabler(耐久性)
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闘技場のファイターを表の顔にして活動するフリーのエージェントであり、正確には情報部の軍人ではない。かつてはO.C.U.とも契約を結んでいた。サユリとは彼女が歩兵部隊にいた時からの付き合いで、アロルデシュ・クーデターの最中に彼女と再開したことで行動を共にすることになる。闘技場チャンプになるだけあって、豪快な性格の持ち主だが、洞察力にも優れており、サユリの本当の目的に気が付き、悩むサユリを支えるなど女性らしい一面も見せる。
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ヴァンツァー操縦では特に格闘に秀でており、格闘関連のステータスは「2nd」の登場キャラクター中ナンバーワンである。
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スーパースキルは「クルセイダー」。スタンパンチとクリティカルの効果が同時に発生する。
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ドミンゴ・カイアット
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- 国籍:?
- 性別:男
- 身分:元O.C.U.陸防軍特殊部隊所属。
- 搭乗WAP:ジャウアーG3
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O.C.U.軍特殊部隊「ダークギース」隊長。ヴァンツァーや攻撃ヘリなど様々な兵器の扱いに精通している。O.C.U.陸防軍時代にはガボンにおける捕虜救出作戦や、それ以前の第2次ハフマン紛争で数々の戦果を挙げた人物。表向きはO.C.U.を辞め、傭兵業を営んでおり、アロルデシュ・クーデターの際には「捕虜救出作戦のコンサルタント」という名目で国防省からホードマンの元に派遣された。その後はダークギース隊長としての顔を隠したままホードマンをサポートする一方で、本来のフェンリル計画に関する任務を遂行する。
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クーデターが鎮圧された後、真実を知るトマスらを葬るため、制海艦モントに堂々と攻撃を仕掛けるも、返り討ちに合う[5]。
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トマス・ノーランド (Thomas Norland)
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- 国籍:O.C.U.オーストラリア
- 性別:男
- 身分:O.C.U.陸防軍第1軍第3機動大隊。陸防軍中尉。→O.C.U.陸防軍第1軍第89機動大隊「ダル・スタッグス」所属。陸防軍大尉。
- WAPコード:Ace Joker(最高の切り札)
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士官学校出で、2086年のハフマン危機における活躍を初めとして武勲も十二分に立てているが、実戦初参加の2080年のエストニア内戦での食料横流しを皮切りに過去何度も軍の物資を不正流用した経歴を持つため、階級は大尉止まり。ただ、その行為は私腹を肥やすだけのものではなく、戦禍に巻き込まれる民衆を支援するためで、初犯時にはエストニア政府から食糧危機への援助を行った功績を称えられ勲章を授与されている。このため初犯の処分は棚上げとなり、同時に大尉へ昇格した。それ以降は全て証拠不十分のために処分を免れている。
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陽気で豪快な性格で、義理堅く友人を裏切ることは無い。己や全体の為になることなら、たとえ犯罪でも躊躇無く行える、清濁合わさった快活な男。任務では冷静に行動し、的確な指示を出すので部下からの人望が厚い。紳士的な外見とは裏腹に、常にジョークを飛ばしており、O.C.Uや軍への忠誠心は低い[6]。
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ロズウェル・タラーナ (Roswell Tarana)
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- 国籍:E.C.イタリア(実際はO.C.U.日本?) (注:パーソナルデータを改竄された形跡あり[7])
- 性別:男
- 身分:「ダル・スタッグス」所属。陸防軍軍曹(一等陸兵? O.C.U軍最高司令官?)(注:パーソナルデータを改竄された形跡あり[8])。
- WAPコード:Bilancia(天秤座)
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補給部隊出身のため機械類には強い。妙に言葉遣いが丁寧で、ジョイスと並び称される女好きだが、それ以外では真面目で筋の通ったところを見せる。機体のエンブレムはグレイ(ロズウェル事件とかけている)。
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ロッキー・アーミテジ (Rocky Armitage)
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- 国籍:O.C.U.オーストラリア(オーストラリア人と東南アジア人とのハーフ)
- 性別:男
- 身分:「ダル・スタッグス」所属。陸防軍軍曹。
- WAPコード:JackArms
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寡黙だがそれは性格からでなく、単に口下手なだけの模様。長身で眉目秀麗な容姿のため、女性からの人気は高い。かつて、少尉任官を拒否した経歴を持つ。ヴァンツァーの操縦の腕は並だが、戦闘時も常に冷静で判断力に優れている[6]。同性愛者で、アッシュに好意を抱いており、劇中で彼に愛の告白をする一幕もあった。以前は地雷処理部隊に所属していた。
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アッシュ・ファルーク (Ash Faruk)
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- 国籍:O.C.U.アロルデシュ人民共和国
- 性別:男
- 身分:O.C.U.海防軍総海部第41上陸機動大隊「マディ・オッターズ」所属。海防軍伍長。
- WAPコード:Bounder(がさつ者)
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『2nd』主人公。正義感と責任感が極めて強く、真面目な性格の持ち主。同僚たちからの信頼も厚い。
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アロルデシュ出身で、志願入隊からアロルデシュ陸軍少尉にまで昇進するが、除隊。本人はその際の記憶を喪失したと周囲には語り、あまり触れようとしない。除隊後、O.C.U.軍に追加志願兵として入隊する。
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エイミア・マッカラム (Amia Mccalum)
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- 国籍:O.C.U.オーストラリア
- 性別:女
- 身分:「マディ・オッターズ」所属。海防軍一等総兵。
- WAPコード:Cute Bird
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かつては志願入隊し、航空パイロットとして一等飛兵にまで上り詰めた経歴を持つ。その割には戦争嫌いで、気弱な性格。気の弱さが災いし、他人のペースに巻き込まれることも多い。普段は男社会の軍隊で舐められないように気を張って暮らしているらしい。事実ヴァンツァーの操縦技術は一流。アロルデシュ勤務を志願したのも前線を離れるためである。
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ジョイス・S・ホイットフィールド (Joyce S. Whitfield)
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- 国籍:O.C.U.オーストラリア
- 性別:男
- 身分:「マディ・オッターズ」所属。海防軍一等総兵。
- WAPコード:Duskman(黄昏る男)
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アッシュの親友。過去、女性問題で訓戒処分を受けたことがあるほどのプレイボーイ。しかし、劇中では真面目な面を見ることとなる。サリバシュの娘リラに好意を持つ。
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グリフ・バーナム (Griff Burnam)
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- 国籍:O.C.U.オーストラリア(ドイツ系)
- 性別:男
- 身分:「マディ・オッターズ」所属。海防軍軍曹。
- WAPコード:Kasumi(霞)
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マディ・オッターズ隊長。既婚で一児の父。機体には自身の妻の名を付けている。かつてはO.C.U.福岡基地に駐留しており、妻の実家も福岡。年下の者への面倒見はいいが、自らの出世の遅さを嘆いている。家族に不自由させない為に軍の備品を横流ししているが、その事が今作において重要な意味を持つ。アッシュたちとは上司と部下という以前に親友として付き合っている。
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パイク・A・ライシャワー (Pike A.Reischauer)
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- 国籍:?
- 性別:男
- 身分:CISU(CIU)所属エージェント
- WAPコード:Basurero(ごみ箱)
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アロルデシュ・クーデター時に派遣されたエージェント。常に冷静で、深い風格を備えている。
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白いスーツに帽子という突飛な格好で戦場に立ち、ヴァンツァーも操る上に、飄々とした物言いと態度は、おおよそ30歳には見えない。
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しかし、アロルデシュ・クーデターでは、フェンリルとその施設の破壊、O.C.U.を中心としたクーデターに関わった組織の情報入手、さらにはフェンリル破壊に関わった人間の保護の為に政治的圧力などの根回しを行った上で、自らも無事帰還をするなど、その手腕はかなりのもの。なお、CISUのエージェントという職務柄か、リーザやサユリとは対照的にO.C.U.がまるで外国ないしは敵国であるかのような口ぶりである。なお、当時は「CISU」ではなく「CIU」という略称であった。
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サリバシュ・ラブラ
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- 国籍:O.C.U.アロルデシュ人民共和国
- 性別:男
- 身分:バーグ運輸社長
- 搭乗WAP:ゼニスX
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アロルデシュ首都ダカ郊外で運輸業を経営する「バーグ運輸」の代表。非常に愛国心が強く、O.C.U.の都合ではなくアロルデシュ国民による国の再建、発展を望んでいた。その活動のために武器密輸等の不正事業にも手を染め、世間からは密輸組織「バーグショミティ」の名で知られる。
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かつての好景気時代に勤めていた工場の親友がヴェンの父親であり、彼亡き後はヴェンの親代わりとしてわが子のように育ててきた。しかし、国の再建のために軍による改革を唱えたヴェンとは対立することとなる。
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性格は基本的には人当たりがよく陽気だが、感情を爆発させる一面も。
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リラ・ラブラ
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- 国籍:O.C.U.アロルデシュ人民共和国
- 性別:女
- 身分:バーグ運輸社長秘書
- 搭乗WAP:ギザ5A
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サリバシュの一人娘。幼い頃に母親を亡くし、男手ひとつで育てられた。父親がバーグ運輸の社長であることは知っている[6]。6歳の頃から乗っているとの事で、見かけにそぐわず、ヴァンツァーの操縦は手馴れている。ヴェンとは幼馴染で相愛の仲。
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エース
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「バーグショミティ」で警備をしているが、ヴァンツァーに関して未熟な面があり、エイミア達の訓練を受けることになる。
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ヴェン・マッカージェ
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士官学校卒でなく、その優れた能力のみで昇進を重ねる。2102年のアロルデシュ・クーデターの表向きの首謀者。また、2098年時のクーデター未遂事件では首謀者のロブ・アサド大佐の副官を務めていた。
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貧困に喘ぐ祖国を幼少から見続け、アロルデシュをO.C.U.の支配から解放することが祖国を救う道と考える理想主義の強い愛国者。真面目で誠実だが、激しい情熱を秘めている[6]。ただ、その手段として軍事蜂起を選んだことにより、育ての親サリバシュとの相反を決定的なものとすることとなる。ホルムディム・バニヤンという詩人の詩をこよなく愛していたが、愛国を謳う節から、不本意ながらも国に背くクーデター中はあえて目を背けていた所がある。
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『2nd』に登場する大型機動兵器のほとんどの機種に搭乗している等、全シリーズの敵役と比べても搭乗機体が非常に多い。
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メイラン・マルダ
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- 国籍:O.C.U.アロルデシュ人民共和国
- 性別:男
- 身分:アロルデシュ陸軍第1機械化師団所属。陸軍大尉。
- WAPコード:Nouko(ベンガル語で渡し舟)
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マッカージェ中佐の副官として、革命軍の指揮を取る。しかし、マッカージェ中佐の唱える革命思想が次第にグィアンダ将軍に歪められていったことに失望し、革命軍を離反。捕虜としていたリーザたちと共に脱走し、革命軍の生き証人としてバーグショミティ部隊に合流する。しかし離反・合流後も、マッカージェ中佐や本来の革命への想いは変わらなかった。
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スーパースキルは「ブラストブロー」。命中したパーツHP分のダメージを与え、確実に破壊する。
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ゴーシュ・グィアンダ
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- 国籍:O.C.U.アロルデシュ人民共和国
- 性別:男
- 身分:アロルデシュ陸海空軍総司令長官。階級は大将。
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アロルデシュ・クーデター発生時に捕らえられ、O.C.U.政府との交渉のための人質とされていたが、実際の所は彼自身がクーデターにおける真の首謀者であり、実権を握っていた。クーデターのバックボーンに「インターゲーン」を得ており、フェンリル計画を利用できる立場にあったことから慢心し、その革命思想はO.C.U.独立はおろか世界を相手にするものへと飛躍していった。
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マッカージェ中佐には尊敬されていたが、革命思想をねじ曲げ、国民を顧みない行動を取ったことから信頼を失う。その結果、最後はマッカージェ中佐自身によって粛清された。
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ロブ・アザド
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2098年当時のアロルデシュ陸軍大佐にして、クーデター未遂事件の首謀者。祖国アロルデシュへの愛国心からヴェンと共に、O.C.U.打倒のため決起しようとしたが、攻撃目標であるディーアン空軍基地へ向かう途中、クーデターを良しとしなかったアッシュに撃たれ、死を遂げる。
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フランツ・ヘンシェル
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フェンリル計画責任者。倒産したE.C.ドイツの軍需企業「インターゲーン」の名を隠れ蓑にし、活動していた。
スタッフ
- ディレクション :土田俊郎、岩崎秀雄、篠宮淳一、松田一宏、佐藤泰弘、佐藤光、米坂典彦
- シナリオ :岩崎秀雄
- メインキャラクターデザイン :末弥純
- メイングラフィック :堂本篤史
- メインマップデザイン 浜坂真一郎、望月伸一
- バトルBGデザイン :窪洋一、高須雄二
- 音楽 :松枝賀子
リメイク版
1ST Remakeからの変更点としてヴァンツァーの脚部モデリングが見直された。
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経験値取得方式の修正
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オリジナル版の与えたダメージが取得経験値となる仕様に変更はないが、育て方によっては詰んでしまう問題を抱えていた。本作ではボディ破壊時に残っているパーツのHPの合計を経験値ボーナスとして与えられる。また車両やヘリなどの撃墜時に入手する最低経験値に補正が入っている。
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隠し機体・武器の追加
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センダー社のウィスクシリーズとライフルのヘビートライデント、ナックルのストームトライデントが隠し要素として追加。
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武器の由来はリメイク版の開発に関わったポーランドのゲームメーカー・ストームトライデント社から。
その他
脚注
- ^ 電撃PlayStation Vol.47. 主婦の友社. (1997年6月13日). p. 37
- ^ 電撃PlayStation Vol.49. 主婦の友社. (1997年6月27日). p. 176
- ^ 『週刊ファミ通 No.443 表紙 浅井江理名』株式会社アスキー、1997年6月13日。
- ^ PlayStationMagazine No.15. 株式会社徳間書店. (1997年8月8日). p. 84
- ^ その大胆すぎる作戦はトマスに「ドミンゴらしくない戦い」と評された。
- ^ a b c d 『ファミ通』 No.447、アスキー、1997年7月11日、24-27頁。
- ^ ワールドヒストリカの記述ではO.C.U.日本。作中では混在しており、断定できない。
- ^ 作中で目に出来る彼のパーソナルデータの信頼性は極めて低い。
外部リンク
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