exFATとは、Microsoftが主にリムーバブルメディア向けに開発したファイルシステムの名称である。
exFATは、Windows XPなどで採用されていたFAT32の拡張バージョンであるといえる。FAT32はサポートしていない、USBフラッシュメモリやメモリーカードなどのような外部ストレージでデータを扱うことができるようになっており、また、扱うことができるデータ容量が、FAT32では最大32GBであったが、exFATでは最大64ZBまで拡張されている。
exFATの登場により、FAT32ではサポートしきれない大容量リムーバブルメディアも取扱うことが可能となっている。SDメモリーカードの規格の一種で、最大2TBの記憶容量が実現可能とされる「SDXC」は、exFATを採用している。ちなみにSDXCの前バージョンである「SDHC」ではFAT32が採用されている。
デスクトップ向けのOSとしては、Windows Vista SP1で初めてexFATがサポートされている。Windows XPでも、更新プログラムを適用することでexFATを導入することができる。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/09/17 07:49 UTC 版)
| exFAT | |
|---|---|
| 開発者 | マイクロソフト |
| 正式名 | Extended File Allocation Table |
| 導入 | 2006年11月 (Windows Embedded CE 6.0) |
| パーティション識別子 | |
| 構造 | |
| ディレクトリ | テーブル |
| 領域管理 | ビットマップ、リンクリスト |
| 不良ブロック | クラスタタグ |
| 限度 | |
| 最大ファイル サイズ | |
| 最大ファイル数 | 2,796,202(ディレクトリ毎)[1] |
| 最大ファイル名長 | 255文字[1] |
| 最大ボリューム サイズ | |
| ファイル名の文字 | /\:*"?<>|とNUL及びUS以外の全てのUnicode(UTF-16でエンコードされる) |
| 特徴 | |
| タイムスタンプ | 作成、修正、アクセス |
| 日付範囲 | 1980年1月1日 - 2107年12月31日(ローカルタイム) |
| 日付分解能 |
|
| フォーク | 無し |
| 属性 | 読み取りのみ、隠し、システム、サブディレクトリ、アーカイブ |
| パーミッション | ACL(オプション) |
| 透過的圧縮 | 無し |
| 透過的暗号化 | 無し |
| 重複排除 | 無し |
| 対応OS |
|
exFAT(イーエックスファット、Extended File Allocation Table)は、マイクロソフトによって2006年に導入されたファイルシステムである。USBフラッシュドライブやSDカードなどのフラッシュドライブ向けに最適化がされている。
データ構造のオーバーヘッドによりNTFSが適切ではない用途に使用することができる。
32 GiBを超えるメモリーカード規格であるSDXC/SDUCメモリーカードやメモリースティックXCの標準ファイルシステムに採用されている。
2019年8月28日にマイクロソフトがexFATの仕様を公開するまではプロプライエタリなファイルシステムであった[1]。
Windows Embedded CE 6.0で初めて導入され、デスクトップ向けにはWindows Vista SP1 で初めて導入された[5]。Windows XP と Windows Server 2003 は更新プログラムをインストールする必要がある[2][3]。
Macにおいては、2010年にAppleにより、SDXCカードスロットの付いたMac miniとiMacがリリースされ付属する専用Mac OS X v10.6.4が対応した後、Mac OS X v10.6.5以降で対応している[6]。
Linuxにおいては、有志がLinux Kernel Mailing Listにおいてパッチの開発を行っていた[7]が、現在ではTuxeraがマイクロソフトと知的所有権の合意のもと、Linuxシステム向けのドライバを開発している。また、exfatプロジェクトによってFUSEを利用した実装による読み書き可能なexFATドライバが公開されている[8]ほか、FUSEを利用しない実装についても、Dynamic Kernel Module Supportを利用したカーネルモジュールとして公開されている[9]。
2009年12月10日にマイクロソフトが特許を保有するexFAT技術のライセンス提供を開始。ただしLinuxへの導入には反対。
2019年8月28日にexFATの仕様が公開され、今後のLinux System Definitionの改定でOINメンバーがexFATの特許を利用できるようにすると発表した[10]。これを受けて、LinuxカーネルにexFATを組み込む作業が開始され、同年11月24日リリースのバージョン5.4においてサポートされた[11]。
従来のFile Allocation Table (FAT) ファイルシステムに対する優位点としては以下のものがある。
従来のFATファイルシステムに対する欠点としては以下のものがある。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/14 02:56 UTC 版)
「File Allocation Table」の記事における「exFAT」の解説
詳細は「exFAT」を参照 exFAT (Extended File Allocation Table) はWindows Embedded CE 6.0で導入されたフラッシュドライブ向けに最適化された新しい規格のFATである(従来のFATとの互換性はない)。NTFSの使用がオーバーヘッドから適切ではない用途に向け開発された。Transaction-Safe FAT File System (TFAT) の活用も可能である。Windows Embedded CE 6.0の下では TFAT はexFAT 上でのみサポートされる。Windows XPとVistaでも、後に使用可能になった。Windows XPでは更新プログラム(SP1以前は利用不可)、VistaはService Pack 1でexFAT対応が追加される。4GiBまでであった1ファイルあたりのサイズ制限は撤廃され、16EiBまで利用可能となる。実装次第でNTFSの様なセキュリティACLやジャーナルを備えることも可能となっている。また、8.3形式のファイル名は削除された。
※この「exFAT」の解説は、「File Allocation Table」の解説の一部です。
「exFAT」を含む「File Allocation Table」の記事については、「File Allocation Table」の概要を参照ください。
固有名詞の分類