以下の内容はhttps://www.weblio.jp/content/ERATOより取得しました。


アヴィスアヴィス

ERATO

「ERATO 」とは、Exploratory Research for Advanced Technologyの略。戦略的創造 研究推進事業のこと。

ウィキペディアウィキペディア

ERATO

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/09/30 06:36 UTC 版)

ERATO(えらとー、英:Exploratory Research for Advanced Technology)は、国立研究開発法人科学技術振興機構が実施する戦略的創造研究推進事業の枠組みに属するプログラムである。ERATOは、1981年に創造科学技術推進事業(ERATO)の名称で発足し、その後、2002年度から戦略的創造研究推進事業の総括実施型研究(ERATO)として再編され、現在も研究プロジェクトの公募・支援が行われている制度である。

概要

今後の科学技術イノベーションの創出につながる、社会・産業ニーズに対応した新技術を創出することを目的として、戦略重点科学技術に重点化した分野における課題解決型基礎研究を推進している[1]

能力と先取性のある研究リーダー(研究総括)を選出し、研究総括の所属する既存機関から独立して運営される研究拠点を設置している。機関・分野を超えた幅広い人材を揃えた”「人」中心の研究システム”にて研究が実施されており、プロジェクト名は必ず研究総括の名前を冠している[2]

ERATOでは過去に「加藤核内複合体プロジェクト」「四方動的微小反応場プロジェクト」「伊丹分子ナノカーボンプロジェクト」において研究不正や研究費の不適切使用が発覚した事例がある[3][4]

沿革

  • 1981年 創造科学技術推進事業(ERATO)として発足(当時 新技術開発事業団
  • 2002年 戦略的創造研究推進事業 ERATOプログラムとして再編成

特徴

既存の研究の延長線上や大規模化ではない、新たな視点を盛り込んだ挑戦的なもので、10~15年後に新たな科学技術分野への展開や、新産業の創出が期待できる革新的な科学技術の芽あるいは将来の新しい流れを生み出す研究を実施している。

研究総括と、組織を越えた研究員の参加による人を中心とした時限プロジェクト制であり、研究総括はプロジェクトの研究活動そのものを指揮する。

研究実施場所は、研究総括の所属機関によらず、必要に応じてリサーチパーク、民間研究機関、大学等に新たに設置され、組織や学問領域を越えて研究員を結集し、研究を実施する[5]

過去の問題事例

ERATOにおいて過去に研究不正や研究費の不適切使用が発覚したプロジェクトがある。主要な事例は以下の通りである。

  • 四方動的微小反応場プロジェクト: 研究総括による業者への預け金等、研究費の不正使用 [6]
  • 伊丹分子ナノカーボンプロジェクト: 炭素素材「グラフェンナノリボン」の合成に関する論文が科学誌ネイチャーより撤回された。物質の分子量を調べる「質量分析」の実験結果に不自然な点があった上、基となったデータを確認できなかったたことが理由とされている[7]

プログラムの骨子

以下の骨子をもってプログラムが運営されている[1]

  • 研究期間:約5年間
  • 研究費:15億円を上限とした必要額
  • 推進体制:プロジェクト制。所属機関とは別にプロジェクトを立ち上げる
  • 研究実施場所:大学、リサーチパーク、民間研究機関等から借用
  • 研究領域:戦略目標のもとに科学技術振興機構が研究領域を設定

選考

大学、公的研究機関、民間企業研究開発部門等に所属し研究開発経験のある個人による推薦(推薦公募)を基に選考を行うという、他の競争的資金と比べて非常にユニークな公募方法を実施している。(自薦は不可)

推薦された候補者リストを母集団とし、外部の専門家等による選考審査を実施したうえで研究総括が選定される。なお選考の過程で候補者には研究構想の提案が求められ、提出された研究構想のピア・レビューが行われる[5]

実施されたプロジェクトと研究総括

実施年度別のプロジェクト及び研究総括は以下の通り。

2010-2015

  • 彌田超集積材料
    彌田(いよだ) 智一
  • 竹内バイオ融合
    竹内昌治
  • 村田脂質活性構造
    村田道雄

2009-2014

  • 伊藤グライコトリロジー
    伊藤幸成
  • 高柳オステオネットワーク
    高柳広
  • 湊離散構造処理系
    湊真一
  • 中嶋ナノクラスター集積制御
    中嶋敦

2008-2013

  • 袖岡生細胞分子化学
    袖岡幹子

2007-2012

  • 平山核スピンエレクトロニクス
    平山祥郎
  • 五十嵐デザインインタフェース
    五十嵐健夫
  • 前中センシング融合
    前中一介

2006-2011

  • 下田ナノ液体プロセス
    下田達也

2005-2010以前

  • 上田マクロ量子制御
    上田正仁
  • 岩田ヒト膜受容体構造
    岩田想
  • 前田アクチンフィラメント動態
    前田雄一郎
  • 八島超構造らせん高分子
    八島栄次
  • 今井量子計算機構
    今井浩
  • 関口細胞外環境
    関口清俊
  • 横山液晶微界面
    横山浩
  • 楠見膜組織能
    楠見明弘
  • 近藤誘導分化
    近藤寿人
  • 堀越ジーンセレクター
    堀越正美
  • 月田細胞軸
    月田承一
  • 舛本単一量子点
    舛本泰章
  • 加藤たん白生態
    加藤誠志
  • 土居バイオアシンメトリ
    土居洋文
  • 平尾誘起構造
    平尾一之
  • 高井生体時系
    高井義美
  • 田中固体融合
    田中俊一郎
  • 橋本相分離構造
    橋本竹治
  • 広橋細胞形象
    広橋説雄
  • 河内微小流動
    河内啓二
  • 吉里再生機構
    吉里勝利
  • 吉村パイ電子物質
    吉村進
  • 伏谷着生機構
    伏谷伸宏
  • 岡山細胞変換
    岡山博人
  • 木村融液動態
    木村茂行
  • 鳥居食情報調節
    鳥居邦夫
  • 池田ゲノム動態
    池田穰衛
  • 水谷植物情報物質
    水谷純也
  • 古沢発生遺伝子
    古沢満
  • 黒田固体表面
    黒田晴雄
  • 掘越特殊環境微生物
    掘越弘毅
  • 水野バイオホロニクス
    水野傳一
  • 林超微粒子
    林主税
  • 緒方ファインポリマー
    緒方直哉

脚注

  1. ^ a b 戦略的創造研究推進事業 https://www.jst.go.jp/kisoken/
  2. ^ ERATOパンフレット http://www.jst.go.jp/erato/announce/erato-j09.pdf
  3. ^ 科学技術振興機構, 国立研究開発法人. “名古屋大学の研究者による戦略的創造研究推進事業(ERATO)の研究活動における不正行為に対する処分について|国立研究開発法人 科学技術振興機構”. www.jst.go.jp. 2025年9月30日閲覧。
  4. ^ a b 加藤核内複合体プロジェクト | ERATO”. www.jst.go.jp. 2025年9月30日閲覧。
  5. ^ a b 平成23年度戦略的創造研究推進事業 (ERATO型)における研究総括候補の推薦(他薦)の募集について http://www.jst.go.jp/erato/boshu11/index.html
  6. ^ 戦略的創造研究推進事業 https://www.jst.go.jp/erato/evaluation/posteriori/jigo/jigo2009_yomo.pdf
  7. ^ Yuuta Yano; Nobuhiko Mitoma; Kaho Matsushima; Feijiu Wang; Keisuke Matsui; Akira Takakura; Yuhei Miyauchi; Hideto Ito et al. (3 December 2020). “Retraction Note: Living annulative π-extension polymerization for graphene nanoribbon synthesis”. Nature 588: 180. doi:10.1038/s41586-020-2950-0. 

外部リンク


ウィキペディアウィキペディア

ERATO(Extended Range Targeting of Otomat)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/11 09:04 UTC 版)

オトマート (ミサイル)」の記事における「ERATO(Extended Range Targeting of Otomat)」の解説

中間航程では母艦からのリンクによって目標情報受信することから、ミサイル900メートルの高度を飛翔する。最後目標情報受信したのち、ミサイルは高度20メートルまで降下してシースキミングに入る。このような誘導方式であることから、母艦とのリンクを保つ必要上、最大射程166 km程度制約される一方同時に複数目標との交戦が可能となっており、16発のミサイルで6個の目標攻撃することができる。

※この「ERATO(Extended Range Targeting of Otomat)」の解説は、「オトマート (ミサイル)」の解説の一部です。
「ERATO(Extended Range Targeting of Otomat)」を含む「オトマート (ミサイル)」の記事については、「オトマート (ミサイル)」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「ERATO」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ




以上の内容はhttps://www.weblio.jp/content/ERATOより取得しました。
このページはhttp://font.textar.tv/のウェブフォントを使用してます

不具合報告/要望等はこちらへお願いします。
モバイルやる夫Viewer Ver0.14