出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/01/26 10:11 UTC 版)
| 『DRILL KING ANTHOLOGY』 | ||||
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| オムニバス の コンピレーション・アルバム | ||||
| リリース | ||||
| ジャンル | ||||
| 時間 | ||||
| レーベル | キューン・ソニー | |||
| プロデュース | 電気グルーヴ | |||
| チャート最高順位 | ||||
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| 電気グルーヴ関連 アルバム 年表 | ||||
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| EANコード | ||||
| JAN 4988009008509 | ||||
| 『DRILL KING ANTHOLOGY』収録のシングル | ||||
『DRILL KING ANTHOLOGY』(ドリルキング アンソロジー)は、日本のオムニバス・アルバム。
1994年8月1日にキューン・ソニーレコードよりリリースされた。日本の音楽ユニットである電気グルーヴが主宰するレーベル「ドリルキング・レコード」に所属するアーティストたちの楽曲を収録したという触れ込みの企画コンピレーション・アルバムであり、電気グルーヴの5枚目のアルバム『VITAMIN』(1993年)からおよそ8か月後にリリースされた。
電気グルーヴによる過去に発表された変名ユニットや企画物の音源に加え、本作のためにメンバーが様々な人物に扮装した上で演奏した楽曲が収録されている。ニッポン放送の深夜番組『電気グルーヴのオールナイトニッポン』(1991年 - 1994年)内で広くアイデアが募集され、リスナーから送られた架空のアーティスト名や選曲が盛り込まれた。
本作にはシングルとしてリリースされたピエール瀧扮する瀧勝の「人生」(1991年)および電気グルーヴ扮する子門'zの「トランジスタラジオ」(1993年)が収録されている。本作はオリコンアルバムチャートにおいて最高位第8位となった。
架空のレーベルという発想はイギリスの音楽プロデューサーであるティム・シムノンによるソロ・ユニット「ボム・ザ・ベース」が所属していた「リズムキング」というレーベルに影響され、「ドリルキング」というレーベル名および「遠藤薫」という架空のプロデューサーが設定されることになった[2]。本作ではニックネームが「ドリカム」で江戸時代に録音されたという設定の鳥゛留噛男(どりるかむお)や、プロデューサーが犬先生という設定のピエール瀧扮する瀧勝などの楽曲が収録されており、瀧が連れている犬はスタッフが実際に飼っている犬であったと石野卓球は述べている[2]。また石野はCDブックレットに記載されているスペイン盤などの表記はすべて虚偽であり、グッズ一覧もすべて捏造であることを明かしている[2]。本作のジャケットは前作が青色が基調であったことから黄色に決定、同じ色が続かないようにしていると石野は述べている[2]。
砂原良徳は本作のような架空の設定によるコンピレーション・アルバムを制作することに「ワクワクします」と前向きであったが、石野および瀧がすべてのアイデアを提案しており砂原はまったくアイデアを出していないと述べている[2]。無理して演じることは困難であったことから砂原はむしろ乗り気で演じていたとも述べており、「電気グルーヴというグループの十字架をなんとなく降ろしてできる仕事だったので、3人ともそうだったと思います」と述べた他、「ソロでやれと言われたらツラいですけど、東京ドームでライヴがあってティンパニ叩いたりコントラバスを回したり、とにかく楽しんでやってましたね」と述べている[2]。本作のアートワークを担当したスージー甘金は、ジャケット中央の犬の写真が一枚しかなかったため拡大して使用し、犬の背景の色を変えただけであると述べている[3]。架空のグッズのアイデアは石野から提案されたものであり、シンボルをシールにして貼るという提案を受けた甘金は感銘を受け、自身の個展において同様の行為を行ったと述べている[3]。しかしすべてが完成したあとに「DRILL」の前に「The」を入れたいという要望に応えることができず、これについて後年甘金は「全部作った後だったからなんだけど、デザイナーならそこまで対応しなきゃダメだって、今思えばやっぱりTheを入れたほうがおもしろかったかもしれないなって思う」と述べている[3]。
| 専門評論家によるレビュー | |
|---|---|
| レビュー・スコア | |
| 出典 | 評価 |
| CDジャーナル | 肯定的[7] |
本作は1994年8月1日にキューン・ソニーレコードからCDにてリリースされた。CD帯に記載されたキャッチコピーは「電気グルーヴ界の極北といわれる、あのドリルキングがコンピレーション・ミニ・アルバムを発表。瀧勝、子門'zを含むドリルキング所属アーティスト悪夢の饗宴。ジャーマン・テクノの鬼将軍ハードフロアーも「人生」リミックスで参加。」となっている。本作にはシングルとして過去にリリースされていた瀧勝の「人生」(1991年)および子門'zの「トランジスタラジオ」(1993年)が収録されている。本作はニッポン放送の深夜番組『電気グルーヴのオールナイトニッポン』(1991年 - 1994年)から発展する形で企画された楽曲が収録されている[8]。同日には2本目のライブ・ビデオ『ケンタウロス』および12インチ・シングル「人生 (Hardfloor Remix)」が同時リリースされた[6]。これを受けてピエール瀧は「怒涛のリリース(笑)。『ドリルキング』でガス抜きをしなかったら、きっと『ドラゴン』にはもっと笑いの要素が増えてたかもしれない」と述べている[9]。
音楽情報サイト『CDジャーナル』では本作が電気グルーヴによる企画物のコンピレーション盤であることを指摘した上で、ドリルキング・レーベル所属とされるアーティストによる楽曲について「さすがにマニアック&ハイレベル」、「社歌に始まり、RCの名曲を熱唱する子門z、演歌歌手・瀧勝など多種多彩」と肯定的に評価した[7]。本作はオリコンアルバムチャートにて最高位第8位の登場週数4回で売り上げ枚数は4.9万枚となった[10]。この売り上げ枚数は電気グルーヴのアルバム売上ランキングにおいて第8位となっている[11]。
CDブックレットに記載されたクレジットを参照[12]。
| # | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 時間 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1. | 「ドリルキング・アンセム(ドリルキング社歌)」 | 遠藤薫 | 遠藤スミ子(男) | 加藤達雄 | |
| 2. | 「トランジスタ・ラジオ」(子門'Z) | 忌野清志郎 | G.1.238.471 | ||
| 3. | 「ハングマン」(SKELETON JOE) | 髑髏錠次 | ボーン骨岡 | ||
| 4. | 「人生」(瀧勝) | ピエール瀧 | 石野卓球 | 池多孝春 | |
| 5. | 「ツルっとフランス子守歌」(ペダル踏弥) | 漕村棒人 | ボールヶ丘蹴彦 | ||
| 6. | 「力医師」(鳥゛留噛男) | ポッポちゃん | シュッシュさん | ||
| 7. | 「モテたくて…」(ギ・おならすいこみ隊) | 天久聖一 & ミスターMOTTE | 山田山男 | ||
| 8. | 「人生 (Hardfloor REMIX)」(瀧勝) | ピエール瀧 | 石野卓球 | ||
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合計時間:
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CDブックレットに記載されたクレジットを参照[13]。
| チャート | 最高順位 | 登場週数 | 売上数 | 出典 |
|---|---|---|---|---|
| 日本(オリコン) | 8位 | 4回 | 4.9万枚 | [10] |
| No. | リリース日 | レーベル | 規格 | カタログ番号 | 備考 | 出典 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 1994年8月1日 | キューン・ソニー | CD | KSC2 85 | [7][14] | |
| 2 | 2012年11月7日 | ソニー・ミュージックレーベルズ | AAC-LC | - | デジタル・ダウンロード | [15] |
| 3 | ロスレスFLAC | - | デジタル・ダウンロード | [16] |