出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/10/16 02:24 UTC 版)
DM33は、西ドイツのラインメタル社が開発したAPFSDS弾[1]。北大西洋条約機構(NATO)の標準規格 (120×570mm NATO) に準拠している。日本でもJM33としてライセンス生産され、陸上自衛隊で使用されている[2]。
ドイツ陸軍は、1970年に次期主力戦車としてレオパルト2の採用を決定し、1978年より先行量産型の受領を開始した[1]。同車は主砲(戦車砲)としてラインメタル 120 mm L44を搭載していたが、これは滑腔砲であるため、同時に翼安定式の徹甲弾(APFSDS)としてDM13も採用された[1]。また1983年には第2世代のAPFSDS弾として、弾心をタングステン製・モノブロック構造としたDM23が採用されたが[1]、これは1982年のイスラエル国防軍のレバノン内戦への介入作戦(ガリラヤの平和作戦)においてその威力を実証していたイスラエル・ミリタリー・インダストリーズ(IMI)社のM111「ヘッツ」をライセンス生産したものであった[3]。
そして第3世代のAPFSDS弾として採用されたのが本弾薬であり[1]、1987年よりドイツ陸軍のレオパルト2戦車への搭載を開始した[2]。弾心はDM23と同様のタングステン製・モノブロック構造だが、高L/D化によって貫徹力の向上を図っている[1][注 1]。弾丸部は弾心を中心として、風防や安定翼、曳光部、そして装弾筒によって構成される[2]。装弾筒はアルミニウム合金製で3つに分割されており、ナイロン製のバンドで結合されている[2]。また薬莢は半燃焼式で、側面円筒は発射薬と同質のニトロセルロース等、底部は鋼製である[2]。
諸元
性能