DDCDとは、通常のCDの約2倍の1.3GBの容量を持つCDの記録フォーマット、またはこのフォーマットで記録されているCDのことである。
DDCDは既存のCD-ROM、CD-R、CD-RWの仕様を拡張したもので、2000年にソニーとフィリップスが共同で策定した。トラックピッチの幅の最小値を既存のCDの1.6μmから1.1μmに、ピット長の最小値を0.83μmから0.62μmに、それぞれ短縮することで記録密度を高めている。
メディアは通常のCDと同様に読み出し専用、追記型、書き換え可能型としてDDCD-ROM、DDCD-R、DDCD-RWが規定されており、書き込み、読み出しには対応するドライブが必要となる。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/11/16 07:56 UTC 版)
DDCD(Double Density CD)は、一般的なCDの2倍に当たる1.3GBの容量を持つディスクである[1]。2000年7月にソニーによって仕様が発表された[1]。規格書は「Purple Book」である[2]。
CDではピットの長さの最小値が0.833μm、トラックピッチが1.6μm幅である一方、DDCDではピットの長さの最小値を0.623μmに、トラックピッチを1.1μm幅に、それぞれ短縮することで、1.3GBのデータを書き込むことが可能になった[1]。線速度も、CDの1.2〜1.4m/sから、0.9m/sに短縮されている[1]。既存のCDの製造技術や製造設備を流用可能とすることで大容量の光学ディスクを安価に提供する狙いがあった[1]。
読み出しや書き込みには専用ドライブが必要となり、DDCDに対応していないCD-ROMドライブでは読み出しも行えない[3]。CDと同様にDDCDにもDDCD-R/DDCD-RWが存在する[3][4][5]。
製品が発売された2001年当時、既にDVD-RAMなどCD-R/CD-RWに代わる次世代バックアップメディアが登場しており、容量面での魅力は高くないが、メディアは安価だったため、次世代バックアップメディアの本命が確定するまでは価値があるかもしれないと評された[3]。
結果的には従来のCD-R/RWドライブで読み書きできない点やDVD-R/RWへと移行したほうが容量面で有利だった点もあり普及しなかった[6]。