読み方:くりえーてぃぶこもんず
写真・音楽・動画・文章などをインターネット上で公開する際に、著作権者自身がその作品の利用条件を明らかにすることで、著作者の権利を守りながら、著作物の再利用をしやすくするというシステム。作品の複製・配布・展示や改変を認める場合などにマークを使ってその意思を明示する。CC。
[補説] 日本ではNPO法人であるクリエイティブ‐コモンズ‐ジャパンが運営する。この団体が提供するライセンスマークには「表示(著作者の明記が必要)」「非営利(営利目的での二次利用禁止)」「改変禁止」「継承(同じライセンス条件で改変した作品を配布)」などがある。
読み方:しーしー
《creative commons》⇒クリエーティブコモンズ
クリエイティブコモンズとは、Web上で採用されているライセンス体系の一種で、コンテンツの製作者が知的財産権の一部分を「共用地」(Commons)として開放するために用いる方式のことである。同名の非営利団体によって管理・運用されている。
クリエイティブコモンズでは、独自のライセンス体系によって知的財産権による保護の範囲をコントロールし、他の創作者の創造活動のための再利用を可能にしている。ライセンス方式の種類は複数あり、原作者への著作権帰属を明示することで2次利用を認める方式や、非営利用途に限って2次利用を認める方式などがある。
クリエイティブコモンズは、スタンフォード大学のレッシグ(Lawrence Lessig)教授を中心として2001年に立ち上げられた。日本では2003年6月にはクリエイティブ・コモンズ・ジャパンが発足しており、国内での普及促進活動を進めている。
(Creative_Commons から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2026/01/04 21:34 UTC 版)
| 創立者 | ローレンス・レッシグ |
|---|---|
| 団体種類 | 非営利団体 |
| 設立 | 2001年 |
| 所在地 | カリフォルニア州サンフランシスコ 北緯37度47分14.3秒 西経122度23分54.4秒 / 北緯37.787306度 西経122.398444度 |
| 主眼 | 合理的な著作権利用の拡大 |
| 活動手段 | クリエイティブ・コモンズ・ライセンス |
| ウェブサイト | creativecommons.org creativecommons.jp(CCジャパン) |
クリエイティブ・コモンズ(英: Creative Commons、略称: CC)とは、著作物の適正な再利用の促進を目的として、著作者がみずからの著作物の再利用を許可するという意思表示を手軽に行えるようにするための様々なレベルのライセンスを策定し普及を図る国際的プロジェクト及びその運営主体である国際的非営利団体の名称である。
クリエイティブ・コモンズが策定した一連のライセンスはクリエイティブ・コモンズ・ライセンスと呼ばれる。
情報を共有しようとすると、知的所有権法や著作権法が障害になる場合があるが、この運動の基本的なねらいは、そのような法的問題を回避することにある。
これを達成するために同プロジェクトは著作権者が作品のリリースにあたって無料で利用できるようなライセンスのプロトタイプを作成、提供し作品がウェブ上で公開される際に検索や機械処理をしやすいようなRDF (XML) によるメタデータのフォーマットを提案している。
2001年、クリエイティブ・コモンズはアメリカ合衆国で非営利団体として設立された。発起人はローレンス・レッシグを始め知的所有権問題、インターネット法などの専門家を多く含む。ナイキとベストバイが共同で参加した[1]。翌2002年12月、プロジェクトの最初の成果として4つの選択肢を複合して11種類のクリエイティブ・コモンズ・ライセンス バージョン1を発表した。
2004年、ネットワーク上でのリソースの流通に寄与する活動が認められ、アルス・エレクトロニカ賞を受賞した。
2008年、CEO(最高経営責任者)を務めたLarry Lessigが退任し、同CEOには、同団体の理事長を務めていた伊藤穣一が就任した。
2011年6月、クリエイティブ・コモンズは、クリエイティブ・コモンズ・ライセンスを利用したプロジェクトやクリエイターの活動をまとめた世界各国の事例集『The Power of Open』[2]をリリースした。
2013年3月26日、日本の文化庁は、これまで策定を検討していた独自ライセンス「CLIPライセンス」の計画を破棄し、著作物の利用許諾について意思表示するライセンスとしてクリエイティブ・コモンズを支援していくと表明した[3]。
2017年2月、Creative Commons Searchをクリエイティブ・コモンズ作品の検索エンジンとして公開した[4]。
クリエイティブ・コモンズは著作権のある著作物の配布を許可するライセンスと、作品をパブリックドメインであると宣言するツールを提供している[5]。
Global Affiliate Networkは、クリエイティブ・コモンズの国際化および多文化展開を進めるプロジェクトである。85ヵ国以上の国でボランティアおよびコミュニティメンバーが参加している[10]。
クリエイティブ・コモンズの国際化は、クリエイティブ・コモンズの公認連携組織として各国で組織が立ち上げられ、各国語版のクリエイティブ・コモンズ・ライセンスの翻訳や、地域毎でのクリエイティブ・コモンズに関わる活動をしている。クリエイティブ・コモンズはGlobal Affiliate Networkを通してクリエイティブ・コモンズの活動を広め、クリエイティブ・コモンズ・ライセンスが利用可能な地域の展開を進めている[11]
多文化展開は大きく分けて「Open Education Platform」「Copyright Reform Platform」「Community Development Platform」「GLAM Platform」の4つの分野で展開を進めている[12][13]。
Open Education Platformでは、Open Education Resource(OER)に主観を置いて教育、学習、研究の分野でのリソースのオープンアクセス化を図っている[14]。
Copyright Reform Platformでは、インターネット社会(デジタル作品)での著作権の在り方の再構成を図っている[15]。
GLAM Platformでは、美術館、図書館、公文書館、博物館の所蔵する作品のオープンアクセス化を図っている[16]。
Creative Commons Searchは、クリエイティブ・コモンズ・ライセンスもしくはパブリック・ドメイン・マークで公開されている作品を検索する場を提供する[17]。2017年2月に立ち上げられ、初期の検索対象は500px、ヨーロピアナ、Flickr、メトロポリタン美術館、ニューヨーク公共図書館、アムステルダム国立美術館であった[4]。Creative Commons Searchはそれらに所蔵されている高品質の作品をオンラインで検索するサービスを提供する。検索機能の他、二次著作物への派生サポート、ソーシャルネットワーク機能を計画している。
2003年6月にはクリエイティブ・コモンズ・ジャパン(CCJP)が発足[21]。これは上記のライセンスを日本の法体系に即したものにすることを目的としたインターナショナル・コモンズ(iコモンズ)の一環である。同時にクリエイティブ・コモンズ・ジャパンもiコモンズの一環として日本語版クリエイティブ・コモンズ・ライセンスを発表した。
2007年7月25日、活動母体を特定非営利活動法人化し[21]、初代の理事長に中山信弘(東京大学名誉教授)が就任した。2013年2月、法人名をクリエイティブ・コモンズ・ジャパンからコモンスフィアに変更した[22][21]。2016年3月からは渡邊智暁(慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科特任准教授)が理事長を務めている[23]。
{{cite news}}: CS1メンテナンス: 先頭の0を省略したymd形式の日付 (カテゴリ) 紹介、リンク集、および英文資料の和訳などが提供されているサイト(又はサイトの一部)を以下に挙げる。
既に挙げたものの他に以下の文章はクリエイティブ・コモンズについての入門、紹介文章として頻繁に言及される。