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実用日本語表現辞典実用日本語表現辞典

codex

別表記:コーデックス

「codex」の意味・「codex」とは

「codex」とは、古代ローマ時代生まれた書物形式である。現代書籍同じく複数の紙を束ねて両端固定した形状を指す。パピルス羊皮紙などを用い巻物とは違い両面に文字を記すことが可能であったまた、ページをめくることで直接特定の部分参照できる利点があった。

「codex」の発音・読み方

「codex」の発音は、IPA表記では/kəʊdɛks/となる。カタカナ表記では「コーデックス」と読む。日本人発音する際のカタカナ英語では「コーデクス」となる。

「codex」の定義を英語で解説

A codex is a book made up of a number of sheets of paper, vellum, papyrus, or similar materials, with hand-written content. The term is now usually only used to describe manuscript books, with handwritten contents, from antiquity or the Middle Ages.

「codex」の類語

「codex」の類語としては、「manuscript」、「scroll」、「volume」などがある。「manuscript」は手書き書物全般指し、「scroll」は巻物を、「volume」は一冊の書籍を指す。

「codex」に関連する用語・表現

「codex」に関連する用語として、「vellum」、「papyrus」、「binding」などがある。「vellum」は羊皮紙のこと、「papyrus」はパピルス紙のことを指し、「binding」は書籍製本方法を指す。

「codex」の例文

以下に「codex」を用いた例文10個示す。 1. English: The Codex Sinaiticus is one of the most important books in the world.
日本語訳:コデックス・シナイティクスは世界で最も重要な書物一つである。 2. English: The codex was a significant improvement over the scroll.
日本語訳コデックス巻物比べて大きな進歩であった。 3. English: The codex is made of vellum.
日本語訳:そのコデックス羊皮紙作られている。 4. English: The codex contains many beautiful illustrations.
日本語訳:そのコデックスには多く美しイラスト含まれている。 5. English: The codex is an ancient form of book.
日本語訳コデックス古代書籍形式である。 6. English: The codex is bound in leather.
日本語訳:そのコデックスは革で製本されている。 7. English: The codex was found in a monastery.
日本語訳:そのコデックス修道院見つかった。 8. English: The codex is written in Latin.
日本語訳:そのコデックスラテン語書かれている。 9. English: The codex is a valuable historical artifact.
日本語訳:そのコデックス貴重な歴史的遺物である。 10. English: The codex is carefully preserved in a museum.
日本語訳:そのコデックス博物館慎重に保存されている。

デジタル大辞泉デジタル大辞泉

コデックス【codex】

読み方:こでっくす

冊子巻物スクロールに対していう。また、冊子になった聖書などの写本のこと。


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CODEX(コーデックス)

FAOとWHOが共同設立した合同食品規格委員会のことです。

ウィキペディアウィキペディア

コデックス

(Codex から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/28 15:20 UTC 版)

コデックスの例:アルジェンテウス写本

コデックス(羅: Codex、西: Códice)とは写本の形状の一種で、古代末期から中世にかけてつくられた冊子状の写本のことである。冊子本冊子写本などと呼ばれることもある。

コデックスに対して、巻子本(巻物)をヴォリューム(羅:volumen)あるいはスクロール(scroll)という。

写本の構造的な研究のことを写本学(Codicology)といい、写本の内容に関する研究、特に字体に関する研究のことを総称して古文書学(英:Paleography)という。

コデックスといえばヨーロッパで書かれたものがほとんどであるが、マヤ・コデックスやアズテック・コデックスなどアメリカ大陸で16世紀頃までにつくられたものもある。コデックスはもともと巻物に代わってつくられていたが、やがて印刷本にとって代わられることになる。

歴史

古代ローマ人たちは薄い木の板にワックスを塗り、鉄筆などで文章を書き込んでは加熱して融かして消すことで何度でも使える筆記用具(蝋板)として用いていた。蝋板は、しばしば何枚かを革ひもなどで綴じた形で使用され、それがコデックスの原型となった。記録上確認できる範囲で著作の配布・提供にコデックスがはじめて用いられたのは、1世紀の後半のことであった。この時代、書物や記録物の形態としてもっともよく用いられていたのは巻物であり、4世紀まで巻物が書物の主流であった。ガイウス・ユリウス・カエサルガリアへの遠征時、文書を巻いておくよりも蛇腹状にまとめたほうが素早く参照できることに気づいた。2世紀のはじめごろにはキリスト教徒たちはパピルスを冊子状にまとめたコデックスの形式を好んで用いていたことがわかっている。1世紀に没したパピリ・ヘラクラネウムの居館の蔵書はほとんどが巻物の形式であったが、390年に秘匿されたと考えられるナグ・ハマディ文書ではすべてがコデックスになっている。

西欧では徐々にコデックスが巻物にとって代わっていった。4世紀から8世紀カロリング朝の時代にかけて多くの巻物がコデックスに書き換えられていったが、この間にコデックスにされなかった書物は失われてしまった。コデックスには巻物にはない多くの利点があった。平面的で場所をとらない、特定の箇所を開いて読みやすい、表にも裏にも書ける(ただしパピルスの場合を除く)、表紙をつけて中身を守ることができる、持ち運びが楽などということである。

コデックスにはもうひとつ、書庫などで保管する際に背にあたる部分にタイトルをつけて探しやすくできるという利点があった。書名をわざわざつけるという発想は中世にいたるまで一般化しなかったので、ほとんどの古代の書物は冒頭の数語をとって書名としていた。(これをインキピットという。)

初期のコデックスはパピルスをまとめたものだったが、パピルスは破れやすく、エジプトでしか作られなかったので、徐々に羊皮紙にとって代わられた。羊皮紙はパピルスより高価だったが、耐久性に優れ両面書きが可能だったことで好まれた。

ヨーロッパ同様、古代アメリカ文明においてもコデックスが用いられていた。アメリカのコデックスはいちじくの木の樹皮などの植物繊維を切ってまとめて漂白したものから作られていた。

有名なコデックス

コデックスの中でも有名なものには名前がつけられている。その名前は所在地や所有者に由来していることが多い。

新大陸のコデックス(絵文書)

マドリード(トロ=コルテシアヌス)の絵文書。神々の儀式や暦の記述等が主であるが、よく観察すると神々の上の段に記述された文字がVOSの順に並んでいることがわかる。

マヤ、アステカなどの絵文書のことをコデックスないし(西)コディセとも呼ぶ。材料は、いちじくなどの木の繊維や樹皮、鹿の皮を利用して両面に白色の石灰を塗って、屏風折りにしている。文字や絵はおそらく先が平たいものと先のとがったものの2種類の硬い筆記具で描かれたと思われる。線描した後に鮮やかな彩色が施された。文書は、基本的には、左から右へ読み、裏返して再び左から右へ読むように作られた。古典期後期のマヤ土器には彩色された絵と文字が一緒になっている絵文書のような土器があることからおそらく古典期段階にも絵文書があったと思われるが、現在は当時のものは一点も伝えられていない。ただし後古典期のものはいくらかは残されており、暦、儀礼、神話、交易や貢納に加えて動物や植物についての記述もある。

後古典期の絵文書

オアハカ地方の絵文書

すべてミシュテカの絵文書であってサポテカのものはない。

  • ヌッタル(ナットール)絵文書;Codex Nuttal/「八の鹿」王の伝記で知られる。
  • ボドリ絵文書;Codex Bodley
  • コロンビーノ絵文書Codex Colombino
  • ベッケル絵文書;Codex Becker
  • ウィーン絵文書Codex Vienna(Vindobonensis)

マヤの絵文書

  • ドレスデン絵文書;Codex Dresdensis
  • パリ絵文書;Codex Paris(Peresianus)
  • マドリッド絵文書;Codex Madrid[&Tro-Cortesianus]
  • グロリア絵文書;Codex Grolier

メキシコ中央高原など

  • ボルジア(ボルギア)絵文書;Codex Borgia
  • フェイエールヴァーリ・マイヤー絵文書;Codex Féjérváry-Mayer
  • コスピ絵文書;Codex Cospi
  • ロード絵文書;Codex Laud
  • ヴァチカヌスB絵文書;Codex VaticanusB
  • オーバンのトナラマトル;Tonalamatl Aubin
  • ボルボニクス絵文書;Codex Borbonicus

植民地時代の絵文書

  • フィレンツェ絵文書;Codex Florentino(en)
  • メンドーサ絵文書;Codex Mendoza
  • ボトゥリーニ絵文書;Codex Boturini
  • トルテカ・チチメカの歴史;Historia Tolteca-Chichimeca
  • トラスカラの布;Lienzo de Tlaxcala
  • マリアベッキアーノ絵文書;Codex Magliabechiano
  • ウィツロポチトリ絵文書;Codex Huitzilopochitli
    • テリェリアーノ・レメンシス絵文書;Codex Telleriano-Remensis
    • リオス[ヴァチカヌスA]絵文書;Codex Rios[VaticanusA]
  • ラミレス絵文書;Codex Ramírez

参考文献

  • メアリー・ミラー,カール・タウベ,増田義郎監修、武井摩利訳
    『図説 マヤ・アステカ神話宗教事典』東洋書林,2000年 ISBN 4-88721-421-9
  • 八杉佳穂『マヤ興亡-文明の盛衰は何を語るか?-』福武書店,1990年 ISBN 4-8288-3321-8

関連項目





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