出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/12 03:36 UTC 版)
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cdmaOne(シーディーエムエーワン)は、米国クアルコム社が開発し1995年に発表した通信技術である。多重化にCDMA方式を用いている。TIAの規格名称はIS-95。
PDCやGSMと比べより新しい方式である。その間の技術進歩により、高い通話音質と高速なデータ通信を提供できる。第3世代携帯電話であるW-CDMAやCDMA2000とcdmaOneは、CDMA方式を利用する点が共通する。このことから、cdmaOneは2.5世代とも呼ばれる。
アメリカ合衆国、日本、韓国、香港のほか、カナダ、メキシコ、イスラエルとベネズエラで普及している。
日本国内では、IDOとDDIセルラーグループ各社(現・au(KDDI・沖縄セルラー電話連合))が導入した。その後、後継のCDMA 1X(当初はCDMA2000 1x)に移行した。
レイク (rake) 受信とは、マルチパスによるフェージングへの対策として開発された技術。複数のサブ受信機を使い、別々にデコードする。各受信機の位相差を検出・補正し再合成する事により、マルチパス環境下においてもS/N比の良好な受信を実現する。
cdmaOneでは、通信中、自セルの基地局以外に、隣接セルの基地局からの電波が受信できる場合は、レイク受信により電波を同時受信できるため、フェージングに強く切れにくいなどの特徴をもつ。但し、レイク受信できるのは周辺セルの基地局からの電波に限られるため、遠く離れたセルからの電波が受信される環境では妨害波を受けたのと同じであり、切れやすくなる。また、実際の電波環境は非常に過酷であるため、レイク受信がいつも成功するわけではなく、失敗すれば切れやすくなる。
CDMAでは各移動局が同一周波数で被せて送信するため、基地局から見て強い局や弱い局があると、電波の遠近問題により、弱い局が強い局につぶされて基地局では弱い局が受信できなくなる(スペクトル拡散は、このような状態でも逆拡散で受信可能というのは誤解である)。そこで、基地局から強い局に対して送信パワーを下げろと言う指示を飛ばし、弱い局に対して送信パワーを上げろと言う指示を飛ばし、結果的にすべての局は、同じ強さとなって基地局で受信される。同じ強さであれば、被っていても逆拡散により、受信可能である。パワーコントロールは一番弱い局に合わされるため、通常、移動局の送信パワーの平均は、PHSよりも小さくなる。クアルコムのギルハウゼン (Klein Gilhousen) によって実用化された。
ソフトハンドオフとは、現在通信中の基地局(ハンドオフ元)と新しく通信したい基地局(ハンドオフ先)を一時的に同時通信状態にした後、切り替えるハンドオフのことである。穏やか(ソフト)に切り替わっていくことからソフトハンドオフと呼ばれる。PDC方式など従来方式では、2組以上の送受信機を内蔵しないとソフトハンドオフは不可能であったので、実用化されなかった。cdmaOneの場合、ハンドオフ元もハンドオフ先も同一周波数であるので、単一の送受信機でハンドオフ元とハンドオフ先が同時に通信できる。そのため実用化できた。
cdmaOneにおいて、PDC方式の周波数の概念に相当するのがPNオフセット番号(PN位相)である。cdmaOneではハンドオフ元が使っているPNオフセット番号の信号とハンドオフ先が使っているPNオフセット番号の信号を一時的に同時通信状態にすることでソフトハンドオフを実現している。ソフトハンドオフは、一種のサイトダイバーシティでもあるので、ハンドオフの失敗が少ないと言われている。なお、PNオフセット番号は相対値であり、その基準となるのはGPSの時間である(そのため同期式と呼ばれる)。通話しながら、地上から地下に移動した際、どちらもcdmaOneがサービスされているにもかかわらず、ハンドオフできずに切れるのは、地下局にGPSが実装されていないためである。
なお、PNオフセット番号は0~511までの有限の値であるため、重複しないように各基地局に割り当てる必要がある。
IS-95 (Interim Standard 95, TIA) の規格上の用語。
(CdmaOne から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/08 01:05 UTC 版)
cdmaOne(シーディーエムエー ワン)は、かつてauブランドを展開するKDDIならびに沖縄セルラー電話(開始当初はIDOならびにDDIセルラーグループ)が提供し、日本国内で展開していた第2世代移動通信システム(2G)サービス。当時主流のPDCに比べ通信速度が速かったため第2.5世代(2.5G)とも呼ばれていた。
それまでのPDC方式でのサービスに変わり1998年(平成10年)7月14日以降順次開始され、日本初の2.5Gのサービスとなった。なお、2002年からは上位互換の3GサービスとしてCDMA 1X(後のau 3G)が、2003年からは上位互換の3.5GサービスCDMA 1X WIN(後のau 3G)がそれぞれ開始され、cdmaOne端末は2002年(平成14年)半ばに生産終了したため、2012年(平成24年)6月末現在の時点では24,200件で総契約数のおよそ0.07%となっていた。
旧IDO、旧DDIセルラー各社は1994年(平成6年)4月から順次PDC方式によるサービスを展開(2003年3月で停波)していたが、当初のエリア整備の遅れなどによりNTTドコモ、デジタルホンなど当時の同業他社に比べて劣勢を強いられていた。そこで、差別化として1998年7月に旧DDIセルラーの関西・九州・沖縄エリアで日本初の2.5G及びCDMA方式のサービスを開始し、1999年4月までに全国展開が完了した。当時の他キャリアの方式と比べて、高音質な通話を特長としていた。
なお、2012年6月現在の時点においてEZweb、Eメール機能が使用できるのはC3001H/C3002K/C3003P/C5001Tのみとなっていた。ただし、先述の4機種は本来1X用の端末として開発されたものをインフラ整備の遅れにより急遽cdmaOne用に作り替えたものであり、通信速度を除き対応機能(WAP2.0/eznavigation等)やEZwebの契約コース(EZwebMulti)などは当初の1X(A3000シリーズ)とほぼ同じものである。そのため、本来のcdmaOne端末によるEZweb機能の提供は事実上既に終了している。また、カメラを内蔵している端末も存在しない。
全てのcdmaOneシリーズは在来の800MHz帯(以下L800MHz帯)専用であり、2GHz帯および新800MHz帯(以下N800MHz帯)に対応していない。
2009年(平成21年)5月20日には、新規契約者が減少していることを理由に、CDMA 1Xと共に新規受付とCDMA 1X WINからの機種変更を、同年8月9日に終了することが発表された[1]。なお、前述の通り2003年以降端末の新規生産は行われておらず、2002年で事実上新規契約が終了していた(白ロムを持ち込んでの契約は可能だった)。そして2011年4月25日には2012年7月22日をもってサービス終了することが正式に発表された[2]。同年3月31日にはPDCで最後まで残っていたNTTドコモのmovaも停波したため、先述の通りこれにより日本国内における第2世代(第2.5世代含む)携帯電話は名実共に全て停波することとなった。
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旧料金プランについては一部を除き2007年11月までの旧1Xプランとほぼ同じである。なお、電話で申し込むことによって異なる地域のプランに変更することも可能だった。
| 基本料金プラン (価格)は本体価格 | ||||||
|---|---|---|---|---|---|---|
| 料金プラン | 基本料金 | 通信・通話料単価 | 備考 | |||
| 基本支払額 | うち 無料通話分 |
実質基本料金 | 音声 | |||
| プランSS | 3,780円 (3,600円) |
1,050円 (1,000円) |
2,730円 (2,600円) |
21円00銭 (20円00銭) |
2005年11月から | |
| プランS | 4,935円 (4,700円) |
2,100円 (2,000円) |
2,835円 (2,700円) |
16円80銭 (16円00銭) |
||
| プランM | 6,930円 (6,600円) |
4,252円 (4,050円) |
2,678円 (2,550円) |
14円70銭 (14円00銭) |
||
| プランL | 9,975円 (9,500円) |
6,615円 (6,300円) |
3,360円 (3,200円) |
12円60銭 (12円00銭) |
||
| プランLL | 15,750円 (15,000円) |
12,600円 (12,000円) |
3,150円 (3,000円) |
15円75銭 (15円00銭 |
分単位課金。 2005年2月14日から |
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| 基本料金プラン (価格)は本体価格 | ||||||
|---|---|---|---|---|---|---|
| 料金プラン | 基本料金 | 通信料単価(/30秒) | ||||
| 基本支払額 | うち 無料通信分 |
実質基本料金 | 音声 | |||
| コミコミOneライト | 3,654円 (3,480円) |
630円 (600円) |
3,024円 (2,880円) |
31円50銭 (30円00銭) |
||
| コミコミOneエコノミー | 4,179円 (3,980円) |
2,100円 (2,000円) |
2,079円 (1,980円) |
21円00銭 (20円00銭) |
||
| コミコミOneスタンダード | 7,875円 (7,500円) |
4,725円 (4,500円) |
3,150円 (3,000円) |
15円75銭 (15円00銭) |
||
| コミコミOneビジネス | 13,125円 (12,500円) |
8,820円 (8,400円) |
4,305円 (4,100円) |
10円50銭 (10円00銭) |
||
| コミコミOneファースト | 33,600円 (32,000円) |
28,350円 (27,000円) |
5,250円 (5,000円) |
7円87銭5厘 (7円50銭) |
||
| デイタイムプラン | 4,200円 (4,000円) |
0円 (0円) |
4,200円 (4,000円) |
平日昼間 10円50銭 (10円00銭) その他 31円50銭 (30円00銭) |
||
| コミコミOneオフタイム | 5,145円 (4,900円) |
1,785円 (1,700円) |
3,360円 (3,200円) |
時間帯・通話先エリアによって異なる | ||
| 基本料金プラン (価格)は本体価格 | ||||||
|---|---|---|---|---|---|---|
| 料金プラン | 基本料金 | 通信料単価(/60秒) | ||||
| 基本支払額 | うち 無料通信分 |
実質基本料金 | 音声 | |||
| コミコミコールS | 4,095円 (3,900円) |
1.470円 (1,400円) |
2,625円 (2,500円) |
42円00銭 (40円00銭) |
||
| コミコミコールL | 6,090円 (5,800円) |
3,150円 (3,000円) |
1,890円 (1,800円) |
31円50銭 (30円00銭) |
||
| コミコミコールジャンボ | 9,240円 (8,800円) |
4,200円 (4,000円) |
5,040円 (4,800円) |
21円00銭 (20円00銭) |
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| コミコミコールスーパー | 14,175円 (13,500円) |
9,450円 (9,000円) |
4,725円 (4,500円) |
15円75銭 (15円00銭) |
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| デイタイムプラン | 4,200円 (4,000円) |
0円 (0円) |
4,200円 (4,000円) |
平日昼間 21円00銭 (20円00銭) その他 63円00銭 (60円00銭) |
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| 標準プラン | 4,830円 (4,600円) |
0円 (0円) |
4,830円 (4,600円) |
時間帯・通話先エリアによって異なる | ||
| ちょっとコール | 3,675円 (3,500円) |
0円 (0円) |
3,675円 (3,500円) |
時間帯・通話先エリアによって異なる | ||
cdmaOne端末の型番は初期のものを除き全てCから始まるため、Cシリーズと呼ばれることが多い。
数字の1・2桁目はEZweb関連のグレードを指し、以下の表のようになっている。
| 通話 | メール | EZweb | EZアプリ(Java) | EZナビ | EZムービー | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| CD-10シリーズ | ○ | × | × | × | × | × |
| C1xxシリーズ | ||||||
| C2xxシリーズ | ○ | 回線交換式 | ||||
| C3xxシリーズ | パケット式 | |||||
| C4xxシリーズ | EZweb@mail | |||||
| C45xシリーズ | ○ | |||||
| C100xシリーズ | ||||||
| C300xシリーズ | EZwebMulti | ○ | ||||
| C500xシリーズ | ○ |
数字の3桁目は1・2桁目を踏まえたうえでの続き番号であり、現在のCDMA 1X WIN端末と異なりメーカーの区別がないためそのため同じ型番(例:C302)を持つ端末は基本的に1つのみである。
●印 - グローバルパスポートCDMA対応端末。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/02 00:59 UTC 版)
しばしば2.5世代と呼ばれるcdmaOneは、2002年4月にCDMA 1Xサービスが開始されるまでauの主力だったシリーズである。 cdmaOne端末の型番は初期のものを除きCで始まるため、Cシリーズとも呼ばれる。約款上は音声型端末が「第1種auデュアル」、カード型端末が「第1種auパケット」契約である。
※この「cdmaOne」の解説は、「auの端末一覧」の解説の一部です。
「cdmaOne」を含む「auの端末一覧」の記事については、「auの端末一覧」の概要を参照ください。