CELL REGZAとは、東芝の液晶テレビ「REGZA」ブランドのうち、「CELLプラットフォーム超解像技術」を搭載した製品のブランド名である。
CELL REGZAでは、中央演算処理装置(CPU)として、PlayStation 3やRoadrunnerなどにも採用されている「Cell Broadband Engine」を搭載している。従来のREGZAシリーズに比べて100倍以上となる200GFLOPS(ギガフロップス)の処理速度を実現し、超解像の処理性能の向上、複数の映像の並列処理などを可能としている。
CELL REGZAでは3TB(テラバイト)のHDDを内蔵し、そのうち2TBを地デジ8チャンネル同時連続録画機能に用いる。この機能により、約26時間前までに放送されたテレビ番組をいつでも自由にさかのぼって視聴できる。USB接続でのHDD増設にも対応し、録画用のストレージとして直接用いることができる。
また、14個のデジタルチューナーと地上アナログチューナー、8画面を同時に表示するマルチ表示機能、独自に開発された専用のスピーカーシステム、プリインストールされたフルHDバージョンのWebブラウザ「Opera」と、Operaを操作できるリモコンなど、多数のハイエンドな機能を搭載している。
CELL REGZAブランドの第1弾「55X1」は、フルHDに対応した55V型地デジ対応テレビとして、2009年12月に発売された。
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/08/21 12:50 UTC 版)
CELL REGZA(セル・レグザ)とはCell Broadband Engineを搭載した初めての液晶テレビである[1]。東芝が発売しているREGZAシリーズの1つ。
東芝が製造し、プレイステーション3などに使われている高性能CPU「Cell Broadband Engine」(以下CELLと略)を、同社のREGZAに搭載し、高度な超解像処理などを行う構想は2008年頃から公表されていた。初のCELL搭載REGZAとなる55V型の「55X1」が2009年10月に発表され、同年12月10日に発売。実売価格100万円の超高額モデルであった。従来機種に比べ大幅に強化した超解像度、LEDバックライトの512分割エリア制御、地デジチューナー11基/BS・110度CSデジタルチューナー3基/3TB HDDでの録画機能などにCELLの処理能力を活用している。
搭載しているCELLは、PC用マイクロプロセッサ(Intel Core 2 Duo)の10倍の処理速度と、同社の製造するTVの演算能力(メタブレイン)の143倍を誇る。14のチューナーと3 TBのHDDを備えており、地上デジタル放送を自動的に8チャンネル録画可能。メガLEDを搭載し、Wスキャン倍速(倍速液晶)やW録画、フルHD、そして上記のHDD以外にもUSB接続のHDDを増設して録画できる。もちろん、「おまかせドンピシャ高画質」も搭載している。
ウェブブラウザとしてOperaを搭載しており、インターネットに接続した状態であればブラウジングも可能となっている。このOperaも超解像処理に対応しており、YouTubeなどの動画サイトを表示した際に効果を発揮する。
また、モニター部と「CELL BOX」と呼ばれるチューナー部が分離されたセパレートタイプとなっており、リモコンも全方位送信ができる電波方式を採用している。
2010年秋冬モデルである55X2、「CELL REGZA スリム」XE2シリーズでは3D映像に対応。CELLが持つ高い演算能力を生かし、3D超解像技術やバックライトコントロールシステム(55X2のみ)、「おまかせドンピシャ高画質3D」等を組み合わせた「CELLレグザ3D高画質化システム」を備えている。なお本シリーズの2010年秋冬モデルは東芝製の据置型デジタルTVで初めて地上アナログチューナーを廃止し、デジタル3波チューナーのみの搭載となっている。
2010年1月に放送されたNHKスペシャル「メイド・イン・ジャパンの命運」にて、日本メーカーの取り組みとして製品「55X1」の開発現場の様子が放送された[2][3]。
※「おまかせドンピシャ高画質3」を搭載。
※映像エンジンに「CELLレグザエンジン」、超解像技術に「CELLレグザ 3D超解像技術」を採用。「おまかせドンピシャ高画質3D」も搭載する。X2シリーズ・XE2シリーズ共専用グラス「レグザ3Dグラス」1個が同梱される。