Blu-ray 3Dとは、Blu-ray Discで3D映像を再生可能にするための映像規格の名称である。Blu-ray Disc Associationが策定した。
Blu-ray 3D規格では、左右両目それぞれに視差を考慮した異なる映像を1080pのフルHDで表示し、立体表現を実現する。画像コーデックの規格にはMPEG-4 AVC/H.264の拡張規格であるMVC(Multiview Video Coding)が採用されている。また、ハードウェアの規格としては、3D再生に非対応の機器でBlu-ray 3Dのソフトウェアを再生した場合に2Dモードで再生できるようになっている。
Blu-ray 3Dの規格は、2009年12月に最終仕様がまとめられたと発表された。ハードウェア側ではPlayStation 3をはじめとした各種機器での対応が進められており、ソフトウェア側でも米国ウォルト・ディズニー・スタジオが発売予定をいち早く発表している。
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「Blu-ray Disc」の記事における「Blu-ray 3D」の解説
Blu-ray 3Dは、2009年12月に発表された、3D映像をBDに収録するためのハードウェアとソフトウェアの双方の規格である。Blu-ray Disc Associationにより策定された。 規格としてH.264/MVC(マルチビュー符号化)を採用する。従来のサイド・バイ・サイド方式などとの互換性がないため、Blu-ray 3D 方式に対応したプレーヤー/レコーダーが必要である。テレビとの間はフレームパッキング方式により伝送するため、その方式に対応した3D対応テレビ、そして伝送帯域が従来より広がるため、HDMI1.4a以降対応(いわゆるHDMI 3D対応)のケーブルが必要になる。 2010年4月23日にはパナソニックから対応BDレコーダー(DMR-BWT1000・2000・3000)、BDプレーヤー(DMP-BDT900)が発売された。 他社もこれに追従し、シャープは2010年7月30日にBD-HDW70/700を発売し、ソニーは2010年9月25日(BDZ-AX2000のみで、ほかのモデルは10月22日)にBDZ-AX1000/2000、BDZ-AT300S/500/700/900を発売した(ソニーは全モデル3D対応)。東芝からは2010年8月下旬にBDプレーヤーのSD-BDT1、2010年11月下旬にレコーダーのRD-X10(RD-BR600・BZ700・BZ800はバージョンアップで対応)が発売された。 ブルーレイ録画、再生、Blu-ray 3D対応テレビでは、2010年8月27日にパナソニックがTH-P42/46RT2Bを発売した。三菱電機はLCD-40/46/55MDR1を2010年10月21日に発売した。ソニーはKDL-40/46/55HX80Rを2010年12月5日に発売した。 ソニー・コンピュータエンタテインメントは2010年9月21日にPlayStation 3をシステムソフトウェアの更新にてBlu-ray 3Dに対応させた。 2017年、販売の低迷から3Dモニターおよび3Dテレビの新規製造を各社中止。2018年現在販売されている3D対応機種は在庫品のみ。また、そのほとんどが4K対応テレビであり20万円から100万円という実売価格である。そのため、新規にBlu-ray 3D視聴環境を整える事が困難となっている。なお、Oculus Rift、HTC Vive、Windows Mixed Realityに代表されるバーチャルリアリティ用ヘッドマウントディスプレイではBlu-ray 3Dの映像を直接視聴することができない。 2019年現在、もっとも安価なBlu-ray 3D視聴環境は、3Dプロジェクター、もしくはPlaystation 4とPlaystation VRの組み合わせだけである。前者は映像を投影する壁やスクリーンが必要であり、後者はヘッドマウントディスプレイをかぶることにより複数人で視聴できないというデメリットがある。そのため、3D対応テレビのような手軽さはない。
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