出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/11/19 10:45 UTC 版)
| 開発元 | 株式会社ヌーラボ |
|---|---|
| 初版 | 2005年6月1日 |
| 対応OS | Windows、macOS、iOS、Android(Web・モバイルアプリ対応) |
| サポート状況 | 継続中 |
| 種別 | プロジェクトマネジメントソフト、タスク管理ソフトウェア、課題管理システム、バグトラッキングシステム、バージョン管理システム |
| 公式サイト | https://backlog.com/ja/ |
Backlog(バックログ) は、株式会社ヌーラボが提供するクラウド型のプロジェクト管理・タスク管理ツールである。ソフトウェア開発やWeb制作をはじめとしたさまざまな業種・職種に対応しており、タスクの進捗管理・可視化・情報共有を一元的に行うことができる。2025年11月時点で15,000件以上の有料契約と143万人以上のユーザーを有し、日本国内を中心に、スタートアップから大企業まで幅広く導入されている。課題にスターや絵文字を付けて反応できるなど、チーム内のコミュニケーションを重視した設計が特徴である。
サービス継続率は99.0%。この継続率は、同年9月末時点の有料契約総数に対して、解約数を差し引いた割合である。ヌーラボによる発表によれば、Backlogは長期利用率の高さとチーム定着性を特徴としている。
Backlogには、クラウド版とオンプレミス版(エンタープライズ)の2種類の形態で提供されている。
クラウド版のBacklogは、利用規模や機能に応じて複数のプランを提供している。2025年10月時点では、以下の4つの有料プランと1つの無料プランが存在する。[5]
| プラン名 | 月額(税込) | ユーザー数 | 主な機能 |
|---|---|---|---|
| フリー | 無料 | 10ユーザーまで | 基本的な課題管理 |
| スターター | 2,970円 | 30ユーザーまで | 基本的な課題管理、親子課題 他 |
| スタンダード | 17,600円 | 無制限(推奨上限10,000名) | 基本的な課題管理、アクセス制限(最大50件) 他 |
| プレミアム | 29,700円 | 無制限(推奨上限10,000名) | 基本的な課題管理、アクセス制限(最大100件)、セキュリティシート提供(有料オプション) 他 |
| プラチナ | 82,500円 | 無制限(推奨上限10,000名) | 基本的な課題管理、Iアクセス制限(無制限)、セキュリティシート提供(年1回) 他 |
いずれのプランも30日間の無料試用期間が設けられており、年払いの場合は月払い料金より5%割引となる。料金はすべてスペース単位で設定されており、スタンダードプラン以上ではユーザー数無制限の「スペース課金」方式を採用している。
オンプレミス版(Backlog Enterprise)は、自社サーバーにインストールして利用できる形態である。バージョン管理システムSubversionおよびWebDAVによるファイル共有機能に対応しており、企業のセキュリティポリシーに合わせた運用が可能である。
| 年月 | 出来事 |
|---|---|
| 2005年6月 | フリープランのみとなるベータ版のサービスを開始した。[6] |
| 2006年7月 | 商用サービスを開始[7]し、以後ユーザからの要望を参考にしながら、頻繁にバージョンアップを繰り返し課題管理中心のツールからプロジェクトにおける統合管理ツールとして利用できるようになった。 |
| 2007年6月 | オンプレミス版(パッケージエディション)をリリース。 |
| 2007年9月 | Subversionリポジトリ作成機能/WebDAVによるファイル共有機能を追加する。 |
| 2008年10月 | ガントチャート/バーンダウンチャート機能を追加する。 |
| 2009年8月 | モバイル版をリリースする(携帯・iPhone対応)。 |
| 2014年11月 | 大規模組織向けの「Backlogエンタープライズ」を販売開始。 |
| 2015年8月 | Gitにプルリクエスト機能を追加する。 |
| 2016年8月 | デザインを大幅にアップデートする。UIを現行仕様に近づける。 |
| 2017年4月 | 導入企業数が5,000社を突破する。 |
| 2017年11月 | 有料契約数が6,000件、ユーザー数が80万人を突破する。 |
| 2018年8月 | ガントチャートのマウスによる編集機能、課題のテンプレート設定機能を追加する。ユーザー数が100万人を突破する。 |
| 2020年4月 | ユーザー数が170万人、有料契約数が10,000件を突破する。[8] |
| 2024年9月 | 「ドキュメント機能(β版)」をリリース。リアルタイム同時編集に対応。[9] |
| 2024年11月 | 「Backlog導入支援プログラム」を開始。導入企業向けに、専門スタッフによる個別ヒアリングや設定サポートを提供し、初期導入を支援する。無料のオンライン相談会や、チーム運用設計のテンプレート提供なども実施する。[10] |
| 2025年11月 | 有料契約15,000件突破を発表。[4] |
Backlogは、他の業務支援ツールや開発ツールと連携して利用することができる。代表的な外部サービスとの連携は以下の通りである(2025年時点)。[11]
Backlogは、複数の国際的なソフトウェアレビューサイトで高い評価を得ている。
(ビジネスユーザーによる評価を基にした、日本のソフトウェアTop100)
(優れたSaaSを審査・選考・表彰するアワード)
Backlog は、企業向けクラウドサービスとして一般的なセキュリティ要件に対応しており、シングルサインオン(SSO)、二段階認証、IP アドレス制限、Webhook や REST API 連携などの機能を備える。サービス基盤には Amazon Web Services(AWS) を利用し、通信はすべて TLS により暗号化されている。システムは 24 時間 365 日監視され、障害時には公式サイトや X(旧Twitter)で対応状況が公開される。
データ保護については、データベースのレプリケーションと定期バックアップが行われており、Git・Subversion・共有ファイルを含む主要データは複数世代が保存され、AWS の高可用性ストレージに保管されている。
さらに、ヌーラボが提供するセキュリティオプションNulab Pass により、以下のガバナンス機能を追加できる。
Backlog とヌーラボ製品群は、以下の国際規格の認証を取得している。
これらの認証は、クラウドサービス提供事業者としての情報セキュリティ管理・運用体制が国際基準に準拠していることを示している。[25]