出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/12/04 07:12 UTC 版)
|
BRDM-1
補助輪を展開した状態 |
|
| 基礎データ | |
|---|---|
| 全長 | 5.66 m[1] |
| 全幅 | 2.17 m[1] |
| 全高 | 1.87 m[1] |
| 重量 | 5.6 t[1] |
| 乗員数 | 5名[1] |
| 装甲・武装 | |
| 装甲 | 最大10 mm[1] |
| 主武装 | SGMT 7.62mm機関銃[2] |
| 機動力 | |
| 速度 | 80 km/h(整地上)[1] 9 km/h(水上)[1] |
| エンジン | GAZ-40P ガソリン[2] 90hp[2] |
| 懸架・駆動 | リーフスプリング式[3] |
| 行動距離 | 500km[2] |
| 出力重量比 | 16hp/t |
BRDM-1(ロシア語: БРДМ-1)は、ソビエト連邦製の水陸両用型装甲偵察車両である[2]。
(БРДМ)とは「装甲偵察哨戒車」(Бронированная разведывательно-дозорная машина)の略である[注釈 1]。
1954年よりゴーリキー自動車工場(GAZ)によって開発され[1]、1957年に制式採用された[2]。1966年までに約10,000両が生産され、ソビエト連邦軍では後継のBRDM-2に更新されたが、1970年代末までは現役で用いられた[2]。現在でも軍用として現役の国がある[4]。
なお、制式名称が"BRDM-1"とされたのは後継のBRDM-2が採用されたためで、BRDM-2の制式化までは単にBRDM(БРДМ)と呼ばれており、BRDMといえばこの車両のことであった。また、BRDMの基本構造の一部はBTR-40の車体構造をもとに開発されているため、当初はBTR-40Pと呼称されていた。
舟体形の車体を持ち、車体前部の収納式波切板と後部のウォータージェット式推進装置により水上航行が可能である。特徴的な構造としては、前後主輪の間に必要に応じて下ろして使用する4つの補助輪がある[1][3]。普段は収納されているが、軟弱な地盤など悪路を走行する際に下ろしてチェーンで駆動する事により走破能力を向上できる[1]。初期生産型ではオープントップ型であったが、のちに核戦争に対応するため密閉型車体とした改良型が登場した[2]。
他のソ連製の装輪装甲車と同じく、タイヤの空気圧を車内から調節できる[3]。オプションに夜間暗視装置がある。
※2P27/2P32/9P110の各車は、いずれも西側では「BRDM-1 ATGW」と呼称された。
固有名詞の分類