以下の内容はhttps://www.weblio.jp/content/BEST_ALBUMより取得しました。


デジタル大辞泉デジタル大辞泉

ベスト‐アルバム

《(和)best+album》⇒ベスト盤


ウィキペディアウィキペディア

BEST ALBUM

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/09/01 18:13 UTC 版)

『BEST ALBUM』
堀江由衣ベスト・アルバム
リリース
ジャンル J-POP
時間
レーベル スターチャイルド
プロデュース 大月俊倫
松本光代
森山敦
チャート最高順位
堀江由衣 アルバム 年表
秘密
(2012年)
BEST ALBUM
(2012年)
ワールドエンドの庭
2015年
テンプレートを表示

BEST ALBUM』(ベスト・アルバム)は、堀江由衣の2枚目のベストアルバム2012年9月20日スターチャイルドから発売された。

概要

前作『秘密』から7か月ぶりのリリースとなる2012年2作目のアルバム。ベストアルバムとしては『ほっ?』以来9年ぶりとなるが、このアルバムはキャラクターソングベストアルバムだったため、本作が実質的な1作目となる。タイトルを『BEST ALBUM』にした理由は、分かり易いことと堀江自身がアルバムのタイトルが思い浮かばなかったため、同タイトルを採用するに至った[1]

販売形態は初回限定盤2種と通常盤の2種リリースで、初回限定版は2枚組、通常版はDISC 1のみ。DISC 1には「Love Destiny」から「夏の約束」までの、スターチャイルドから発売された全シングルの表題15曲が、DISC 2にはシングルカップリング曲の一部と『水たまりに映るセカイ』から『秘密』までの収録曲が収められている。また、ボーナストラックとしてライブDVD『クリスマスライブ〜由衣がサンタに着がえたら〜』特典CD収録の「HAPPY SNOW」が収録される。なお初回限定盤にはフランスで撮り下ろされた写真集が封入され、各形態のジャケット撮影も同地で行われた。

アートワークの撮影は、諸国を歴訪する堀江と今までのシングルを歌う堀江がリンクするというコンセプトから、フランスで行われた。また、撮影ではアンティーク風のトランクに今までのシングルのタイトルをあしらったステッカーが貼られているが、これはデザイナーによるもので、「一緒に旅をしてきた」というテーマが込められている[1]

収録曲

DISC 1

CD
# タイトル 作詞 作曲 編曲 時間
1. Love Destiny 伊藤千夏 伊藤千夏 小林信吾
2. キラリ☆宝物 雲子(イズミカワソラ 雲子(イズミカワソラ) 十川知司
3. ALL MY LOVE 伊藤千夏 伊藤千夏 小西貴雄
4. 心晴れて 夜も明けて 岡崎律子 岡崎律子 増田俊郎
5. スクランブル(歌:堀江由衣 with UNSCANDAL) スズーキタカユキ スズーキタカユキ UNSCANDAL
6. ヒカリ 椎名可憐 YUPA YUPA
7. Days 田代智一・すやまちえこ 田代智一 安藤高弘
8. 恋する天気図 只野菜摘 古池孝浩 古池孝浩
9. バニラソルト Satomi Funta7 中塚武
10. silky heart Satomi 藤末樹 川口圭太
11. YAHHO!! 堀江由衣 堀江由衣 大川茂伸
12. インモラリスト 清竜人 清竜人 たかはしごう
13. PRESENTER 中村彼方 Elements Garden 中山真斗(Elements Garden)
14. Coloring Minamoto.K・shu Minamoto.K 真下正樹・Minamoto.K
15. 夏の約束 川田瑠夏 宮崎誠 宮崎誠
合計時間:

DISC 2 (初回限定盤のみ)

CD
# タイトル 作詞 作曲 編曲 時間
1. 「桜」(アルバム『水たまりに映るセカイ』収録) 有森聡美 櫻井真一 太田美知彦
2. 「この指とまれ」(アルバム『黒猫と月気球をめぐる冒険』収録) 雲子(イズミカワソラ) 雲子(イズミカワソラ) 京田誠一
3. 「翼」(シングル「Love Destiny」カップリング曲) 有森聡美 池田浩雄 太田美知彦
4. 「お気に入りの自転車」(アルバム『Sky』収録) 雲子(イズミカワソラ) 梶山織江(from swiss camera) 山崎燿
5. 「Angel 恋をした」(アルバム『Sky』収録) 岡崎律子 岡崎律子 松浦有希
コーラス・コーラスアレンジ:岡崎律子
6. 「Romantic Flight」(アルバム『Sky』収録) 岡崎律子 岡崎律子 村山達哉
コーラス・コーラスアレンジ:岡崎律子
7. 「It's my style」(シングル「ALL MY LOVE」カップリング曲) 松浦有希 松浦有希 松浦有希
8. 「A Girl in Love」(アルバム『楽園』収録) 岡崎律子 岡崎律子 村山達哉・磯江俊道
コーラス・コーラスアレンジ:岡崎律子
9. 「笑顔の連鎖」(アルバム『楽園』収録) 岡崎律子 岡崎律子 村山達哉・磯江俊道
コーラス・コーラスアレンジ:岡崎律子
10. 「マッシュルームマーチ」(アルバム『嘘つきアリスとくじら号をめぐる冒険』収録) 椎名可憐 大川茂伸 牧野信博
11. 「Say cheese!」(シングル「Days」カップリング曲) 田代智一・すやまちえこ 田代智一 近藤昭雄
12. 「ずっと」(アルバム『Darling』収録) tiny* 大川茂伸 大川茂伸
13. 「JET!!」(アルバム『HONEY JET!!』収録) あさのますみ 大川茂伸 大川茂伸
14. 「CHILDISH♥LOVE♥WORLD」(アルバム『秘密』収録) 清竜人 清竜人 清竜人
15. 「HAPPY SNOW」(『クリスマスライブ〜由衣がサンタに着がえたら〜』特典CD収録) 雲子(イズミカワソラ) 雲子(イズミカワソラ) 神楽坂直樹
合計時間:

タイアップ

曲名 タイアップ
DISC 1
Love Destiny テレビアニメシスター・プリンセスオープニングテーマ
キラリ☆宝物 OVA『ラブひな Again』オープニングテーマ
ALL MY LOVE テレビアニメ『陸上防衛隊まおちゃん』オープニングテーマ
文化放送系ラジオ『堀江由衣の天使のたまご』初代オープニングテーマ
心晴れて 夜も明けて テレビアニメ『十兵衛ちゃん2〜シベリア柳生の逆襲〜エンディングテーマ
スクランブル テレビアニメ『スクールランブル』オープニングテーマ
ヒカリ テレビアニメ『いぬかみっ!』オープニングテーマ
Days テレビアニメ『ながされて藍蘭島』オープニングテーマ
恋する天気図 テレビアニメ『ながされて藍蘭島』後期エンディングテーマ
バニラソルト テレビアニメ『とらドラ!』前期エンディングテーマ
silky heart テレビアニメ『とらドラ!』後期オープニングテーマ
YAHHO!! テレビアニメ『かなめも』エンディングテーマ
インモラリスト テレビアニメ『ドラゴンクライシス!』オープニングテーマ
PRESENTER テレビアニメ『DOG DAYS』エンディングテーマ
Coloring テレビアニメ『パパのいうことを聞きなさい!』エンディングテーマ
夏の約束 テレビアニメDOG DAYS'』エンディングテーマ
DISC 2 (初回限定盤のみ)
この指とまれ 文化放送系ラジオ『堀江由衣の天使のたまご』初代エンディングテーマ
テレビアニメ『シスター・プリンセス』エンディングテーマ
Angel 恋をした 文化放送系ラジオ『堀江由衣の天使のたまご』2代目エンディングテーマ
Romantic Flight 文化放送系ラジオ『堀江由衣の天使のたまご』2代目オープニングテーマ
It's my style テレビアニメ『陸上防衛隊まおちゃん』エンディングテーマ
Say cheese! テレビアニメ『ながされて藍蘭島』前期エンディングテーマ

STAFF CREDIT

出典

  1. ^ a b アニカン』Vol.112、MG2、2012年8月、1-2頁。 

外部リンク


ベスト・アルバム

(BEST_ALBUM から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2026/03/01 02:06 UTC 版)

ベスト・アルバム和製英語: best album)は、音楽アルバムのひとつの形態。ベスト盤ともいう。英語で"best album"というと「最も優れたアルバム」という意味になり、本項で説明するベストアルバムに対しては"greatest hits album"という呼称が最も一般的である。"best-of album"と呼ばれることもあるが、この場合でも「of」は基本的に省略しない。また実際のアルバム名は「Greatest Hits of アーティスト名」または「The (Very) Best of アーティスト名」と付けられることが多い。

概要

通常のアルバム(スタジオ・アルバム)は、先行発売のシングル曲を数曲程度収録することが多いが、楽曲の大半は未発表曲である。対してベスト・アルバムの場合、大半は収録曲のほとんどが既発曲で、過去の代表曲を集めたアルバムである。後述の通り、ベストアルバムの種類は様々あるが、基本的にはシングル表題曲を中心に収録して発売するアーティストが主流である。

しかし、近年では非公式ベスト(後述)が乱発することもあり、あえて新曲や未発表曲を収録したり、初回盤などの特典をつけることで公式であることを強調することが通例となっている。

カップリング曲やスタジオ・アルバム収録曲のみで占められたベスト・アルバムも存在する(例:ゆずゆずのね 1997-2007』、L'Arc〜en〜CielThe Best of L'Arc〜en〜Ciel c/w』)。尚、アルバムによっては一部シングルをカップリング曲だけ収録する場合もある(例:Berryz工房Berryz工房 スッペシャル ベスト Vol.1』の『友情 純情 oh 青春(「ハピネス〜幸福歓迎!〜」c/w)』、PUFFYHit&Fun』の『ともだち(あたらしい日々 c/w)』、いきものがかりいきものばかり〜メンバーズBESTセレクション〜』の『Happy Smile Again(プラネタリウム c/w)』)。

複数枚組の場合、ディスクごとに異なるサブタイトルを付けたものや(例:サザンオールスターズ海のYeah!!』)、イメージや販売形態等で収録曲を振り分けたもの(例:薬師丸ひろ子歌物語』、GReeeeNいままでのA面、B面ですと!?』)も存在する。

日本では、ヘッドフォンステレオカーオーディオが普及した1980年代前半に、カセットテープのみで発売されたカセット・ベスト・アルバムが存在した(サザンオールスターズ長渕剛など)。中でも、サザンオールスターズの『バラッド '77〜'82』はCD化もされている。

かつての日本では、12月にベスト・アルバムのリリースが集中したが、2000年前後から、日本企業の多くの決算期にあたる3月(オリコンの集計の関係で3月の最終水曜日)にJ-POPアーティストのベスト・アルバムを発売するケースが多くなっている。また、ある程度活動期間が長く、人気が維持されているミュージシャンに関しては、そのグループや個人に対して特別な日(誕生日やメジャーデビュー日など)にベスト・アルバムを発売するということも行われている。さらにグループの解散及び個人の引退を記念してのベスト・アルバムも多く、歌手やグループの(元)メンバーが死去した際には追悼盤としてベスト・アルバムがリリースされることもある。

アルバムの種類

  • シングル・コレクション
    名前の通り、シングル曲を集めたベスト・アルバムで、一般的なアルバム。基本的には表題曲(A面曲)でまとめられているのが主流だが、中にはカップリングや新曲を含めていることもある。
  • オールタイム・ベスト
    デビュー時から最新まで発表した全時代の全楽曲から選曲され、キャリアが総括されたベスト・アルバムを指す。選曲基準は基本シングル表題曲、いわゆるシングル・コレクションとして出すアーティストが多いが、シングルだけでなくアルバム曲、シングルB面(カップリング曲)も含まれて収録されていることもある。
  • ベスト・セレクション
    シングルA面曲のみではなく、B面(カップリング曲)やオリジナル・アルバム収録曲から、本人またはレコード会社が選曲したアルバムに用いられることが多い。セレクション・アルバムと言われることもある。決まった規定はなく、通常のシングルA面のみを集めたベスト・アルバムにも用いられる。似た名称にベストコレクションがある。上述のオールタイム・ベストとさほど変わらない事から、こちらのベスト盤も上述ベストと分類される。
  • グレイテスト・ヒッツ
    シングル・コレクションやベスト・セレクションと同等の作品に用いられる名称。主に日本の作品より洋楽のベスト・アルバムに多くつかわれる。
  • リテイク・ベスト(新録ベスト)
    その名の通り過去の楽曲を新たに録音し直した(新たにアレンジ、演奏、歌い直し含む)ベスト・アルバム。近年ではセルフカヴァー・アルバムと宣伝する場合も見受けられるが、セルフカヴァー・アルバムの本来の意味はシンガーソングライターが他者に提供した楽曲を自分で歌ったアルバムのことである。
  • 裏ベスト
    主にシングルB面(カップリング曲)やオリジナル・アルバム収録曲から選曲されたベスト・アルバムに用いられる。B面だけを収録したアルバムは、B面コレクションカップリング・ベストとも言う。
  • バラード・ベスト
    シングル表題曲、カップリング、アルバム収録曲の中から、バラード曲を集めたベストアルバム。
  • 全曲集
    演歌・歌謡曲のベスト・アルバムでよく見られる名称。毎年発売されるのが基本の年刊形式を採り、歌手名義と西暦年名を記しただけのアルバム名になることも少なくなく、それと同時に前年盤は廃盤となる。当該歌手の発表曲すべてを網羅したものではなく、代表曲と最新シングル曲で構成されたものが主となる。
  • その他
    近年ではベスト・アルバムも多様化し、通常はアーティストまたはレコード会社が行う選曲をファンにリクエスト募り人気上位を収録するリクエスト • ベストなるものがある。また歌手が過去に発表した複数のカヴァーアルバムから選曲したカヴァー・ベスト、他者作品に参加した楽曲だけを集めたコラボレーション・ベストコンピレーション・アルバム)など、あるテーマに沿って選曲したベスト・アルバムもある。通常のベストでないことから企画ベストとも言われる。

ベスト・アルバムをベスト・アルバムと言わない売り方をした事例

アーティストによっては、一般的な範囲でいえばベスト・アルバムに分類されるアルバム(ベスト・アルバム#アルバムの種類)をあえてベスト・アルバムと言わない売り方をしたり、後にベスト・アルバムではない(別カテゴリーのアルバム)と主張する場合がある。

  • 例1:収録曲の選曲基準により区別するパターン
    これはアーティスト及びレコード会社側が主張しているだけで、選曲基準によりベスト・アルバムか否かに分かれるものではない。本来なら過去の楽曲から選曲し構成したアルバムはどのアルバムもベスト・アルバムの中の1種類として数えられる。
    例1の作品として、ZARDはシングル曲や代表曲を中心に選曲したアルバムをベスト・アルバム(『ZARD BEST The Single Collection〜軌跡〜』『Golden Best 〜15th Anniversary〜』など)、あるテーマに沿って選曲したアルバムをセレクション・アルバム(『ZARD BLEND〜SUN & STONE〜』『ZARD BLEND II〜LEAF & SNOW〜』など)として区別している。Perfumeは海外での活動を視野に入れて、海外向けに選曲したアルバム『Perfume Global Compilation "LOVE THE WORLD"』をグローバルコンピレーションアルバムとして、ベスト・アルバムと謳わなかった。
  • 例2:最新ベストを“初”のベストにするために過去作をベスト・アルバムから外すパターン
    過去にベスト・アルバムを発売していても、“初”を宣伝文句として話題性などで最新のベスト・アルバムを売り出したい意図があり、そのため過去作をベスト・アルバム扱いしなくなる場合。こちらもアーティスト及びレコード会社側が主張しているだけで、まぎれもなくベスト・アルバムである。
    例2の作品として、宇多田ヒカルはある時期まではベスト・アルバムとして位置付けていたシングル曲を中心としたアルバム『Utada Hikaru SINGLE COLLECTION VOL.1』『Utada Hikaru SINGLE COLLECTION VOL.2』をコンピレーション・アルバムとし、2024年の『SCIENCE FICTION』が公式の初のベスト・アルバムとした。中山美穂は1987年の『COLLECTION』を発売した以降、シングル・コレクション、バラード・セレクション、ベスト・セレクション、新録ベストと各種ベスト・アルバムを発売していたが、1997年のシングル曲から選曲したアルバム『TREASURY』を“初のベスト・アルバム”(CDのシュリンクに貼ってあるハイプ・ステッカーより)を謳い発売した。
  • 例3:ベスト・アルバムを発売したくないパターン
    アーティスト側はベスト・アルバムを発売したくないが、レコード会社としては発売したいという思惑により、発売はしたものの“ベスト・アルバムではない”と言う場合がある。
    例3の作品として、プリンセス プリンセスは、ある一定時期まで「ベスト・アルバムは絶対作らない」旨を公言しており、アルバム『SINGLES 1987-1992』は、「あくまでもオリジナル・アルバム未収録曲を含めたシングル曲を集めたアルバムで、ベスト・アルバムでは無い」姿勢で制作された。

会社側のメリット

ベスト・アルバムは、テレビやラジオなどで耳慣れた楽曲ばかりが収録されているため、特定のコアなファン以外の購買意欲もそそり、一般的にスタジオ・アルバムより売上枚数は伸びる物が多い。レコード会社にとって、人気アーティストのベスト・アルバムは、新録の費用がかからず、確実な売上が見込める商品のため、思うように会社の売上が伸びない場合に決算対策として自社の契約アーティストのベスト・アルバムを急遽リリースし、売上をカバーするといった例もしばしば見られる。

ただし「ベスト盤は売れる」という傾向は日本の音楽市場では顕著ではあるが、世界的には一般的とはいえない。世界最大の音楽市場であるアメリカの場合、新曲がほとんど収録されることのないベスト盤より、現在のヒット曲を収録しているオリジナルアルバムの方が概してセールスを伸ばすことが多く、これは特に現役でヒットを出しているアーティストほど当てはまる。

そのため洋楽アーティストがキャリアの途上で発売するベスト盤(既に引退したアーティスト・解散したバンド及び、移籍によってレコード会社が主導して組むベスト盤ではないもの)には大抵新曲が収録され、「現在ヒット中の新曲も収録している」ことをアピールしてプロモーションすることが多い。

ベスト盤をめぐるトラブル

アーティストの意向に反し、もしくは本人たちの知らぬ間にレコード会社や音楽プロデューサーの独断でリリースされる事もあり、本人たちはディスコグラフィーに認めないなど、アーティストとレコード会社の軋轢の原因となることもある(例:スピッツRECYCLE Greatest Hits of SPITZ』、B'zFlash Back-B'z Early Special Titles-』、クリープハイプクリープハイプ名作選』、M.o.v.eREWIND〜singles collection+〜』、10-FEET10-BEST 2001-2009』)、WANDSWANDS BEST 〜HISTORICAL BEST ALBUM〜』。

特に、近年アーティストがレコード会社を移籍する際には、それまで所属していたレコード会社が自らが原盤権を持つ音源を利用し、アーティストに半ば無断でベスト・アルバムを制作・発売することが恒例化している。これに反発するアーティスト側が、ホームページやファンクラブなどを通じてファンに当該アルバムの購入を控えるように呼びかけるケースも多く起こっている(例:YMO商法DREAMS COME TRUEBEST OF DREAMS COME TRUE』、UtadaUtada The Best』など)。また、こうした事情を嫌って、もしくはアーティスト個人の信念としてベスト・アルバムを出すことを拒否するアーティストもいる。椎名林檎はベスト盤より新曲を出したいという考えから長らくリリースしておらず、2019年に初めて本人監修のベスト・アルバム『ニュートンの林檎 〜初めてのベスト盤〜』をリリースしている。DREAMS COME TRUEはデビュー以来「ドリカムは全てのアルバムがベスト・アルバムだと思っている」事からベスト・アルバム不要論を主張していた為にベスト・アルバムを出さない方針であったが、上述のメンバー非公認のベスト・アルバムが世に存在し続けることに対するジレンマから、2000年以降改めて公認のベスト・アルバムをリリースするに至っている(2000年2月14日発売の『DREAMS COME TRUE GREATEST HITS "THE SOUL"』が初の公認のベスト・アルバムとなった。こちらは発売の数ヶ月前からファン投票等で事前のリサーチを行った上でベスト・アルバムを制作・発売している)。

同様に、浜崎あゆみも2001年のベスト盤『A BEST』リリースにおいてavexが発売を強行したため、「自分はavexの大切な商品なんだなと思った」と皮肉交りに回想し、嫌気が差して引退も考えたという[1]。その抵抗感を表すべく、浜崎自身のアイデアで本人が憤慨して涙を流すジャケットが採用された。また、本人の希望で本作発売に合わせて、あらゆる雑誌の表紙を徹底的にジャックした[1]

また倖田來未もベスト盤を2005年・2006年と、2年連続で立て続けにリリース。2006年にリリースされた2作目の『BEST 〜second session〜』の収録曲の半数は、前年12月より実施した12週連続シングルリリースを収録。これに対し倖田は「自分の知らない間に勝手に発売が決まっていた。本当はこんなものは発売したくなかった。せっかくシングルを買ってくれたファンの皆さんには申し訳ないことをした」と発言している[2]

上述とは逆のパターンも存在し、X JAPANが1997年の解散時に発表した「PERFECT BEST」においては、アーティスト側が以前に所属していたソニー・レコードからリリースされたX時代の楽曲が原盤権を持たなかった故に使用する事が出来ず、ライブヴァージョンでの収録となり、アーティスト側にとって不本意な内容となってしまった。この事をYOSHIKIは「自分の子供を拉致されたのと同然の行為」と糾弾し、これを契機に原盤権の獲得へ奔走することになる。その結果、後のファン投票によるベストアルバム「X JAPAN BEST 〜FAN'S SELECTION〜」は、X時代の楽曲オリジナル音源も含めてリリースする事が出来た。

演歌・歌謡曲系歌手の場合は、一部の本人選曲・本人監修などのものや、権利が複雑化しているものを除き、過去の作品の発売に口を挟まないことが多いため、発売をめぐるトラブルが発生することが少なく、多様な作品が発売されている他、移籍前の会社によるオリジナル音源と、移籍後の会社による再録音源が並列して発売されている例がある。

収録曲

前述のように、既発のシングル曲やシングルカットされていないスタジオ・アルバム収録曲を中心に構成されるが、どのように構成されるかはアルバムにより異なる。

収録曲はアーティストやレコード会社の選定、もしくはファン投票で決定される。前者の場合シングルA面曲であっても容量制限や売上不振などの理由で収録しない場合もある。曲順は発売順となることが多いが(ファン投票の場合は人気順の場合もある)、アーティストやファンの意向で曲順を決定することもある。また複数枚組の場合、収録曲を一定の法則で振り分けることもある。

既発の曲であっても、シングルやスタジオ・アルバムとは異なるバージョンで収録される場合もある。

ベスト・アルバム・ブーム

CDが普及して以降、日本では1992年から1993年1997年から1999年にかけてと、大きく2つの時期に相次いで著名アーティストによるベスト・アルバムのリリースが重なったことがある。

まず前者は、1992年3月25日に発売されたCHAGE and ASKAの『SUPER BEST II』が、1992年オリコン年間アルバムランキング1位を記録し、累計売上は約270万枚を達成したことの余波が波及した。

後者は、1997年10月1日に発売されたGLAYのベスト・アルバム『REVIEW-BEST OF GLAY』の大ヒットをきっかけに起きたとされるものである[3]。1998年のオリコン年間アルバムランキングでは、トップ10中ベスト・アルバムが6作を占めた(B'z(2作)、松任谷由実サザンオールスターズマライア・キャリー安室奈美恵[3]。消費者視点では、不況や娯楽の多様化で「お買い得商品」としてベスト・アルバムが求められるようになったと分析されている[3]。また、この時期に発売されたサザンの『海のYeah!!』と松任谷の『Neue Musik』は、オールタイムベストアルバムの先駆けと言われている[4]

2000年以降

2000年から2001年には、SMAPMr.Children浜崎あゆみDREAMS COME TRUEL'Arc〜en〜CielJUDY AND MARYGLAYモーニング娘。などの数多くの著名アーティストがベスト・アルバムを連発して発売した。アルバム全体の売り上げは減少傾向にあったものの、ベスト・アルバムの売り上げはまだ衰えていなかった。

2005年から2007年にかけて、再びベスト・アルバムが連続して発売されるようになった。ただ1990年代ほど売り上げが伸びず、ダブルミリオンが限界の状態が続いていた。これはCDによる音楽の視聴という時代が「配信される音楽を買う」という時代へと移行したことを意味しており、わざわざ高いアルバムを買わずとも、配信で曲単価あたり1曲150から200円前後の自分の気に入った楽曲を手に入れれば、後はレンタルなどで自分の好きなようにベスト・アルバムが作成できるという技術の進歩がもたらしたものとも言える。

2008年には、EXILEが「PEFECT YEAR」と題し、この年に3作のベスト盤をハイペースでリリースする試みを成し遂げた。後に3作はオリコンにおいて同時に、TOP10入りを果たしている。また同年に浜崎あゆみ、B'z、安室奈美恵、竹内まりやも立て続けにベスト盤をリリース[5]。中でも安室奈美恵のベスト盤はこの年で、上述ベスト以来のミリオンを達成しており、「10代・20代・30代の3つの世代でミリオンを記録」するという偉業な姿を見せた。なお、安室のベスト盤は年間2位にランクインしている。

2012年にもMr.Children桑田佳祐山下達郎松任谷由実ら20年以上のキャリアを誇るベテランや、ゆずコブクロ、EXILE、関ジャニ∞JUJUら7,8年から15年ほどの中堅レベルのキャリアのアーティストらがベスト・アルバムを相次いで発売し、同年のCD売り上げが前年と比べて増加したことに大きく寄与した。特にベテランクラスは「オールタイム版」を銘打って3枚組以上の大作となる傾向があった。

かつて大滝詠一は、ベスト・アルバムを半年で2枚も出すのはいけないというような考えから、本来は対をなす『B-EACH TIME L-ONG』と『SNOW TIME』のうち、後者の発売を取りやめたことがある。また、同様の考え方から2枚組のアルバムとして発売する、といった配慮がなされるケースもあった。しかし近年は、価値観の変化により、2枚のベスト・アルバムを同時発売するミュージシャンや、倖田來未EXILEのように半年に1度程度のペースでベスト・アルバムを出すミュージシャンも増えている。一方で、大滝詠一ややしきたかじんのように、生前楽曲の権利に対して厳格であった音楽家自身が、急逝や引退といった要因で本人不在となったことによって、遺族やスタッフが楽曲権利や保存されていたものの使用されなかったマスターテープなどの素材利用に関与しやすくなったことにより、歌い手の死後、引退解散後になり、ようやく全キャリアを網羅したベストアルバムが発売に至る場合もある。

こういった、ダウンロード販売によるベスト・アルバムの売上減少は顕著になっているが、代わって2002年に発売された山下達郎の『RARITIES』のヒットを皮切りに、今度は『裏ベスト・ブーム』ともいえる現象が発生し、ミリオンこそほとんど無いものの、ベスト・アルバムが既に完成されてしまったミュージシャンによる「アルバム未収録曲の補完」を目的とした作品が増加することになった。2000年代以降のヒットとしてはB'zの『B'z The "Mixture"』やMr.Childrenの『B-SIDE』、YUIの『MY SHORT STORIES』などが挙げられる。

これらに収録される作品は、近年シングルチャートで作品の移り変わりが急激に加速する中で、過去に8cmシングルやシングルレコードのみに収録され、アルバムに収録されなかったために入手が困難となり、楽曲を入手できなかった、あるいは数曲のためにシングルを買わなければならないというファンのために好意的に行われることが多い。こういったアルバム未収録曲はダウンロード配信されにくいことも、裏ベスト需要の増加の一因といえる。

2006年にはコブクロの『ALL SINGLES BEST』がヒットし、男性アーティストとしては21世紀になってから初のトリプルミリオンを記録しているが、以後のCD不況も影響し、コブクロの作品以降の発売でダブルミリオン以上のベストアルバムは安室奈美恵の『Finally[6]の『5×20 All the BEST!! 1999-2019[7]である。

代表的なベスト・アルバム(売上枚数上位5作品)

世界で歴代最高売上のベスト・アルバムは、イーグルスの『グレイテスト・ヒッツ1971-1975』であり、約4100万枚(歴代最高売上のオリジナル・アルバムはマイケル・ジャクソンの『スリラー』で約1億400万枚)(2007年現在)。

日本において歴代最高売上のベスト・アルバムは、B'zの『B'z The Best "Pleasure"』であり、約514万枚(歴代最高売上のオリジナル・アルバムは宇多田ヒカルの『First Love』で約767万枚)(2019年現在)。

(『作品名』/アーティスト/売上枚・組数)

日本

1枚もの

  1. B'zB'z The Best "Pleasure"』 - 約514万枚
  2. GLAYREVIEW-BEST OF GLAY』 - 約488万枚
  3. B'z 『B'z The Best "Treasure"』 - 約444万枚
  4. 浜崎あゆみA BEST』 - 約431万枚
  5. 竹内まりやImpressions』 - 約307万枚

2枚組

  1. サザンオールスターズ海のYeah!!』 - 約366万枚
  2. 松任谷由実Neue Musik』 - 約325万枚
  3. コブクロALL SINGLES BEST』 - 約306万枚
  4. サザンオールスターズ 『バラッド3 〜the album of LOVE〜』 - 約292万枚
  5. globeCRUISE RECORD 1995-2000』 - 約276万枚

3枚組

  1. 安室奈美恵Finally』 - 約248万枚
  2. SMAPSMAP 25 YEARS』 - 約118万枚
  3. 松任谷由実 『日本の恋と、ユーミンと。』 - 約111万枚
  4. 竹内まりや 『Expressions』 - 約100万枚
  5. DREAMS COME TRUEDREAMS COME TRUE THE BEST! 私のドリカム』 - 約99万枚

4枚組以上

洋楽

  1. マライア・キャリーThe Ones』 - 約281万枚
  2. カーペンターズ青春の輝き〜ベスト・オブ・カーペンターズ』 - 約234万枚
  3. ビートルズザ・ビートルズ1』 - 約219万枚
  4. クイーンジュエルズ』 - 約142万枚
  5. セリーヌ・ディオンザ・ベリー・ベスト』 - 約125万枚

売上枚・組数は、すべてオリコン調べ

全世界

  1. イーグルスグレイテスト・ヒッツ 1971-1975』 - 約4100万枚
  2. ビートルズザ・ビートルズ1』 - 約3000万枚
  3. クイーングレイテスト・ヒッツ』 - 約2500万枚
  4. ABBAアバ・ゴールド』 - 約2300万枚
  5. マドンナウルトラ・マドンナ〜グレイテスト・ヒッツ』 - 約2000万枚

その他

  • コンセプト・アルバムプログレッシブ・ロックに代表される、アルバム全体の構成や連続性、インタールードや間を含めた芸術性を尊ぶ見地からは、ベストアルバムのような「作ったものをただ並べた」と思しき作風に対しては一段下に見る傾向があり、音楽芸術としての批評の対象からは外される事が多い。
  • コア層向けのCDショップであるディスクユニオンは2021年7月9日にベストアルバムに特化した専門店として東京都新宿区に「ディスクユニオン ベストアルバムストア」を開店した。18坪の売場面積の中に在庫約1万枚のオールジャンルの新品・中古のベストアルバムCDを中心とした品揃えになっている[8]

脚注

出典

  1. ^ a b 2004年放送されたドキュメンタリー番組『スーパーテレビ』内のインタビューにて。
  2. ^ 大阪のローカル番組『ちちんぷいぷい』など。
  3. ^ a b c 「ベスト盤が大人気 不況だから売れるんです」『日本経済新聞』1998年12月15日付夕刊、5頁。
  4. ^ いま聞くべきベストアルバムはコレ 新定番36 NIKKEI STYLE 2016年3月17日配信・閲覧
  5. ^ “大物アーティストのベスト盤発売ラッシュのワケ”. ORICON NEWS (オリコン株式会社). (2008年9月19日). https://www.oricon.co.jp/news/58301/full/ 2022年4月30日閲覧。 
  6. ^ “【オリコン】安室奈美恵ベスト盤がWミリオン突破 ソロ11年9ヶ月ぶり快挙”. ORICON NEWS. https://www.oricon.co.jp/news/2103753/full/ 2018年1月9日閲覧。 
  7. ^ “嵐、初の日本レコード協会ダブルミリオン認定”. ORICON NEWS. https://www.oricon.co.jp/news/2144101/full/ 2019年9月10日閲覧。 
  8. ^ 『CDの復権』をテーマに「ディスクユニオンベストアルバムストア」が7月9日新宿にオープン! (PDF) ディスクユニオン PRESS RELEASE 2021年6月24日

関連項目





以上の内容はhttps://www.weblio.jp/content/BEST_ALBUMより取得しました。
このページはhttp://font.textar.tv/のウェブフォントを使用してます

不具合報告/要望等はこちらへお願いします。
モバイルやる夫Viewer Ver0.14