出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2014/09/03 09:51 UTC 版)
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| ボアーボム |
|
|---|---|
| Babm | |
| 創案者 | 岡本利吉(普意識) |
| 創案時期 | 1956年頃 |
| 設定と使用 | 国際補助語 |
| 話者数 | 約20人(1960年頃[1]) |
| 目的による分類 | |
| 表記体系 | ラテン文字 |
| 言語コード | |
| ISO 639-1 | なし |
| ISO 639-3 | — |
Babm(ボアーボム)は日本人哲学者岡本普意識(1885年 – 1963年)が作った国際補助語である。 岡本は1956年頃にボアーボムを考案。1958年に神田錦町の学士会館で開かれた発表会は、テレビや新聞・雑誌で報じられた。1960年には民生館から解説書を出版、1962年には同社から英訳版が出版されている。また民生館は雑誌『ボアーボムの友』(BABMET)も刊行していた。
この言語は先験語に分類され、音節文字としてラテン文字を用いる。 母音文字よりも多い子音文字が使用されているため、奇妙に圧縮された語で構成されているように感じられる。しかしながら、少しの訓練でボアーボムは簡単に読めるようになると岡本は述べる。
ボアーボムではラテン文字とアラビア数字を用いる。 ラテン文字は音節文字として、以下のように発音する。
| a アー | b ボ | c コ | d デ | e エー |
| f フ | g ガ | h ハ | i イー | j ジ |
| k ケ | l レ | m ム | n ナ | o オー |
| p ペ | q ク | r ラ | s セ | t ト |
| u ウー | v ビ | w ワ | x キ | y ユ |
| z ゾ |
a, e, i, o, u は長く発音するので 長音字 と呼び、他の文字は短く発音するので 短音字 と呼ぶ。
例:Babm ボアーボム
接中辞-u-(第一長音字の前におく)で「不」、接尾辞-cqで「無」、接尾辞-iqで「非」を意味する。
複数化接尾辞-aを付加することで、複数形に出来る。
補足語化接尾辞-eを付加することで、名詞、代名詞、動詞を補足語化できる。
所有格接尾辞-iを付加することで、名詞、代名詞を所有の意味の補足語化できる。
名詞化接尾辞-llを付加することで、動詞や補足語を名詞化できる。
VとYを単独で用いるときは、大文字を使う。
| 中性 | 男性 | 女性 | ||||
| 単数 | 複数 | 単数 | 複数 | 単数 | 複数 | |
| 一人称 | V | va | ov | ova | iv | iva |
| 二人称 | Y | ya | oy | oya | iy | iya |
| 三人称 | x | xa | ox | oxa | ix | ixa |
名詞の前にある場合、補足語の役を果たす。
| 単数 | 複数 | |
| 近称 | iz このもの | iza これらのもの |
| 遠称 | ez そのもの | eza それらのもの |
| 不定称 | z あるもの | za あるものら |
名詞の前にある場合、補足語の役を果たす。
| 単数 | 複数 | |
| 近称 | lri このもの | lria これらのもの |
| 遠称 | lre そのもの | lrea それらのもの |
| 不定称 | lr あるもの | lra あらゆるもの |
| 選択 | lro どちらでも | lroa どれでも |
名詞の前にある場合、補足語の役を果たす。
| 単数 | 複数 | |
| 近称 | qwi このものか | qwia これらのものか |
| 遠称 | qwe そのものか | qwea それらのものか |
| 不定称 | qw なにか | qwa なんでもか |
| 選択 | qwo どちらか | qwoa どれでもか |
非人称代名詞、関係代名詞、疑問代名詞に以下の一般付着辞を付すことで、英語における5W1Hのような様態をあらわすことができる。 付着順序は、[代名詞]-[称]-[一般付着辞]-[複数]の順になる。
原形および原形の連体形で接頭辞u-を用いる。
しかし、その他の多くの形では接尾辞-uを用いる。
現在形は無標。過去は接尾辞-ip、未来は、接尾辞-erで表す。 -のところは不明だが、そのまま補足語化接尾辞-eをつければ良いものと推測される。
| 過去 -ip | 現在/通時 | 未来 -er | |
| 肯定 | lodip 来た | lod 来る | loder 来るだろう |
| 肯定連体形 | - | lode 来る | - |
| 否定 | lodipu 来なかった | ulod 来ない | loderu 来ないだろう |
| 否定連体形 | - | ulode 来る | - |
連体形に関しては、-のところは不明。
| 肯定 | 連体形 | |
| 準備相 ao | lodao 来ようとする | loda |
| 開始相 -ik | lodik 来はじめる | - |
| 進行相 -io | lodio 来ている | lodi |
| 反復相 -on | lodon 来なおす | - |
| 継続相 -om | lodom 来続ける | - |
| 完了相 -x | lodx 来終える | - |
| 肯定 | 否定 -u | |
| 受動態 -ay | fabay 見られる | fabayu 見られない |
| 使役態 -op | fabop 見させる | fabopu 見させない |
これらの接尾辞は、普段使われることは稀であり、自動詞か他動詞か強調して伝えたいときに用いる。
| 肯定 | 否定 -u | |
| 自動詞 -eb | bakeb 流れる | bakebu 流れない |
| 他動詞 -or | bakor 流す | bakoru 流さぬ |
接尾辞を用いるものと、補足語(副詞)で表すものがある。 また、常用動詞で示すこともある。
| 補足語 | 接尾辞 | 常用動詞 | |
| 容認 | - | -oj | mij |
| 希望 | - | -ab | kog |
| 義務 | cis | - | sig |
| 必要 | - | - | kig |
| 可能 | - | -ok | mok |
| 依頼 | ck | - | lak |
| 命令 | cr | - | - |
| 好意 | cak | - | fok |
| 丁寧 | cj | - | - |
| 推量 | - | -ir | - |
| 疑問 | cw | - | - |
| 祈願 | cy | - | - |
名詞に動詞化接尾辞-ogをつけることで、動詞化できる。
ただし、時制や相など他の動詞用接尾辞が付着している場合は-ogは使わない。
また、病気名に-aqを付すことで、「 - を病む」という意味になる。
補足語とは、前置修飾語のことであり、体言に修飾するときは形容詞、そのほかのものに修飾するときは副詞として機能する。副詞として機能させる場合、副詞化接尾辞-wを付加することで、副詞であることを明示することができる。補足語の形状は、第一字がcであり、合計2 - 4文字で構成されている。
名詞同様、接中辞-u-(第一長音字の前におく)で「不」、接尾辞-cqで「無」、接尾辞-iqで「非」を意味する。
接尾辞-aでその補足語の程度が著しいことを示す。
比較級は接尾辞-e、最上級は接尾辞-iで表す。
数詞は、名詞または補足語の役をなす。 アラビア数字、またはラテン文字にダイアクリティカルマークが乗った物であらわす。
0(o オー)、1 (b~ ボー)、2(d~ デー)、3(f~ フー)4(g~ ガー)、5(h~ ハー)、6(j~ ジー)、7(k~ ケー)、8(l~ ルー)、9(m~ ムー)、10(a ア)、100(o オ)、10^3(u ウ)、10^6(n¨ ナー)、10^9(p¨ ペー)
命数システムは、西洋式の三桁ごとに区切る方式か、粒読みを行う。
序数は接尾辞-rをつけて作成する。
基本語準は、SVO型である。 そして補足語(形容詞および副詞)などの修飾語は前置され、前置詞を持つという点が漢文の文法に類似している。
ゆえに英語では不自然なSOVOやSCVO語順も見られる。
関係節が前の語に修飾するか、後ろに修飾するかは、状況によって異なっている。
繋辞文に関しては、「である」を表す接尾辞-oを用いたSC語順と、 繋辞動詞debを用いたSVC語順のものがある。
(BABM から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/27 08:05 UTC 版)
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この記事の出典や参考文献は、一次資料や記事主題の関係者による情報源に頼っています。
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| ボアーボム |
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|---|---|
| Babm | |
| 創案者 | 岡本利吉(普意識) |
| 創案時期 | 1956年頃 |
| 設定と使用 | 国際補助語 |
| 話者数 | 約20人(1960年頃[1]) |
| 目的による分類 | |
| 表記体系 | ラテン文字 |
| 言語コード | |
| ISO 639-3 | — |
ボアーボム(Babm)は日本の哲学者である岡本普意識(1885年 – 1963年)が創案した国際補助語である。 岡本は1956年頃にボアーボムを考案。1960年9月28日には神田錦町の学士会館において発表会が開催された。同年には民生館から解説書が出版され、1962年には同書の英訳版も著された。また民生館は雑誌『ボアーボムの友』(BABMET)も刊行していた。
この言語は先験語に分類され、音節文字としてラテン文字を用いる。 母音文字よりも多い子音文字が使用されているため、奇妙に圧縮された語で構成されているように感じられる。しかしながら、少しの訓練でボアーボムは簡単に読めるようになると岡本は述べる。
ボアーボムではラテン文字とアラビア数字を用いる。 ラテン文字は音節文字として、以下のように発音する。
| a アー | b ボ | c コ | d デ | e エー |
| f フ | g ガ | h ハ | i イー | j ジ |
| k ケ | l レ | m ム | n ナ | o オー |
| p ペ | q ク | r ラ | s セ | t ト |
| u ウー | v ビ | w ワ | x キ | y ユ |
| z ゾ |
a, e, i, o, u は長く発音するので 長音字 と呼び、他の文字は短く発音するので 短音字 と呼ぶ。
例:Babm ボアーボム
「x」はクサ行ではないので注意。
接中辞-u-(第一長音字の前におく)で「不」、接尾辞-cqで「無」、接尾辞-iqで「非」を意味する。
複数化接尾辞-aを付加することで、複数形に出来る。
補足語化接尾辞-eを付加することで、名詞、代名詞、動詞を補足語化できる。
所有格接尾辞-iを付加することで、名詞、代名詞を所有の意味の補足語化できる。
名詞化接尾辞-llを付加することで、動詞や補足語を名詞化できる。
VとYを単独で用いるときは、大文字を使う。
| 中性 | 男性 | 女性 | ||||
| 単数 | 複数 | 単数 | 複数 | 単数 | 複数 | |
| 一人称 | V | va | ov | ova | iv | iva |
| 二人称 | Y | ya | oy | oya | iy | iya |
| 三人称 | x | xa | ox | oxa | ix | ixa |
名詞の前にある場合、補足語の役を果たす。
| 単数 | 複数 | |
| 近称 | iz このもの | iza これらのもの |
| 遠称 | ez そのもの | eza それらのもの |
| 不定称 | z あるもの | za あるものら |
名詞の前にある場合、補足語の役を果たす。
| 単数 | 複数 | |
| 近称 | lri このもの | lria これらのもの |
| 遠称 | lre そのもの | lrea それらのもの |
| 不定称 | lr あるもの | lra あらゆるもの |
| 選択 | lro どちらでも | lroa どれでも |
名詞の前にある場合、補足語の役を果たす。
| 単数 | 複数 | |
| 近称 | qwi このものか | qwia これらのものか |
| 遠称 | qwe そのものか | qwea それらのものか |
| 不定称 | qw なにか | qwa なんでもか |
| 選択 | qwo どちらか | qwoa どれでもか |
非人称代名詞、関係代名詞、疑問代名詞に以下の一般付着辞を付すことで、英語における5W1Hのような様態をあらわすことができる。 付着順序は、[代名詞]-[称]-[一般付着辞]-[複数]の順になる。
原形および原形の連体形で接頭辞u-を用いる。
しかし、その他の多くの形では接尾辞-uを用いる。
現在形は無標。過去は接尾辞-ip、未来は、接尾辞-erで表す。 -のところは不明だが、そのまま補足語化接尾辞-eをつければ良いものと推測される。
| 過去 -ip | 現在/通時 | 未来 -er | |
| 肯定 | lodip 来た | lod 来る | loder 来るだろう |
| 肯定連体形 | - | lode 来る | - |
| 否定 | lodipu 来なかった | ulod 来ない | loderu 来ないだろう |
| 否定連体形 | - | ulode 来る | - |
連体形に関しては、-のところは不明。
| 肯定 | 連体形 | |
| 準備相 ao | lodao 来ようとする | loda |
| 開始相 -ik | lodik 来はじめる | - |
| 進行相 -io | lodio 来ている | lodi |
| 反復相 -on | lodon 来なおす | - |
| 継続相 -om | lodom 来続ける | - |
| 完了相 -x | lodx 来終える | - |
| 肯定 | 否定 -u | |
| 受動態 -ay | fabay 見られる | fabayu 見られない |
| 使役態 -op | fabop 見させる | fabopu 見させない |
これらの接尾辞は、普段使われることは稀であり、自動詞か他動詞か強調して伝えたいときに用いる。
| 肯定 | 否定 -u | |
| 自動詞 -eb | bakeb 流れる | bakebu 流れない |
| 他動詞 -or | bakor 流す | bakoru 流さぬ |
接尾辞を用いるものと、補足語(副詞)で表すものがある。 また、常用動詞で示すこともある。
| 補足語 | 接尾辞 | 常用動詞 | |
| 容認 | - | -oj | mij |
| 希望 | - | -ab | kog |
| 義務 | cis | - | sig |
| 必要 | - | - | kig |
| 可能 | - | -ok | mok |
| 依頼 | ck | - | lak |
| 命令 | cr | - | - |
| 好意 | cak | - | fok |
| 丁寧 | cj | - | - |
| 推量 | - | -ir | - |
| 疑問 | cw | - | - |
| 祈願 | cy | - | - |
名詞に動詞化接尾辞-ogをつけることで、動詞化できる。
ただし、時制や相など他の動詞用接尾辞が付着している場合は-ogは使わない。
また、病気名に-aqを付すことで、「 - を病む」という意味になる。
補足語とは、前置修飾語のことであり、体言に修飾するときは形容詞、そのほかのものに修飾するときは副詞として機能する。副詞として機能させる場合、副詞化接尾辞-wを付加することで、副詞であることを明示することができる。補足語の形状は、第一字がcであり、合計2 - 4文字で構成されている。
名詞同様、接中辞-u-(第一長音字の前におく)で「不」、接尾辞-cqで「無」、接尾辞-iqで「非」を意味する。
接尾辞-aでその補足語の程度が著しいことを示す。
比較級は接尾辞-e、最上級は接尾辞-iで表す。
数詞は、名詞または補足語の役をなす。 アラビア数字、またはラテン文字にダイアクリティカルマークが乗った物であらわす。
0(o オー)、1 (b~ ボー)、2(d~ デー)、3(f~ フー)4(g~ ガー)、5(h~ ハー)、6(j~ ジー)、7(k~ ケー)、8(l~ ルー)、9(m~ ムー)、10(a ア)、100(o オ)、10^3(u ウ)、10^6(n¨ ナー)、10^9(p¨ ペー)
命数システムは、西洋式の三桁ごとに区切る方式か、粒読みを行う。
序数は接尾辞-rをつけて作成する。
基本語準は、SVO型である。 そして補足語(形容詞および副詞)などの修飾語は前置され、前置詞を持つという点が漢文の文法に類似している。
ゆえに英語では不自然なSOVOやSCVO語順も見られる。
関係節が前の語に修飾するか、後ろに修飾するかは、状況によって異なっている。
繋辞文に関しては、「である」を表す接尾辞-oを用いたSC語順と、 繋辞動詞debを用いたSVC語順のものがある。
固有名詞の分類