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Atari Jaguar

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/08/29 06:17 UTC 版)

Atari Jaguar
Atari Jaguar
開発元 アタリ
種別 据置型ゲーム機
世代 第5世代
発売日 1993年11月23日[1]
1994年12月8日[2]
1994年
売上台数 2千台[3]
12.5万台[4]
メディア ロムカセット
CD-ROM
CPU MC68000
ストレージ バッテリーバックアップ
前世代ハード Atari Lynx
次世代ハード Atari VCS

Atari Jaguar(アタリ ジャガー)は、アタリ1993年に発売した家庭用ゲーム機である。アメリカでは1993年11月23日に250ドル(約3万円)で発売された。日本では1994年12月8日に発売された。

全世界累計販売台数は12.5万台と少ない[4]

ハードウェア

64ビットシステムバスを採用し、CPU(MPU)にはMC68000が使われており、64ビットの能力を持ったグラフィックスカードを搭載した32ビットマシンである。

コントローラーは、方向キーとA・B・Cボタン(のちに6ボタンコントローラーも登場する)、Option、Pauseスイッチ(他機種でのSELECT、STARTに相当)、その下にテンキー様のボタンが12個付いている。テンキーにはゲームソフト付属のオーバーレイを被せ、補助的な操作を担う。コントローラの評価は高くなく、また本体との接続に利用されたD-sub端子が抜け落ちやすかった。そのため、IGNが2006年に掲載した「最悪なゲームコントローラー TOP10」のトップに選ばれ、寸評では「ネズミが家のどこかで屁をしたら抜け落ちる」と記された[5]

仕様

ジャガーは3つのチップに都合5つのプロセッサを装備したマシンである。これらは全て並列に動作できる。

  • CPU
    • "Tom"(主に画像処理), 26.59 MHz
    • "Jerry" 26.59MHz
      • 32ビット RISC Digital Signal Processor(#4) - 8KBキャッシュ。GPUと同じもので汎用に振る舞えるほか、オーディオ操作を対象とした命令セットも持つ。
      • CD音質サウンド(16ビットステレオ) - ソフトウェアによる内蔵音源。
      • Wavetableシンセ、AMシンセ
      • クロック、タイマー、UART制御
      • ジョイスティック制御
    • モトローラ 68000(#5)「マネージャーとして使用される」システムプロセッサ。
      • 汎用用途 13.295MHz
  • その他
    • メインメモリ: 2メガバイトDRAM 16ビットFastPageDRAM(80ns)512KB×4つ
    • カートリッジROM 最大6メガバイト
    • ComLynx I/Oをサポート

いずれのプロセッサもDRAMへのアクセス機能を持ち、DSP、GPUについては直接メモリ上のコードを実行できる。

他のゲーム機とは異なり、Jaguarの設計ではどれが正式なCPUという判断は付けにくい。68000は汎用用途となっているが、起動後はGPU・DSPともに汎用に使えるため、メインCPU基準で見るなら16ビット機、32ビット機、64ビット機、いずれの見方も可能である。

ただ、Object ProcessorとBlitterについては完全に64ビットで、その意味では「Jaguarは64ビット機」という表現は適切となる。汎用に使えるレジスタは、GPU・DSPの32ビット幅が最大なので「64ビットは単なるグラフィックス処理機能で実質32ビット機」という表現もまた正しい。基本的にはメモリアクセスの速度を稼ぐために、システムバス及び直結する演算用プロセッサを64ビットとし、制御系は32ビットでよいという設計方針である。

アタリはあくまでも「64Bits System」であるとし、「64Bits CPU」という表現は使っていない。

周辺機器

Atari Jaguar CD

Atari Jaguar CDのロゴ
Atari Jaguar CD

Jaguar VR

ヘッドトラッキングによる十分な没入感を実現しており、Atariの名作ゲームを3D化してリリースする予定だったJaguar VRがVirtuality社と提携してJaguar向けのヘッドセットとして開発されていたが、AtariがJaguarの販売に苦戦する内に経営状態が悪化して開発プロジェクトも中止された[6]

ソフトウェア

ソフトウェアは、ファミリーコンピュータメガドライブカートリッジとほぼ同じ大きさのカートリッジで供給された。のちに後付けのCD-ROMドライブも発売される(Atari Jaguar CD)。本体にVLM(Virtual Light Machine)というソフトが内蔵されている。TEMPEST2000の作者Jeff Minterによるもので、CD再生させながら連動してCDデータを映像変換して表示するという映像ドラッグソフトである。

発売後の動向

日本ではAtari Lynx同様、ムーミンが輸入代行を行ったが、ハード・ソフトともに取り扱っている店舗が秋葉原やトイザらスなど、一部地域や一部店舗に限られたため、日本でのセールスは非常に少なかった。輸入代行の総代理店であったメッセサンオーでは3,000台しか売れなかったという[7]。アメリカ本国でも1995年の時点での本体販売台数は15万台ほどだったという。

Jaguarの生産が終了した後、Imagin Systemsという歯科用光学機器メーカーがJaguarのケーシング用成形板を購入し、Jaguarの形をした歯科用カメラを製造・販売した。カートリッジ端子はメモリの拡張スロットとして使用されていた。

これ以降、アタリは本機をもってハードウェア事業から撤退していたが、2020年Atari VCSの発表をもって復帰した。

脚注

  1. ^ ATARI SHIPS JAGUAR FOR NEW YORK AND SAN FRANCISCO MARKETS; WORLD'S FIRST 64-BIT INTERACTIVE MULTIMEDIA HOME ENTERTAINMENT SYSTEM AVAILABLE
  2. ^ Atari Jaguar stalks Japan.
  3. ^ 「ファミ通エクスプレス」『週刊ファミ通1995年6月16日号』、株式会社アスキー、1995年6月16日、8頁。 
  4. ^ a b UNITED STATES SECURITIES AND EXCHANGE COMMISSION”. p. 8 (1996年4月4日). 2015年7月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2025年2月18日閲覧。
  5. ^ Harris, Craig (2006年2月22日). “Top 10 Tuesday: Worst Game Controllers” (英語). IGN. 2025年6月5日閲覧。
  6. ^ 仮想現実に挑み敗れた者たち”. レッドブル公式サイト. 2016年11月27日閲覧。
  7. ^ 『洋ゲー通信 Airport51』(須田剛一 マスク・ド・UH著 エンターブレイン発行)148p

関連項目

  • レイマン - ユービーアイソフトのゲーム、およびマスコット。元々はAtari Jaguar独占タイトルとしてリリースされた。
  • 東京エンカウント - AT-Xにて過去に放映されていたテレビ番組。メインMC2人がゲームをプレイする部屋に背景として実機または箱に入った状態で展示されていた。番組中で起動された事はない。

外部リンク


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Atari Jaguar

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Doomの公式版」の記事における「Atari Jaguar」の解説

Jaguar版はアタリによって1994年11月28日発売された。このバージョンには、 SNESおよび32X版よりも多く3DOおよびGBA版と同じ数のステージがある。PC版27ステージのうち22ステージ特徴とするが、それらの多く簡略化されており、2つステージ(「Tower of Babel」と「Hell Keep」)は、PC版同名ステージはまった異なる 。32XSNES3DO版とは異なり、本移植のゲームディスプレイは、下部不透明なステータスバーがあるがフルスクリーン表示されるゲームはかなり一定流動的なフレームレート実行されるステージはより複雑な照明効果使用するが、床の深さ天井の高さの変動少なくなっている。本移植にはサイバーデーモン、スパイダー・マスターマインド、スペクター欠けている。本移植2人プレイヤーデスマッチプレイするためのコンソール用ネットワークデバイス「JagLink 2」と互換性がある。Jaguar版は、ゲームプレイ中の音楽はないが、新しい楽器でタイトルテーマと幕間音楽再生するゲーム設定ステージ進行状況オートセーブされ、プレイヤー最後に到達したステージまで新しゲーム開始できる特定の武器装備するために武器何度も持ち替える要はなく、プレーヤーコントローラー数字パッド対応するボタンを押すことで武器選択できるNext Generation5つ星のうち4つ付け、「これまで見た中で間違いなく最高のジャガー作品」と呼んだ

※この「Atari Jaguar」の解説は、「Doomの公式版」の解説の一部です。
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