A6チップとは、Appleが「A5チップ」の後継モデルとして開発したモバイルCPUの呼び名である。2012年9月に発表された「iPhone 5」に初めて搭載された。
A6チップはApple独自の設計であるとされる。iPhone 5の発表時点では詳細が明らかになっていない。
Appleによれば、A6チップは従来モデルのA5チップに比べて処理速度が2倍、グラフィック処理の性能も2倍に向上しているという。また、小型化や低消費電力化も実現しており、iPhoneの端末の小型化・薄型化、およびバッテリー持続時間の向上に貢献している。
2013年9月、iPhone 5の後継モデルとして「iPhone 5s」と「iPhone 5c」が同時に発表された。iPhone 5sには64ビットアーキテクチャーの次世代モバイルCPU「A7チップ」が搭載され、iPhone 5cにはiPhone 5と同じくA6チップが搭載されている。
| CPU: | Apple A4 A5チップ A5X A6チップ アウト・オブ・オーダー実行 アドレス指定方式 インサーキットエミュレータ |
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/09/23 03:48 UTC 版)
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Apple A6 チップ
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| 生産時期 | 2012年9月から |
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| 設計者 | Apple |
| 生産者 | サムスン電子 |
| CPU周波数 | 1.3[1] から 1.4 GHz[2] |
| プロセスルール | 32nm |
| アーキテクチャ | ARMv7s |
| マイクロアーキテクチャ | カスタムAppleコア[3] |
| コア数 | 2 |
| コードネーム | S5L8950X |
| 前世代プロセッサ | Apple A5 |
| 次世代プロセッサ | Apple A7 |
| L2キャッシュ | 1024KB |
Apple A6は、Appleによって開発および設計が行われたSoCである。2012年9月12日に、iPhone 5にて初めて採用された。このApple A6/A6XはAppleが最後に作った32ビットSoCでもある。Apple A5との比較でApple A6は2倍、Apple A5Xとの比較でApple A6Xは2倍速くなったとAppleは主張している[4]。本項では、GPUの性能を向上させたApple A6Xもまとめて記載する。
買収したP.A.SemiやIntrisityの技術を生かし、Appleが設計したARMv7の2コアCPUを採用している[3][5]。
CPU のクロック周波数はiPhone 5が1.3GHz、iPhone 5cが1.25GHz、iPad (第4世代) が1.4GHz[2]。命令セットはApple A5に採用されているものに加えて、ARM Cortex-A5, A7, A15 で採用されているVFPv4を含むARMv7s。
チップの面積は45nmプロセスで製造されたApple A5との比較で22%小さい[6]。
Apple A6では、PowerVR SGX 543MP3 (3コア) 266MHz[7] (25.5 GFLOPS[8])。クロック周波数が上昇しているため、iPad (第3世代) で採用されたApple A5Xと同等の性能になっている。
Apple A6XではPowerVR SGX 554MP4 (4コア)。
LPDDR2-1066。バス幅は64ビット(デュアルチャネル)。メモリ帯域は8.528GB/s。iPhone 5, iPad (第4世代)では1GB搭載。