出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/08/11 07:23 UTC 版)
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2017年から使用されているロゴ
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RG40XX
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| 設立 | 2017年 |
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| 本社 | |
| 親会社 | 深圳市扬立铭电子科技有限公司 |
| ウェブサイト | anbernic |
Anbernic(英語:Anbernic)は、2017年にShenzhen YangLiMing Electronic Technology Co.(中国語:深圳市扬立铭电子科技有限公司[1])によって深圳市で設立されたゲーム機を開発・販売する中国の企業である[2]。
同社は、ファミコン、メガドライブ(GENESIS)、ゲームボーイ、スーパーファミコン、PlayStation、NINTENDO 64といった第1世代から第5世代のゲーム機や、PlayStation PortableやニンテンドーDSといった第7世代携帯型ゲーム機をエミュレータするゲーム機を販売している[3]。 最新製品では、それ以降の携帯ゲーム機や第6世代のゲーム機にも対応している。
Anbernicの商標は、2017年に中国のメーカーである深圳市扬力铭电子科技有限公司によって登録された。 同年に、携帯型ゲーム機「Retro Game(RG)」を発売した[4]。RG351P、RG353V、RG35XXといった人気なレトロゲーム機を発売し、Anbernicは注目を集めた[5]。
2018年12月、アメリカのラッパー、ソウルジャ・ボーイがエミュレーションゲーム機「SouljaGame Console」を発売したが、実際にはAnbernicが開発した既存製品のブランド名を変更したものであった。このプロジェクトは発売から1か月も経たないうちに中止された[6][7][8]。
同社は設立から7年間、毎年平均 4~5種類の製品を発売している[9][10]。
同社のデバイスは、Android または、Linuxをベースとしたオペレーティングシステムを搭載し、ソフトウェアによるエミュレーションを通じてレトロゲームをプレイすることができる[11][12]。人気の高さからオープンソースプロジェクトでは、これらのデバイス用のカスタムファームウェアを提供し、追加機能や拡張サポートを提供している。具体的には、ArkOS[13]、AmberElec[14]、ROCKNIX[15]、muOS[16]などが挙げられる。
システムは常に高い評価を受けており、最高のレトロゲーム機の1つとみなされている[17][18][19][20]。
2020年、エル・パイス紙のベギナ・デ・ミゲルはRG350を称賛し、「高性能と優れたゲームプレイを兼ね備えている」と述べ、100ユーロ以下の「最高の携帯型レトロゲーム機」と評価した[21]。
2023年、ポピュラーメカニクスのビリー・ギブンズとハリー・ラビノウィッツは、アンバーニックのユーザーフレンドリーなインターフェースを称賛し、RG351Pを「エミュレーションに最適な携帯型ゲーム機」に選出した[22]。 しかし、同社は中国に拠点を置いているため、消費者は「エミュレーションの違法性から保護されている」ものの、「古いゲームをエミュレータにロードして、このように販売することは、米国では法的に問題がある」と警告した[23]。
2024年、The Strategistのジョーダン・マクマホンは、Anbernic RG35XXを「レトロゲームに最適な携帯型ゲーム機」と評し、キース・スチュアートは、Anbernicのゲーム機を「自作エミュレータやダウンロード可能なROMファイルの怪しい合法性を気にしない限り、何千ものゲームをプレイできる非公式の携帯型ゲーム機」と呼んだ[24]。
| 製品名 | 発売日 | SoC | CPU | GPU | フォームファクタ | OS |
|---|---|---|---|---|---|---|
| RG351P | 2020年9月 | Rockchip RK3326 | 4 * 1.5 GHz Cortex A35 | ARM Mali-G31 (2 Execution Engines) | Horizontal w/ Dual Analog | Linux |
| RG351M | 2021年1月 | |||||
| RG351V | 2021年2月 | Vertical w/ Single Analog | ||||
| RG552 | 2021年12月 | Rockchip RK3399 | 2 * 2.0 GHz Cortex A72 4 * 1.5 GHz Cortex A53 |
ARM Mali-T860 MP4 | Horizontal w/ Dual Analog | Android 11 & Linux |
| RG353M[25] | 2022年6月 | Rockchip RK3566 | 4 * 1.8 GHz Cortex A55 | ARM Mali-G52 (2 Execution Engines) | Horizontal w/ Dual Analog | |
| WIN600 | 2022年7月 | AMD Athlon | AMD Athlon Silver 3050e Dali APU | AMD Radeon RX Vega 3 | Horizontal w/ Dual Analog | Windows 11 |
| "RGXX" Allwinner H700 ラインナップ | ||||||
| RG35XX Plus | 2023年11月 | Allwinner H700 | 4 * 1.5 GHz Cortex A53 | ARM Mali-G31 MP2 | Vertical w/ no Analog | Linux |
| RG35XX H | 2024年1月 | Horizontal w/ Dual Analog | ||||
| RG28XX | 2024年4月 | Horizontal w/ no Analog | ||||
| RG35XXSP | 2024年5月 | Clamshell (GBA SP) w/ no Analog | ||||
| RG40XX H | 2024年7月 | Horizontal w/ Dual Analog | ||||
| RG40XX V | 2024年8月 | Vertical w/ Single Analog | ||||
| RG CubeXX | 2024年10月 | Horizontal w/ Dual Analog | ||||
| RG34XX | 2024年12月 | Horizontal (GBA) w/ no Analog | ||||
| Unisoc T820 ラインナップ | ||||||
| RG Cube | 2024年6月 | UNISOC T820 | 1 * 2.7 GHz Cortex A76 3 * 2.3 GHz Cortex A76 4 * 2.1 GHz Cortex A55 |
ARM Mali-G57 MC4 | Horizontal w/ Dual Analog | Android 13 |
| RG 556 | 2024年 | Horizontal w/ Dual Analog | ||||
モデル名に「XX」が付加されている製品は、SoCにAllwinner H700を搭載している。RG35XX Plus以降、これらのゲーム機は比較的安価(35~70ユーロ)であり、他のエミュレーションゲーム機と比較して低消費電力である。エミュレーションできるのはPlayStationまであり、NINTENDO 64とDreamcastのゲームを快適にプレイできる[26]。
これらのゲーム機の相違点は、利用可能な操作方法とフォームファクタのみである。例として、35XXSPはアナログスティックがないが、35XXHはスティック付きの横置き型ゲーム機である。
通常、カスタムファームウェアは製品シリーズ全体で互換性があるが[27]、開発者による小規模なアップデートが必要となる場合がある。