AltiVecとは、1998年にMotorolaによって発表された、CPUのマルチメディア拡張機能のことである。
AltiVecは、128ビットのベクトル演算ユニットとして、PowerPC G4シリーズに搭載されている。AltiVecは扱うデータ量が膨大であっても一括処理が可能なため、とりわけ3Dレンダリングや動画再生などのように、大量のデータを扱う処理を得意とする。
AltiVecでは、複数のデータに対して1回の命令で同時に処理を行うSIMDと呼ばれる手法により、マルチメディア処理の高速化が実現されている。
| RISC: | Alpha 21164 Alpha 21264 Alpha AltiVec ARM版 ARMアーキテクチャ DragonBall |
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2026/02/23 14:18 UTC 版)
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AltiVec(アルティベック、アルチベック、アルタベク)は米国モトローラが開発したSIMD・ベクトル演算ユニット。
科学計算用のスーパーコンピュータのアーキテクチャを踏襲し、128ビットのレジスタを32本搭載し、162もの命令を追加している。
AltiVec は PowerPC G4 (PowerPC 74xx) シリーズに採用されている[1]。
Vector Multimedia Extension (VMX) はIBMがモトローラと共同開発したSIMD・ベクトル演算ユニット。AltiVec とはハードウェアの実装などが異なるが基本的な構成や命令セットは同一のものである。ただし、要素ロード命令や一部のシフト命令など、AltiVecとVMXで厳密には動作が異なる命令があり、完全な互換性はない[2]。
PowerPC G5 (PowerPC 970) で初めて採用され、POWER6以降のPOWERプロセッサシリーズで使用可能である。マイクロソフトのゲーム機 Xbox 360 のCPU Xenonでは、PowerPC 970 の VMX を拡張し、レジスタを128本とした VMX-128 が搭載されている[3]。VMXはプレイステーション3に搭載されたCellのPower Processor Element (PPE) にも採用された[4]。
Velocity Engine(ベロシティ・エンジン)は、AppleによるAltiVecならびにVMXの呼称。AltiVecとVMXは前述のように完全な互換性はないが、基本的な構成や命令セットが同一なためAppleは同一の呼称を使用している。
QuickTimeが対応しており、『GarageBand』や『iTunes』『Final Cut Pro』『iDVD』など多くのアプリケーションソフトウェアで活用されていた[5]。