(Acquisition から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/12/04 08:42 UTC 版)
| 防衛装備庁 ぼうえいそうびちょう Acquisition, Technology & Logistics Agency |
|
|---|---|
|
防衛装備庁が設置されている防衛省庁舎D棟(右)
|
|
| 役職 | |
| 長官 | 青柳肇 |
| 防衛技監 | 堀江和宏 |
| 組織 | |
| 上部組織 | 防衛省 |
| 内部部局 | 長官官房 装備政策部 プロジェクト管理部 技術戦略部 調達管理部 調達事業部 |
| 施設等機関 | 航空装備研究所 陸上装備研究所 艦艇装備研究所 新世代装備研究所 防衛イノベーション科学技術研究所 千歳試験場 下北試験場 岐阜試験場 |
| 審議会等 | 防衛調達審議会 |
| 概要 | |
| 法人番号 | 8000012120002 |
| 所在地 | 〒162-8870 東京都新宿区市谷本村町5-1 |
| 定員 | 2,063人(内訳自衛官以外1,656人[1]、407人(自衛官)[2] |
| 年間予算 | 3754億0526万3千円[3](2024年度) |
| 設置 | 2015年(平成27年)10月1日 |
| ウェブサイト | |
| 防衛装備庁 | |
防衛装備庁(ぼうえいそうびちょう、英: Acquisition, Technology & Logistics Agency、略称: ATLA)は、日本の行政機関のひとつである。装備品等の開発および生産のための基盤の強化を図り、研究開発・調達・補給・管理の適正かつ効率的な遂行並びに国際協力の推進を図ることを任務とする防衛省の外局である。日本語略称・通称は、装備庁(そうびちょう)。
防衛装備品の開発・取得・輸出を一元的に担う機関とされている。この意味では、太平洋戦争(大東亜戦争、第二次世界大戦)中に設けられた軍需省に通じるものがあるが、当時の軍需省は国家総動員の名の下に民間経済のすべてを戦争に振り向ける役割を担うため、商工省(現・経済産業省)を改組して設置されたものであり、防衛省の外局として設置する本組織とは根本的に異なる(なお、任務は全く異なるものの名称が類似していた防衛施設庁(2007年(平成19年)廃止)は、「防衛庁に設置される機関」として設置され、防衛庁が防衛省となった2007年(平成19年)1月以降は「防衛省の外局」であった)。
政府は、2015年(平成27年)年度予算の概算要求で防衛装備庁設置のための予算を要求しており[5][6]、同年6月10日の第189回国会で防衛装備庁設置を柱とする改正防衛省設置法が成立している[7]。
経理装備局の装備グループ、各幕僚監部の装備品調達部門、装備施設本部、技術研究本部を集約・統合する組織と位置づけられている。職員数は1,817人[注 1]で、内訳は事務官・技官等1,410人[1]、自衛官407人。また調達や装備品の輸出に関わる権限がこの機関に集中する為、先述したかつての防衛施設庁でも見られた汚職や腐敗を防ぐ処置として庁内部に20人規模の監察担当者が設置されているほか、外部からの監視体制も旧機関に比して強化された体制となっている[8]。
現在、国際的に見て調達コストが高いことから、防衛装備庁を設置することで、装備品の開発と管理の一元管理を行い、防衛装備移転三原則に基づく防衛装備の輸出による生産規模を確保することや国際共同開発を行うことでコスト削減を図ることを目的としている[9][7]。
|
この節の加筆が望まれています。
|
防衛省設置法第36条に規定された任務を達成するために、防衛省設置法第4条に列記された事務のうち、第5号から第7号まで、第9号から第11号まで、第13号から第15号までおよび第32号から第34号までに掲げる事務(第8条第6号に掲げるものを除く。)をつかさどる。具体的には、以下のことに関する事務がある。
「防衛省組織令」[25]および「防衛装備庁内部部局の内部組織に関する訓令(平成27年防衛装備庁訓令第1号)」において、防衛装備庁の編成は次のとおりとなっている。
防衛装備庁長官は防衛会議を構成する役職のひとつである。なお、次長の官職はない。
|
|
長官官房には官房長の官職がない。また、課を置かず、課長に準ずる官職が置かれている。装備開発官は船舶を除く装備品等の考案及び試作に関する事務をシステム装備、陸上装備、艦船搭載装備及び航空機装備の4分野に分け、1人につき1分野を分掌している。 |
|
|
| 官職名 | 氏名 | 補職発令日 | 前職 |
|---|---|---|---|
| 防衛装備庁長官 | 青柳肇 [29] | 2025年8月1日[29] | 整備計画局長[29] |
| 防衛技監 | 堀江和宏 | 2023年12月26日 | 防衛装備庁長官官房装備官 |
| 長官官房審議官 | 滝澤豪[30] | 2025年7月1日[30] | 特許庁総務部長[30] |
| 長官官房装備官(統合装備担当) | 海老根巧 | 2023年12月26日 | 防衛装備庁次世代装備研究所 先進機能研究統括官 |
| 長官官房装備官(陸上担当) | 大橋智 | 2024年8月2日 | 第2高射特科団長 兼 飯塚駐屯地司令 |
| 長官官房装備官(海上担当) | 伊藤秀人[31] | 2025年8月1日[31] | 舞鶴地方総監[31] |
| 長官官房装備官(航空担当) | 坂梨弘明 | 2024年8月2日 | 航空幕僚監部防衛部長 |
| 装備政策部長 | 小杉裕一[32] | 2025年8月1日[32] | 内閣官房内閣審議官[32] (国家安全保障局) |
| プロジェクト管理部長 | 家護谷昌徳[32] | 2025年8月1日[32] | 大臣官房サイバーセキュリティ・情報化審議官[32] |
| 技術戦略部長 | 嶺康晴[32] | 2025年8月1日[32] | 防衛装備庁プロジェクト管理部長[32] |
| 調達管理部長 | 藤重敦彦 | 2024年7月19日 | 防衛装備庁長官官房総務官 |
| 調達事業部長 | 鈴木信丈 | 2024年7月19日 | 防衛装備庁調達管理部調達企画課長 |
| 航空装備研究所長 | 横山映 | 2025年8月1日 | 航空装備研究所研究企画官 |
| 陸上装備研究所長 | 森下政浩 | 2023年7月14日 | 陸上装備研究所研究企画官 |
| 艦艇装備研究所長 | 加藤隆広 | 2024年7月19日 | 艦艇装備研究所研究企画官 |
| 新世代装備研究所長 | 木村和仙 | 2025年8月1日 | 技術戦略部革新技術戦略官 |
| 防衛イノベーション科学技術研究所長 | 片山泰介 | 2024年10月1日 | 防衛装備庁プロジェクト管理部長 |
| 代 | 氏名 | 在職期間 | 出身校 | 前職 | 後職 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 渡辺秀明 | 2015年10月1日 - 2017年7月28日 | 慶應義塾大学工学部 | 技術研究本部長 | 退職 |
| 2 | 鈴木良之 | 2017年7月28日 - 2018年8月3日 | 中央大学法学部 ・桐蔭横浜大学大学院 |
人事教育局長 | |
| 3 | 深山延暁 | 2018年8月3日 - 2019年7月30日 | 東京大学経済学部 | 地方協力局長 | |
| 4 | 武田博史 | 2019年7月30日 - 2021年7月1日 | 慶應義塾大学法学部 | 大臣官房長 | |
| 5 | 鈴木敦夫 | 2021年7月1日 - 2022年7月1日 | 早稲田大学政治経済学部 | 地方協力局長 | 防衛事務次官 |
| 6 | 土本英樹 | 2022年7月1日 - 2023年7月14日 | 京都大学経済学部 | 整備計画局長 | 退職 |
| 7 | 深澤雅貴 | 2023年7月14日 - 2024年7月19日 | 中央大学法学部 | 地方協力局長 | |
| 8 | 石川武 | 2024年7月19日 - 2025年8月1日 | 東京大学経済学部 | 防衛研究所長 | |
| 9 | 青柳肇 | 2025年8月1日 - | 早稲田大学法学部 | 整備計画局長 |