出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/08/31 06:52 UTC 版)
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| 種別 | パルスドップラー・レーダー |
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| 目的 | 火器管制(捕捉・追尾用) |
| 開発・運用史 | |
| 開発国 | |
| 送信機 | |
| 周波数 | Xバンド |
| 送信尖頭電力 | 12kW(ピーク) |
| アンテナ | |
| 形式 | アクティブ・フェーズドアレイ(AESA)型 |
| 素子 | 半導体素子×約2,000個 |
| 方位角 | ±120° |
| 仰俯角 | ±120° |
| 探知性能 | |
| 探知距離 | 250 km |
AN/APG-77は、アメリカ合衆国のノースロップ・グラマンおよびレイセオンが開発したレーダー。F-22戦闘機において、射撃指揮および多機能レーダーとして搭載されている。
開発・生産はアメリカ合衆国のノースロップ・グラマンおよびレイセオンによって行なわれた。アクティブ・フェイズドアレイ(能動電子走査アレイ:AESA)型アンテナを採用している。周波数拡散技術により、特定周波数での出力が低く抑えられ、LPI(低被探知)レーダーとなっており、逆探知を避ける低被捕捉性にも注意が払われている。また、捜索中追尾(TWS)能力を始めとする多目標対処能力を有しこれらの多様なモードとの組み合わせにより優秀な索敵能力・信頼性を発揮する[1]。
APG-77は、直径90cmのアンテナに約1,500-2,000個の小型送受信モジュールを備えており[2]、約250kmの探知距離を持つ。電子走査式であるために、ほぼ瞬時(10ナノ秒台)に照射方向を変える事ができる。捜索範囲は垂直および水平方向とも120°である[3]。1990年代に開発が行われた。
100基以上のAN/APG-77 レーダーが生産され、その技術は、F-35搭載用のAN/APG-81 レーダーにも使用されている。
改良型のAN/APG-77(v)1も開発されており、これは、高解像度合成開口レーダーや逆合成開口レーダーを用いた空対地走査能力が向上されている。これにより、地上目標マッピングのほか、地上移動目標識別・追尾(GMTI/GMTT)などが行えるようになった。