出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/12/11 20:25 UTC 版)
AES-NI (Advanced Encryption Standard New Instructions) はインテルおよびアドバンスト・マイクロ・デバイセズ (AMD) 製マイクロプロセッサのx86命令セットへの拡張機能で、2008年3月にインテルが発案した[1]。
AES-NIの目的は、AESによる暗号化および復号の高速化にある。同様の機能に、VIA Technologiesのプロセッサに実装されているPadLockがある。
| 命令 | 機能 |
|---|---|
| AESENC | 暗号化フローの1ラウンドを実行する |
| AESENCLAST | 暗号化フローの最終ラウンドを実行する |
| AESDEC | 復号フローの1ラウンドを実行する |
| AESDECLAST | 復号フローの最終ラウンドを実行する |
| AESKEYGENASSIST | 次のラウンドで使用するキーを生成する |
| AESIMC | 各ラウンドでのミックスカラム処理を行う |
| PCLMULQDQ | キャリーなし乗算 (CLMUL) |
AES-NI Performance Analyzedにおいて、Patrick SchmidとAchim Roosは「……インテルのAES-NI機能を利用して最適化した一部のアプリケーションから目覚しい結果が」と述べた[9]。
セキュリティライブラリのCrypto++を用いた性能分析では、AES-GCMにおいてPentium 4との比較でおよそ28.0サイクル毎バイトから3.5サイクル毎バイトへのスループットの向上を示した[10][11]。
以下のソフトウェアは、AES-NIをサポートする。